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印度の小噺。

計画的のつもりで、 無計画に飛び込んだインド生活の、 テンヤワンヤなコトの顛末を綴ります。

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ニムラナの奥地探索トリップの巻。





ニムラナ滞在も残すところわずかというコトで、
今回はスタッフのバイクを借りて周辺散策をしてみるコトにした。

折角なのでニムラナフォート前を通り過ぎ、
そのままその山のテッペンを目指してみようとしたんだけど、
アレって多分道が無さそうだったんだ。


それならと、
そのまま階段井戸ことニムラナバオリを通過して、
山沿いの遺跡みたいな集落や、
近所で採掘されてそうな石造りな集落、
あたり一面麦畑の集落などを通過していく。





ナショナルハイウェイからそんなに遠くないはずだけど、
もはやココらの住民は外国人なんて見たことなく過ごしてきたのかも知れない。



行く先々で指を差され、笑われ、手を振って貰った。



だんだんに小さな道に潜り込み、
入り組んだ住宅街に紛れ込んで、
たまに袋小路でUターンしながら、
麦畑のあぜ道や砂の道、砂利道に飛び込んで行くと、
既に土地勘というか右も左もすっかり解らなくなった。




とはいえ日の入りまでは時間があるし、
ガソリンタンクも満タンだ。


来た道を戻るつもりは無いし、
道さえあればきっとどうにでもなる筈なんだ。





それにしても見事にニムラナ方面から離れていく気がしていた。
それほど離れるつもりもないんだけど、
気持ちと裏腹にそっちに道は伸びているのである。



そんなに遠くない筈だけど、
一応戻ることも意識しながら進んでいくと、
とある看板であっという間に現実に引き戻った気分になった。





そうなってみると随分寂しいモノで、
幾分名残惜しくなってスピードが緩んでしまうってモノだ。


さっきまで居たトンデモなくど田舎と思った集落は、
ナショナルハイウェイからたった十数キロ入り込んだ場所だったんだ。




とはいえ、
歩きだったらまず出来なかったであろうこのショートトリップは、
エンプティなバイクのタンクを一杯にして返してもお釣りが来るような気がしたけど、
10リットル900ルピーってのはちょっと予想外に入るんですね。

ともあれプチスリリングなショートトリップであったのです。












 


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ニムラナ滞在と、個人的感傷の部類について。




超久々に仕事の延長でニムラナにやってきた。


ニムラナってのは、
デリー&グルガオンから100km弱の工業地帯で、
ちょうどジャイプールまでの中継点に位置する。


多分、旅行でこんな辺鄙な所に来る人はまずいないだろう。


一応観光地的な側面もあって、
ニムラナフォートっていう城塞があり、
ホテルに改装した観光地になっている。


または、
ニムラナバオリっていう階段井戸があるコトで一応知られている。



そんなココには日本企業が色々進出していて、
多くの日本企業と日本人が生活しているのである。



久々に寝台ではなく朝からの移動でラジャスタンにやってきた。


グルガオンからマネサールを経てバワル、そしてニムラナ。
どちらの街も日系企業が数多く進出して来ている。


何度も通った道のりを、暗がりでない昼間の風景として目に焼き付ける。


なんだか道が舗装されたなー!とか、
あのオールドラオホテルって食堂よく行ったなー!とか、
ココからラジャスタンの県境なんだよなー!とか、
コノ数年で変わったコトや、変わらない有様を目に焼き付けるのだ。



しかしながらそんな何だかセンチメンタルな感慨は置いておいて、
いざド田舎町にやってくると、仕事以外何をしてイイか解らない。


もちろん過去に色々歩いた経緯もあるだろう。


先述の観光地はとうの昔に行ってきたし、
何の変哲も無い商店街をひたすら訪ねたこともある。


インドのどローカルなマーケットでレンズクリーナーを探す旅。





人生に暇だなんて感じる暇なんてあるはずがない!
ってすら思っていたのは、思い上がりだって反省を始めた程だ。



住めば都とは言うけれど、
住んだ都で一体どうやって過ごそうかしら!?


色々解決策を練ってみる僕も、
結局は数日間限定の短期滞在ビジターなんだ。


そんな僕は、夜長に名画をみるコトを始めた次第だ。
インターネットさまさまのおかげさまである。




強いてニムラナの滞在のストロングポイントを挙げるなら、
ラジャスタンの奥地にアクセスがイイ!グルガオンよりも!



ってことだろうか。



結局、
普段の水が出ないとか色々大変な生活を飛び抜けて、
滞在者用のホテルに泊めてもらって感じ入るコトは、



シャワーやお風呂、ワイファイや、電気その他諸々、
全てのあり方が快適過ぎて、感涙レベルってコトだと思う。



日本では当たり前なコトは、決して外に出たら当たり前ではない。
日本での当たり前を求めて、海外に出るのは当たり前なコトだろうか?
日本から来たばかりの人がよく言うのが、大抵そんな風な愚痴話ばかりである。



そんなコトや感じ方では僕は一切楽しくなんかならないんだろう、
兎角インドに思わず来ちゃったら違和感しか感じないんだろうよ。



僕は近頃の日記で特に「せっかく」という言葉を好んで使っている。



わざわざインドにまで来たんだったら、楽しまなくちゃつまらないじゃないか!



