どれだけオートを乗り継いだだろう、
どれだけココに通い詰めただろうか。
もうお互い顔も覚えて、
また来たアイツ!と思われていたに違いない。
そう、本日遂にビザ再取得が完了したんだ。
まず今日は、
日本大使館に一報入れることから始まった。
目的はもちろん、
散々催促した挙句の返答の有無である。
「これでようやく終わる。」
と淡い期待を握りしめながら、
受話器越しの歯切れの悪い説明を聞いた。
結果は、
未だ応答無しの手詰まり状態との事。
待つしかないのは重々理解しながら、
待つことばかりじゃ進まないコトを痛感した今回の一件。
意味があるかどうかは知らないが、
具体的な行動に出ることに決めた。
デリーにあるMHA(内務省)に押しかけて、
現金握らせて直談判して来よう!
鼻息荒くメトロに乗り込み、
一路セントラルセクレタリアート駅を目指した。
まもなく目的地に着こうとした車内で、
握り締めた携帯電話が鳴る。
相手はFRROのちょび髭警視。
先方にようやく書類が届いたとの連絡だった。
大急ぎでグルガオンにUターンし、
喜び勇んで警視に声を掛ける。
警視は大声で担当のアゴヒゲ君を呼び出して、
ようやく終わるかと思いきや、
結局それから一時間以上待たされるという、
最後までジらしにジらす相変わらずの展開を味わされた。
そのくせチョイと席を抜けると、
「どこへ行った!?戻ってこい!」
と呼び戻される割に、
再び30分以上待たされる完全に罰ゲームだった。
もしかしたら、本当に罰ゲームだったのかも知れない。
聞けば、
インドでは賄賂が当たり前なので、
金銭無しの書類は後回しにされるらしい。
ちなみに今日は、名刺付きデュワリお菓子ギフトが飛び交っていた。
結局無一文のコチラは、
一銭も払わぬ代わりに莫大な労力と時間を掛け、
ようやくここまで辿り着いた。
アゴヒゲ君の作成書類と共に、
ちょび髭警視のサインをビザに貰い、
晴れて出国許可の書類が整ったのだ。
警察への書類提出に始まった今回の一件は、
FRROへの書類提出完了までに1ヶ月、
それが受理され許可が出るまでに更に1ヶ月、
まるまる二ヶ月を要し、
出国前1週間&デュワリホリデー前日というタイミングで
全ての手続きが完了するという、
タイトロープ甚だしい綱渡り加減であった。
失ったものは言わずもがなではあるが、
得たモノをあえて言うとしたら、
「このやり取りに比べれば、
茗荷谷(日本のビザセンター)なんて屁の河童」
だということだろうか。
近々行くんだが、
そう願いたいものである。
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以上の不毛な経験を踏まえて言えることがあるならば、
⚪︎パスポートは無くさないこと。
→当たり前ながら大事大事。
⚪︎FRRO(茗荷谷も含む)は閉店?直前に行くこと。
→ギリギリは人も少なく係員も帰りたくてウズウズしている!?
をオススメすることにしよう。
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