縁あって知り合いのインド人シェフに料理を教えてもらった。
どうやらインド人シェフは、インド料理部門とコンチネンタル部門に分かれるらしい。
恐らくインディアンチャイニーズもコンチネンタル扱いなんだと思う。
今回教えてもらったのは、「ミネストローネ」というスープである。
知る限りミネストローネって、
イタリアンで、具沢山っていう意味のトマトベースなスープだと理解していた。
興味津々で調理風景を見る限り、
正直何を作っているのか?よく判らなかったので、見たまんま再現してみようと思う。
インド流ミネストローネの作り方 【レシピ】
1湯を湧かし、ざく切りトマトを茹でる。
2塩砂糖を溶かし、ニンニクとトマトピューレ、ケチャップで味をつける。
3コーンスターチでとろみを付け、別鍋で茹でたショートパスタを入れる。
4完成!
何と言うかまぁ、見たまんま予想通りの味であった。
感慨深く味わいながらも、おや待てよ、
そもそもオリジナルに忠実な料理が良いのか?アレンジして地場に馴染んでいくのが良いのか?
どっちがどっちにとって良いんだろうね?と立ち止まって考えてみた。
海外で受け入れられている和食や寿司の類いだって、スーパー亜流の邪道ラインだし、
おそらくチャイニーズが世界中で受け入れられているって言ったって、ローカライズな味付けだ。
日本のナポリタンだってナポリ人が憤慨するカテゴリーなんだろうし、
日本仕様のインド料理もインド人にとってはスパイシーさに欠けるって話だ。
そんな訳で、インディアンチャイニーズのメニュや味付けもそうだけど、
インド人が好きで気に入っているんだったら文句は無いのかも知れない。
もちろん間違いや誤解は解いた方が良い気がするし、するべきな気もするけれど、
そもそも世界は相互理解ってよりも、誤解と決めつけな思い込みで出来あがっているじゃないか!!
っていったらそれは言い過ぎで、飛躍し過ぎだろうか?
何だか良く解らないが、知らぬが仏なのか?まずは知る事からなのか?
様々思いを巡らせて、悶々と想いを馳せていたんだけれど、
ドチラにしても得意げにドヤ顔で提供してくれる彼の顔を見ていると、
料理名名乗らなくていいから、もういっそのことオリジナルって言っちゃいなよ!
と言いたくなる自分を確認したのだった。
にほんブログ村
にほんブログ村
PR