別に楽しみ方はあなた次第だけど、
せっかくなら違和感もクソッタレも清濁合わせながら飲み込んだ方が面白くない!?



とずいぶん長く長くなったけど、
個人的には快適な滞在の中でひたすらそんな風に想いを馳せながら、
今までのインド生活と、コレからの日本での生活に希望を燃やしているんだよ。



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ジャイプールでのベタな過ごし方考。




ピンクシティに戻ってきて、
はてさてやり残したコトは何だろうか?

多分コレでジャイプールに来るコトは暫く無いだろう。


思い出しながらコレからの行動予定を、
歩きながらにダラダラと考えていると、


幾つか思い当たる節を散策してみるコトにした。


まずはベタだろうか、
新婚旅行でも立ち寄ったラッシーワラに行ってみる。


三件立ち並んでいる上に、
それ以外にもそこら中にラッシーワラを自称する店はいっぱいある。


折角なので、
甘いモノがソレほど好きでも無いクセに、
三件丸ごとハシゴしてお腹はタプタプになった。


どちらにしても、
あの上澄みの無いラッシーなんて、飲みたくないかもね。



その次は折角なので、
アノ時泊まったホテルを訪れてみることにしよう。


ちょっと迷いながらようやく見つけたその宿で、
二日もペンディグだったシャワーとお昼寝をして、
深夜バスまでの拠点とさせてもらうことにした。





ついでに近所で少し伸びた髪を散髪してもらい、
家路につく準備はだいたい整ったわけなんだ。


それにしてもウーバーさんに送ってもらった先のバスターミルで、
レッドバスで帰りのバスは確保してあるハズなんだけど、
やっぱりそのバスは遅れていたようだった。


面倒臭くなった上に電源不良な携帯を諦めて、
結局その場でヤって来たバスに飛び乗るコトにしたのであった。



今回の旅路を振り返り毎度想うコトと言ったらヤッパリ、
予定は未定の可能性を残して置いて、予定をフィックスしないコトかもね。



そんな調子で早朝のイフコチョークに舞い戻り、
オートに揺られて家路に着いたのである。












 

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ジャイガール城の見所と、アンベール城、そして。



今回大変お世話になったトラクターのオッチャンは、
どうやらホーリーの際に開催されるレイブ的なイベントの設営として、
ジェネレーターを下から運び込んでいたのであった。


城の外に出たタイミングで行き違い、


「待ってろ、乗せてってやるからな!」


てな目配せやらジェスチャーを頂いて、
無事に帰りにもピックアップを賜った。


また今度、アンベール城で会おうな!とかなんとか別れを告げて、
次のポイントであるこのジャイガール城の見所は、
アンベール城を見下ろせるコトと世界最大らしい大砲がアルコトだろうか。


世界最大とか言われてちょっとどんなもんかとも思ったんだけど、
結構質素で、アレを使ってドコにタマを打ち込んでいたのだろうか?





その後、折角なので食堂でラジャスターニターリーを頂いてみると、





店員がこっそり?ビールあるけど、いる?だなんてオファーを呉れたので、
頼んでみたらなかなかイリーガル感溢れているんだけど、
一応ココってガバメントとかが運営してるんじゃないのかい?





そのまま下のアンベール城に抜けて、
ゾウさんたちの誘惑もお断りしながら、
周囲の町並みを散策して満員御礼のバスに揺られてピンクシティに戻ったのである。











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ジャイプールから、ナハルガー城への行き方。




朝も早よから着いた先は、
ナハルガー城の入り口であった。




どうやら10時開城とのコトで、
待ちぼうけついでに寝るコトにした。





アレだけ寒かった記憶もとうに昔。
目覚めた1時間後には日焼けをする気候である。




いの一番で入城し、
一通り城内を見渡すものの、
恐らく一番の見どころは、
市街地を見渡せることだろう。



  
面白いコトに、
ジャイプールの市街地を一番見渡せるコノ場所は、
市街地から一番遠い場所 に位置しているのである。




なるほど、
城塞都市の歴史と遍歴を垣間見た気がする。




だって、
街場からすぐにアクセス出来たら、
折角の城壁の意味がないもんね!!






転げ落ちたら数十秒で辿り着く道程が、
登ってきたら三方向で銃弾を迎える手筈が整っている。



おかげさまで随分な上から目線で、
下々な諸民の生活を見下ろせただろうネ。



そんな風に思いながら城を後にすると、
またも幸運なコトに例のトラクターおじさんに拾われて、
次の城に向かったのである。

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ピンクシティから、ジャイガール城までの道程。




賑やかな車内の喧騒に叩き起こされた六時頃、
ソコは既に終着点であるいつものバスターミナルであった。


寝ぼけ眼をコスりながら、
勝手知ったるターミナルを出たは良いが、
相変わらず内弁慶なマイ携帯は地図さえ読み込めない。



ターミナル前の軽食屋で、
オススメのラジャスターニ朝食を頂きながら、
当日の行動計画を練るコトにした。



とは言え大まかには決めてきていた。

アンベール城の上に位置するジャイガール城を目指す。



とりあえずピンクシティまで、
眼の合ったチャリリキシャのおっちゃんに、
言い値で連れて行ってもらうと100ルピー払う羽目になった。


まぁ距離的に通常ならサンブンノイチ位じゃなかろうか。
そのまま風の宮殿前でアンベール城行きのバスに乗る。




前回も来た湖に浮かぶ宮殿ことジャルマハル前を通過し、
勾配を登り始めたトコロで降ろして貰い、
ソコからはのんびりと曲がりくねった勾配をひたすら登る朝の散策が始まった。


