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印度の小噺。

計画的のつもりで、 無計画に飛び込んだインド生活の、 テンヤワンヤなコトの顛末を綴ります。

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クテュブミナールの周辺を歩き倒す、南デリー散歩の巻。



今回もまたデリーのアチラコチラを無闇に歩く道中である。

ちょいと仕事の都合上バサントクンジに行く用事が出来たマイ休日。
腰を上げた時間が中途半端過ぎて過ごし方に困ってしまう。

いつも通りメトロ内で行き先を思案した挙句、
突発的にクテュブミナール駅で降りることにした。

クテュブミナールってのは、
言わずと知れた世界遺産のデリー観光名所である。

そういう名所近くの駅ってのは、
面倒臭い輩が跋扈する気がするんだけど、
今回はそれに輪をかけて面倒臭そうなオートに乗ってみた。

なにせ、せめてクテュブミナールまで40ルピーくらいが相場じゃないか?
と思うんだけど、(ちなみに僕はメーター付きオートに出くわしたことがない)
なんとまぁ奴は10ルピーだって言うんだよ。

説明を聞くと明らかに面倒臭そうだった。

「ファースト、ショッピングプレイスOK?ネクストクテュブミナールOK!?」

まずは腹ごしらえから始めたいこちらは適当に、

「いやいや、別にクテュブミナール行くつもりもないし、
じゃあショッピングのところでおろしてよ」

と言ってみる。 



そんな風に適当に始まったご当地観光は、
明らかにクテュブミナールから離れた方に向かい始めた。


嗚呼、やっぱりそうだよね。 
その先にあるのはあそこだね、
なんか象とか色々オブジェが派手なあのエンポリウムしかないよね。

別に行っても構わないけど何も買うつもりもない。
そういえば初めてのバンコクでもそんなノリだったなぁ。
だなんて懐かしく思いながら止まれと言っても止まらないので、
飛び降りてクテュブミナール方面を歩くことにした。

改めて思うのは、目的地が無い旅路じゃあオートは勝手が悪いよね。

実はずいぶん前に友人から、
そこら辺周辺はなかなかカオスな商店街があるよー!と聞いていたので、
どこにあるかわからないけど、そこら辺が今回の目的地なのである。

観光客が行き交うクテュブミナールを抜け、
ちょいと高級げな日本料理屋を超えて、
なんだか知らないようで聞いたことがあるような街並みにたどり着いた。


そこは、メラウリという地域らしい。なんだかバスとかの目的地で見た覚えがある。


当初、まぁビールでも煽ってご飯食べようかなぁ!的なノリだったんだけど、
あ、そういえば、と思いながら歩けば歩くほどわかるのは、
ココがイスラム圏の街並みだってことだったんだよね。

要するに、酒が無いに違い無い!!


ご飯がどこでも食べられるのはわかるけど、
明らかにこちらの望むような形態では決して無いワケだ。
 

結局飲まず食わずで歩き倒して辿り着いた仕事上の目的を果たし、
その後も同じ道を歩かないようにしたつもりが元の黙阿弥に戻り、
反対方面を意識したつもりが思わずクテュブミナールにたどり着いてしまった。

本当に迷路のようで、狭い路地をすり抜けた挙句、
いつものインドな路地裏の風景を彷徨ったんだね。

その後しばらく歩いて北上していたんだけど、
雨が激しくなった手前オートにお願いしてメトロに乗り換え、
夜はデリー北部のチベタンコロニーで過ごすことにしたんだ。

そういえば、きっとグレーゾーンなこの一帯ではあるけれど、
近頃随分と整備されつつある印象で、
新しい洒落たカフェーやらブティークが出来始めているよね。

そう考えてみると、
当たり前ながら同じような路地だとしても、
宗教や文化圏が違うと随分雰囲気が変わるもんだなぁ。

余談であるが、
個人的にはチベタンがインドでは洒落ていると思っている。
その次にネパリ、東北民、パンジャビ、ヒンディワラ。
インド人は基本キンキラ派手好き過ぎるキライがあるね。 

