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印度の小噺。

計画的のつもりで、 無計画に飛び込んだインド生活の、 テンヤワンヤなコトの顛末を綴ります。

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路上生活者と、僕の接点、イマジネーションの使いどころについて。



インドで生活していると、
慣れざるを得ないんだけど、
物売りや物乞いに毎日出くわすワケだ。

インド人の友人に言わせれば、

「彼らはプロフェッショナル。
マフィアに雇われた職業物乞い(物売り)だから、
実は生活は一応安定しているし、
彼らを支援することはマフィアを支援するコトに繋がるよ。」

と訳知り顔で教えてくれる。

まぁ、そういった一面も多分にあるだろう。
とはいえ、居た堪れなくなるのも人情なんだろうとも思う。
 
要するに、
同情を売るのも商売、商品を売るのも商売。
買い手としては琴線に触れるモノを買っているんだろうね。
 
そんなワケで僕は、
いろいろな助言と自身で決めたルールとして、
申し訳ないが物乞いには基本的に何もあげていない。
 
言い訳をするつもりではないが、
自身に課したルールとしては、
自身に関わってくれた人たちには言い値で気持ちよく払うコトにしている。

たまにというか、よくよく、
程よくボッタクられもするだろうが、
そんなに大した額でもないし、
とはいえ、ひどいのには文句を言いながら、
たまに逃げたりもするが、一応払うコトにしている。


そういえばこんなことがあった。

個人的お金の使い方として、
距離にもよるけど、
オートよりチャリンコを使うようにしているんだけど、

【参考】
当ブログ/インドで日々の金の使い道を考えた

職場近くのマーケットから職場に帰る道すがら、
普段運動不足な僕が歩くのも必要なのは承知の上、
目があったチャりおっさんの運転に任せることにしたんだ。

距離にして1キロあるかないか位だろうか?

彼は既に夏模様が始まった道のりを汗だくで進んでくれた。
職場直前のちょっとした坂道を前に降りることにし、 

「いくらだい?」

と50ルピーを渡して尋ねてみる。

すると相変わらずヒンディをちゃんと覚えていないので、
幾らだと言ったのか判らないが、
40ルピーのお釣りを用意し始めたので思わずびっくりしちゃって、

「釣りはいらねぇよ、とっときな!」

てなキザな具合でその場を後にしたのである。
が、よくよくそれを言ってから彼の手元を見たら、
どうやら無意識に100ルピー渡していたんだね、あたし。

今更前言撤回するのもかなり野暮なので、
この距離で60ルピーってのもないよねー!とか思いながら、
クールを装いつつ、その場を後にしたんだけどさ。

それにしてもインド人は優しい人たちだなぁと想う。

路上で「活動」する物乞いや物売りたちの年齢層を見てみると、
子供からジイさんバアさんまでせっせと働いている。

日本と違い、突然そのような境遇になったワケでもなさそうだ。

と云うコトは、
その是非はどうあれコレまで生きながらえてきたッてコトだし、
祖父母から両親、子供一同が路上で生業をし、生活を繋げているんだよね。

要するに、
この状況がイイのかは知らないけれど、
ある意味互助が成り立っているよね、どうやらさ。

これらのやりとりを観察し続けながら想うコトは、
自身の生活は、自身の都合だけではなく、
相手があって初めて成り立つものなんだというコトを意識し続けたいと云うコトだ。

インドに来てからというもの、
僕は自身のお金の使い方と想像力を研ぎ澄ましていると想っている。

残念ながら、無駄に無くしたり忘れたりする以外にはね。。。








  

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