ジャイプールの街並みと、ブロックプリント編





聞こえてくるのは鳥のさえずりばかりなコノ静かな散策ルートには、
そこら中に孔雀の群れが生息している。


ただただひたすらに、
うねる道程を歩き続けていると、
爆音と共にやって来たトラクターのおっちゃんに拾ってもらう流れになった。





聞けば、
アンベール城で働くこのオッチャンは、

『コマネチ!』とか『ゲッツ!』とか『生麦生米生卵!』とか口ずさんで来ては、
次の日本のギャグを教えろとせがんで来る。


あいにく疎い当方は、
大したプレゼンも出来ずにジャイガール城に着いた。


するとオッチャンから、
『他の城もあるケド、行くか?』
とのオファーを頂いて、
そのままギャグ話と共に、
更に山道を進むコトになったのである。




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或る深夜のイフコチョークでの葛藤について。




深夜2時を回る頃、
ついつい思い立って、
いつものイフコチョークに向かった。


目的はもちろん、
ラジャスタン行きのバス。


今回は近場でメジャースポット・ジャイプールに向かうことにした。


それにしても2時現在のイフコチョークは既に消灯時間である。


勝手に24時間体制でバスが行き来しているものと思っていた。


賑やかな露店も閉店し、
辺り一面真っ暗な中で、
僅かな人たちがバスやら乗り合いを待っている。


勝手に肩透かしを喰らった気になりながら、
なかなか来ないバスを待っていると、
珍しく雨が降って来て更に気分を盛り下げてくれる。


もはや、戻るべきか?踏み留まるべきか?
二者択一の議論が脳内で活発に交わされている。


正直帰る理由のほうが優勢であり、
何よりクレジットカードを忘れて来ている。



帰りのバスだけレッドバスで購入した際に、
上着の胸ポケットに入れたまま置いて来たのだ。



理性に従えば、帰るべきだろう。


ジャイプールまでなら、
朝からだって十分間に合うのだ。


手元には2000ルピー2枚と小銭だけだ。

しかし、
理性でないナニかが意固地に決行を訴えるんだ!