 
そんなワケで、そんな一角で晩御飯を頂きながら、
きっと雨のマイホームは多分停電してるよなーとか思い、
ビールを煽りながらココで一泊することに決めて夜を明かしたワケなんだ。














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オールドデリーを日常的に歩く日課の巻。



先述の通り休みになるとデリーを改めて歩くのが日課(週課)である。

そういえば書き損ねたけど、
先述のコリアン道中からの流れで見つけたムールチャングの日本財団では、
マイ大好物の「男はつらいよ」の上映会にもありついたんだった。

第279話/インドで、リーズナブルなコリアン料理をいただく

そのままの流れでバイオレットラインの最終地点であるITO(伊東ではない)まで行って、
彷徨いながらオールドデリーを歩き明かしたこともあった。

それらは当時を書き記したメモがあったりするので、
そのうち気まぐれにココでもダラダラ書き連ねてみたいと想う。


そんな訳で近々のデリー探索は、
相変わらず当てのないコンノートプレイスから始まって、
ふと気になっていたロシア科学文化センターに行ってみることにしたんだ。

いつも通り事前に見た地図と土地勘を頼りにブラブラ探すインドの旅路は、
いつものことながらロクデモナイ結果になりがちなのかも知れない。

マイモバイルの脆弱な電波事情と個人的なツメの甘さが仇となり、
結局訳も分からず見つからず仕舞いだったんだけど、
サイトを見ると見つからないワケがない規模に見えるので意味が解らない。

Russian Center of Science and Culture

結局ニューデリー駅の周辺を改めてふらふら歩いて回りながら、
自身の自称強いはずの土地勘をアップデートしてオールドデリー方面へと向かった。

本当に毎度ながらこの辺り一帯は、
全てにおいてカオス過ぎてめまいがするし、
顔中埃まみれになる超絶パワースポットだと改めて実感する次第である。

在住3年目ですらそう思うんだから、
初めてのインド来訪者とかびっくりしちゃうよね!?だなんて、
自身の初めてだったあの時を振り返りながら初心に立ち返るのだ。


初めて妻と一緒にニューデリー駅から、
地上に上がって進んで行った駅前の道をグイグイ進んでいくとそこには、
当時は知らなかったデリー唯一の赤線街GBロードに行き着く。

線路横の油と埃臭い道沿いで怪しげなオバちゃん達が声をかけてくるワケだ。

夜ともなるとローカル男達が殺到するこの付近を抜けて、
更に埃臭いホコリ臭いスパイスマーケットの方へ流れて行ってみる。

オールドデリーの街並みは、
チャリンコリキシャ兄ちゃんが教えてくれるまでもなく、
これぞ!デリーの醍醐味な迷路のような狭い路地がひしめき合い、
人がワンサカ行き交う実にダイナミックなカオスの真っ只中なんだよ。


そんな混沌のオールドデリー駅前を抜け、
絶賛工事中のレッドフォートことラールキラー周辺で、
ふと長距離バスが停まってる一帯を見つけた。

どうやらここからジャンムー&カシミール行きのバスが出ているんだね。

どうやら旅をしているようで日常の延長線上の僕は、
900ルピーで多分朝には着くんだろう道中を妄想しながら、
旅の風に心躍りながら次回はきっと必ず!
とカオスなオールドデリーからマイグルガオンに戻って妄想を続けているのであるよ。
 




 
 



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ふらりデリー散策編 〜カーンマーケットからの道程〜




なんだか日記とか途切れ途切れで、
継続ってなんてコトなんかすっかり忘れている最近だけど、
なんだかんだ言って雨とか停電とか夏のせいなんだってことにして、
いろいろ書き溜めてはある日記のタグいは後々貼っていくことにしよう。


