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印度の小噺。

計画的のつもりで、 無計画に飛び込んだインド生活の、 テンヤワンヤなコトの顛末を綴ります。

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遥かなる、南インドへのいざない5


【写真:バナナのパコラとヴァーダ?】


のんびりと朝を明かした翌日。

今更ながら今後の展開を計画し始める。
期間は一週間、長いようであっという間間違いなしの日程である。

当初予定していなかったけれど、
折角なのでしばらく南下するルートを辿るコトにした。

コチから南へ約200キロほどのリゾート海岸・コバラムビーチへ向かう。

昔も今も海無し県人の憧れがそうさせるのか?
タイへ行っても、日本へ行っても、海と海のモノに憧れるお年頃なのだ。

パタヤでインドに出くわした。の巻


そんな訳で宿から歩くコト15分あまり、
お馴染みのドローカルなオンぼろバススタンドへ到着。


軽く南な朝食をむさぼって、ちょっと豪華な?バスへ乗り込む。
そしてすぐに後悔するのである。
インドのちょっといいバスは、冷房が効きまくりの冷蔵庫なのだ。


とはいえ北に比べると快適この上ない舗装された道を突っ走るコト数時間。

トイレに行きたいと志願しても無視されるので、
うたた寝で身体機能を低下させながら一回の休憩を挟んだ夜7時頃、
バスの終着点であるトリヴァンドラムの駅前に到着した。


ついでに運転手のおっちゃんと助手のおねいさんに目的地と行き方を尋ね、
おまけに違うバススタンドで下ろしてもらう。


そこからオートで30分程で今回の目的地・コバラムビーチに辿り着いた。


それにしても、
こちらも相変わらず雨模様で肌寒い環境は続き、
ビショ濡れになりながら小道をすり抜けて宿にありつくコトになった。


妻はあまりの小道と雨にウンザリしながら、
悲鳴にも似た怒鳴り声を上げている。


そんな宿からビーチまでは2分ほどの距離でありながら、
そこに至る小道はもはや川の流れになっていたのである。 




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遥かなる、南インドへのいざない。4



とある休日を迎え、
そういえばここ二ヶ月近く、
休みとなれば高飛びばかり繰り返していたコトに気が付いた。

プシュカルに始まり、
ウダイプル、チャンディガール。 
妻と一緒にムンバイやバンガロールを経由してコチやコバラムビーチ。

結局久しぶりな一人のしがない休日は、
家から一歩も出ないで映画と土産の缶詰をムサボる寝休日となったのである。

ずいぶん外も寒くなり、スモッグが漂う冬がやって来る。

部屋にいてもなんだか外の空気が匂ってくるんだけど、 
折角なのでもう少し先週の出来事を綴ってみようと想う。



コチについてみるとソコは、
なんだか予想外の気温と天気模様であった。

何にも調べない相変わらずの風天夫婦は、
長袖はおろか、防寒具だなんて持ってきちゃいないし、
半袖(タンクトップ)半ズボンな山下清ばりの出で立ちであった。

早速の肌寒さと小雨模様に迎えられ、
その夜は最小限の移動でコチ市内の内陸部・エルナクラムで宿をとった。

ようやく雨も止み始めた頃合いを見計らい、
周囲を徘徊してみることにした。

目的はもちろん、南インドらしいお食事にありつくコトである。

とはいえ多少予想していたコトでもあるのだが、
こちらが期待するようなお魚盛り沢山なディナーやら、
バナナの葉っぱに乗っかったようなサウザンミールが見当たらないのだ。

ようやく見つけたホテルディナーも、
金曜限定お魚ビュッフェらしく、当日は土曜日だったのだ。

早速途方に暮れかけて、
道行くオートのおっちゃんに話しかけてみる。


「お魚、食べられるとこ、連れてって。」


おっちゃんはポカンとしながらも、
解ったのか、判ってないのか?ともあれキョロキョロしながら先へ進んでいった。

コチ内陸のメインストリートはMGロード。
なんだかどの町も同じ名前なのは、
日本でいうところの何とか銀座とか中央通りとかそんな感じだろうか。
他の都市同様、コチも高架メトロ絶賛建設中で、
夜も慌ただしく作業が続いている。




それにしても見るからにおっちゃんも迷っているご様子で、

「旦那、ありゃぁしねぇよ。」

と目で訴えてきていたし、こちらも諦めがついたので、
目の前に飛び込んできたショッピングモールに駆け込むことにした。

結局ありきたりのフードコートで、
待望の南インド料理と北ではご法度の牛肉ミールを頬張って、
歩いて宿まで戻り、その日は早めに幕を下ろしたのである。




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遥かなる、南インドへのいざない3



朝イチのフライトを逃し、
空港のビュッフェで朝食を済ませた我々を待っていたのは、

更にのんびり搭乗が始まるムンバイ行きのフライトであった。

結局1時間ほど遅れただろうか?
コチラの遅れには敏感なようだが、
ご自身の遅延にはビックリするほど鈍感である。


この遅延が意味するモノ。


それはもちろん乗り換え便の行き違いである。

どうやらクソ暑いムンバイに到着すると、
当該窓口は早速同様の乗り継ぎ難民でごった返していた。

一組ごとにどこかに消えていく彼らとは裏腹に、
どんな状態なのか全く知らされずに最後の最後まで待たされた我々は、
どうやらおねいさんの先導に従って国内線窓口に連れて行かれることとなった。


だんだん面倒臭くなってくる状況で、

「何なら宿泊でもイイから、早く結論出してくれない?」

とも提案してみるも、

「ここに座って待ってて。」

と通されたのは同業他社の某スパイスジェットさん窓口前であった。


とはいえおねいさんはソソクサとどこかへ行ってしまった。
ポカンとしながら状況を眺めること30分。


何の進展も無いし、そもそも何が進んでいて、何を待っているのか?
何が何だかさっぱりなワケで、まるで姥捨山状態?な居心地である。


「まさか、置き去りにされたワケではあるまいな!?」



段々と苛立ちとさい疑心が立ち込める状況の中、
暇つぶしがてら最初の窓口に確認しに行ってみることにした。



もし、あのおねいさんが平気な顔で座っていたらトッちめてやる!!
と心の中で妄想が華やいでいたのは間違いない。


しかし幸い先方窓口に彼女はおらず違うおねいさんに、

「何でアンタ戻ってきたの?あの子が対応してるでしょ!!」

てな具合で無残に追い返されてしまった。


それにしても、
そのあのおねいさんは一体どこに行ってしまったのだろうか?