カッコよく岡本太郎風に言えば、

『危険な道を取る!』


参照:自分の中に読を持て/岡本太郎


とでも言っておこうか。
まぁ、出戻るのがシャクなだけであるのだが。

そんなワケで、
1時間も待っていると、
もはやリクライニングとか、
スリーパーじゃなきゃ嫌だ!
とか言っていられなそうだ。


来たバスに有無を云わず乗り込むと、
ソレはドローカルでコキタナイ、
辛うじてリクライニングなバスであった。


いささか疲れ果てたのか素直に眠りに就き、
気がつけばジャイプールの朝を迎えたのである。









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コタからのエピローグについて。




コタに戻って来たのは5時前くらいだっただろうか。



もう既に携帯のともし火はごくわずかだし、
せめて帰りのバスの集合場所と時間を確認しておこう。



このバスの終着点は映画館の隣のバスターミナル。
とはいえ集合場所のターミナルではないらしい。




周囲を見渡してもどう見ても郊外な場所から、
意外とセンシティブな僕は一応集合場所を確認しておこうと、
声を掛けてくれたオートのにいちゃんに目的地を告げた。



初めて来る場所は、
もちろん何処が何処なのかわかりゃしない。
まぁソレが醍醐味なんだけど、
たどり着いたココもまた郊外っぽい周辺を散策してみる。



人が行き交う街道沿いを抜け、
商店街っぽい路地に入り込んでいくと、
普段使いの野菜の露天やらをさらに抜け、
再び街道沿いに顔を出した。


酒屋も見付けたけれど、実にイリーガルな鉄格子系だ。



面倒臭くなってきたので、
オートのおっちゃんに酒場まで連れてって貰うコトにしよう。 



すると、すぐそこにあるじゃん!って指を差されたままにバーに潜った。 
移動ばっかりだった今回の旅路を鑑みてソコでのんびり過ごすコトにしたんだ。



結局声を掛けてくれた若者たちと時間まで歓談し、
急かされる様に帰りのバスに飛び乗った。



帰りのバスは実に快適で、
気がつけばすでにグルガオン。



強いて文句を言うのならば、
イフコチョーク着いてから出発までわずか過ぎたことだろうか。




おかげで次の停留所である空港付近で降ろされて、
凍えながらヒッチハイクで家路についたのであるよ。

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ジャラワールご当地グルメと、コタまでの道程の巻。




ちょっと足早すぎる気もしたんだけど、
ジャラワールから予約済みな帰りのバス始発であるコタに向かうことにした。


時間はまだ午後2時過ぎなんだけどさ。
要するにジャラワール滞在時間は3時間くらいだよね。


欲張って街中を散策してみても、
大した収穫はなさそうないつも通りのどこにでもある風景だったんだ。


ちょっと迷って道を聞きながらバスターミナルまで歩いたところで、
なんだかターミナル前で人だかりが出来ているスポットを見つけた。


野次馬気分で人だかりに乗っかってみると、
ソコはどうやらテイクアウト専門の軽食屋のようだった。





並ぶのが一番大嫌いな性分な僕だけど、
折角なので並んでご当地グルメを買い求めてみた。


どうやらサクサクなパンにジャガイモのコロッケをぶち込んで、
ミントソースとかをかけたモノのようだ。

ってコトはほとんどアルーティキだね、これは。
それにしてもすごい争奪戦で大人気商品である。





ソレをついばみながらバスターミナルに乗り込んだところで、
今回も他聞にもれずローカルバスはすぐに出発するコトになった。


随分混雑してるんだけど一応席を確保してポケーっとしていたら、
チケット係のおっさんに席の移動を求められてしまった。


既にその頃には満席御礼なボロボロバスで、
人だかりの後ろの席に移れとのお達しである。


案の定、
全席満員で通路まで混雑するほどの状況で座れるはずなんてありもしない。



「おいおい、このまま三時間タチッパかよ!」


てなノリで、
次のバスにすればよかったなぁ!と後悔も先に立たないままに、
ひたすら自身の判断を呪いながらコタに向かったんだよね。



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ガグロンフォート以外の、ジャラワールの歩き方。




終始ノリノリで案内してくれる
オートのおっちゃんに次の行き先を告げる。


もちろん他の目的地なんて知らない。
要するにガグロンフォートを外側から眺める他ない。


お城から見えた高台のガオン(集落)に行きたいとリクエストした。




おっさんは、「よし、任せとけ!」


みたいなノリでノリノリでオートを走らせる。


ついた先は川向こうのお寺だった。


あれ?別にマンディルは頼んでないよ!って思ったんだけど、
お寺の横を抜けた川沿いから俺の写真を撮れ!とセガんで来る。


確かに向こう側にはガグロンフォートが見える。




写真を撮ったところで言ってみたんだ、


「あの、あの向こう側の、お城の隣にある高台に行きたいんだけど。」


おっさんは無言で、


「でももうコッチ来ちゃってるし、アッチ遠いよね。」


みたいな顔をするもんだから、もうヨスことにした。


「じゃあバスターミナルに帰ろう!」


その後も、

「ハヌマーンマンディル行くかい?」

やら、

「この寺も写真撮っとけよ!」





とかお気遣い頂きながらも、
ジャラワールのマーケットで降ろして貰うコトにした。




そう、そういえば思い出したんだよね。
帰りのバスはきっと寒いから毛布を買わなきゃいけない。


ついでにおっちゃんへの支払いも、
手持ちは既に2000ルピー札しかなかったんだ。


もちろんおっちゃんはお釣りを持ち合わせていない。


一緒になって商店街を散策し、
両替をしてくれる場所を探すけど、
なかなか両替してくれる場所もない。


思い出したように道中で見かけた布団屋に飛び込んで、
そこで150ルピーの小さな毛布を買いもとめたんだ。


お釣りは1850ルピー。


商店主も困り顔で、


「2000ルピー以外ないのかよ!」


って言ってくるけど申し訳ないけど無いんだよ。


互いに苦笑しながら、


「おー!モディさんのせい!」


とか言いながらお釣りを他の店舗に両替に行ってくれたんだ。


そのお釣りでおっさんに奮発した500ルピーを支払い、
お互い気持ちよく別れた後にちょっと払いすぎたかな?って想いながら、
気分新たに街中散策を始めたのであった。






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世界遺産!ガグロンフォートの内部に潜入!の巻。




ようやくジャラワールのバスターミナルにたどり着き、
昼食とか取ったりして一息入れようと思ったんだけど、
オートのおっちゃんがしきりに声をかけて来るので次に向かうコトにした。

目的地はもちろんガグロンフォート。

こちらからは150ルピーしっかりお金を取るのに、
道中おっさんは乗り合いオートの様相で同行人を続々と乗せて来る。




途中、飯でも食べるか?
みたいなノリで路肩の売店みたいなのを勧められたんだけど、
残念ながらスナック類しかないようなので丁重にお断りする。





すると手元からサモサとインドなスイーツ、ジュレビを取り出して分けてくれた。


今回の目的地であるガグロンフォートは、
二つの川の合流地点に位置し、同様の城塞では珍しい川を使った要塞なんだそうだ。





客もほとんどいない入り口には、
これ以上ないくらいダラけてくつろいでいる門番がいる。


ローカル人が50ルピー、外国人は200ルピーだそうだ。


外で待ってるよ!って言ってたはずのオートのおっちゃんは、
ナゼか調子に乗ってガイド役を買って出てくれて一緒に入城するコトになった。




それにしても、
予想の範疇ではあるけれど、
コレは観光地っていうよりも廃墟ツアーに近い。
っていうか、廃墟ツアーそのものである。




いたるところに「誰々ラブ」みたいな落書きや、
どこから入城したのか?牛の糞、コウモリの巣窟。


「このお城はきっと、外から眺めた方がいいんだろうなぁ。」


と想いながら、ノリノリのおっちゃんについて回ったのである。




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ガグロンフォートって場所に行ったことはあるかい?



