現地時間午前12時を回る頃、
ボクらはご近所クラブ散策をしてみることにした。
先述の通り、
グルガオンに軒並み並ぶショッピングモールには、
一件あたり数件のクラブが営業している訳なんだ。
どうやら深夜帯の界隈では普通のバーは少なくて、
ちょいと一杯のつもりでもってご近所散策がてら、
折角なのでクラブ潜入してみることにしたんだよ。
イッタ先はサハラモール。
昼間は普通のショッピングモールな訳なんだけど、
夜はまるで違う表情のそれはイカレタ空間だった。
まず、
建物自体を警察がゲートで取り囲んでいる。
そして、
入り口では警察にIDチェックをされたんだ。
色々失くしモノ事件のおかげさまな影響で、
パスポートなどは持っていなかったのだが、
日本の運転免許証をみせてオッケーが出た。
妻なんて、
日本のとある店の入店許可証で大丈夫だったんだから意味が解らない。
どうやら、
写真付きのカードであれば大丈夫な様だ。
更に、
ボディチェックでタバコまで没収された。
何だかやけに物々しい雰囲気の中、
ようやく入店することになった店内では、
予想以上にカオスな空間が待っていた。
エレベーターは運転停止状態で、
もはやただの階段になっている。
最上階のクラブスペースでは、
何故か禁止されている筈のタバコを吸う人間であふれている。
それどころか、
いたるところで茉莉花の香りが漂っているではないか。
一体ボクのタバコはなぜ没収されたのか?まるで意味が解らない。
そして客引きが押し寄せる中、
一件のクラブに立ち寄ってみたんだ。
入場料は一人500ルピー。
1000円程度で2ドリンクだった。
爆音で踊り狂うインド人や、
露出の高い女の子が入り交じる店内でビールを注文したその時、
更に驚くべき展開が待っていた。
どうやらラストオーダーな上に入店1分で音楽も終了。
お客はどんどん帰っていく中、
店員からはさっさと飲んで帰れ!とせかされる。
更には隣でドラッグクイーンみたいな女の子?
をナンパしているニーちゃんに喧嘩を売られる展開に。
周りがなだめるソレは不思議な店内は、もう既に完全な閉店モード。
そそくさとビール2本を煽っていると、
店員がちょっとだけ申し訳なさそうに、
「どう?いいクラブだろ?」
さすがに苦笑いしか浮かばなかった訳ではあるが、
まぁ時間も時間だからと20分程度の体験入店を経て、
そのまま裏口から帰されたモール内は、
他のクラブは絶賛営業中という更に予想外の展開が待っていた。
何だ!立ち寄る店を間違えただけなのか?
もはや意味が全く解らないんだが、
他の店もきっとすぐに閉まるんだろうから、
はしごもせずに首をかしげながらモールを後にした訳なんだ。
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