若い頃は、
グルメだとか、ドライブだとか、
そんなことにうつつを抜かすのは阿呆で無思慮だと思っていた。
ちょっと大人になって、
知ったかぶりの訳知り顔にもなったせいなのか?
「それも一理、でも楽しみって色々あるよね。」
と一定の理解を示すようになった気もする。
特に食い気(クイケ)に関しては、
旅先で食費を予算に計上しない、
路上の安飯を喰らってたケチな旅行に比べると、
むしろご当地の美味しいものはちゃんと頂きたいスタンスになって来たと想う。
まぁそれは、他に楽しみが少ない気もするインド生活だからかも知れない。
そう言いながらインド飯を嫌がり始めた昨今、
久しぶりに中国人による、中国人の為だけど、
日本人が多く立ち寄る中華料理屋に行ってきた。
漢字による料理名や英訳で理解出来る料理は
頼みたくない天の邪鬼は、
いつもながら見知らぬ料理を頼んでしまう。
今回注文したお料理は2品。
中華な大皿料理なのは承知の上で、
折角なので欲張って貪欲に注文した。
一品目は豚バラの梅なんとか煮。
なんか漬物の上に豚バラの甘辛く煮付けたのが載っている。
まぁ無難で美味しい安心の味付けだった。
慢心した頃にやってきた二品目が危ないヤツだった。
ブツ鶏肉のグリンペッパー炒めみたいなもんなんだけど、
グリンペッパーていうより花椒が効きまくりの刺激的過ぎる逸品だった。
ラーズーチーよりマシだろうと舐めていた気もする。
ましなのか、どっちなのか知らないが、兎に角効イタ。
想うにインド人と中国人て、
色々似ている気がしてならないし、
スパイス使いもお互い巧みなんだけど、
この手の食に対する貪欲さに関しては、
中国人が一枚も二枚も段違いに上手(ウワテ)だと想う。
インドナイズな中華は芸がなさすぎだしね。
花椒とかやっぱり反則だよね。
なんだか近頃ニュースで見た、
ランチタイムな手前、
頼むつもりはなかったビールが進んで仕方がないのはしょうがない。
こんなん食べらんねーよ!と言いながら、
チビチビ手を出してヒリヒリヒーヒー言ってるんだから、
これは中毒みたいなもんだよね。
結局夕食は鰹出汁な薄味和食テイストを頂いて、
コレが一番安心する日本人な自身を自覚した気もする。
まぁそんなワケで、
コレラが該当するのか知らないけれど、
中医学とかアーユルべーダをさ、
ちょっと勉強したい気がする昨今です。
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