そう、 ちょっと前の旅人たちの集いから、
フツフツと湧き上がる気もした旅の衝動を、
夜更かしと眠気でかき消して昼から動き出すダルな休日を過ごしていたんだ。


デリーだね、妥当な線として。


とはいえど未だに若者たちが集うようなオシャレスポットも、
ジジババが集うようなスガモなパワースポットも見つからないし見当もつかない。 


そんなんで全然意味なくウチを出て、
ふらりと乗り込むイエローラインの行く末をポカンと眺め行く先を決め、
今回の旅路はデリーの代官山と名高い?カーンマーケットから始めることにした。


ここカーンマーケットは、
思うにデリーで一番高級げでインターナショナルな人種が集う集落である。
(モールを除く)


とはいえ作りもカオスっぽさもインドらしい雰囲気を残すのはご愛嬌であると思う。


遅めなビールと軽いブランチを頂いて、
セッカチな僕は足早に当てのない次の目的地を目指した。


目的地の無い道程にオートは通用しない。
何せ行き先を提示できないのだから自分で進むのである。


これまでの無駄足だらけの散歩の数々と経験のおかげ様で、
だいたいどこを歩いているのか?を察するコトが出来るコトだけが収穫みたいなもんで、
歩きの醍醐味ってのは車や電車では計れないゆるいスピード感と、
その通りの営みを肌感覚で体感できることだろうか?


だなんて適当に思いを馳せながら、
どこも大して変わらないゴミだらけのストリートと物乞いとのやり取り、
どこもかしこもメトロ建設やらの工事中の街並みをひたすらに南下した。


歩いてみること4キロほどで、
次なるオシャレスポット候補はディフェンスコロニーに辿り着いた。

まぁオシャレなのかは甚だ疑問だし特段用事もないので、
そのまま歩いて行ったことない噂の新スポットことGK1へ向かうことにしたんだけど、 
この頃からレイニーシーズンなココいらは雨が降り出したのであった。


結局カフェーでコーヒーを頂きながら雨宿りをするも、
気の短い僕は再び当てのない旅路を進めることにした。


雨のGK1はちょっと遠いし、既にめんどくさくなった。


ふと近所といえば近所のラジパットナガールの商店街が気になって、
ビショビショになりながら商店街を散策しビアーを煽って過ごしたのだ。


夜も更けて10時前(インドの夜は早いのだ)とはいえ、
実は今夜はグルガオンには帰らないつもりになっていた。

折角なのでコンノートプレイスの友人の勤めるレストランで閉店過ぎまで談笑し、
12時頃にいつもの?終着点ことパハールガンジで宿を取り寝苦しい夜を過ごしたんだよ。


















 

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パハールガンジで旅人気分を味わう、の巻。 



在住も三年目に差し掛かり、
なんだか毎日違和感ばっかりだけど、
新鮮味が無いなぁだなんて思っていた気がする。


そんな折、日本のゴールデンウィークだからなのか?
日本から友人づてに旅人?がやってきてアテンドすることになった。


目的はとあるモノの買い付けだそうで、
今日は事前の顔合わせ的なデリー観光をご一緒したのである。


たまにそう言ったご来客があると、
いつもなんだか不思議な居心地に、
改めて自身の立ち位置を確認するように想う。


そんなワケで、
パハールガンジ集合でそこからINAのディリーハート、
向かいのINAマーケット、コンノートプレイスで夕食を済ませ、
おまけに僕もパハールガンジに宿泊することにしたのである。


いつもなら、
一緒に観光するまでが自身の旅人体験ツアーだったんだけど、

今回は、
その後自身の宿探しまで込みのフルセットな旅人っぷりなんだ。


多少の遠方ならいざ知らず、
デリー観光でデリー滞在は未踏の境地であった。
(普段ならグルガオンに帰っちゃうもんね。)


「一体何年ぶりの滞在であろうか!パハールガンジ!」
 

てな具合で折角の旅気分を味わっているのである。








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デリーの車窓から




「旅なんて何処どこへ行って見ても、
同じような人間が同じような村や町で、
同じような単調な生活を繰り返しているだけで、
どんな旅にも興味とロマンスをなくしてしまった。」

