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印度の小噺。

計画的のつもりで、 無計画に飛び込んだインド生活の、 テンヤワンヤなコトの顛末を綴ります。

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チャンディガールのナイトライフとコトの顛末。



先述の不思議スポットを後にしようと、
乗り込んだ先は観光地っぽいオープンエアーな乗合リキシャ。

とはいえ同じタイミングで向かう人もおらず、
チャリンコリキシャに乗り換えて湖へ移動した。

湖はボートとかミニ遊園地が併設された地方の観光スポットってな印象である。

数分の滞在でせっかちな当方は、
そのまま歩いて南下して行った。

とはいえ、
その後の予定は未定過ぎるほど未定であった。

決まっていたコトと言えば、
翌朝5時とかに帰りの便があるコト位である。

先ずは宿でも取らなくてはならない。

そんな訳で歩いてもと来たセクター17なる繁華街へ戻ってみた。

ここで準備不足で体たらくな実態が明らかになってしまった。

どうやら宿をとるには、
パンカード(インドの所得証明)では不可能ってコトらしいって事実である。

パスポートを要求され、泣く泣く宿は諦める話になった。

それならチャンディガール名物らしいナイトクラビングで夜を明かそうにも、
探しまくった挙句平日にはやって居ない。

万策尽きかけて、一縷の望みをかけて尋ねた先はバスターミナル。


旅人が旅立ちの糸間を縫うチョットした部屋があるコトを思い出した。


それもあえなく満室で、
本当に万策尽きたノーウェイな夜も10時過ぎ。

そう言えば!てな具合にブレイクスルーを思いついた。


「何だ!バスに乗って帰ればいいじゃん!!」

既に朝の便を予約してあったのではあるが、
それを無視すれば無限の可能性が広がっていた。


速攻バスターミナルで確認を取ると、
グルガオン行きの最終バスがあるらしい。

そのまま飛び乗ってみたものの、
ボルボなラグジュアリーバスもあったようだ。

「そっちがいいなー!」

と思うのもつかの間、ボルボバスは出発し、
片道250ルピー位の、
どローカルな満員ボロバスに揺さぶられて家路に着いたのである。


寝ることも横たわることも出来ない普通のバスで、
次第に集まり詰め込まれる座席の中で、
隣のにーちゃんとか足を伸ばしたり、こちらの肩が枕になってる。

寝るにも寝れないファンタスティックな状況の中、
朝六時過ぎに我らがグルがオンに着いた暁には
狙っていたイフコチョークを通り過ぎ、
運転手に直談判で見知らぬ路上にほっぽり出されたんだよ。

何とかオートに拾われて家へ戻り、
いつも通り出勤するハレとケの狭間を味わったって訳なのさ。

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