しばらく捜索してみると、居た、居たんだよ。
まさかの空港入り口にあるチケット販売所で健気に並んでいたんだ。
一般客に紛れて同業他社の売り場に並んでチケットを買っていたんだよ。


結局1時間以上待った挙句、
おねいさんが窓口で購入したチケットでスパイスジェットにお乗り換え。

ちなみにチケット代は14000ルピーほどだった。

つまり暇ついでに計算してみると、
片道36000ルピーの22000ルピーが遅延し放題なジェットエアウェイズ、
ムンバイからはスパイスジェットに転売して山分けってな落としどころなようだ。

それにしてもスパイスジェット、
格安なだけに機内食だって付いちゃいないのね。

そもそもジェットエアウェイズには無効化したチケット含め払いまくってんだから、
それくらいの追加サービスあってもいいよねー。


そんなワケで、
初日から何だか散々な展開だったんだけど、
一応無事に?夜7時過ぎコーチン空港にたどり着いたのである。






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遥かなる、南インドへのイザナイ2




どうしてこうなってしまうのだろう?

日頃の行いがよっぽど悪いのか?
段取らない悪癖がそうさせるのか?
アクシデントを旅の醍醐味だと勘違いしている節があるからなのか?


厄介なトラブルが早速やって来て、
我らがハニートラベルの出鼻を華麗にカッサラッて行ってくれた。


まず、
前日からタクシーを確保出来ない案件が発生する。

こんなコトは初めてなんだけど、
恐らくディワリの繁忙期のせいなのかも知れない。

仕方なしに会社のドライバーづてでタクシーを確保してもらい、
朝8時のフライトで早朝6時半に来てもらう運びとなった。


すると今度は、
出発早々から大渋滞で暗雲が立ち込めはじめた。

普段なら20分で辿り着くはずの道のりが、
全く遅々として進まない現状で、
ずいぶん遠回りなルート変更を提案し再起を図るものの、
結局一時間が経過したフライト30分前に空港到着。


大急ぎで窓口に問い合わせるものの、
他の窓口をたらい回しにされた挙句、

「もう無理、諦めてください。」

「キャンセルも返金も出来ません。」

「次のフライトは片道36000ルピーですけど、いる?」

「だって需要が多いんだもんね。」

てな対応で、
その他大勢同じ境遇で大ブーイングな窓口業務は修羅場と化したのである。

隣のおっちゃんは、
泣き叫びながら自分の荷物に八つ当たりして訴えているし、

頭を抱えて途方にくれる人たちを淡々と切り捨てる職員のおねいさんも大したものであった。


そんなこんなで、
こちとらも引くに引けないヤケのヤンパチ状態で、
当初買っていた往復32000ルピーに加え、
片道36000ルピーの追加料金をベットして、
バンガロール経由からムンバイ経由に経路変更。


こんなことなら海外行けたじゃんね!!?

とかなんとか湧き出る感情を押し殺しながら、
次のフライトに照準を合わせてみたんだけど、
不幸の連鎖はそれだけに止まらなかったんだ。



何が何だか知らないが次のフライトが、
予定より随分遅く出発したのであるよ。


続く。








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遥かなる南インドへのイザナイ。




気がつけば、
またもや一ヶ月くらいの未更新が続いていたようでした。

前回のおやすみ以来、
お仕事がやや忙しかったこともあるのだけれど、
その後今月頭からはマイワイフが久しぶりにインドに来ていたのです。

そして今日、
その妻が日本へ旅立ってしまったので、
久しぶりに日記をつけて事の顛末を書き記して置きましょう。

本当にあっという間に時は経ってしまうものですね。

実にプレシャスで、
ありえない展開ばかりの、
プライスレスな二週間だった訳です。

という訳で、
二人旅な南インドのケララ編は始まったのでした。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


