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印度の小噺。

計画的のつもりで、 無計画に飛び込んだインド生活の、 テンヤワンヤなコトの顛末を綴ります。

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【タウンわたらせ掲載】日々つれづれessay 最終回





そうそう、
随分前に完結を迎えていたマイコラムですが、
ついつい、
現物を紛失しちゃってアップし損ねておりました。

なんだか入稿遅れた上に、
酔っ払い的脈絡の分かりにくい文章と、
ありきたりなオチな気も致しますが、

まぁこれも、
個人的総括の一つではあるなぁw

と改めて振り返らせて頂いた良い機会で御座いました。

というわけで最終回、宜しければご一緒下さい〜

☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★

日々つれづれessay
【DIYだよ、人生は♪④】

思わずインドで働いてみて、多分一番鍛えられたのは、
『無けりゃ作る』というシンプルな姿勢だった気がする。

日本で当たり前に手に入る食材が、
インドではなかなか思うようには揃わない。

例えば、
とんかつソースやらマヨネーズ、調味料、更には焼き鳥の焼き台まで、

必要なモノは何から何まで自家製もしくは現地でオーダーメイドする。

日本の食材は一応輸入食材屋さんなどで手に入るっちゃ手に入るし、

もちろん、食材屋さんの苦労も手に取るほどわかるけれど、
日本の二倍や三倍の価格なので、あんまり買いたくないのが心情である。

それでもインドでは、
食材の価格(特に野菜)自体は日本よりずいぶん安いのだ。

そんな訳のおかげさまで、
何から何まで必要なら何でも作るっていう『DIY』なスタンスが出来上がった。

今思えばそれらの経験が、
『無けりゃ、作る』し、『何でもやれる!』と思えたキッカケかも知れない。

そんな調子で、
いつもスタッフと冗談半分で口癖のように使っていた言葉は、

「エブリシング・イズ・ポッシブル」

と、

「ナッシング・イズ・インポッシブル」

であった。

日本語で言えば、

「不可能なことなんてない」

ってことなんだけど、
コレは僕の人生の中で重要な言葉だなぁと改めて噛み締めている。

要するに、自分の人生は不細工だろうが不器用だろうが自分自身で作りたいんだよなぁ、僕は。

そんなこんなでインドでの経験と、
自身の『あったら良いな』という、
『僕らの暮らし』を実現するために、
インドから帰国後『移動焼き鳥屋』を始めた。

おかげさまで、始めて一年。
少しづつ、根を張りはじめた気がしている。

という訳で兎にも角にもインド生活を経て思うコトは、

今もインドで奮闘している多くの日本人の皆さまや、
これから駐在や帯同するかも知れない皆さま、
インドに興味がある皆さま、
そしてこんなコラムを読んでくれた皆さまにも、

心からのエールと、

『どんどん外へ出て行った方がいいよ!』

ってコトと、

『人生楽しんだモン勝ち』

って言葉を勝手に贈りたいと想う。

ほんとインドは不思議な国で、
日本ではあり得ない体験だらけだし、
喜怒哀楽色々ぶちまけたんだけど、
多分またそのうち行くんだろうし、
実はすでに、計画を始めているんだけどさw

身構えると緊張して味わえないけれど、
心の眼を開いたその時に、きっとインドは貴方に微笑んでくれるよ、多分。

さぁどうぞ、インドでもいってらっしゃいよ‼︎
きっと、人生の見方が変わるキッカケが沢山あるはずなんだと想うんだよ。
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【タウンわたらせ掲載】日々つれづれessay 『DIYだよ、人生は♩』第3話




早いもので、
どうやらコラム第三弾。
よろしければ、
再度ご一緒下さいまし〜。
☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★
とにかく日本とは価値観も何もかもが違う、
インド生活。
日本で伝えられるニュースといえば、
「熱波」
とか
「レイプ」とかネガティブなモノばかりで、
僕もチョいと家族や友人から安否を気遣われたモノだ。
それにしてもギャップが凄すぎて
「日本じゃコレが当たり前」
とか思っていると、
足元すくわれるどころか
気が狂ってしまうかも知れないw
とはいえ、
インドにはインドの面白味が山ほどあるコトは、
元在住者として声を大にしてフォローしておきたいと思う。

