噂では、
かねがね伺っていたホーリーがいよいよやって来た。
前日から集落の集会所では、
護摩炊きの準備と楽団がやってきてプージャが始まった。
となりではサウンドシステムのチェックがてらなのか?本番なのか?
カラオケ大会が催されている。
ソレを横目に職場に戻り、
そのまま普通に翌朝を迎えそのまま夜を迎えただけで、
我がホーリーは、何の感慨も体験も無く過ぎ去ってしまった。
街を行き交う人々が極端に少なくなり、
そんな彼らがみんな身体中色をまとっていたのを確認したくらいであった。
と、思っていたら最後の最後で折角なので水に溶かしたパウダーを顔に頂いた。
それがまた、想像以上にヒドいモノだった。
なにせ、とれないのだ。
洗剤を使えば使う程色は広がっていくし、全然落ちやしない。
何で一体インド人たちはもっと加減が出来ないのか?
何でこんなヘビーな染料使っているんだ?
もっと落ちやすいのとか、あるだろう?
みるみる素朴な疑問がふつふつ湧いてくるんだが、
これはきっと数日間はカラフル顔に付き合わなきゃいけなそうである。
本当に改めてこの国の【加減】というものに向き合った気がするホーリーであったんだ。
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