寒すぎて目を覚ましたら、ちょうど日の出頃だった。


カニャクマリの日の出を見過ごした身の上としては、
何だかちょっと取り返した気分になりながらうたた寝ていた。


それにしても寒い。

次第に太陽が昇ってきてるとはいえ、
ラジャスタンの気候は勝手に暑いと思い込んでいたようだ。



初めから出遅れているこの旅路は、
当然到着も遅れているようだった。



7時にコタ到着のはずが、9時前位にずれ込んでいる。



終着点についた雰囲気なバスの降り際、
運転手のおっちゃんに目的地までの行き方を尋ねると、
親切にも経路を延長して乗り継ぎ地点まで連れて行ってくれた。



指で示された方向に向かってみるとそこには、
今までに乗ったことの無い位のボロボロなポンコツバスが待っていた。



そしてそのバスはすぐに出発する。



乗り心地はどうあれ、何だかヤケにスムースな展開ではある。
なにせ、一息いれる暇なく間髪入れずに出発してばかりいるんだ。



それにしても、
そんな混雑した車内で一つ困ったコトに気がついた。
目的地の名前が解らない、忘れてしまった。んだよ。



明らかに外国人なんて殆どいないようなこの界隈で、
好奇の目線とヒンディーでの質問攻めに遭いながら、
残念ながら、お互いに何を言ったって通じないんだ。


辛うじてうる覚えなヒンディーで聞いてみる。


「ジャラワール、バラワラ、キラー、チャイエー!」


「ジャラワールのおっきなお城行きたい!」


的なニュアンスで言ってみたつもりなんだけど、
誰もが互いを見つめあってポカンとしてしまった。


城の名前は何だったんだっけ?
あいにく我が携帯はイザという時使えない。

何だか喉元まで出てきてはいるんだ。
何だかギャルっぽい城の名前だったってところまでは。


あまりのミスコミュニケーションな有様に、
周囲もだんだん白け始めていた。


すると、
隣に座っていた若者が思わず手を差し伸べてくれたんだ。



「あんた、ガグロンフォート行きたいんだな!」


なんだ、オマエ英語しゃべれるのかよ!


それで、そこで、
僕もようやく自分の思考回路の流れが解った気がした。


【参考】
ガンブロン(がんぶろん)/日本語俗語辞書


そうか、僕はこれと混同していたのか!
どうやら知らぬ間に僕もおっさんになっていたようだ。


周囲のおっちゃんたちもようやく分かってくれて、
なんだか皆んなで謎の達成感を共有した気もする。


そんな感慨と共にバスは順調に3時間ほど先へ進み、
11時手前位でようやく目的地であるジャラワールに辿り着いたのである。








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グルガオンからラジャスターン方面への行き方。〜長距離バス篇〜




近頃暖かさと共に旺盛になりだした旅風気分は、
今回ラジャスターン方面に向かって吹いたんだ。


目的地はジャラワール。

何だか川沿いに壮大そうなお城があるらしい。

それにしても遠く直通バスもないので、
途中のコタまで寝台バスで向かった後、
ローカルバスにでも乗り換えるつもりで予定を組んだ。

ちなみに片道12時間ほどの旅路になりそうだ。


集合場所はいつものイフコチョーク。
ラジャスターン行きのバスは大抵ココを経由する。


周到に予定時間前に到着し、
寝酒を仕込んで待つものの、 
予想通りというか予定通りにバスは来ない。


隣のお兄さんにおねがいし、
こちらから電話して初めて、
30分ほど遅れているコトを知る。
一応近くなったら連絡するとの確約を得た。


そして1時間後。


「イフコチョークには着くには着いたけど、
高架を渡りきったところで待ってるから!」

って、
ずいぶんコチラを振り回す采配をして下さるものだ。


今度は先方から何度も電話で急かされながら、
500メートルくらい先に停泊してるバスまで急いだ。 


久しぶりに乗るラジャスターン行きの深夜バスは、
他と違い完全に個室仕様のフルフラットである。

ちなみに日本では保安基準上、
フルフラットはダメなんだそうだ。


東京~大阪間2万円の業界初「完全個室」夜行バス、全貌明らかに 寝返りの必要なし/ライブドアニュース


まぁフルフラットとか個室とか言えば聞こえがいいが、
とはいえこの行きのバスといえば、
とても綺麗な環境とはいえないダーティーでお馴染みのインド仕様である。
掃除なんかしたことないんだろうな、きっと。

 
そしてTシャツの上にウインドブレーカー程度の軽装で来た僕は、
暖かくなったとはいえまだまだ寒い深夜帯の気候を舐めたコトを身を以て反省していた。

翌日絶対に毛布を買おう!と心に決めて凍えながら夜を明かしたのであるよ。

  


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インドのバス事情にまつわるエトセトラ。



帰りのバスは12時ちょうどの寝台車。

ちなみに時刻は午後7時前。
時間はまだまだあるものの、
暗くなる前に場所だけでも確認しておこうと、
自身の適当な?イメージを覆すほど堅実で周到に準備を整えるコトにした。


