長々と書き連ねるプシュカル道中の一部始終ではございますが、今回が最終回。
みなみなさま、ご静聴ありがとうございます。
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ひたすらにプシュカル周辺を走りまくった挙句、
ふとふらりとあるカフェの前のガートで昼寝を始めた。
なかなか腰を下ろすこともしない意外とセッカチな性分ながら、
少しくらい休んで見る気になったのかも知れない。
とはいえ20分もしないうちであろうか、
人がわんさか集まってきて、太鼓やらの賑やかなプージャが始まった。
そう、ココは夕日を見るには絶好のスポット。
目の前のカフェの名前は確か「サンセット」であったのだ。
太陽が次第に落ち始め、
人もぞろぞろ集まってくる。
犬も釣られて集まってくるし、
ついでに牛とかも歌い始める。
その横では、
物売りが一切の空気を読まずに訪問販売を始めたりする。
更にはガートの最前線で陣取っていたヨーロピアン女子たちを、
関係者かなんかが日の入りギリギリに大声で止めに入るもんだから、
音楽が止まり、一斉にけたたましく雑談が始まったりで、
感動的なシーンのはずが、インドならではのざっくばらんなオチがついた。
まぁそんなもんだろう。
とその場を後にして、バイクで最後の町内一周。
定刻にはバススタンドにたどり着き、
予想通り定刻には出発しないどころか、
準備すらしていないバスを眺めながら過ごした。
結局一時間後にバスは出発。
ダラダラと客を拾い集めながらの不思議な出発である。
「一体、何で、ぼくは、あの時間を指定されたんだろう!?」
定刻を過ぎて拾われていく彼ら彼女らは、
どんなチケットを持っているんだろう?
とインドでは野暮かも知れない疑問に自問自答していると、
一緒のタイミングで乗ったきっとロシアンなイケメンが、
次の乗車ポイントで首を傾げながら違うバスに誘導されていた。
「まぁ、みんなそうだよねぇ。」
と何だか一人合点して、再び長距離バスに激しく揺られ家路に着いたのである。
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追伸
チケットの購入時&乗車前に、
何度もなんども自身の降車ポイントを説明した甲斐あって、
運転手&助手共々覚えてくれていたおかげさま。
深夜3時過ぎのニムラナにちゃんと降ろしてくれたのは、
本当にありがたいと思ったのでした。
荷物をまとめて運転席の方に行くと、
起こしてくれたはずの助手君が爆睡通せんぼしていたのは本当に謎。
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