アレから数日、
朝のセレモニーは収まって、
平和を取り戻した代わりと言ってはなんだけど、
部屋はどんどん原生林に近づいていくようなもので、
そもそもの引っ越し荷物やら、
先述の乾いた泥が残ったまま手つかずの保存状態になっていた。
そこでようやく気づくのが、
掃除道具が無いってことだった。
まぁなんと申しましょうか、
失って初めて解るありがたみって奴とでも申しますかねー!?
ってな訳で行動を開始しようにも、
洗濯モノを自分でヤルのは全く構わないが、
どうやって掃除するかが目下の課題となった。
そんな風に考えながら朝着替えをしていると、
管理人がこちらの名前を呼びながらドアを叩いてくる。
嗚呼またか、と想いながら、
そういえば、水を頼んだのに払いをしてなかったコトを思い出し、
仕方無くドアを開け、50ルピーを渡す。
毎度のごとく何事かけしかけてくる管理人の後ろには、
見慣れない女の人がコチラを不思議そうに眺めていた。
その後のやり取りは全くもって言葉が通じない中の超訳トランスレーションではあるが、
多分こんな風な流れだったんだろうと書き連ねてみよう。
管理人/お前の部屋床が泥だらけだろう、掃除しといてやるからな。
こちら/いや、前にいらないっていったじゃん!?
管理人/いまカピラ(掃除のオネーさん)は休暇中だから、洗濯掃除はこの子がやるからよろしくな!
こちら/いや、だからこの前断ったでしょ!?自分でやるから。
管理人/そうか、洗濯はいいんだな、じゃあ掃除はまかせとけ!この子がヤルから。
こちら/(次第にメンドクサくなってくる)あ、そう、じゃ、じゃあよろしく。
管理人/嫁さんはどうした?最近いないじゃないか?
こちら/前も言ったけどダラムシャラーにいってるよ、今いない。
管理人/なんで?なんで?
こちら/その後にほんにかえるんだよ。
管理人/なんで?なんで?
こちら/…
てな具合で面倒臭いながらも、帰ってきたらきれいさっぱりの御陰さまだったんだけど、
やはり不在中に勝手に立ち入ってもらっちゃう至れり尽くせり環境は好みではないなぁ。
と想いながら少しきれいになった部屋で,
いつもの様に酒をあおって寝たって訳さ。
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