ひとしきり市街地であろう辺りを歩き散らかして疲れたので、 
オートのおっちゃんにバスのピックアップポイントを告げた。


するとおっちゃんは、いぶかしそうに答えたんだ。


「あんちゃん、この住所、おかしいよ。どっち行きゃイイんだい?」


どうやら話を聞いてみると、
東京で例えるならば葛飾区田園調布みたいな調子らしい。
確かにソンなんじゃどこに向かってイイか解りゃしない。


実は今回は周到なこちらも気がついていた。
それでも土地勘が無い為確認してみたらこの結果である。


とりあえず目的地であるデリー方面に近い方、
北側のメトロの駅にほど近い住所の方へ向かってみることにした。


メトロの駅が近いらしいということもあり、
きっと新市街地みたいな雰囲気なんだろう。



てな具合で軽い気持ちで向かったんだけど、
予想は当たり何とか手配先の会社を確認したものの、
それ以外何も無い、いつものインド的な風景が拡がっていた。


仕方なしにオートのおっちゃんに近所の酒場まで行ってもらう。
一キロほど先にあるホテルの付属的なよくある酒場に辿り着いた。



何と言うか照明が、ピンクシティだけど、ブルーであった。。



そんな訳で7時から閉店時間の11時まで、
相席や隣り合うインド人たちと行きずりの会話を繰り返していたら、
最後にやって来た若者3人連れに誘われて、
一台のバイクに4人でまたがってバスの発着所まで送ってもらうことになった。


それから出発予定まで一時間、
予想通りバスは定刻にはやって来ず、
帰りの便も結局1時間半後くらいの出発であった。


なんだかホント、予定通りには行かないモンだよね。
コチラが抜かりなくイけばイクほどヌカるんだからタチが悪いのである。


目的地であるイフコチョークに着いたと降ろされた先は、
真っ暗過ぎてしばらく立ち位置が理解出来なかったんだけど、
どう見てもイフコチョークではないコトだけは間違いなかった。


真っ暗な上に結構な交通量とスピードで突っ走る車を横目に、
乗り合いオートになんとか拾われて現在地をようやく把握した。

どうやらやや南に位置するラジブチョーク辺りだったようだ。
そんな訳で今回は、乗り物に乗ってるつもりが振り回される旅を楽しんだのであるよ。




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ジャイプールの街並みと、ブロックプリント編




彷徨いながらオートで辿り着いた先は、
何だか見覚えがある風景だった。

いつか来た道を記憶と共に辿りながら、
ラッシーワラとかピンクらしい街並みを歩いてみる。



まぁ、どう好意的にみても、
やっぱりピンクじゃ無い街並みや、
他の街並み同様に散らかりまくった有様は、
インド初級の観光地にしても違和感は半端無いだろう。


在住1年半の新米にとっても、
とてもじゃないが違和感しか感じないし、
慣れ無くてイイし、慣れちゃダメとすら思えてくる。



そんな訳で折角なので今回は、
行ったコトのないジャルマハルから始めるコトにした。


湖に浮かぶ宮殿らしいジャルマハルは、
アンベール城への道程の中間地点に当たる。


遠目に見ると荘厳ながら、
周囲は散らかりまくりの実にインドらしい観光地であった。



レイクビューで遅めのランチを頂き、
アンベール城方面にオートで向かい、
城はスルーで、アノーキーの博物館へ向かうコトに。



アノーキーってのは、
妻がよくインド土産で買って行く洒落たブロックプリント製品のお店なんだけど、
お店にこの博物館のフライヤーがあって、
ずっと気になっていたのである。




ブロックプリントの成り立ちや、その工程、作品群や実演おじさんなど。
流石なインドの職人芸は、適当なインドのイメージを少しは覆すかも知れない。

プリントしたての布を頂き、オートを待たせていたこともあり、
足早にひとしきり周って再び街場へ戻ることに。



ピンクシティ内をフラフラ散策した挙句、
念には念を入れるべく、
帰りのバススタンドを確認しておくコトにした。

そこで再び、
改めて予定をフィックスしておいたコトを後悔するコトになるのである。



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ジャイプールへの距離感と過ごし方。



朝の寝台に揺られ寝入るコト数時間。

間も無くのジャイプール入りを前にして、
不在着信の存在に気が付いた。

2度の着信元は恐らく搭乗予定だったバスに違いない。

着信時間は8時半。
寝付いて気が付かなかったが、
当初の出発予定時間の1時間後である。

この野郎!!と文句を言ってやろうにも、
相手はヒンディー100%で話が通じなかった。

どこにいるんだ?と言っているようだったが、
後でメールでクレームを入れるコトにして、
目的地であるジャイプールへの到着を待った。

ソレはソウとソウいえば、ジャイプール旅行、
妻との新婚旅行以来約4年ぶりである。

近頃ウダイプールやプシュカルへの道中で通ってはいるが、
目的地として設定しなかったのは、
いつでも行ける気がする距離感だったんだろうと思う。

とはいえ流石は大国インド。
400キロの移動が気軽って言えちゃうんだから堪らない。

そんな訳で到着後、
立ち位置を確認してから、
いつも通りレンタバイクを探すも、
巡り巡ってやってはおらず、
歩きとオートでのんびり過ごす滞在となったのである。


【追記】
下の何の変哲もない一枚の写真、
おかしな点にお気づきだろうか?




お分かりいただけただろうか…

画面右のインパクトあり過ぎるおじさんも大概ではあるが、
画面中央の横断歩道に注目して頂きたい。
真ん中でクッキリ分断されて、渡るに渡れないのである。

コレが世に云う、
誰も気にしてなんかいないであろう、
インドの日常なあるある風景の一つなのである。

嗚呼、実に釈迦牟尼、南無阿弥陀仏。
オーマイジーザスクライストだよね。

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チケットを予約する意味について。〜ジャイプールへの道程〜



チケットを予約する意味について考えたコトはあるだろうか?

