ウチのキッチンは共同である。
朝晩のご飯を支度しようとして、
タイミングがアウト、
三家族揃い踏みでガスが使えない。
まぁそこは、
日本でもそうだったように、
昔ながらの長屋住まいだとでも思えば、
醤油の代わりのスパイス貸し借りだったり、
何も大したコトは無い。
そしてウチには掃除洗濯をしてくれるオネーサン(カピラ)がいる。
朝9時頃にドアを叩き、
僕らのプライベートタイムが終わったコトを教えてくれるのだ。
ついでに管理人(シンジー)が、
「キャセホ〜!」
と顔を覗かせ、
水の入った2Lペットボトルとチャパティ用の練った小麦粉を冷蔵庫に詰め、
それを当たり前のように、
夜取りにくるのが日課であった。
どうやら、事務所の冷蔵庫は壊れているようだ。
でも「それは」いつからか過去形になった。
二軒隣の青年が引っ越したからだと、
しばらくしてから気がついた。
どうやら空き部屋の冷蔵庫を使い始めたようだ。
電気代をどうしているのか知らないが、
それにしても、
うちの管理人(シンジー)はフリーダムだなぁと感心してみている。
シャワーも事務所向かいのと、
ウチの隣の共用シャワーを使い分けているし、
よく腰巻タオルの半裸でふらついている。
そう言えば数え始めりゃキリが無いが、
内装工事があった際、
大工の棟梁とそのテコと
三人共同生活していたのには、
さすがに驚いた。
同じ釜の?チャパティを食べ、
事務所で川の字で寝泊まりをしていたんだ。
インド人の懐の広さというか、間合いには、
しばしば理解を超えるモノがある気がしている昨今でアルヨ。
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