近頃やや意識して外に出るようにしている。
建物内にこもっていると、
季節の移ろいに鈍感になるし、
引き込もるのは性に合わないのだと思っている。
すると、
やはりインドはインドらしいというか、
道端には違和感ばかりが転がっていて、
それを興味深く眺めては汗をかいている。
道行く牛様と歩調を合わせて散歩してみたり、
顎で合図をしてくるオートやチャリンコリキシャを横目に、
いたるところで展開される土木工事が引き起こす
砂あらしに咳き込みながら近所のマーケットまで歩いてみる。
道中、写真のオブジェなんだか、放置なんだか、
物騒な車が、捨て置かれてるのか?
タイヤ交換?の看板代わりになっていたりするのにも慣れてしまった。
それにしても既に40度を超え始めた世界とはいえ、
日本のそれとは違い乾燥した不快ではない暑さではある。
道端では、恒例の無料給水ポイントが設けられていて、
僕は飲まないけれど、イキな心意気だなぁと感心したりする。
それに加え路上では、
簡易エアコン的な商材を置き並べるおっさんとか、
それに群がる道行く人たちとかいたりして、
どう持ち帰るつもりなのか?不思議に思いながら歩みを進める。
近頃はインドのビールは正直好みではないコトを自覚したのか、
ちょっと奮発して2倍の値段でサイズは半分の
輸入ベルギービールをチビチビ引っ掛けて歩くのである。
そういえば、
マーケットの八百屋の品揃えも暑さにやられてくたびれ始めた。
水をかけたり濡れ布巾をかけているのは良心的では有るが、
まぁどこもそんなに変わらない残念なクオリティになってきた。
それよりも、
野菜に混じって何か変なものまで陳列しているけれど、
コレは一体全体どういうつもりなんだか、まぁコレもきっと日常ではある、多分。
そんなわけで、
結局ビールとか水しか買わないケチな散歩を続けているのである。
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