午後も3時半を廻った頃、
そういえば噂で聞いていたワガボーダーに向かうことにした。
ワガボーダーってのは、
パキスタンとの国境で毎日セレモニーをやっているんだそうだ。
黄金寺院への入り口あたりでオートに声を掛けると、
往復で500ルピーだなんて返答を頂いた。
うむむ、どれだけの距離なんだか知らないが、
そんなお値段だなんて腑には落ちない訳なんだ。
半笑いでその場を後にすると、
後を追ってラストプライス!と連呼してくる彼らに加え、
思わずチャリンコリキシャおじさんが僕の後を追いかけてきた。
おいおい、
チャリンコで行ける距離じゃないコト位知ってるぜ!?
と話を聞いてみると彼は、
「バスで行けばいいんだよ!安いぜ!バススタンドまで連れてってやる!」
てな具合でなかなかの商売上手なのである。
実際、
バススタンドから目的地らしき場所まで50ルピーで辿り着くコトになった。
道中、満員御礼過ぎて人間が溢れ出ちゃう風景なんかは、
まぁ、聞きしにも勝るインドならではの風景ではあったんだ。
そんなこんなで詰め詰めなバスに揺られるコト小一時間?
どうやら終点にたどり着いたようなんだ。
とはいえ、何だか様子が違う。
人の流れに乗っていけば辿り着けるだろう!
と踏んでいたコチトラの意に反して、
ほとんどが地元住民のご様子で、
声を掛けてきたチャリンコリキシャに揺られ、
更に30分ばかりの孤独なロンリートリップを経てようやく目的地に到着した。
ソコは予想以上な観光地っぷりで、
多くの観光バスや車たち、土産物屋と荷物預け屋台など、
多くの観光客でごった返すスポットだったようだ。
更に観察していると、
どうやらセレモニーが終わっちゃったようで、
人の流れが帰宅モードで押し寄せて来ていた。
相変わらずタイミングの悪い我がご来場に呆れながら、
折角なので、ボーダーを目指すことにしたんだよ。
終わったとはいえ、
熱気冷めやらぬセレモニー会場は、
国境警備隊的な軍人さん達を囲む記念撮影会でごった返していた。
なんだか両国の友好セレモニーというよりも、
国威掲揚的なナショナリズム煽り合いイベント会場だったんだけど、
それにしてもかなりの盛り上がりのご様子であった。
結局一周しただけでトンボ帰りのショートトリップだったんだけど、
帰りは予想通りの予想以上な大渋滞で、
往復5時間以上の家路となったって訳なんだ。
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