スウィートな夜が明け、
ガラス張りのスイートルームには街の喧騒が飛び込んで来た。
外に飛び出してみれば最早早速カオスの様相で、
パンジャブまで来ればデリーの曇天模様から抜け出せる!
だなんて考えが甘いってコトを噛み締める朝の始まりである。
オートに誘われるまま、
駅前のお宿からゴールデンテンプルまで足を運ぶ。
滞在中何度も足を運んだけれど、
正直この街はそれ以外に大した見所はない気もする。
それにしてもカオスな街並みである。
他の町も色々歩いて来たけれど最上級のカオスっぷりである。
言葉足らずな当方はそれ以外褒め言葉が見当たらない。
大勢のパンジャビさんたちの人ごみに流されるように、
大まかな進行方向に向かって歩いてみると、
さらに人だかりが激しい入り口を発見した。
どうやら世に聞く、
虐殺広場ことジャリワンワーラバーグ事件現場のようだ。
悲惨な事件の現場を前にして、
みなさま記念写真やセルフィーで大忙しなお馴染みの光景が広がっていた。
【参考】
『
自分大好き、インド人の巻。』
ただでさえセッカチな当方は、
特段その後の予定もないくせに、
人ごみから逃れるかのようにソソクサと一周して外へ出る。
すると今度は、
豪華絢爛な黄金寺院ことハリマンディルサイーブが見えてくる。
靴を預けて頭を布で覆い足を清めて参拝するんだけど、
まさかのお湯でのお心遣いあるお出迎えに感動してしまった。
無料らしいお食事とはこれなのだろうか?
よく解らないけれど100ルピー位お布施をして多分ココナッツ風味なペーストを頂いた。
(実は食べずにあげてしまったので味は知らない。)
それはそうとタダでさえ並ぶのが苦手な上に、
この行列に並ぶ信心が足りない当方は、
とてもじゃないが黄金寺院内参詣を早々に諦めてしまった。
とはいえ折角なので、
夜にもお邪魔してみたけれど、
やっぱり大盛況なので横から眺めるだけの、
仁和寺の坊さんみたいな初詣となったのである。
【参考】
徒然草 仁和寺にある法師
http://manapedia.jp/text/1195
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