とは言えコレもまぁ面白いもので、
あの国の何処を褒めようか思いあぐねてしまうんだけど。
例えば、
僕が住んでいたわずか数年間で恐ろしくインドは変わった。
日本に住んでいると、
「日本は先進国だから」
とか
「インドは遅れている」
とか平気で語られているけれど、
特に都市部では、
新しい技術やサービスが続々と始まっていて、
例えばタクシーは、
もはや携帯で目的地までキャッシュレスで行けちゃうし、
レストランの決済も現金いらず。
路上の売店ですら携帯で払える塩梅だ。
グルメサイトで目的地周辺のレストランを検索し、
予約やデリバリーの発注まで携帯でポチっとなである。
ソレもまぁ、
個人的経験では近所のレストランのデリバリーが3時間かかったコトもあったけど。
何事も新しいモノ好きで、
兎に角まずはやってみる!
という姿勢は好感が持てるし、
その点で日本は腰が重過ぎな気もする。
そして特に印象的だったのは、
子供たちに対して超絶おおらかで優しいスタンスであった。
よくイメージされる過積載な長距離電車は別として(僕は見た事がない)、
都市部のメトロは日本とほとんど変わらない。
携帯をじっと見つめる若者たちがいたりするのは同様で、
かなり日本よりおしゃべり満載で賑やかではあるけれど。
そんな中でも子供たちが大声をあげようが、
動き回ろうが、ソレを見ている大人たちの顔がニコやかなんだよ。
マナー云々とかが国によって違うのは承知するけれど、
子供が声を上げたらしかめ面をして、
ベビーカーを邪魔にするような国では、
何が何だか申し訳なくなっちゃって子供が育てにくいのは考えるまでもないと思うんだ。
インドには野良犬や野ブタ、野牛、
更に言えば物乞いは都市部でも沢山いるけれど、
考えてみればさっきの話と同様で、
『そこに居る』
ってコトが許されている。
ってコトなんだろう。
要するにインドは、
色んな価値観を受け入れてシェアする寛容さがある国なんだなぁ。
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【タウンわたらせ掲載】日々つれづれessay 『DIYだよ、人生は♩』第2話





