超久々に仕事の延長でニムラナにやってきた。
ニムラナってのは、
デリー&グルガオンから100km弱の工業地帯で、
ちょうどジャイプールまでの中継点に位置する。
多分、旅行でこんな辺鄙な所に来る人はまずいないだろう。
一応観光地的な側面もあって、
ニムラナフォートっていう城塞があり、
ホテルに改装した観光地になっている。
または、
ニムラナバオリっていう階段井戸があるコトで一応知られている。
そんなココには日本企業が色々進出していて、
多くの日本企業と日本人が生活しているのである。
久々に寝台ではなく朝からの移動でラジャスタンにやってきた。
グルガオンからマネサールを経てバワル、そしてニムラナ。
どちらの街も日系企業が数多く進出して来ている。
何度も通った道のりを、暗がりでない昼間の風景として目に焼き付ける。
なんだか道が舗装されたなー!とか、
あのオールドラオホテルって食堂よく行ったなー!とか、
ココからラジャスタンの県境なんだよなー!とか、
コノ数年で変わったコトや、変わらない有様を目に焼き付けるのだ。
しかしながらそんな何だかセンチメンタルな感慨は置いておいて、
いざド田舎町にやってくると、仕事以外何をしてイイか解らない。
もちろん過去に色々歩いた経緯もあるだろう。
先述の観光地はとうの昔に行ってきたし、
何の変哲も無い商店街をひたすら訪ねたこともある。
【
インドのどローカルなマーケットでレンズクリーナーを探す旅。】
人生に暇だなんて感じる暇なんてあるはずがない!
ってすら思っていたのは、思い上がりだって反省を始めた程だ。
住めば都とは言うけれど、
住んだ都で一体どうやって過ごそうかしら!?
色々解決策を練ってみる僕も、
結局は数日間限定の短期滞在ビジターなんだ。
そんな僕は、夜長に名画をみるコトを始めた次第だ。
インターネットさまさまのおかげさまである。
強いてニムラナの滞在のストロングポイントを挙げるなら、
ラジャスタンの奥地にアクセスがイイ!グルガオンよりも!
ってことだろうか。
結局、
普段の水が出ないとか色々大変な生活を飛び抜けて、
滞在者用のホテルに泊めてもらって感じ入るコトは、
シャワーやお風呂、ワイファイや、電気その他諸々、
全てのあり方が快適過ぎて、感涙レベルってコトだと思う。
日本では当たり前なコトは、決して外に出たら当たり前ではない。
日本での当たり前を求めて、海外に出るのは当たり前なコトだろうか?
日本から来たばかりの人がよく言うのが、大抵そんな風な愚痴話ばかりである。
そんなコトや感じ方では僕は一切楽しくなんかならないんだろう、
兎角インドに思わず来ちゃったら違和感しか感じないんだろうよ。
僕は近頃の日記で特に「せっかく」という言葉を好んで使っている。
わざわざインドにまで来たんだったら、楽しまなくちゃつまらないじゃないか!
別に楽しみ方はあなた次第だけど、
せっかくなら違和感もクソッタレも清濁合わせながら飲み込んだ方が面白くない!?
とずいぶん長く長くなったけど、
個人的には快適な滞在の中でひたすらそんな風に想いを馳せながら、
今までのインド生活と、コレからの日本での生活に希望を燃やしているんだよ。
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