考えるまでもなく、
予定をスムースに運ぶ為の手段だと当たり前に思うかも知れない。

残念、ソレはインドでは正解じゃないかも知れない。

むしろ足かせになる場合がある。

現に今、困難に直面しているじゃないか!?


予約したジャイプール行きのバスを待ちながら、
独りそんなコトを自問自答していた。

思い返してみれば、
アレは悪い予感だったのかも知れない。

出発前夜、予約しようとしてレッドバスの決済が進まなかった。
仕方なしにGOIBITOでチケットを確保したんだった。

それにしても、
ご丁寧に出発の20分前には集合してね。
とメールまでくれた割に連絡先の記載は無いし、
結局朝のイフコチョークで一時間の待ち呆けである。

早速出鼻をくじかれた心地ついでに、
左目のコンタクトレンズが乾いて落ちた。
最早コレは下駄の鼻緒が切れたのと同意としか思えない。

呆然とバスを待ちながら、
コノ旅行を中止するか?
次々と出発する他のバスに乗り換えるか?
二者択一を迫られていた。

諸々嫌な予感しかしないが、
岡本太郎氏よろしく、危険な道を取る!コトにした

予定のバスは既に着いているのか?
置いてかれたのか?まだ来てないのか?どうかは知らないが、
どちらにしても違うバスに声を掛け、
予定通りジャイプールへの道のりを進むコトにしたのであった。

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ウダイプールの休日 

だらだら続くウダイプル観光なんだけど、
今度はビールが飲みたい!とかラジャスターニご飯が食べたい!!ってなリクエストで、
街中をオートでふらふら散策することになった。


とはいえ、
インドでは基本的に酒とご飯は別口な訳なんだ。


もちろんホテルとか色々あるけれど、
今回は酒屋でビールを買って、その場で飲み、
その後おすすめラジャスタンご飯にありつくことになった。


どうやら他聞にもれず、
こちとらでは酒を外で飲み歩くのはご法度なんだ。


ビールをこっそり煽りながら、
オートのおっさんとそんな事情やら、
目の前のバスの行き先、ご近所事情を伺い、
飲み干すと同時におすすめのレストランへ。

ラジャスタンの特徴は、
椀子そばみたいに次から次へとお代わりがやってきて、
断るまでそれが延々と続くことにある。




そんなわけで、
瞬く間に欲張りなこちらの腹も膨れ、
次なる観光地を目指すことになった。


それにしても、
烏の行水なごとくの我がスピードは、
彼のおすすめの範疇を軽く超え始めていた。

なんだか、観光地な庭園や、公園。
不思議なパペット博物館でみる人形劇。




もはや半分以上寝ぼけ眼なんだけど、
時間はまだまだ4時過ぎだったんだ。


オートのおっちゃんもネタが尽きたようで、
そろそろ終わりにしようムードが一気に漂う。


そんなわけで、
元来た場所に帰ることにし、
悪いが言い値1300ルピーを値切り、
1000ルピーで強引に幕引きを図り、
振り返らずにさよならを告げて街を歩き始めた。



どっかお茶でも飲んでゆっくり過ごそうにも、
だらだら無駄に歩いてばかりいた30数分後、
うしろから声をかけられた。



聞き覚えがあるような!?と振り返ってみると、
そこにはさっきのおーとのおっさんが。


曰く、
もうちょっとおすすめ案内するから300ルピー払ってくれよ!
との提案であった。



持て余し気味のこちらはその誘いに乗り、
再びおっさんオートに連れられて謎の遺跡にたどり着いた。



特段よくわからない草だらけな謎の新築遺跡を徘徊し、
まだまだ時間はあるけれど、もうバス乗り場に行くことにした。



バス乗り場周辺で、
お茶でも飲みながらだなんて妄想してたんだけど、
結局周囲に何もなく、ぐったりしながらバスを待ち、
毎度大げさに揺られながら家路に着いたのであった。



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子連れオートで周る、ウダイプル道中の巻。



念願だったって程じゃないけれど、
旅の念頭に置いていたレンタルバイクプランがくじかれて、
改めて行きずりのリキシャ親父と甥っ子にガイドを頼むコトになった。


なんとなく予感があった。
子供にいざなわれてオートに乗った時にふと想っては居たんだ。



「そのままこのオートで観光も悪くないかも!?」


そんな予感は的中してしまった。


そんな訳で前回とは一転、
ロンリーウォークアラウンドが三バカ珍道中みたいなノリに一変した訳だ。


湖畔で早速作戦会議を開く。



要点は、予算、リミット、あとは即興のドタバタコメディである。


午後6時半にはバス停留所にいる必要性の確認と、
大体の旅の行程、値段は1300ルピー/一日の言い値で決着した。



早速湖畔をオートでかっ飛ばし、
湖畔のマハラジャの立像があるモティマグリに通された。

子供ガイド曰く、
マハラナ・プラトップさんとお父さんの立像がある場所で、
入場料は大人50ルピーの子供30ルピー、オート立ち入り80ルピー位だった。


子供ガイドと柄にもなく走り回って博物館も見学し、
すでに疲れ気味ながら次のスポット、モンスーンパレスに向かう。


ソコは動物園と併設?入口が同じ場所で、
そこから乗り合いで山を駆け上る観光地であった。
子供ガイドはツレなくなんだかここで離脱。
結局おっさんガイドを待たせ、山を駆け上がっていく。



