近頃そういえば、
休みの日にも家か近場でダラダラ過ごすコトが多い気もしていたんだけれど、
「タマにはどっかフラッと行きますか!」
ってな具合に前夜に決めながら相変わらず何も決めず。
朝起きてから段取りを組むというなんともスロースタートな日帰り旅行を決行した。
目的地はマテュラ。
タージマハルがあるアグラにほど近い、ビシュヌ神の出身地である。
ソレにしても驚くほど段取らない呑気な我々は、
まずタクシーをチャーターすることから動き出した。
普段であれば、
電車とかのチープな手段を取りがちな貧乏旅が身に染みた我々なれど、
折角なので、ちょっと豪華!?にタクシーに身を委ねてみたのである。
そんな訳で、
自分たちが段取らない割には、
人に厳しい自己中具合を発揮して、
ナルハヤで迎えにこい!とけしかけてタクシーを呼びつけた。
住所をメールし、最寄りのランドマークに着いたら連絡する様に言った筈なんだが、
どうやらなかなか先方からの連絡が無い。
しびれを切らせ、コチラから連絡したところ、
既にランドマークに着いている。
というインド人らしいカウンターパンチを喰らって出発のゴングが鳴ったのだった。
普通に考えて、
着いているなら連絡するだろうし、
連絡しないでいつまで待つつもりだったのだ?
本当にインド人は、こういうコトを平気でヤルし、言ってくるんだ。
と頭と首をを傾げながら、
フロントガラスに入ったヒビに可愛らしく?
デコってあるタクシーに揺られること数十分。
さらにドライバーがインド流の追い打ちをかけてくる。
「だんな、ガソリンが無いんでお金!」
「は?普通、満タンとかにしてから迎えにくるよね?」
「運賃以外払う気無いよ!会社に確認しろ!」
といらだちを包み隠さず却下すると、
シュンとしてそのまま走り出し始めたんだ。
覗いてみるとガソリンタンクはエンプティ手前である。
流石にこのまま行けばどうなるかだなんて察しがつき過ぎる位、オチが見える。
仕方無く1000ルピーを渡し、ガソリンを入れさせたんだが、
ここでも何故か?ギリギリ分しか給油しないって一体どういう了見なんだろう?
そんなこんなで早速疲れた訳でもないけれど、
日帰りの遠足道中は、
夫婦そろって後部座席で寝て過ごす快適なドライブから始まったのだった。
後編へ続く。。
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