思いの外?朝はあっという間にやってきた。
予想の範疇というか目覚めた瞬間思い出したのは、
そう、バスや車の移動はこんな手荒な作法で揺り起こされるってコトだった。
要するにきっと、
悪路やノーサスペンションなどのおかげさまで身体が宙を舞うのである。
目覚めの悪い眠気まなこが次に立ち向かう敵は、
強烈に効き過ぎなクーラーの刑である。
どうやら我が1畳間的寝台には二口の通気口がある。
その一つは親切にも?開閉式で閉められるのだが、
二つ目は開きっぱなしの不親切な確信犯である。
普段布団から足を出して寝るくらいのマイスタンスでもコレはたまらない。
あり合わせいっぱいの衣類やらなんやらを引っ張り出して、
カーテンも一緒に掛け布団代わりにしながら寒さをしのぐ羽目となった。
本当になぜ?インド人の皆様方は平気な顔して耐えられるんだろう?
暑いお国に長くお住まいだからでしょうか?
暑すぎる過酷な環境のリバウンドで冷やしまくるのがステータスかなんかですか?
それにしては水とか常温好きだし、未だ謎な領域である。
そんな訳で気がつけば、きっとそこはジャイプール。
空もだんだん白けてきて、外の様子が見え始めてきた。
それにしてもまぁ、清々しいとは程遠い寝起きと外の光景は、
インドならでは!っていえば本当にそんな気がする朝の幕開けだ。
相変わらずホップジャンプするバスに揺られながら、
気がつけば次の目的地、アジメールに着いていた。
ソコではドアを叩かれまたもや手荒な朝のセレブレーションが始まる。
「どこへいくんだ!?降りないのか?何だその茶色いペットボトルは!?酒か!?」
てな具合にけしかけてくる。
「は?なんか文句あんの?乗る時チケット見せただろプシュカルだよ!プシュカル!!」
てな塩梅で朝のご挨拶を済ませたところでおかげさま、完全に目も醒めた。
そんなやりとりをしながら、
ラジャスターンの朝は早速暑そうなコトをエアコンの効き具合で察したのである。
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