毎朝
7時。
ありがたくも一切ない不思議な儀式がやってくる。
だいたい同じ時間にドアのチャイムがけたたましく鳴り響くのだ。
意外とセンシティブな僕の眠りは、
あっけなくその朝はノッキングオンドアで幕が開けてしまう。
自分に用がある人が、アポなしで来るだなんてほど、
非常に残念なことではあるけれど僕には友人はいやしない。
それにしても毎日続くリングアベルに、
朝も早よからうむむっといきり勃って、
「もしかしたら、ゴミ回収の人たちなのかも知れない。」
と思いつつドアを開けてみた。
すると、大抵誰もいないというホラーを味わっている。
何が何だかわからない居心地を秘めながら、
毎日半信半疑で毎日寝直していたんだけど、
毎日同じ時間にベルは鳴るし、毎度結局誰もいないのである。
もはやコレは心霊現象なんだろうなぁと一人ブツクサ唱えつつ、
適当にポジティブにモノゴトを必死で捉えながら過ごしてたら、
ふとした外出時に、どうやら原因らしい現象に出くわしたんだ。
どうやらアパートの門についているリングでベルが鳴るらしい。
そんな訳で毎回毎度どの部屋にもベルがけたたましく鳴り響き、
今日も朝も早よから誰かが家の建物の誰かに会いに来たようだ。
それにしてもベル音がけたたまし過ぎるのか?
隣のお家のベルの音は区別がつくようになってきてはいるのである。
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