コタに戻って来たのは5時前くらいだっただろうか。
もう既に携帯のともし火はごくわずかだし、
せめて帰りのバスの集合場所と時間を確認しておこう。
このバスの終着点は映画館の隣のバスターミナル。
とはいえ集合場所のターミナルではないらしい。
周囲を見渡してもどう見ても郊外な場所から、
意外とセンシティブな僕は一応集合場所を確認しておこうと、
声を掛けてくれたオートのにいちゃんに目的地を告げた。
初めて来る場所は、
もちろん何処が何処なのかわかりゃしない。
まぁソレが醍醐味なんだけど、
たどり着いたココもまた郊外っぽい周辺を散策してみる。
人が行き交う街道沿いを抜け、
商店街っぽい路地に入り込んでいくと、
普段使いの野菜の露天やらをさらに抜け、
再び街道沿いに顔を出した。
酒屋も見付けたけれど、実にイリーガルな鉄格子系だ。
面倒臭くなってきたので、
オートのおっちゃんに酒場まで連れてって貰うコトにしよう。
すると、すぐそこにあるじゃん!って指を差されたままにバーに潜った。
移動ばっかりだった今回の旅路を鑑みてソコでのんびり過ごすコトにしたんだ。
結局声を掛けてくれた若者たちと時間まで歓談し、
急かされる様に帰りのバスに飛び乗った。
帰りのバスは実に快適で、
気がつけばすでにグルガオン。
強いて文句を言うのならば、
イフコチョーク着いてから出発までわずか過ぎたことだろうか。
おかげで次の停留所である空港付近で降ろされて、
凍えながらヒッチハイクで家路についたのであるよ。
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