【猫町より適当に抜粋


と云った萩原朔太郎のお話を最近よく思い出す。

ソレは、インドだから?
なおさら感じる気がしなくも無い気もしている。

ソレは要するに、
正直どこへ行っても格別な特徴も、
穴場で素敵な街並みやお店があるワケでも無いからだろう。

そんな物思いに耽りながら、
とある休日の昼下がりメトロの駅を指折り数え、
車内と車窓を眺めながら未だ見ぬ終点を目指してみたのである。

インド生活もハヤ二年目に差し掛かり、
その割になかなか遠出もままならず、
せめてデリー界隈をくまなく見知っておきたいと、
暇に任せたタダのふらり途中下車の旅である。

在住の方はご存知だろうが、
デリー界隈はどこもかしこも開発中で、
メトロや高層マンション建設ラッシュの真っ只中である。

今回の終点•デュワルカに差し掛かる辺りからは雑多な街並みを抜け、
だだっ広い一面に整然と団地が建ち並ぶ殺風景な景色になった。

一通り終点までを垣間見て、
何だかさっきまでの雑多な喧騒が恋しくなった気がした。

そのまま終点から新設のエアポートラインに乗り換えも考えたものの、
折角なのでこのブルーラインの何処かで途中下車すべく、
再び同じ電車に揺られて戻るコトにしたのである。


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デリーのディープスポット巡りの旅。

この前デリーの友人を訪ねに行ってきた。

集合場所はコンノートプレイス。
どうやら彼のお家のご近所らしい。

とはいえ、
集合時間も適当で、場所も適当なインディアンスタイルである。

「1時頃に着くよ!」

と言った僕も3時頃に到着するオッペケペーだし、
迎えに来る方も電話に出ないスーダラ野郎な展開である。



そんな訳でダラダラ集まる展開で、
ちょっとした休日の幕は切って落とされたのである。


結局集合場所はコンノートプレイスのパリカバザール。


集合時間前にカフェでビールを煽りながら呼びつけて、
彼が着いても暫く飲み続けてたのは内緒ではある。

ようやく合流し、バイクにニケツでデリーを走る。


以前行ったこともあるシク寺院を参拝しながら、
前回来たのとは明らかに違う、
アムリトサル帰りの本場感を漂わせながら、
感じることは一人での旅路と誰かと訪れる場合の違いである。

何から何までアテンドしてもらいつつ、
次なる目的地は大使館街をバイクのニケツで抜けながら、
結局酒場にたどり着き、酒を調達し彼のお家に向かう。

それにしても、ちょっと戸惑ってしまった。

彼のお家は予想以上にスラムな一角のお家だった。 
別に気にしやしないし、僕の今までのお家も大した差はない気もするんだけどね。


それはかつてコルカタで見た集落のようだった。 
地域住民も外人が来て浮き足立つくらいアウェイ感満載である。


【コルカタディープ散歩案内】
http://india.no-mania.com/Entry/96/


要するにプレハブで覆われた下町オブ下町な長屋エリアであった。

 
そんな彼の部屋はベッド一つが収まれば半分が埋まる狭さで、
さらに狭いキッチンでは奥さんがご飯を作ってくれていた。

そんな中、ぞろぞろ彼のおかーさんやら親友、近所のガキンチョが集まってくる。

お家の外で聞こえてくる悲しげな歌の理由を聞いてみると、
旦那が遠くに出征するから嫁が泣いているんだとかそんな話になる。 


それでみんなで近所を散歩しながら話していると、
さらにご近所のお友達が集まってくるわけなんだ。


そんなどうでもいいような大事なような会話をしながらいて見ると、
どうやら何が大事なのか?ありきたりながら察する居心地であった。


道を行けば誰かしらに会い、語らい、場合によっちゃご飯に誘い、
界隈を行き交う人たちはみんな知り合いで顔馴染みなんだよね。



今まで日本のそんな集落に育てていただいてた僕としても、
なんだか懐かしく、羨ましくなっちゃうくらいの親密感で、
トイレ共同な有様だとか、兎に角懐かしくなっちゃったよね。


