朝も早よから乗合リキシャを乗り継いで、
着いた先はグルガオンのFRRO。
無くしたVISAの再発行を申請しに行ってきた。
色んな人に訪ね歩いて辿り着く外国人窓口は、
10時の時点で満席御礼状態であった。
それにしても、
イマイチ状況が理解できない。
待合所のイスの真向かいには、
警官風のおっさんが座るデスクがあり、
おっさんは、いかにも暇そうにしている。
奥のカウンターでは、
またもや暇そうなおネーサン二人と、
ひとり忙しく人に囲まれるおにーさんが居た。
取り敢えず、そのおにーさんの列に並ぶ事20分。
ようやく番号札があることに気付いた。
恐らく開始から1時間は経過しているが、
その時点で番号札三番が手続きしている。
薄っすら自分の番号20番の出番はしばらく来ないコトを理解した。
どれくらい時が経っただろうか?
まさか昼休みを挟むワケはあるまいな!?
と思い始めた頃、
予想の斜め上を行く展開が待っていた。
おもむろに出入り口に赤いテープが貼られ、
テープカットセレモニーが突然始まったのだ。
そして関係者一同が待合所に流れ込み、
お菓子やジュースが振舞われ始める。
楽しそうに写真を撮るインド人たちと、
ただでさえ待ち惚け苛立っている上に、
意味不明な展開にキョトンとする外国人のコントラストは、
もはや見事としか言いようがない。
隣の韓国マダムは無表情のママ、
振る舞いお菓子を断り続けた。
その横で昼飯代わりにお菓子とジュースを補給して、
更に待つコト一時間。
ようやく自分の出番がやって来た。
番号札を渡し、事情を説明することモノの2分。
「まずは、ウェブサイトで登録しろ。」
との一言を賜った。
事前に何度も聞いていたんだ。
「どんな手続きが必要か?」
「どんなドキュメントを用意したらいい?」
その都度返って来るのは、
「順番を待て。」
だった。
だから仕方なく二時間半も待ったんだ。
それでこの仕打ちとは…。
もはや出る言葉もなく、
半笑いで呆然と引き返すFRROの建物の外は、
土砂降りの大雨であった。
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