道中寝てしまったが、
ついた先は小高い山の見晴台みたいなノリの施設であった。
周辺の動物事情がパネルで紹介されていた。

グイグイ矢継ぎ早の前のめりで進む猛スピードな次の訪問先は、
なんだかラジャスタンのふるさと観光施設みたいな微妙なところだった。

ラクダとか、ダンスとか、土産物屋とか、現地の暮らしぶり再現広場みたいな感じである。
特段用もない上に、受付のおっさんもいない都合上、
入場料も払わず一回りして退散する羽目になった。


そしてまだまだウダイプルオート観光は続いたのであるよ。



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ウダイプルのレンタバイク事情。



今回、現地入りする前に事前に調べていたコトがある。

ソレは、前回で味をしめたレンタバイクの在り処(ありか)である。
地図によるとバス終着駅の近くには、レンタルハーレー屋が、
駅のある方に普通のが一件、ちょっと行ったところに一件。

ハーレーは一日200ドル近くだし、そもそも大型なんて乗ったコトが無い。
バスを早めに飛び降りて、オートのおっさんにレンタバイク屋をリクエストするコトにした。

連れて行かれた先は曰く、
観光客が一番たくさん居るスポットらしかった。
歩き回ってみると湖の目の前の繁華街であった。



朝9時から開店というコトで、
午前中は歩いて周囲を徘徊して土地勘を養うコトにした。

ミュージアムやカフェ巡り、得意のひたすらな徘徊活動である。
この街は結構段差や坂が多い街並みで、息を切らしながら右往左往する。



10時を回り、
連れて行かれた先に戻ってみると、
ソコにレンタバイク屋だなんてモノは存在しちゃいなかった。

近所のおっさんに確認すると、
それならもっと坂を下ったところにアルらしかった。

ようやく見つけたと思った矢先、
西洋人カップルが声をかけてくる。

「君もバイクかい?残念、もう借りられないよ。」

仕方ない、お互いの旅の健闘を祈りつつ次を目指す。
そのまま声を掛けられるままにオートの誘導に頼るコトにした。

どうやら学校が休みだという10歳のガキンチョと、
そのおじさんが運転するオートで離れのレンタバイク屋を目指す。

とはいえ着いた先のバイク屋では、
当たり前と言えば当たり前に運転免許の提示を求められた。
前回のプシュカルでは求められなかった手前、何だか油断していたんだ。

そんな訳で日本の運転免許を困惑気味に断られ、あえなくレンタルを断念。

折角なのでそのまま、
オートのおっさんと、ガキんチョの我ら三人周遊旅行に切り替えるコトにしたって訳なんだ。





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レッドバスの使い心地と、ウダイプルへの旅路。




先週気まぐれに吹き始めた旅の風に連れられて、
今週はふらりふらりとウダイプルにやって来た。


ウダイプルはラジャスタン州の端っこに近い、
我らがグルガオンから600キロオーバーの、
寝台バス片道アラウンド13時間のエクストリームトリップである。

正直、これ以上の距離になると0泊数日は難しい。
ちなみにこの距離は日本のマイ群馬から岡山以上の距離感に等しいらしい。

地図で見るインドのちょっとだけな移動のはずなんだけど、
どうやらやっぱり相当な移動距離なんだよね。

そんな訳で今回は、
ラジャスタンのニムラナで仕事だったこともあり、
そのままラジャスタンの奥の方まで突っ込んでみることにしたんだよ。


それにしてもレッドバスでチケットを取ろうとしてみると、
ピックアップポイントではないマニアな場所を希望な僕は、
まず先方に確認しなければならない。

電話で確認してみるとレッドバスのオペレーターは、
そもそもチケット自体が売り切れで、
諦めてください!としきりにおっしゃるんだ。


「いや、待て!今おたくのサイト見てるんだけど、
売り切れにはなっていないし、いっぱい席もバスもあるじゃん!
こちらとしてはピックアップの場所の相談したいだけなんだけど!」


てな具合に一切噛み合わない。
そう指摘すると、


「チケットはありません!リフレッシュ(再試行)して確認してください!」


しか言わないし、ムカついたこちらは片言で、


「お前の頭が一番リフレッシュ必要だよね!?頭悪すぎだろ!」


って言ったら電話切られる始末だったんだ。


そういえばレッドバスのカスタマーケアは、
毎度最悪だったことを思い出した。


前回も同様のトラブルで連絡すらなかったし、
毎度結局違うバスサイトを使っていたんだった。


結局、なんどもインド人通訳入れて電話をかけまくった挙句、
どうやらニムラナ近くで食事休憩があるらしい情報が入った。


とは言え9時半にはやってくるはずのバスは、
結局、やっぱり10時半過ぎの到着となった。

ようやくバスにありついてその後10時間ほど、
相変わらずのテーマパークのアトラクションみたいな揺さぶられ方で、
ウダイプルへの長旅が始まったんだよ。

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