ちょっとした
ディープなデリー観光の後は、
デリーといえば!な定番観光コースを選んでみて、
折角なので気分は完全に観光客になってみた。
本当に不思議なもので、
気分次第で世の中は変わり、見える世界も変わってくる。
生活者と旅行者では、
こんなにもスタンスが違ってたんだなぁと感慨深くさえあった。
そんな訳で旅行気分でお気楽極楽、
コンノートプレイスから
ミッタルティまでのわずかな道のりを、
ぼったくりオートの言い値の半額で交渉してみたり、
普段滅多に食べない立ち食いスイーツをたしなんでみたり、
ついには以前、
絶対に世話になる気がない!と意気込んだ筈の、
耳掃除おじさんのお世話にまでなってしまった。
声を掛けてくるや否や流れる様な展開で、
耳に綿棒を突っ込まれて芝生の上に連れ込まれたのである。
普段生活者として無意識に被って凝り固まっていたのであろう、
本来無駄なのかも知れない意固地でかたくなな枯れた心と身体を、
耳掃除のおっちゃんと靴磨きのおっちゃんに身を委ねてデトックス!
といえば聞こえが良いし、
やたら耳くそが飛び出る展開にビックリしながらも、
日本人が書いた感想文にある50ドルからの交渉に始まり、
片耳500ルピーとか言ってくる超絶展開に大爆笑で対応し、
いつのまにか妻も隣で耳を預けているし、
コチラは靴まで委ねてラグジュアリーな気もし無くもない不思議な時間を過ごした。
結局正規値段より少し多めの100ルピーを手渡してファイナルアンサー。
その後はオートに揺られパハールガンジーに辿り着き、
フラフラとカオスで初心な観光気分を味わい直した後、
そのままハウスカーズビレッジで一杯引っ掛けてお家へ帰ったのだ。
これにてわれら夫婦のインド生活第一章は幕を閉じ、
そしてはてさて四月からの新生活は、どんなものになるのやら!?
自分自身も乞うご期待な、インド生活単身篇は続くのであるよ。
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