この前デリーの友人を訪ねに行ってきた。
集合場所はコンノートプレイス。
どうやら彼のお家のご近所らしい。
とはいえ、
集合時間も適当で、場所も適当なインディアンスタイルである。
「1時頃に着くよ!」
と言った僕も3時頃に到着するオッペケペーだし、
迎えに来る方も電話に出ないスーダラ野郎な展開である。
そんな訳でダラダラ集まる展開で、
ちょっとした休日の幕は切って落とされたのである。
結局集合場所はコンノートプレイスのパリカバザール。
集合時間前にカフェでビールを煽りながら呼びつけて、
彼が着いても暫く飲み続けてたのは内緒ではある。
ようやく合流し、バイクにニケツでデリーを走る。
以前行ったこともあるシク寺院を参拝しながら、
前回来たのとは明らかに違う、
アムリトサル帰りの本場感を漂わせながら、
感じることは一人での旅路と誰かと訪れる場合の違いである。
何から何までアテンドしてもらいつつ、
次なる目的地は大使館街をバイクのニケツで抜けながら、
結局酒場にたどり着き、酒を調達し彼のお家に向かう。
それにしても、ちょっと戸惑ってしまった。
彼のお家は予想以上にスラムな一角のお家だった。
別に気にしやしないし、僕の今までのお家も大した差はない気もするんだけどね。
それはかつてコルカタで見た集落のようだった。
地域住民も外人が来て浮き足立つくらいアウェイ感満載である。
【コルカタディープ散歩案内】
http://india.no-mania.com/Entry/96/要するにプレハブで覆われた下町オブ下町な長屋エリアであった。
そんな彼の部屋はベッド一つが収まれば半分が埋まる狭さで、
さらに狭いキッチンでは奥さんがご飯を作ってくれていた。
そんな中、ぞろぞろ彼のおかーさんやら親友、近所のガキンチョが集まってくる。
お家の外で聞こえてくる悲しげな歌の理由を聞いてみると、
旦那が遠くに出征するから嫁が泣いているんだとかそんな話になる。
それでみんなで近所を散歩しながら話していると、
さらにご近所のお友達が集まってくるわけなんだ。
そんなどうでもいいような大事なような会話をしながらいて見ると、
どうやら何が大事なのか?ありきたりながら察する居心地であった。
道を行けば誰かしらに会い、語らい、場合によっちゃご飯に誘い、
界隈を行き交う人たちはみんな知り合いで顔馴染みなんだよね。
今まで日本のそんな集落に育てていただいてた僕としても、
なんだか懐かしく、羨ましくなっちゃうくらいの親密感で、
トイレ共同な有様だとか、兎に角懐かしくなっちゃったよね。
結局酔っ払ってお家まで車で送ってもらう道中でも、
幼馴染同士の今や昔の友情会話とか思い出話しを聞きながら、
ノマドな僕には興味深いやり取りをずっと眺めながら家路に着いたんだよ。
改めて、家族や友達、故郷のことを思い返すセンチメンタルな居心地だったんだ。
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