そういえば当初の予定は「ブッダガヤー」だったんだ。

ギリギリまで予定が煮詰まらない悪癖を煮詰まらせていると、
どうやら電車でも、バスでも空席だなんて無くなっていたようだった。

狙っていた訳でも全くなかったんだけど、
そう、このタイミングは偶然にも、
インドの一大イベント・ディワリの真っ只中のスケジュールであった。

とはいえ、
ウェイティングリストな不確定要素のまま予定を進めることにも躊躇があり、
いっそのコト全く違う予定を組んでみることにした。


新規目的地は南インドのケララ州。

かねてから行きたしとは思えども、
意を決しないとなかなか行く機会の無い遠方の地である。


予定日の三日前、
折角なので意を決して悪名高いディワリの煙幕から逃げるように、
ケララ州、コチへのフライトチケットを取ったのである。













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チャンディガールのナイトライフとコトの顛末。



先述の不思議スポットを後にしようと、
乗り込んだ先は観光地っぽいオープンエアーな乗合リキシャ。

とはいえ同じタイミングで向かう人もおらず、
チャリンコリキシャに乗り換えて湖へ移動した。

湖はボートとかミニ遊園地が併設された地方の観光スポットってな印象である。

数分の滞在でせっかちな当方は、
そのまま歩いて南下して行った。

とはいえ、
その後の予定は未定過ぎるほど未定であった。

決まっていたコトと言えば、
翌朝5時とかに帰りの便があるコト位である。

先ずは宿でも取らなくてはならない。

そんな訳で歩いてもと来たセクター17なる繁華街へ戻ってみた。

ここで準備不足で体たらくな実態が明らかになってしまった。

どうやら宿をとるには、
パンカード(インドの所得証明)では不可能ってコトらしいって事実である。

パスポートを要求され、泣く泣く宿は諦める話になった。

それならチャンディガール名物らしいナイトクラビングで夜を明かそうにも、
探しまくった挙句平日にはやって居ない。

万策尽きかけて、一縷の望みをかけて尋ねた先はバスターミナル。


旅人が旅立ちの糸間を縫うチョットした部屋があるコトを思い出した。


それもあえなく満室で、
本当に万策尽きたノーウェイな夜も10時過ぎ。

そう言えば!てな具合にブレイクスルーを思いついた。


「何だ!バスに乗って帰ればいいじゃん!!」

既に朝の便を予約してあったのではあるが、
それを無視すれば無限の可能性が広がっていた。


速攻バスターミナルで確認を取ると、
グルガオン行きの最終バスがあるらしい。

そのまま飛び乗ってみたものの、
ボルボなラグジュアリーバスもあったようだ。

「そっちがいいなー!」

と思うのもつかの間、ボルボバスは出発し、
片道250ルピー位の、
どローカルな満員ボロバスに揺さぶられて家路に着いたのである。


寝ることも横たわることも出来ない普通のバスで、
次第に集まり詰め込まれる座席の中で、
隣のにーちゃんとか足を伸ばしたり、こちらの肩が枕になってる。

寝るにも寝れないファンタスティックな状況の中、
朝六時過ぎに我らがグルがオンに着いた暁には
狙っていたイフコチョークを通り過ぎ、
運転手に直談判で見知らぬ路上にほっぽり出されたんだよ。

何とかオートに拾われて家へ戻り、
いつも通り出勤するハレとケの狭間を味わったって訳なのさ。

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チャンディガールのイカれたパワースポット巡りの巻。

ずいぶんご無沙汰ながら、
折角なのでチャンディガールの不思議スポットをご紹介したいと思います。



ファンタジー溢れるロックガーデンの巻。



数十ルピーの入場料を払い、
いざなわれるこの不思議スポットは、
ノッケから無駄そうな労力をひたすらかけまくった印象な、
皿の破片やコンセントらしき色んなものが埋め込まれた壁、
シュール過ぎるオブジェが所狭しにこれでもか!てな勢いで迎えてくれます。





正直しょぼいなーと思いながら、
意外と多いインド人観光客に紛れて順路に沿いながら移動していると、

今度は大きな滝スポットが広がります。






滝スポット以外はひたすらシュールな人形のオンパレード。







 






そうかと思ったら、
突然にプチ水族館登場で、
金魚の展示が始まります。




はてさて、お次は突然に。
不思議な湾曲ミラーコーナーが続きます。





(筆者初登場)



そこを抜けるとだだっ広い広場になり、
不思議オブジェにぶら下がったブランコで、
みんなでブランコドンブラッコッコゴッコでありました。



それにしても、
だんだん出口がわからなくなって来て、
足早にこの場を抜けようとしても、
ひたすらシュール君達が追いかけてくるような錯覚に陥ります。














どうやらこの不思議施設、ネックさんの仕業だったようですね。

そんな訳で、
最終的には逃げるようにその場を後にして、次なる目的地お隣の湖に向かったのです。

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チャンディガールって何があるの?



そういえば、
なぜチャンディガール行く訳?
ってインド人同僚たちにも言われてたんだけど、
それをハッキリさせておこうと思う。

とはいえ、
それほど理由だなんてある訳では無いんけど。

一つに、
タイランドのパタヤで知り合ったインド人が、
やけにオススメしてきたのを思い出したコト。

パタヤでインドに出くわした。

二つ目は、
近場で狙いどころがそれほど無いコトもあっただろう。

パンジャブ辺りは行ける機会を狙っていたし、
とはいえアムリトサルは妻と行く機会があるかもしれない。

そんな訳で、
しがないワンデーチュッティには、
行く機会も無いだろうこの場所を選んだ訳なんだ。

という訳で、
腹も膨れて次に向かったのは、
ロックガーデンなる庭園であった。

チャンディガールを事前に調べて出てきたのは、
この庭園と隣にあるはずの湖、そしてナイトライフ事情であったのだ。


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ぶらり、チャンディガールの旅。

 