突然始まった海外生活を振り返ってみると、

とはいえ当時から痛感していたんだけど、

「海外旅行」



「海外生活」

は全く別個のモノのように思う。


それは何も「海外」に限ったものでもないので、


「旅行」



「生活」

で比較するともっと分かりやすいだろう。


そして僕の場合なにせ、

「人生観が変わる!?」

とか言われるインドである。


例えばの話、

旅先の安宿でお湯が出ないとか、
停電しちゃったとかあったとしても、


「きっとコレでこそインド!」


とか言いながらネタとしてやり過ごせるだろう。


でもソレが日常生活の一部になった途端、
笑うに笑えず、
苦笑いと涙でひたすら対峙するしかない現実問題として立ちはだかるのだ。



それにしても、
さすがインドというしかないけれど、色々あった。


多分最初に出くわした驚きの出来事は、

「牛肉流通禁止」

だったように思う。

常々その可能性は聞いていたんだけどソレは突然やってきて、

明日から一切の提供を禁止するっていうんだから寝耳に水ってのはこのコトである。


幸い?
僕の勤めていた焼き鳥屋はオーナーが牛肉提供をそもそもNGだったから
問題なかったのだけれど、

近所のステーキ屋は、水牛の肉を提供するようになったw


そういえば、街の名前も突然変わった。

「グルガオン」

から

「グルグラム」

になったようだ。

そしてトンデモない極め付けが、
高額紙幣の流通禁止であった。


レストランの営業終了後にインド人マネージャーが笑いながら話しかけて来る。


「山本さん、知ってるかい?明日からこの千ルピー札使えなくなるんだよ」


「え、なんの話?」


「さっき、首相が演説したんだよ、明日からコレは紙切れってコトさ。」


そんな訳で、翌日から本当に流通停止。


朝から銀行には両替の長蛇の列で
数少ない新紙幣を奪い合うカオスがしばらく続くコトになり、


レストランでも旧紙幣での支払いはお断り。

決済は全てカードか小額紙幣のみという状況になったのだ。


更にカード決済までシステム異常なのか、停止する羽目になった。


ソレにしても面白いモノで、
インドでの日本人社会は小さいコミュニティというコトもあるだろう。


旧紙幣もカードも使えないというあり得ない状況の中で、名刺を貰いながら、


「今回はツケってコトで、次回ご来店の際にお願いします」


という日本では考えられない対応で難局を乗り切ったのである。




そんな訳で僕は、

「価値観が変わる」

ってほどでもないけれど、
どうあっても動じないスタンスが鍛えられた気はしなくもないかも知れない。

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インドで日々の金の使い道を考えたの巻。



いつも通り、
ぶらり道行くしがない休日に、
なんだか今日はモノの価値というか何というか、を考える道中であった。


まず、デリーの代官山らしいロディーガーデンに初めて脚を踏み入れる。
なぜ?代官山なんだろう?ちゃんと情報収集してから来たらよかったなぁ!
だなんてウソブキながらふらふら歩いていると、
ソコは他の公園と同様にカップルのイチャつくデートスポットなんだと悟った。

どっちに向かうも、あっちを向こうともカップルの視界に入ってしまう。
(建物の)写真を撮ろうモノなら、変質者扱いに睨まれた気がしたのは被害妄想だろうか?


そんなおっさん一人旅に、
地元のおっさんが話しかけてきた。

とはいえ、
突然胸元にインド国旗バッチをくくり付けてくる、いつものヤツであった。

要するに、
謎のドネーションを要求してくるタイプの物乞いの一種?である。

なんだかいつもと違い紙の国旗ではなく金属製だったこともあり、
たまには受け入れてみようと財布を出したんだけど、
100ルピーや200ルピーじゃ、あちらが受け入れてくれない。
※100ルピー200円前後

ホラみろ、とばかりに他の募金者のサインとともに募金額を見せつけてくるわけだ。

その額がまた、
1000ルピーとか2000ルピーって、
おいおい身元や目的すら明かさないこのおっさんに、
その人は一体何に対して募金をしたんだい?


そんな訳で渋々300ルピーで決着をつけ、
恋人たちの公園からしばらく歩いてみるとカーンマーケットに行き着いた。


もしかしたら、
ココが代官山的オシャレ街って意味なのかもしれない。


洒落ている様で、
もの凄くボロボロでガタガタなのは、本当に何故なんだろう?
インドではいつも通りの光景ではあるんだけどさ。


洒落たところが苦手な当方は、
結局オートでラジパットナガールのアフガニスタン街に行くことにした。


念願の座敷席で、
毎度ながらに意味わからず頼んだマトンのカバブとオクラの煮物は、
水とアフガンナン込みの〆て290ルピーであった。


その後グルガオンに戻り、
気まぐれに現地サロンで髪を切ってみるコトにした。


前回は路上で切ってもらったのだが、
今回は涼しい室内で電動式のバリカンが登場して、
横を刈るだけの簡単な作業はものの五分もしないうちに終了した。


お代は確か360ルピー程だっただろうか?


路上では60ルピーくらいだった気がするので、
300ルピーは電気代だとおもうことにしよう。


そんなコトを考えながらオートを捕まえようとしていると、
チャリンコリキシャが俺に任せろ!と息を巻いて話しかけてくる。


「おいおい、結構遠いんだぜ!?大丈夫なの?」


てなやり取りをした挙句、
折角なので彼に家路を任せるコトにした。


そんな訳で話は戻り、
額に汗かき家路を急いでくれている割には随分遠回りな道のりの中、
コレら取り留めの無い1日のやり取り振り返っては我に帰ってみたのだ。


ソレはきっと洒落たチェーン店より地元のローカル食堂で飯を頂き、
涼しい店内でのバリカン君カットより路上のハサミマスターに頭を委ね、
アっという間に到着するオートよりもチャリンコリキシャに家路を託す。