結局酔っ払ってお家まで車で送ってもらう道中でも、
幼馴染同士の今や昔の友情会話とか思い出話しを聞きながら、
ノマドな僕には興味深いやり取りをずっと眺めながら家路に着いたんだよ。


改めて、家族や友達、故郷のことを思い返すセンチメンタルな居心地だったんだ。
 




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パハールガンジにやって来た。



随分と久方ぶりにデリーに行った。

そんな気もしたんだけど、
そうでもないことに気がついた。

とはいえ、
ここオールドデリー界隈は随分久しぶりだったので、
そう感じだんだろうと改めて噛み締めながら、
パハールガンジでビールを煽って家路に着いたんだよ。



色々インドも巡ったけれど、
やっぱりこんな雑多で旅人が行き交う雰囲気って他にないよね。





映像は、最寄りの始発駅での日常模様。
5分ごとに行われるセレブレーション。


【参考】
優先席をめぐる悲喜こもごも
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酷暑のオールドデリーをゆく、の巻。



昨晩の宴から一夜明け、
屋上で寝ている本日の観光ガイド君と
電話番号交換と集合時間を確認して一旦家に帰った。


集合時間は9時半だそうだ。


なんだかちょいと早いなぁ、
と思いながらも大体時間通り駅に着いた。


とはいえ彼は来ておらず、
電話をしても出なかった。


まぁありがちな展開だねぇとガッテンし、
一人予定通りメトロでデリー方面へと向かうことに。

昨日の話では、
オールドデリーのマーケットを案内してくれるらしいので、
先に一人でコンノートプレイスの外側周囲を歩いてみることにした。


後で聞くところによると、
どうやらインドはくそ暑いらしい。


確かに暑いが、慣れてしまったのか?


それほどとも感じず、ひたすら炎天下を歩き回る休日である。


シク教の寺院や、ジャンタルマンタル、トルストイハウスなど、
今まで行かなかった外周を一回りしオールドデリー方面へ向かう。


それしにしても、やはりというか、なんというか、
オールドデリー駅前のカオスっぷりは、
相変わらず半端ない風景である。


一体全体、
戦災があったわけでも、天変地異があった訳でも無い筈なのに、
この瓦礫とホコリを多分に含むこの風景はなんなんだろう。


そんな風に感じながら、
さらに奥、以前旅行で来た際に見た中でも屈指のカオスなストリートを目指した。


そこは、
線路の上の高架らしいスポットなんだけど、
なにしろ難民キャンプな勢いの青空根城と、
車の往来が激しいスパイスマーケットであった。


そんな通りを通り抜け、
そのまま線路沿いのマーケットを南下して、
結局いつものパハールガンジで一服し、
一路家路を目指したのである。


それにしても、
一緒に観光する筈だった彼はどうしたんだろう?


結局返信の一つもなく、
翌日職場であっても何のリアクションもなかったんだが、

帰り際、突然停車して鳩に餌付けをはじめる
素敵なオートのおっさんとかも含め、

これもひとつ、
数多いインドの謎の一つであるんだろうと、
おおらかに受け入れてみることにしたんだよ。









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オールドデリーのカオスな車窓から。



カオスもカオス、
ジャマーマスジット前に出戻ったその時、
1台の観光バスが目の前を通り過ぎた。

乗客はみな西洋人のラグジュアリーなボルボバス?である。

彼らは皆が皆、ジャマーマスジットではなく、
門前のコチラ側カオスストリートを熱心に写真に収めているようだった。

なんだか複雑な心境になりながら、
気持ちも判らなくもない居心地でもあるのが不思議でもある。

個人的には、
寺社仏閣よりも周囲の庶民の生活が気になるのと同じなのかな?

でも、
高みの見物は趣味じゃないし、
彼らはこの後ドコに行ったんだろう?