チャンディガールまでの道のりは、
グルガオンから五時間ちょっとといった距離である。

普段のとんでもないアップダウンバスの旅とはまた違い、
フィアット製普通車サイズで突っ走る道のりはバスよりも快適である。


簡単な挨拶と要件を済ませた後は、
特段会話もなくうたた寝気分でグイグイ先へ進んでいく。



それにしてもデリー北部の急速な開発とカオスっぷりはグルガオンとは一味違う。
なんというか、もっとカオスとしか言いようがない風景だった。



うたた寝気味で一気に到着するコトお昼前、無事にチャンディガールまで到着。
結構サバサバ約束の600ルピーを渡し、そこからはオートで市街地に向かう。



それにしても事前に調べていたのはざっくばらんな街の地図と、
市街地の大まかな場所、わずかな観光地の方角くらいであった。


ちなみにこの街は、とあるサイト曰くインドの先進的な町並みだそうで、
区画が綺麗に整備され、治安も良好で夜も遅くまで賑やかなんだそうだ。

まずたどり着くセクター17は、
どうやらこの街の中心地である。

色々なブランドショップやレストランなどが軒を連ねるショッピング街であった。


中々だだっ広いその一帯を歩き回り、道行くオートに声を掛けた。


まぁ言える目的地なんて街の北部にある湖くらいなんだけど、
折角なのでまずはパンジャビご飯が食べれるところをお勧めして貰うことにした。



今回の旅路では手持ちの情報も僅かだったので、
目的地よりも運転手にお勧めに連れて行って貰おう!
的なノリの展開になって行ったのである。



ついた先は地元で人気のパンジャビレストラン。



有名人らしい人の訪問サインとかあったりして、
こういうのってインドもあるんだね。



運転手のお勧めはバターチキンだったんだけど、
気まぐれに頼んだのはマトンカレーとマッキッキロティなる不思議な名前。






登場したのは本当に真っ黄黄だったもんで二重の驚きであった。
味としては、バターチキンを素直に頼んでおけばよかったかも。


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カーシェアリングでチャンディガールへ行くの巻2。





朝5時過ぎ、眼を醒まし先方の連絡先を確認する。
全く残念なタイミングで何故だかこちらの携帯は不通である。
出ることは出来るが、掛けるコトが出来ない。

仕方なくWiFi経由でワッツアップに登録し、
こちらの住所詳細と、行く気満々なスタンスを送信する。


予定の午前6時過ぎ、
先方から到着したとの報告を受け家を出た。


家を出ると男性がコチラに近寄って来たので、
自己紹介やら感謝の言葉を告げる雑談が始まった。

それにしても、
なんだか様子が変なのである。

「僕は学生でお金がなくて、バイトしてるんだ。」


と彼は言う、


「はぁそうですか。」


てな応答をしながら話をしてみても、一向に話が進まない。
なんだかお互いの出方を伺い合う微妙な空気が漂い始めた。


そんな中、
突然懐の携帯電話が鳴り響き、
慌てて電話に出てみると、

「家の近くまで来てるんだけど、ハウスナンバーは?」


とのコトであった。
って、オイオイ!!ってコトは何ですか!?
目の前のお前さんは一体誰なんだよ!ってな話である。



「なに?どうしたの?タクシーでも来るの?」



みたいな全く意味不明な挨拶を続けようとする謎の彼を背に、
本物の本日のドライバー君がようやく到着し、
チャンディガールへの道のりがようやく始まったのである。



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カーシェアリングで行く、チャンディガールの旅。

毎度段取りのないウィークリートリップを続けているんだけど、
今回は段取ったはずが一切段取りきれなかった旅となったんだ。


今回の目的地はチャンディガール。
パンジャブとハリヤーナの中間地点である。


まず、いつも通りチケットをウェブでとる。


今回の旅路はなぜかバスがないのか、
トヨタ製イノーバでの旅路だそうだ。



そして午前と午後の便を間違えて、
すぐにキャンセルする羽目になった。



そのまま午前便を取ろうとすると、
なんだかページが進まない展開で、
敢え無くページをクローズしてやり直してみる。


すると、今度はその便は無かったことになってしまった。


恐らく手続きの関係でそのような表示になったんだろうと、
オペレーターに電話をしてみると案の定悪い予感が当たった。


つまり、調べる間もなくその便はもう無い。としか言わない。


帰りの便は問題なく取れているのである。


兎にも角にも、
まず行きの便が無ければ、帰りの便なんて絵に描いた餅なんだ。

なんだかもうそれほど時間も無いながら色々調べてみていると、
なんだか乗り合い募集サイトに行き着いた。



試しに調べてみると、
朝方チャンディガールに帰省する予定の27歳男性を見つけた。


もはや藁をも掴む居心地で早速乗り合いに応募してみた。



数十分後、先方から連絡があり二つ返事で交渉成立。
翌朝の出発にドタバタ備える運びになったのである。



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ウダイプールの休日 

だらだら続くウダイプル観光なんだけど、
今度はビールが飲みたい!とかラジャスターニご飯が食べたい!!ってなリクエストで、
街中をオートでふらふら散策することになった。


とはいえ、
インドでは基本的に酒とご飯は別口な訳なんだ。


もちろんホテルとか色々あるけれど、
今回は酒屋でビールを買って、その場で飲み、
その後おすすめラジャスタンご飯にありつくことになった。


どうやら他聞にもれず、
こちとらでは酒を外で飲み歩くのはご法度なんだ。


ビールをこっそり煽りながら、
オートのおっさんとそんな事情やら、
目の前のバスの行き先、ご近所事情を伺い、
飲み干すと同時におすすめのレストランへ。

ラジャスタンの特徴は、
椀子そばみたいに次から次へとお代わりがやってきて、
断るまでそれが延々と続くことにある。




そんなわけで、
瞬く間に欲張りなこちらの腹も膨れ、
次なる観光地を目指すことになった。


それにしても、
烏の行水なごとくの我がスピードは、
彼のおすすめの範疇を軽く超え始めていた。

なんだか、観光地な庭園や、公園。
不思議なパペット博物館でみる人形劇。




もはや半分以上寝ぼけ眼なんだけど、
時間はまだまだ4時過ぎだったんだ。


オートのおっちゃんもネタが尽きたようで、
そろそろ終わりにしようムードが一気に漂う。


そんなわけで、
元来た場所に帰ることにし、
悪いが言い値1300ルピーを値切り、
1000ルピーで強引に幕引きを図り、
振り返らずにさよならを告げて街を歩き始めた。



どっかお茶でも飲んでゆっくり過ごそうにも、
だらだら無駄に歩いてばかりいた30数分後、
うしろから声をかけられた。



聞き覚えがあるような!?と振り返ってみると、
そこにはさっきのおーとのおっさんが。


曰く、
もうちょっとおすすめ案内するから300ルピー払ってくれよ!
との提案であった。



持て余し気味のこちらはその誘いに乗り、
再びおっさんオートに連れられて謎の遺跡にたどり着いた。



特段よくわからない草だらけな謎の新築遺跡を徘徊し、
まだまだ時間はあるけれど、もうバス乗り場に行くことにした。



バス乗り場周辺で、
お茶でも飲みながらだなんて妄想してたんだけど、
結局周囲に何もなく、ぐったりしながらバスを待ち、
毎度大げさに揺られながら家路に着いたのであった。



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子連れオートで周る、ウダイプル道中の巻。



念願だったって程じゃないけれど、
旅の念頭に置いていたレンタルバイクプランがくじかれて、
改めて行きずりのリキシャ親父と甥っ子にガイドを頼むコトになった。


なんとなく予感があった。
子供にいざなわれてオートに乗った時にふと想っては居たんだ。



「そのままこのオートで観光も悪くないかも!?」


そんな予感は的中してしまった。


そんな訳で前回とは一転、
ロンリーウォークアラウンドが三バカ珍道中みたいなノリに一変した訳だ。


湖畔で早速作戦会議を開く。



要点は、予算、リミット、あとは即興のドタバタコメディである。


午後6時半にはバス停留所にいる必要性の確認と、
大体の旅の行程、値段は1300ルピー/一日の言い値で決着した。



早速湖畔をオートでかっ飛ばし、
湖畔のマハラジャの立像があるモティマグリに通された。

子供ガイド曰く、
マハラナ・プラトップさんとお父さんの立像がある場所で、
入場料は大人50ルピーの子供30ルピー、オート立ち入り80ルピー位だった。


子供ガイドと柄にもなく走り回って博物館も見学し、
すでに疲れ気味ながら次のスポット、モンスーンパレスに向かう。


ソコは動物園と併設?入口が同じ場所で、
そこから乗り合いで山を駆け上る観光地であった。
子供ガイドはツレなくなんだかここで離脱。
結局おっさんガイドを待たせ、山を駆け上がっていく。