そういう自分にわたしはなりたいのだなぁ。
ソレが自分なりのインドならではの醍醐味のようにも想う。

そんなこんなで、
彼の言い値を聞く前に、
オートよりも多めに150ルピー握らせたんだが、
間に合ったのだろうか?よくわからない。


その後観た寅さんも言っていたけれど、

「働くってのはな、博みたいに女房のため子供のために額に汗して、

真黒な手して働く人達のことをいうんだよ」

第39作 「寅次郎物語」





どちらの職業も、この先どれくらい存続するのか判らないけれど、
どうせお金を使うなら、
そっちのニッチで額に汗する方に使おうと改めて決めたのである。


まぁ、とはいえ、
あの国旗三百ルピーは他の投資に比べても高いなぁ。
と面白おかしく思い出しているんだけどね。
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爆笑!インドの避難訓練の巻。



そうそう、先日避難訓練に立ち会ってきたんだけど、
なかなかエンターテインメントなインディアンスタイルで満喫いたしました。

消火器のデモンストレーションでは、
係員が消火器の扱いを理解していなかったり、
ついついうっかり?人のいる方に大噴射しちゃって人々が逃げ惑ったり。

放水訓練でも同様に、
泥水を天高く巻き上げるのはイイとして、
ギャラリーがいる場所めがけて噴水しちゃって大わらわだったりと、
大爆笑とともにあっという間の時間でありました。

終了後も建物内に流れ込んだ臭気と煙で、
みなさま咳き込みながら余韻を楽しんだようです。

どうもありがとうございます。
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現場復帰宣言。

ほぼ、というか、
いつのまにやら、
一ヶ月に一回の、
27日更新という定期更新のブログになっていたようですが、
そろそろせっかくなので頻度を上げていきたいと思います。

そういえばインドに帰ってきてからも、
早くも2週間以上が経っていたようで、
ジメジメした日本から逃げ出したかと思いきや、
梅雨明けした日本とは裏腹な雨季真っ只中のインドに戻ってきたようです。



とはいえ、晴れれば暑い、
相変わらず極端な環境になんだかホッとしない気もしない気もします。

いろいろございましたが、
書き連ねないと忘れてしまうので、
これからもよろしくお願いします。

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彼方からの手紙



そういえば、と我に返り?
それとなくブログを覗いてみたら、
なんともちょうど一ヶ月未更新の体たらくにモノゴトは推移しておりました。

そう、この一ヶ月は実に紆余曲折に移り変わり、
実は日本に一時帰国してハヤ20日ほどが経ったようです。

欲張りな当方の日本での生活は、
すでに5キロ近くはゲインしている事実が示すがままに、
インドでは気軽に食べられない生魚やら牛肉やら豆腐やら、
思いつくままにご相伴に預かる幸運なバカンスを馬鹿喰い三昧に消化しておりました。

という訳で、
あともう少し日本を堪能してから、
インドのマイスイートな現実に立ち戻る予定でおります。

いやー、それにしても、インドと日本の違いについて、
毎日噛みしめ確かめる貴重な日々をすごしておるわけです。


ちなみに写真は日本行きな機内食の一コマ。
気まぐれにユダヤ教徒用ミールを注文してみたところ、
CAさんにユダヤ教徒と認識されて、お祈りはしなくていいのか?とか、
フルーツはお土産にできませんとか、
色々いじられ楽しい遠足の始まりでありましたとさ。





