計画的のつもりで、 無計画に飛び込んだインド生活の、 テンヤワンヤなコトの顛末を綴ります。
今回人生二回目のバラナシ滞在に向けて、
心ばかりながら小さい仕込みをしていたのである。
カレコレ5年前くらいの前回のバラナシ滞在では、
確か10日間くらいののんびりステイで過ごした、
今となれば結構気長でのんびり陽気なステディだったんだ。
毎日同じようにガートを散歩して、
おんなじ物売りや物乞いに会って、
通りのおんなじようなカフェーで食事するような毎日だった。
実は今回のバラナシ滞在にはちょっとした目的があり、
ソレは知り合いのシェフに会いに行く旅路でもあったのである。
旅というものは、
目的があるのとないのでは随分趣が違うのも醍醐味だと思う。
てな訳で、
駅に着くや否や彼に電話をして僕らの到着を告げる。
妻が駅で困っていそうな日本人の若者を助けてあげなよ!
とかけしかけてくるけれど、
それはきっと彼らの将来的に絶対助けない方がネタになるだろうと切り捨てる。
それにしても、
駅から街の中心なゴートリヤーまで行くのは結構面倒くさいようだ。
若者たちにちょっとだけ同情もしながらも、
電話越しにマイフレンドに道案内をさせて目的地に向かうことにした。
どうやら友人のレストランは地元でも有名なところらしい。
とはいえ我らがリキシャワーラーは一切そんな会話を理解せず、
とりあえずゴートリヤーに向かっているようだ。
目的地近くになってから喧々諤々電話越しと、
近くにいる見ず知らずのインド人同士の会話でなんとかケリをつけ、
友人がようやく迎えに来る結末になった。
それにしても本当にバラナシの川沿いの街並みは、
磁場が違うとでもいうのか?右も左も右往左往する不思議な街並みである。
道が混んでいるからと、
マイフレンドが選ぶ小道を進むにつれて、
既に僕らはどこにいるのか?どこに進んでいるのか?わかりゃしない。
気がつけばベンガリートラに裏道を抜けてやってきたんだけど、
未だに地図を見返してみてもなんでそのルートで来れたのか?
インドの謎がまた一つ増えた心地なのである。
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