道中寝てしまったが、
ついた先は小高い山の見晴台みたいなノリの施設であった。
周辺の動物事情がパネルで紹介されていた。

グイグイ矢継ぎ早の前のめりで進む猛スピードな次の訪問先は、
なんだかラジャスタンのふるさと観光施設みたいな微妙なところだった。

ラクダとか、ダンスとか、土産物屋とか、現地の暮らしぶり再現広場みたいな感じである。
特段用もない上に、受付のおっさんもいない都合上、
入場料も払わず一回りして退散する羽目になった。


そしてまだまだウダイプルオート観光は続いたのであるよ。



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ウダイプルのレンタバイク事情。



今回、現地入りする前に事前に調べていたコトがある。

ソレは、前回で味をしめたレンタバイクの在り処(ありか)である。
地図によるとバス終着駅の近くには、レンタルハーレー屋が、
駅のある方に普通のが一件、ちょっと行ったところに一件。

ハーレーは一日200ドル近くだし、そもそも大型なんて乗ったコトが無い。
バスを早めに飛び降りて、オートのおっさんにレンタバイク屋をリクエストするコトにした。

連れて行かれた先は曰く、
観光客が一番たくさん居るスポットらしかった。
歩き回ってみると湖の目の前の繁華街であった。



朝9時から開店というコトで、
午前中は歩いて周囲を徘徊して土地勘を養うコトにした。

ミュージアムやカフェ巡り、得意のひたすらな徘徊活動である。
この街は結構段差や坂が多い街並みで、息を切らしながら右往左往する。



10時を回り、
連れて行かれた先に戻ってみると、
ソコにレンタバイク屋だなんてモノは存在しちゃいなかった。

近所のおっさんに確認すると、
それならもっと坂を下ったところにアルらしかった。

ようやく見つけたと思った矢先、
西洋人カップルが声をかけてくる。

「君もバイクかい?残念、もう借りられないよ。」

仕方ない、お互いの旅の健闘を祈りつつ次を目指す。
そのまま声を掛けられるままにオートの誘導に頼るコトにした。

どうやら学校が休みだという10歳のガキンチョと、
そのおじさんが運転するオートで離れのレンタバイク屋を目指す。

とはいえ着いた先のバイク屋では、
当たり前と言えば当たり前に運転免許の提示を求められた。
前回のプシュカルでは求められなかった手前、何だか油断していたんだ。

そんな訳で日本の運転免許を困惑気味に断られ、あえなくレンタルを断念。

折角なのでそのまま、
オートのおっさんと、ガキんチョの我ら三人周遊旅行に切り替えるコトにしたって訳なんだ。





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レッドバスの使い心地と、ウダイプルへの旅路。




先週気まぐれに吹き始めた旅の風に連れられて、
今週はふらりふらりとウダイプルにやって来た。


ウダイプルはラジャスタン州の端っこに近い、
我らがグルガオンから600キロオーバーの、
寝台バス片道アラウンド13時間のエクストリームトリップである。

正直、これ以上の距離になると0泊数日は難しい。
ちなみにこの距離は日本のマイ群馬から岡山以上の距離感に等しいらしい。

地図で見るインドのちょっとだけな移動のはずなんだけど、
どうやらやっぱり相当な移動距離なんだよね。

そんな訳で今回は、
ラジャスタンのニムラナで仕事だったこともあり、
そのままラジャスタンの奥の方まで突っ込んでみることにしたんだよ。


それにしてもレッドバスでチケットを取ろうとしてみると、
ピックアップポイントではないマニアな場所を希望な僕は、
まず先方に確認しなければならない。

電話で確認してみるとレッドバスのオペレーターは、
そもそもチケット自体が売り切れで、
諦めてください!としきりにおっしゃるんだ。


「いや、待て!今おたくのサイト見てるんだけど、
売り切れにはなっていないし、いっぱい席もバスもあるじゃん!
こちらとしてはピックアップの場所の相談したいだけなんだけど!」


てな具合に一切噛み合わない。
そう指摘すると、


「チケットはありません!リフレッシュ(再試行)して確認してください!」


しか言わないし、ムカついたこちらは片言で、


「お前の頭が一番リフレッシュ必要だよね!?頭悪すぎだろ!」


って言ったら電話切られる始末だったんだ。


そういえばレッドバスのカスタマーケアは、
毎度最悪だったことを思い出した。


前回も同様のトラブルで連絡すらなかったし、
毎度結局違うバスサイトを使っていたんだった。


結局、なんどもインド人通訳入れて電話をかけまくった挙句、
どうやらニムラナ近くで食事休憩があるらしい情報が入った。


とは言え9時半にはやってくるはずのバスは、
結局、やっぱり10時半過ぎの到着となった。

ようやくバスにありついてその後10時間ほど、
相変わらずのテーマパークのアトラクションみたいな揺さぶられ方で、
ウダイプルへの長旅が始まったんだよ。

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聖地プシュカルをゆく。〜エピローグ〜



長々と書き連ねるプシュカル道中の一部始終ではございますが、今回が最終回。

みなみなさま、ご静聴ありがとうございます。


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


ひたすらにプシュカル周辺を走りまくった挙句、
ふとふらりとあるカフェの前のガートで昼寝を始めた。


なかなか腰を下ろすこともしない意外とセッカチな性分ながら、
少しくらい休んで見る気になったのかも知れない。

とはいえ20分もしないうちであろうか、
人がわんさか集まってきて、太鼓やらの賑やかなプージャが始まった。


そう、ココは夕日を見るには絶好のスポット。
目の前のカフェの名前は確か「サンセット」であったのだ。

太陽が次第に落ち始め、
人もぞろぞろ集まってくる。
犬も釣られて集まってくるし、
ついでに牛とかも歌い始める。

その横では、
物売りが一切の空気を読まずに訪問販売を始めたりする。


更にはガートの最前線で陣取っていたヨーロピアン女子たちを、
関係者かなんかが日の入りギリギリに大声で止めに入るもんだから、
音楽が止まり、一斉にけたたましく雑談が始まったりで、
感動的なシーンのはずが、インドならではのざっくばらんなオチがついた。


まぁそんなもんだろう。

とその場を後にして、バイクで最後の町内一周。

定刻にはバススタンドにたどり着き、
予想通り定刻には出発しないどころか、
準備すらしていないバスを眺めながら過ごした。

結局一時間後にバスは出発。
ダラダラと客を拾い集めながらの不思議な出発である。


「一体、何で、ぼくは、あの時間を指定されたんだろう!?」


定刻を過ぎて拾われていく彼ら彼女らは、
どんなチケットを持っているんだろう?