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シバラートリにまつわる、個人的エトセトラ。




先日どうやらシバラトリーだったコトに気づいた。

シバラートリーってのは、
アバウトながらその名の通りシバ神のお祭りなんだけど、
バラナシが本場な一大イベントな様だ。


なぜ?意識したのかって、
それは数年前新婚旅行のバラナシでそのタイミングを迎えたからであった。


数日前から毎日ガートで顔を合わせる少年に、
その盛大さと素晴らしさを説かれていたんだ。


迎えた当日、
毎日のガート沿いのプージャーが心無しか盛大なくらいで、
なにがおこるのか?心待ちにしていたんだが、


パレードからはじまり、
見渡す限りのガンガー沿いに巡礼者が溢れる夜を迎えた。


大盛り上がりでバラナシにやってくる巡礼者たちは、
途中にあるダンススポットで踊りながら、
ひたすら踊ったり歩いたりして盛り上がっていた。


結局イマイチ「はてな?」なお馴染みインドなイベントだったんだけど、
そういえば、そこで不思議なご縁があったコトを思い出した。


そんな前後で話しかけてきたインド人が、
訊けば日本で働いた事があるらしい、よくある話をしてきたんだ。


話半分で聞き流すコチラの耳に、
彼はコチラの同郷しか知り得ないローカル話を投げかけてくる。


身を乗り出して真意の程を聞きただすと、
どうやら日本人妻と子供がわれら同郷に住んでいるんだそうだ。


思わず意気投合して色々話した挙げ句、
思わず彼と日本で再会する奇想天外な結末を迎えることになった。


帰国数日後、地元のとあるイベントに参加していると、
むこうに見覚えのある顔が目に留まった。


それはもう、ビックリしてテンション高めに声を掛けたんだけど、
こちらの予想を遥かに上回るウルトラQのリアクションだったんだ。


「うぉー、何してんの?おぼえてる?先週バラナシであったよねー!?」


「あんたの嫁さんこっちの人だって言ってたね?いつ来たの?暫く来ないって言ってたじゃん?」


大盛り上がりでけしかけるコチラのテンションどこ吹く風、


「ああ、そうだけど、おたくは誰?確かに嫁はソコのカレー屋に並んでるけど。。。」


「色んな話したじゃん!その時話した知り合いのカレー屋って、
おたくが並んでるカレー屋なんだけど!」


「ああ、そう、で何か用?」


それ以上いう言葉も見当たらず、
あがった筈のテンションも風とともに去っていったとしか言いようが無い。


一体アレは何だったんだろう?
記憶不明にも程があるし、ノリで話したとしても全く覚えていないって意味が解らないし、
もしかしたらアレ以来、インド人は信じちゃいけないって不文律が出来たのかも知れない。


そんなコトを思い出しながら、
そんな数年後インドに住んでいるだなんていう不思議な展開を噛み締めてみたんだよ。
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イスラム国 日本人人質事件に想うコト。



毎度何事も他人事で、
Facebook越しに色々垣間みていた訳だけど、


今回のイスラム国の一件を、
日本からより近いけど、
日本経由で遠くから興味深く見守っている。


さっき初めてインターネットではないテレビ越しにそのニュースを見た。


折角なのでNHKワールドだけじゃなくて、
アルジャジーラとかも観てみたりしているんだけど、
少なくともアルジャジーラで観る日本の扱いはほんの数秒で、
あのフランスの一件に関する特集をやっていたみたいだった。


個人的な感想としては、
フランス人のジュシ何とかな対応も、
話題な日本人ツイッターでの反応も、
それほど違いはナインじゃないかと思っている。


少なくてもどちらにしても、

「相手を刺激しないように自粛すべき。」


だなんてことを考慮したら、
そもそも起こる筈も無かった問題だと思うんだ。


誰が先に手を出したとか、
どのように皮肉ったとか、
目に見える順番は違えど、


デモ行進での対応なのか、
ツイッターでのレスポンスでの違いでしかないのではないか?


と思いながら、状況を観察している。


なんだかネット越しでの対応ってのが、
どうやら日本人らしいなぁって
良くも悪くも思っているんだけど、


無関心で何もしないで傍観しているより、
いくら無責任だろうと言われたとしても、

政府主導のお仕着せお任せではなく、
皮肉だろうがコラージュだろうが勝手にやれちゃう辺りは、
むしろ健全な反応ナンじゃないだろうか?

自己責任とか、自粛すべきとか、
云いながらフランスでの一件に賛同するって一体なんだろう?

政府も世論も自己責任!自己責任!ってばかり言っていたら、
なんだか言いたい事も言えないこんな世の中じゃ救いが無いじゃないか。

やらせだろうが、なんだろうが、
アノ一件でみんなが共感したのは、

「思ったコトは言うよ!」

っていう良くも悪くも自由な精神だったんじゃないだろうか?