良く解らないが、
渋滞を言い訳にボクはそのバスに蹴りを入れながら、
ヤギだか羊だかの生首が溢れるマーケットに別れを告げて、
マスジット横のマーケットに割って入って行ったんだ。

更にカオスなこのマーケット、
買いたいものも大しちゃないけれど、
今話題のアップルウォッチもどきに琴線が触れたのは仕方がない。

とはいえ、
買っても良いが、ネタにしかならない糞クウォリティで付けるシーンが見当たらない。


そんな馬鹿歩きをしている間に、
どうやらレッドフォートな麓に辿り着く。

良く解らないが、もしかしたらやってないのかも知れない。
月曜日は日本に限らず休みが多いのも玉にきずなんだよね。


そのままひたすら歩き倒してみると、
大きな公園があり、猫も杓子もクリケットをしていた。

みんながみんなやっているので、
ドコからボールが飛んで来るのかワカリャシナイ。

ひたすら土地勘たよりに南下して、
ニューデリー駅近くに戻ったんだけど、
地図を見ても良く解らないのはなぜなんだろう?

あれは、一体なんだったのか?

隣で歩いてるおっさんが何となく気になって振り向いてみると、
そのおっさんの顔の反対側がケロイドだったり、
悪いがこの展開ではホラーなんだけど、インドじゃ当たり前でもある。

だんだんドコにいるのか?ワケが解らないんだけど、
なんとかどうやら戻れた様な白昼夢な居心地になった。

そんな訳で、
段々運動不足なボクの足は悲鳴をあげ始め、
線路の反対側のメインバザールでらビールで一息入れて帰るコトにしたのであった。


どうやら、やっぱりデリーは奥が深い。
折角近所なだけに、ありったけに歩き倒しておこう!と意を決した休日だったんだよ。

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オールドデリーとニューデリーの違いについて。




折角毎日ほぼ日で日記を記そうと思ったものの、
結局意志薄弱で惰性の日々を送ってしまった。

日記を記す意味は個人的に、

「いつ何があり、それに対して、何を思ったのか?」

を思い出させるリマインダー機能な訳なんだ。

そして「何があったか」よりも、
「どうおもったか」を詳細に記した方が、
後になって自分に対して笑えるのである。

そんな訳で、
意志薄弱で記憶喪失気味なボクは、
思い出す限りの思い出話を、忘れる前にココに書き連ねておこうと思う。


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

そう、
先日の休日は、オールドデリーに行ったのだ。

ちなみに、
自分を含めインドを知らない人にとって、
オールドデリーとニューデリーの違いがまず判らないかも知れない。

どうやら、
オールドデリーは下町部分、ニューデリーはそれ以外の部分ってコトだろうか。

http://tokuhain.arukikata.co.jp/delhi/2007/07/post_1.html


そういえば学生時代、
住んでいた渋谷界隈から、上野近くのザ・下町こと谷中に引っ越した際、
地元の不動産屋に言われたコトを思い出した。

「あんちゃん、渋谷とかそこらなんてね、言わせてもらえば、昔は鷹狩るようなド田舎だぜ!?」


話は逸れたが、
てな訳でザ・下町のオールドデリーへ向かったのである。

地下鉄の長い階段を駆け足で上るその先は、
流石に他では味わえない、あのカオスとしか言いようのない雑多な街並が出迎えてくれる。

何度行っても方向感覚が狂う様な、
迷路みたいな、イカレタ街並である。

土地勘だけが取り柄のボクは、
思い込みを多分に含みながら、リキシャの誘いを振り切りジャマーマスジットを目指す。

今回の何となくの目的地の一つは、
未だ行ってもやってなかったムスリム料理屋の名店・カリム本店であったのだ。

分店が職場の近くにある手前、
ソチラには何度か行ってたのであるが、
どうやら本店は全く違うお店であった。

なにしろメニューも豊富だし、
グルガオン店なんかより随分安いし、お客が多いせいなのか、欠品がない。

お腹いっぱいになったところで、
再びカオスなジャマーマスジット前に出戻って、
町歩きを始めたのであった。


長くなりそうなので、つづく。

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