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印度の小噺。

計画的のつもりで、 無計画に飛び込んだインド生活の、 テンヤワンヤなコトの顛末を綴ります。

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真夏の夜の、タクシーオイテケボリ事件の巻。


【前回の続き】


その後、パープルラインからブルーラインに乗り継いで、
向かった先はカロルバーグ。

特段用事はないが、行った事がなかったので来てみたのである。

それにしても、
予想以上に人がごった返している。

大きなメインストリートの両側には様々な商店が軒を連ねているが、
どうやら月曜日はお休みとのコトで、シャッターが閉まっているんだが、
そんなコトに気がつかないくらい露天商が衣料品やら謎のグッズを所狭しと並べている。

道を歩けばサングラスやら変なおもちゃ、ボールペンなどを売りつけられる、
なかなか混沌としたざっくばらんな賑わい方をしている。

一通り歩いた挙げ句、
ついでに歩き方にも書いてあったピュアベジレストランに立ち寄ってみるも、
そちらもどうやら定休日なのか、中休みなのか、で営業しておらず、
結局いつものパハールガンジで安酒を搔っ食らって家路に着いたのである。

しかし、
ただで家路に着くのもつまらないので、
折角なのでオートで帰る事にしたんだが、
それがソモソモの悲劇の始まりだったのかも知れない。

はじめに向かった先はパハールガンジからバサントクンジ。
そちらも行った事がなかったので、向っただけのコトである。

道中居眠りをしながら辿り着いた先は、
なにやら『ミゾラム』って書いてあるホテル?であった。

おいおい、もしかしたらあたし、ミゾラム人に見えたのかも知れない。

とりあえず近所の繁華街に連れて行ってもらい、
一回りして次のオートに拾われたんだ。

とはいえ、
デリー圏内からグルガオンの州越えは、オートでは出来ないのである。

結局ギリギリのチャタルプール駅に到着し、そこからはメトロで帰るコトに。

最寄りのシカンダルプールで降り、
近所の酒屋で酒をあおり直したあと、
とんでもない展開が待っていたのである。

拾われたタクシーの運転手は、
しきりにオネーチャンを勧めてくる。
走行中にとなりのリキシャのねーちゃんに交渉する始末で、
断り続けていたんだがそれにしても、
どんどん目的地から離れて行くんだよ。

何度指摘しても、

「大丈夫、ちょっとウチに寄ってから向かうからちょっと待って。」

と暗い夜道をどんどん進んで行ったんだ。
もういい加減にしろ!と大げんかの結果、
啖呵を切って車を飛び出したのが運の尽き。


真っ暗闇の荒野?のど真ん中で、
置いてけぼりのハードモードな展開に陥ったのである。

かすかな月の明かりを目印に、
遠くに見える車が走る道路を歩いて目指す。

土地勘だけが頼りのおぼつかない家路である。
もちろん酔いだなんてとっくに醒めきっていた。

なんとか車が往来する十字路に辿り着き、タクシーに拾われた。

どうやら運転手曰く、
我が家までは10キロ以上離れた場所に連れてこられたようだった。

一体全体アレはなんだったのか?
前回もそうだったけど、夜中で下手にタクシーを拾うのはやめておこうと思う。
タクシーもどきみたいな連中も多いし、
こういう場合リキシャの方が、まだマシかもね。


と反省と無駄を重ねて恥を晒して生きているのであるよ。









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Responses1 Responses
1.もう少し あさん (2015/05/06 22:55) [Edit]

危機感を持ったほうがいいと思います。
万が一何かあった時、他の在印日本人にも迷惑を掛ける事になります。
自己責任ですが、あなただけの問題では済まなくなる事をお忘れなく。

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