妻が来て一週間程東の方へ旅に出た。 目的地はガヤとバラナシ。
結論から言うと、
電車の旅はよっぽどじゃなきゃお勧めできやしない。
インドの度を超えた超越時間に翻弄される旅路であった。
それにしてもあっという間だったけど、
折角なので順を追って書き連ねてみようと思う。
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あらかじめ予約していた電車の始発駅は随分遠い駅だった。
そんな始発駅アナンドビハール駅は、
デリーからブルーラインメトロでヤムナー川を挟んでしばらく行った場所にある。
事前に予約も済ませ、
準備万端で臨むかつて無いほど非の打ち所のない旅路の筈であった。
当日も時間にかなりの余裕を持たせ、
現地で時間調整するくらいの余裕で臨む完璧な姿勢である。
そういえば四、五年前の新婚旅行時は、
ニューデリー駅の外国人窓口から始まり、
セカンドスリーパーで肩身が狭い旅路だったような、
行き当たりばったりな展開だったことを振り返ってみると、
雲泥の差とも言えるほど準備万端な上に、
取れる限りの最上級クラスの席を予約するラグジュアリー感すら漂うはずだった。
そんな出発地点のアナンドビハール駅は、
バスでは使ったことのあるターミナル駅なんだけど、
メトロや電車での利用は初めてだし、
周囲でご飯でも食べてから。と思っていたのが、
早速出鼻をくじかれるほど駅にも周辺にも何もありはしなかった。
かろうじて駅にある食堂で、
なかなかソコらでもお目にかからないほど
美味しく無いターリを頂きながら出発に備えていたんだけど、
ふと気になって窓口に出発時間を尋ねると、
4時間後の出発なんだってことを知らされる結果になった。
みんなで呆然とスケジュールを練り直し、
そういえば誰もが行ったことのないガンディーガートに行ってみることにした。
ガンディーガートってのは、
ガンディーさんの慰霊碑がある公園みたいなところで、
向かいにはガンディーの半生を綴った博物館がある。
なんだか予定外のデリー観光だったんだけど、
コレも旅の醍醐味だよね、ってな具合で緩やかに今回の旅路は始まったのである。
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