インド人は清々しいくらいにゴミを投げ捨てる。
どうりで街はゴミだらけだし、
建物と建物の間もゴミだらけだし、
レイルウェイの車窓からの風景は、
きっと「世界の車窓から」では取り扱われない様な車窓になるんだろう。
かつて乗った二等車の車内も、
ピーナッツの殻を足元に、
それ以外は車窓から投げ捨てる。
だなんて具合に相当なものだったが、
とにかく分別も何も無いし、
工事中の下水道が新規のゴミで埋まっちゃう位の勢いなのだ。
それはもう、至るところにゴミを捨て、
ゴミチリの至らぬ里はなけれども状態なのだ。
もちろん張り紙での警告や啓発が行われてはいるが、
そんなことは啓発する側も!?
される側もお構いなしな現況である。
コレにはもしかしたら、
きっとカーストが色濃く影響しているんじゃないか?
と勝手に推測している。
インドにはカースト制度が色濃く残っており、
社会はそれを前提に分業している節がある。
だからウチの掃除をしてくれる女子は、
ゴミを扱いたがらないし、
ゴミはゴミで回収の人たちが
チャリンコにワンサカ詰めて周回している訳だ。
捨てる側も拾う側も当たり前過ぎて、
疑問すら抱かないシチュエイションなのだ。
それでもそんな彼らが家に持ち帰り、
分別して換金することで、
彼らの生活が回り、社会も周っているんだろう。
インドはそういった伝統的な社会分業を前提に成り立っている気すらする。
それにしても想うのだ。
「 捨てすぎだよ、君ら…。」
ってさ。
散々好き勝手捨てた上に、
捨てられないゴミを抱えてる国の人間に言われたく無いかも知れないがね。
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