表現していいのは政府や出版社だけじゃないってコトを、
今回のツイッターレスポンスは教えてくれた気がするんだ。

そんな風に想いながら、
彼らの無事を祈るばかりである訳です。



【参考文献】
イスラーム国による日本人人質事件に関する「自己責任論」と「首相責任論」の狭間
http://bylines.news.yahoo.co.jp/mutsujishoji/20150124-00042512/

【悲報】ISIS、日本人がコラ送りまくった結果www
http://alfalfalfa.com/archives/7769230.html

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捨てる神あれば。。。

失意に沈みかけながらも、
それでも妻の支えもあり、
去年は去年として反省し、
新年を楽しく迎えようと努めて来たんだ。


そんなモヤモヤがアッ!!と吹き飛ぶ奇跡が起きた。


ソレはメールでやって来た。
他のゴミメールに紛れてやって来た。
何気無く読み進めてみると、
送り主はどうやらタクシー運転手の上司の様だった。


鼻息荒く電話をし、
インド人に通訳して貰ったんだ。


どうやら本当に見つかったんだ。


そして、
その日中に受け渡しが決まった。
まさに、

捨てる神アレバ拾う神ありである。


それまでの疲労感なんて吹っ飛んで、
運転手と荷物との感動の再会のあかつきに、
わずかな有り金100ルピーを渡したが、
なかなか受け取ってはくれなかった。


それでも気持ちだからと受け取ってもらい、
イキもヨウヨウ、
全ての荷物はついに戻って来たんだよ。


みんなにニューイヤーギフトだね!
って言われながら、
周囲のインド人もビックリのコノ奇跡的な展開を、
ちゃんと噛み締めたいと想う。


どうも旅行前後とか浮き足立つとやらかすらしい。


よく覚えちゃいないが、
遠足とか前日眠れないタイプだったからだろうか?
でもまぁ気にせず眠り惚けるタイプの妻もやらかすんだから、
関係無いかもね。


とにかく大事なモノは失わない様に気をつけよう!
二度あるコトを三度やらかさない様に自律しよう!
と誓った一件落着であったのさ。
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明るい将来計画



いよいよ師走もラストスパートにさしかかり、


我らは明日からネパール入りの筈なんである。



とは言え、


何も用意は整っちゃいなかった。



ギリギリまで準備を怠るキリギリスたちは、


ようやく重い腰をあげビザ用の写真を撮り、


イーチケットの印刷をコレから始めるんだ。



そういえば、


タクシーもチャーターしなけりゃいけない。



そもそもどのような経路をとるのか?


まだ決まってもいない。



心配をし始めるとキリがないんだが、


一抹の不安要素があるっちゃアルンだ。



朝便はこのモヤの中ちゃんと発着してるのか?



そして、


帰りの便がスパイスジェットだってのもどうなんだ?



一部では、


年内運行ボイコットらしいとか、


兎に角経営具合がよろしくないらしいんだが、


一体全体大丈夫なんだろうか?