とインドでは野暮かも知れない疑問に自問自答していると、
一緒のタイミングで乗ったきっとロシアンなイケメンが、
次の乗車ポイントで首を傾げながら違うバスに誘導されていた。

「まぁ、みんなそうだよねぇ。」

と何だか一人合点して、再び長距離バスに激しく揺られ家路に着いたのである。




★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

追伸

チケットの購入時&乗車前に、
何度もなんども自身の降車ポイントを説明した甲斐あって、
運転手&助手共々覚えてくれていたおかげさま。

深夜3時過ぎのニムラナにちゃんと降ろしてくれたのは、
本当にありがたいと思ったのでした。


荷物をまとめて運転席の方に行くと、
起こしてくれたはずの助手君が爆睡通せんぼしていたのは本当に謎。






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聖地プシュカルを歩く。〜アジメール徘徊編〜



道路標識と自称自慢の土地勘を頼りに、
とはいえワンウェイを遡るだけの簡単な山道を抜けるとソコは、
小高い高台から大きな湖と街並みを臨む光景がひらけていた。

多分、コレがアジメールの街並みに違いない!
ともあれ坂を下り、湖の外周をまわってみる。

閑静なプシュカルの街並みとは一変し、
次第にやかましくけたたましいクラクションと、
渋滞がはじまる見慣れたインドの繁華街に突入した居心地で、
下校中の女子中学生(JC)に笑われ手を振られるコレまた奇妙な風体の当方は、
既にプシュカルに帰りたい気持ちになっていた。

ともあれ、折角だからと欲張りに駅と街並みを確認。
そのまま湖を一周し湖畔の公園で一休みするコトにした。



そこでも何というか、
物乞いに追われ、写真を請われ、物売りに囲まれて、子供たちに追いかけ回され、
一休みどころか、座るコトなく追われるように一周して出てくる行水スタイルになった。

結局買い出し含め、湖を二周ほど回り、
アジメールの何たるかを理解せぬままプシュカルに帰ってきたのである。



それでもまだまだ時間は4時前。

そろそろのんびり過ごすのも悪くないはずなんだけど、
欲張りで強欲なコチトラはバイクを乗り回し、
プシュカルのアチコチを徘徊し続けたのだった。



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聖地プシュカルを歩く。〜浴衣で散策編〜



実は今回の旅路、
折角なので先日オーダーしたジーンズ浴衣を装備しての道中である。
そんな訳でサドゥとは一味違った好奇の目線を浴びるコトとなった。


聖地らしき湖とガートを囲むように商店街?が立ち並び、
観光客や巡礼者、サドゥな方々で朝から賑わう街並みを一通り観察していると、
「カンフーマスター!」だの色んな声を掛けられる。


正直手持ちの着替えも限られている都合上、
少々暑くても着てなくちゃならない。

脱いだらサドゥそのまんまじゃないか!?


そんな訳なイデタチで右往左往歩き回り笑われながら、
大体の土地勘を掴んだところで外周を回ってみることにした。


それにしても本当にバイクがあってよかった。
歩きだったら中々そうはいかない旅路だし、
オートだったら目的地を知らなきゃならない。

思い気ままに動き回れる展開は実に気持ちがイイ。



あれだけ彷徨い辿り着いた湖が、
バスの発着所から歩いて5分位の立地だったなんて、
目から鱗がこぼれたものであった。


だんだんに街の概要を捉えたところで、
烏の行水のような旅スタンスの当方は、
この街の範囲の小ささと、周囲には荒野しか広がっていないコトに気がつき始めた。


そして、周囲に見える山のてっぺんにある寺院は、
一方ではロープウェーが建設中のようながら、
明らかに山道を歩いてでしか辿り着けないサドゥな場所ってコトにも気がついた。


時間はまだまだ昼下がり。


折角なので、アジメール方面までバイクを走らせてみるコトにしたんだ。



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聖地プシュカルを歩く。〜レンタルバイク編〜



という訳で、
どうやら聖地らしいプシュカルにやってきた。

右も左も解らないながら、
とりあえず帰りの便を確認し周囲を見渡してみる。

どうやらココは西欧人が多く来ているらしいコトが判った。

オートの熱烈なお誘いを振り切りながら、
ふらり街を散策して見る前に、
レンタルバイク屋を発見したので借りるコトにした。

お代200ルピー&ガソリン込みの500ルピーで一丁あがりであった。




実に爽快半端ない心地で、
店のおっさんに街の見どころを伺ってみると、

「あっちを曲がってしばらく行くとモンキーマンディルあるでよ。」

とのコトなので、
とりあえず言われた通り進んでみるコトにした。




確かにモンキーがたくさんいらっしゃるところに着いたんだが、
どうも僻地に違いなく、何だかよくわからないままに用水路みたいな道をかっ飛ばす。

ガソリンは満タン!ドコにでも行ける心地で用水路を遡っていくと、
どうやらソコは湖?の河口にたどり着いた。

察するに、ココが聖地の中心地に違いない。

予想通りソコは、
整備されたガートで覆われた人工池みたいなサドゥと巡礼者の溜まり場だった。




バイクを降り、
その湖の周囲を徘徊して見るコトに決めたのだ。








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聖地プシュカルへの道程。〜オンザロード編〜



思いの外?朝はあっという間にやってきた。

予想の範疇というか目覚めた瞬間思い出したのは、
そう、バスや車の移動はこんな手荒な作法で揺り起こされるってコトだった。

要するにきっと、
悪路やノーサスペンションなどのおかげさまで身体が宙を舞うのである。

目覚めの悪い眠気まなこが次に立ち向かう敵は、
強烈に効き過ぎなクーラーの刑である。

どうやら我が1畳間的寝台には二口の通気口がある。

その一つは親切にも?開閉式で閉められるのだが、
二つ目は開きっぱなしの不親切な確信犯である。

普段布団から足を出して寝るくらいのマイスタンスでもコレはたまらない。

あり合わせいっぱいの衣類やらなんやらを引っ張り出して、
カーテンも一緒に掛け布団代わりにしながら寒さをしのぐ羽目となった。

本当になぜ?インド人の皆様方は平気な顔して耐えられるんだろう?
暑いお国に長くお住まいだからでしょうか?
暑すぎる過酷な環境のリバウンドで冷やしまくるのがステータスかなんかですか?
それにしては水とか常温好きだし、未だ謎な領域である。

