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印度の小噺。

計画的のつもりで、 無計画に飛び込んだインド生活の、 テンヤワンヤなコトの顛末を綴ります。

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キャメルサファリ体験記


翌日、
城砦都市のまちなかをフラリと一周したのち、
ホテルで予約したキャメルサファリに向う。

どれくらい進んだだろうか?
どうやらパキスタン国境付近のタール砂漠の一角で、
ラクダ達とおにいさん方に迎えられた。
オイオイ何だか電線とか情緒がねーなー!
とも思いながら馬なんかより随分高いラクダに揺られ、
砂漠の中へ進んで行ったんだ。

段々それらしい風景になって来た頃、
どうやらココらで一泊するらしいと告げられた。
砂漠越しの地平線に落ちてゆく夕陽をひととおり遊んだ後、
おにいさんが作るワイルドターリとヌルいビールを楽しんだ。
それにしても、
「毎日客連れて来てるんだったら、
もうちょっと段取りやら設備やら用意出来んじゃないの!?」


とツイツイ思ってしまう程の野営ぶりではあったが、
ありのままのワイルドな展開として楽しんだんだ。

暗くなれば寝るしかなく、
遠くから聞こえる他のサファリの賑やかな演奏をBGMにそのまま眠りに付いた。

何時間経ったのか?
ふと目を醒ますとソコは、
さっきと全く違う別世界が広がっていたんだ。
コレが世に聞く満天の星空か!
と感心する暇も無く、
気が付けば?夢中になって星を追いかけた。
そして再び気が付いた夜明け前。
もう普通の星空に戻っていて、
もう本当に夢のような気すらした真夜中の出来事だったんだよ。

日の出を愛でたその後、
ワイルドな朝食を済ませ、
乗り馴れ始めたラクダに揺られながら、
一路クルマの待つシャバに戻って行った訳なんだ。
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