帰りのバスは12時ちょうどの寝台車。
ちなみに時刻は午後7時前。
時間はまだまだあるものの、
暗くなる前に場所だけでも確認しておこうと、
自身の適当な?イメージを覆すほど堅実で周到に準備を整えるコトにした。
ひとしきり市街地であろう辺りを歩き散らかして疲れたので、
オートのおっちゃんにバスのピックアップポイントを告げた。
するとおっちゃんは、いぶかしそうに答えたんだ。
「あんちゃん、この住所、おかしいよ。どっち行きゃイイんだい?」
どうやら話を聞いてみると、
東京で例えるならば葛飾区田園調布みたいな調子らしい。
確かにソンなんじゃどこに向かってイイか解りゃしない。
実は今回は周到なこちらも気がついていた。
それでも土地勘が無い為確認してみたらこの結果である。
とりあえず目的地であるデリー方面に近い方、
北側のメトロの駅にほど近い住所の方へ向かってみることにした。
メトロの駅が近いらしいということもあり、
きっと新市街地みたいな雰囲気なんだろう。
てな具合で軽い気持ちで向かったんだけど、
予想は当たり何とか手配先の会社を確認したものの、
それ以外何も無い、いつものインド的な風景が拡がっていた。
仕方なしにオートのおっちゃんに近所の酒場まで行ってもらう。
一キロほど先にあるホテルの付属的なよくある酒場に辿り着いた。
何と言うか照明が、ピンクシティだけど、ブルーであった。。
そんな訳で7時から閉店時間の11時まで、
相席や隣り合うインド人たちと行きずりの会話を繰り返していたら、
最後にやって来た若者3人連れに誘われて、
一台のバイクに4人でまたがってバスの発着所まで送ってもらうことになった。
それから出発予定まで一時間、
予想通りバスは定刻にはやって来ず、
帰りの便も結局1時間半後くらいの出発であった。
なんだかホント、予定通りには行かないモンだよね。
コチラが抜かりなくイけばイクほどヌカるんだからタチが悪いのである。
目的地であるイフコチョークに着いたと降ろされた先は、
真っ暗過ぎてしばらく立ち位置が理解出来なかったんだけど、
どう見てもイフコチョークではないコトだけは間違いなかった。
真っ暗な上に結構な交通量とスピードで突っ走る車を横目に、
乗り合いオートになんとか拾われて現在地をようやく把握した。
どうやらやや南に位置するラジブチョーク辺りだったようだ。
そんな訳で今回は、乗り物に乗ってるつもりが振り回される旅を楽しんだのであるよ。
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