そんな訳で気がつけば、きっとそこはジャイプール。

空もだんだん白けてきて、外の様子が見え始めてきた。

それにしてもまぁ、清々しいとは程遠い寝起きと外の光景は、
インドならでは!っていえば本当にそんな気がする朝の幕開けだ。

相変わらずホップジャンプするバスに揺られながら、
気がつけば次の目的地、アジメールに着いていた。

ソコではドアを叩かれまたもや手荒な朝のセレブレーションが始まる。


「どこへいくんだ!?降りないのか?何だその茶色いペットボトルは!?酒か!?」


てな具合にけしかけてくる。


「は?なんか文句あんの?乗る時チケット見せただろプシュカルだよ!プシュカル!!」


てな塩梅で朝のご挨拶を済ませたところでおかげさま、完全に目も醒めた。


そんなやりとりをしながら、
ラジャスターンの朝は早速暑そうなコトをエアコンの効き具合で察したのである。





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プシュカルへの道程 〜イントロダクション編〜





先日の国民の休日、厳密に言うと前日、意を決して外に飛び出してみた。


実はガンジー誕生日にはニムラナへ行く用事があったので、
その前日マイ休日に合わせ、深夜バスに身を委ねたのである。


目的地はラジャスターン州プシュカル。
何があるか?調べてないんだが、
行くコトだけを決めてチケットを取った。


あいも変わらずイフコチョークで待つバスは、
時間の感覚が、ココはインドなんだってコトを思い出す作業から始まった。


待てども待てどもバスはやってこず、
待てない性格を再確認しながら、
大らかに気にしないインディアンスタンスを眺めては、
時計を気にして気を揉んでしまう。


そんなコトじゃあツマラナイので、
気持ちのスイッチを気ままな旅人スタンスに切り替えて待ってみる。


そう、ココは、ハレとケの境界線なターミナルであった。


普段なら何気なく通り過ぎる日常のイフコチョークが、
途端に意気揚々な出発の門出となり、
目の前の光景がいつもと違う色でイロメキだした。


「旅行と在住の違いはこんなにも違うのか!」


だなんて妄想とお酒が脳細胞にほとばしった気がした。


予定より1時間ほど待っただろうか。


とはいえバス到着時にはホロ酔い加減で、
寝台で横になりすぐ寝入ってラジャスターン入りしたのである。


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ぼくらが旅に出る理由 〜個人的インド編〜




光陰は本当に矢の如しなのでヤになってしまう。

去年の今頃は何をしていたか?だなんてすっかり抜けているし、
別に思い出す気も大してありはしないんだけど。

折角のタイミングなのでこのブログにお伺いを立ててみると、
他にもどうでもいい記事もあるけど、
どうやら日本から友達が来てくれていたんだね。
はてさて、昨日のように感じるぜ。

【旅と日常のあいだに。】

てな訳で、
今年は今年で全く思いもしない展開ではあるけれど、
数日後のガンジーさんの誕生日にどっか出かけてこようと心に決めた。

実は目的地もチケットも確定してみたんだけれど、
それはおいおいこのニッチなブログ上でさらけ出したいと思う。

そんな風に旅の風を日常に吹かせてみていると、
途端にワクワクする自身の心の抑揚を興味深く垣間見ているんだ。

とはいえハタマタ興味深いのは、
行き先決めたらそれ以外一切調べもしないし、
当日の顛末にドタバタで飛び込むんだろうってコトだ。
旅というものはな、行き先を決めて出かけるもんじゃねえんだよ」by 寅さん
まぁとか何とかいいながら。
今回は行き先から決めているチキン野郎なんだけど、
はてさて久しぶりのひとり旅行にちょっとドキドキいきり立っているんだよ。

どちらにしても妻に言われてしまう前に、
ダメダメな結果の土産だけは避けたいと想う。

http://india.no-mania.com/Entry/14/


という訳で明日の夜には出発なんだけど、
飲み会の後ってのには注意しようと思う。


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遠目で間近に垣間見る、日本のよしなしまつりごと。



想い返してみると、
ボブマーリーのレデンプションソングが大好きという割に、
よくよく思い返してみると、
他人事だったような気もしなくもない。


そんな風な気分をずっと感じていた。



好きというのも不思議なもので、
クッソ悲しくなるし、くそったれな居心地になるし、
でも奮い立つし、要するに楽しく聴けるものではない。



それでもやっぱり言葉が違うから?
色々な意味で他人事に感じていたように想うんだ。


その後、
過ぎ去ったような雰囲気の震災のその後や、
近頃の政治に翻弄されているような雰囲気、



SNS越しに垣間見て盛り上がってそうでも、
日本の妻曰く微塵もそんなコト無いコトや、


どちらにしても、
今までの有り様とは一転した生活環境を鑑みて、


いつの間にか、
三宅洋平のジプシーソングに行きついていた。




どうやら思うに、
コレはボクらの、ボクの解放の歌なんだと想って聴いている。


決して楽しく聴けないし、ムカつきながら、いきり立ちながら、
涙ながらにこみ上げるソウルミュージックなんだと勝手に解釈している。


そういえば、
三宅さんを初めて知ったのは、
群馬のスペースサファリなあの時だったよねー!
とか思い出しながら懐かしい気がしてきた。



そんな風に噛み締めていたら、
10年前の自分の発言を思い出してもみた。

あの時はあの時で、
自分なりに必死で生活を見つめていたんだろうと思い返してみる。



今の自分が当時の自分を偉そうに言えるかといえば、
全く同じような轍を踏み、右往左往しているようにも思うけど、
その時の想いや、感情に寄り添って改めて噛み締めたいと想う。


政治や社会を変えるためには、
誰かに代弁してもらって自分の思いを昇華してしまってはだめだ。
自分が何を選択するか、行動するかこそが重要。
小林一朗・日本持続可能社会新聞より (リンク切れ))


はてさて、
インドに旅?に出た、コチトラは一体何を今後の人生で体現するのだろうか?