まぁ、


我々はキリギリスなので、


それはそれでその時直面すれば良い話ってことにしておこう。



それよりも、


忘れ物や無くし物が無いように気をつけたいと想う。



毎年毎年書き初めが



『要計画』



とか



『 NO PLAN NO FUTURE』



ダッタリするんだが、


来年はどうしようかね。



まぁそれも来年の自分に期待しようと想う。

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よくある話で、不思議な話。

霧に包まれて神秘的で幻想的だった聖なる昨晩、

折角なのでインド人の皆様に囲まれて過ごしてみた。


正直想ってもみなかった想定外の出来事で、
手持ちがあまりにも無かったのではあるが、
みんなで飲めるようにお酒を買いにいこうとすると、

「あるよ、あるから大丈夫だ。」

と止められたんだが、
なにせコチラは吞んべえである。
お言葉に甘えて、自分用のラム大瓶を買いつけた。

ついでにケーキを焼いてみて、
パーティー開始を待ってみたんだ。

どうやらインド料理でもてなしてくれるらしい。

そして始まったクリスマスパーティー。

ユーチューブでクリスマス音楽を流しながら 、
当方作のケーキ入刀で写真撮影ってな流れになった。

ケーキも食べ終わり、
スナックをみんなでむさぼりながら、
インディアンソングの検索が始まった。

ハリヤーナの音楽やラジャスターン音楽やヒンディー音楽、
それぞれの州の違いなどを興味深く教わった。


それにしても、
インド料理はおろか、
他のお酒もいっこうに出てこない。


こちらが用意したケーキ、スナック、お酒だけがテーブルに並び、
それは、それで盛り上がっている。

全くもって別に良いんだが、
いったいアレは何だったんだろう。

恐らく彼らは気づいていない。
自分たちが料理とお酒を用意すると言ったことすら忘れているのだ。

コチラが用意したお酒が終わる頃、
随分陽気な調子で解散の流れになった。


本当に不思議な出来事なんだけど、
この手の話はよくある気もするんだ。


要するに 、
息を吐くように体裁だけ整えるようなお話。


まぁ、何も全く整っちゃいないんだけどね。

よくあるはなしで、昨日のはなし。


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インドでブッダに目が醒めた。



或るいつも通りの曇天模様な休みの日、


妻と二人でふらり本屋に立ち寄った。



主な目的は、


年末のネパール旅行でのネタ探しだったのだが、



しばらく店内を散策していると、


妻が思わぬ発見をしたのである。



それは、


我らが大好物な手塚治虫の『ブッダ』英語版であった。



もちろん日本語版は持っているのだが、


今回はインドに持って来ていなかった。



此処インドの地で、


インドを舞台にした大好きな作品を見つけ、


折角なので、クリスマスプレゼントにでも。



と興奮気味にシリーズを漁っていたのだが、


どうも不思議なカルマを感じざるを得なかった。



それは、


一巻だけがないのである。



実は、


我ら日本語版の一巻も、


日本に住むネパールの友人に貸したっきりで、


そのまま有耶無耶にして来ていたのである。



もちろんまったく偶然の、


勘ぐり思い込みのたぐいであろうが、



そんな自らの不敬な過去を指摘されたような気がした。



少なくとも、


忘れかけていたエピソードを思い出し、


思わず二人で苦笑いしたのであるよ。

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インド人とのコミュニケーションに想うコト。





インドで働く日本人ってのは、
体育会系の方が適しているんじゃ無いか?



と妻が言った。


うむむ、確かに思い返してみると、
ソレは、間違いがないように思えて来たんだ。
それっていうのは、
つまりインド人はカーストの影響なのか?
植民地経験のおかげさまなのか?


面と向かった際の、
会話の節々や、
行動全般が従順で、
正直顔色伺って媚びへつらった印象で、
「サー」とか「マム」が語尾についたりしてるんだ。
個人的文化系人間にとって、
このシィチュエーションは気持ちが悪くて、
オイオイ待てよ!
立場は違う部分もあるけど、
そこまで下手に出ないでくれよ!
と思うコトもしばしばなんだが、
多分体育会系にはドツボな上下関係なのかも知れない。


確かにインド人と付き合えば付き合うほど思うのは、
だんだん遠慮は無くなってくるし、
遠慮なく色んなモノゴトに乗っかってくるようになるので、



具体的な距離感含め、
ちょっと間合いを整えたくもなるのは間違いはないんだが、


躾やら上下関係を解らせるような、
なんだかそういうやり取りは、
ボクらみたいな上下関係を知らずに生きてきた勝手連には、
経験がなく、むず痒くなるような違和感があるように思ったんだ。



まぁどちらにしても、



思ったコト、間違っているコトはちゃんと言わないと伝わらないし、
理解して、動いてもらうまで根気強く言い続けないと駄目なんだ。



という当たり前のようなコトに、
嫌という程直面するんだよね、この国ってさ。
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シク教と掛けまして、何と解く?

近頃風邪なのか?
季節の変わり目か?
咳をしている人が多い。

先日そんな会話を数人でしていた。

シク教の彼が言う

「日本じゃどうやって直すんだい?」

「ネギを首に巻いて…」

と返そうとしていると、
聞いていた女の子が笑い出した。

そして一言。

「シク教徒がシックって!(爆)」

なんとも言えない空気になったが、
なるほどそういう冗談も通じるのか!
と、つい僕も繰り返し暗唱したのであった。
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