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印度の小噺。

計画的のつもりで、 無計画に飛び込んだインド生活の、 テンヤワンヤなコトの顛末を綴ります。

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旅の醍醐味について(2)



前回の続き

我ながら、土地勘だけは何だか勝手に自信があると思っている。 
一度来れば、おぼろげだろうが右も左も察しがついてるつもりでいる。

余談であるが、間違っていようが、間違いなかろうが、
その点の思い込みの強さと勝手さは妻にも引けを取らない。


途中で気まぐれに降りるその駅は、
確か前回来た時はアシッドアタック食らった人が
物乞いをしていたのを強烈に覚えている。

その当時の記憶を紐解きながら進行方向へ舵を取り、
駅の隣に出来たらしい、前回の記憶には無いショッピングモールに向かう。

駅から百メートルも無い位の距離を歩いただけで、
何だか奇妙な居心地に気持ちとお腹が一杯になった。

とはいえそれはきっと、インドでは至極当たり前な現実なんだと想う。
とはいえ何だか露骨過ぎてダイジェスト版を見たような気分になった。

要するに、
ボディチェックを受けて初めて入場を許可されるショッピングモールの横には、
ボディチェック以前に弾かれた貧民達のセルフビルドな街並みが横たわっていた訳だ。

興味本位でそういった集落にズケズケ立ち入るのは趣味ではないんだけど、
あまりにも興味深くて「境界線だから」という理由を心にこじ付けズケズケ入ってみた。
 
その境界に入るやいなや、地域住民の耳目は僕に集中するし、 
同時に目も開けられない位、小虫がわんさか飛び交っていた。
 
強いて例えるならこのギャップは、 
バンコクのクロントイスラムや、横浜の寿町、南千住駅から南下した泪橋の風景を、
もっと急激に凝縮したような、ジェットコースター的アトラクション施設であった。


その後至極快適なモール内を一通り一周し、  
万国共通で同じような店が立ち並ぶ町並みを堪能して、
オートでかつて歩いた路上を改めて眺めながら家路に着いた訳なんだ。


旅の醍醐味ってきっといろいろあるだろうけどさ、
僕にとっては、そこかしこで感じる楽しさや違和感を拾い集めて、
どうあったら楽しくできるかなぁ!?こうできるんじゃないかなぁ?って、
その後のあり方を創って行く可能性を見つけるきっかけなんじゃないかと、
改めて感じ入りながら、折角のインド生活と将来に想いを馳せるワケです。   
 







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