それにしてもしかし、
今起こす行動が紛れもなく未来像だよね、ホント。


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インドで日々の金の使い道を考えたの巻。



いつも通り、
ぶらり道行くしがない休日に、
なんだか今日はモノの価値というか何というか、を考える道中であった。


まず、デリーの代官山らしいロディーガーデンに初めて脚を踏み入れる。
なぜ?代官山なんだろう?ちゃんと情報収集してから来たらよかったなぁ!
だなんてウソブキながらふらふら歩いていると、
ソコは他の公園と同様にカップルのイチャつくデートスポットなんだと悟った。

どっちに向かうも、あっちを向こうともカップルの視界に入ってしまう。
(建物の)写真を撮ろうモノなら、変質者扱いに睨まれた気がしたのは被害妄想だろうか?


そんなおっさん一人旅に、
地元のおっさんが話しかけてきた。

とはいえ、
突然胸元にインド国旗バッチをくくり付けてくる、いつものヤツであった。

要するに、
謎のドネーションを要求してくるタイプの物乞いの一種?である。

なんだかいつもと違い紙の国旗ではなく金属製だったこともあり、
たまには受け入れてみようと財布を出したんだけど、
100ルピーや200ルピーじゃ、あちらが受け入れてくれない。
※100ルピー200円前後

ホラみろ、とばかりに他の募金者のサインとともに募金額を見せつけてくるわけだ。

その額がまた、
1000ルピーとか2000ルピーって、
おいおい身元や目的すら明かさないこのおっさんに、
その人は一体何に対して募金をしたんだい?


そんな訳で渋々300ルピーで決着をつけ、
恋人たちの公園からしばらく歩いてみるとカーンマーケットに行き着いた。


もしかしたら、
ココが代官山的オシャレ街って意味なのかもしれない。


洒落ている様で、
もの凄くボロボロでガタガタなのは、本当に何故なんだろう?
インドではいつも通りの光景ではあるんだけどさ。


洒落たところが苦手な当方は、
結局オートでラジパットナガールのアフガニスタン街に行くことにした。


念願の座敷席で、
毎度ながらに意味わからず頼んだマトンのカバブとオクラの煮物は、
水とアフガンナン込みの〆て290ルピーであった。


その後グルガオンに戻り、
気まぐれに現地サロンで髪を切ってみるコトにした。


前回は路上で切ってもらったのだが、
今回は涼しい室内で電動式のバリカンが登場して、
横を刈るだけの簡単な作業はものの五分もしないうちに終了した。


お代は確か360ルピー程だっただろうか?


路上では60ルピーくらいだった気がするので、
300ルピーは電気代だとおもうことにしよう。


そんなコトを考えながらオートを捕まえようとしていると、
チャリンコリキシャが俺に任せろ!と息を巻いて話しかけてくる。


「おいおい、結構遠いんだぜ!?大丈夫なの?」


てなやり取りをした挙句、
折角なので彼に家路を任せるコトにした。


そんな訳で話は戻り、
額に汗かき家路を急いでくれている割には随分遠回りな道のりの中、
コレら取り留めの無い1日のやり取り振り返っては我に帰ってみたのだ。


ソレはきっと洒落たチェーン店より地元のローカル食堂で飯を頂き、
涼しい店内でのバリカン君カットより路上のハサミマスターに頭を委ね、
アっという間に到着するオートよりもチャリンコリキシャに家路を託す。


そういう自分にわたしはなりたいのだなぁ。
ソレが自分なりのインドならではの醍醐味のようにも想う。

そんなこんなで、
彼の言い値を聞く前に、
オートよりも多めに150ルピー握らせたんだが、
間に合ったのだろうか?よくわからない。


その後観た寅さんも言っていたけれど、

「働くってのはな、博みたいに女房のため子供のために額に汗して、

真黒な手して働く人達のことをいうんだよ」

第39作 「寅次郎物語」





どちらの職業も、この先どれくらい存続するのか判らないけれど、
どうせお金を使うなら、
そっちのニッチで額に汗する方に使おうと改めて決めたのである。


まぁ、とはいえ、
あの国旗三百ルピーは他の投資に比べても高いなぁ。
と面白おかしく思い出しているんだけどね。
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インドでジーンズをオーダーするの巻。



「無かったら、つくればイイ!!」

ってスタンスは、すごく好きなんだ。

と改めて噛み締めている。

海外や地方都市で生活していると、
何かしらの不便や意図せぬモノゴトに出くわしてばかりで、
場合によってはイヤになってしまうなんてよくある話なんだ。
 
てな訳ではないけれど今日はご縁のおかげさま、
デリーのとあるジーンズ工房に行って来た


http://korra.in/
 


ソコは、
「ジーンズを日々日常のオシャレに使って欲しい」
 
てな想いと、
 
「生産者や関わる人間の生活も成り立たせたい」

を両立させる為の試みをしている素敵な工房だった。

オーガニックな素材や、
インドの伝統的な技法も用い、
工程も流れ作業では無く、
ひとりひとりの職人が全ての作業を一貫して受け持って、
最後に自分の刻印をして手渡ししてくれる。


 
ソコで今回、
「ジーンズで作る僕らの浴衣」
 
をオーダーする運びとなった。


 
いざ作ろうとすると、
お互い不慣れなチャレンジなので、
パターンから提案する流れなんだけど、
何だかワクワクしている訳なんだ。
 
そんなヤリトリをしてみて、
改めて自分が何を求めていて、
何を求めていないのか?を自覚できた気がした。
 
きっと僕は、
大量生産の量産型なモノゴトが好きじゃ無くて、
全てに背景の見える滋味深いやりとりが好きなんだ。
 
そんな風に想いながら、
自分も受け取る側だけではなくて、
投げかけられる人間に成りたいなぁ!

と我が家の家宝なこじき旗を眺めながら、
ありたい暮らしに想いを馳せるのであるよ。




参考文献
花森安治/見よぼくら一銭五厘の旗
 
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