計画的のつもりで、 無計画に飛び込んだインド生活の、 テンヤワンヤなコトの顛末を綴ります。
夫婦円満別居になってから、
かれこれ今月で1年が経過した。
そんな孤独な深夜の家路の中、
近頃数匹のワンコたちが出迎えてくれるようになった。
彼らは大体我が家の目の前に陣取っていて、
基本的に周囲の門番にーさんと遊んでいるようだ。
ここいらに限らず、
この国は野良犬天国というか、
そこらじゅう至るところで見かけるし、
”野良”というとかわいそうとか、凶暴で危ないイメージだけど、
個人的には特定の所有者いないみんなの犬な感じに捉えている。
【インドの野良犬事情と、あたし】
彼らも皮膚病チックな奴とか、足をひきづっていたりとか、
それぞれ色々大変そうではあるが、みんないい奴で僕の帰りを祝ってくれる。
そんな彼らにも、もちろんインドだからではないが、
彼らのカーストというかヒエラルギーが明確ではある。
まぁ犬ってそういうもんだわね。
まず、真っ先にハイタッチをしてくる若いワンコ。
この中では一目置かれる存在で、若さゆえにヤンチャでアマガミがちょっと痛い。
それに一歩下がりながら控えめに近寄ってくるのが、
最近足を引きづりだしたナンバーツー。
さらに遠目から羨ましげにこちらを見ているのが、
皮膚病なのか?背中が炎症気味のナンバースリー。
せっかくみんな来てくれるので、
みんなに挨拶をすると嫉妬深いナンバーワンが他を蹴散らして、
門番お兄さんに怒鳴られるのである。
そんな毎度のセレブレーションをしていたさなか、
隣のお家の飼い犬様が横切ったわけなんだけど、
毎度思うにインドの飼い犬様は動きが鈍い。
そんなに頻繁に散歩をさせてもらってないんだろうか?
そして他者との接点がほとんどないからだろう、
コミニュケーションの取り方が下手な気がする。
そんな風に思いながら、
日本の実家に預けた我が柴犬くんを想い出すのである。
彼も我が不徳の致すところ、コミュ障気味なワンコであった。
いずれにしても、
野良犬くんたちのそこらじゅうを駆けずり回り、
人間のそばで彼らなりの社会を形成している様子を眺めていると、
なんだか逆に過保護な飼い犬様たちが
不憫な気がしてくる位ではある気もするんだよね。
そんなワケで、
そろそろ実家で至れり尽くせりな王様気分の我らが柴犬くんにも、
謁見しに行かなきゃなぁ!と思い始めているのである。
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