カオスもカオス、
ジャマーマスジット前に出戻ったその時、
1台の観光バスが目の前を通り過ぎた。
乗客はみな西洋人のラグジュアリーなボルボバス?である。
彼らは皆が皆、ジャマーマスジットではなく、
門前のコチラ側カオスストリートを熱心に写真に収めているようだった。
なんだか複雑な心境になりながら、
気持ちも判らなくもない居心地でもあるのが不思議でもある。
個人的には、
寺社仏閣よりも周囲の庶民の生活が気になるのと同じなのかな?
でも、
高みの見物は趣味じゃないし、
彼らはこの後ドコに行ったんだろう?
良く解らないが、
渋滞を言い訳にボクはそのバスに蹴りを入れながら、
ヤギだか羊だかの生首が溢れるマーケットに別れを告げて、
マスジット横のマーケットに割って入って行ったんだ。
更にカオスなこのマーケット、
買いたいものも大しちゃないけれど、
今話題のアップルウォッチもどきに琴線が触れたのは仕方がない。
とはいえ、
買っても良いが、ネタにしかならない糞クウォリティで付けるシーンが見当たらない。
そんな馬鹿歩きをしている間に、
どうやらレッドフォートな麓に辿り着く。
良く解らないが、もしかしたらやってないのかも知れない。
月曜日は日本に限らず休みが多いのも玉にきずなんだよね。
そのままひたすら歩き倒してみると、
大きな公園があり、猫も杓子もクリケットをしていた。
みんながみんなやっているので、
ドコからボールが飛んで来るのかワカリャシナイ。
ひたすら土地勘たよりに南下して、
ニューデリー駅近くに戻ったんだけど、
地図を見ても良く解らないのはなぜなんだろう?
あれは、一体なんだったのか?
隣で歩いてるおっさんが何となく気になって振り向いてみると、
そのおっさんの顔の反対側がケロイドだったり、
悪いがこの展開ではホラーなんだけど、インドじゃ当たり前でもある。
だんだんドコにいるのか?ワケが解らないんだけど、
なんとかどうやら戻れた様な白昼夢な居心地になった。
そんな訳で、
段々運動不足なボクの足は悲鳴をあげ始め、
線路の反対側のメインバザールでらビールで一息入れて帰るコトにしたのであった。
どうやら、やっぱりデリーは奥が深い。
折角近所なだけに、ありったけに歩き倒しておこう!と意を決した休日だったんだよ。
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