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印度の小噺。

計画的のつもりで、 無計画に飛び込んだインド生活の、 テンヤワンヤなコトの顛末を綴ります。

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インドで日々の金の使い道を考えたの巻。



いつも通り、
ぶらり道行くしがない休日に、
なんだか今日はモノの価値というか何というか、を考える道中であった。


まず、デリーの代官山らしいロディーガーデンに初めて脚を踏み入れる。
なぜ?代官山なんだろう?ちゃんと情報収集してから来たらよかったなぁ!
だなんてウソブキながらふらふら歩いていると、
ソコは他の公園と同様にカップルのイチャつくデートスポットなんだと悟った。

どっちに向かうも、あっちを向こうともカップルの視界に入ってしまう。
(建物の)写真を撮ろうモノなら、変質者扱いに睨まれた気がしたのは被害妄想だろうか?


そんなおっさん一人旅に、
地元のおっさんが話しかけてきた。

とはいえ、
突然胸元にインド国旗バッチをくくり付けてくる、いつものヤツであった。

要するに、
謎のドネーションを要求してくるタイプの物乞いの一種?である。

なんだかいつもと違い紙の国旗ではなく金属製だったこともあり、
たまには受け入れてみようと財布を出したんだけど、
100ルピーや200ルピーじゃ、あちらが受け入れてくれない。
※100ルピー200円前後

ホラみろ、とばかりに他の募金者のサインとともに募金額を見せつけてくるわけだ。

その額がまた、
1000ルピーとか2000ルピーって、
おいおい身元や目的すら明かさないこのおっさんに、
その人は一体何に対して募金をしたんだい?


そんな訳で渋々300ルピーで決着をつけ、
恋人たちの公園からしばらく歩いてみるとカーンマーケットに行き着いた。


もしかしたら、
ココが代官山的オシャレ街って意味なのかもしれない。


洒落ている様で、
もの凄くボロボロでガタガタなのは、本当に何故なんだろう?
インドではいつも通りの光景ではあるんだけどさ。


洒落たところが苦手な当方は、
結局オートでラジパットナガールのアフガニスタン街に行くことにした。


念願の座敷席で、
毎度ながらに意味わからず頼んだマトンのカバブとオクラの煮物は、
水とアフガンナン込みの〆て290ルピーであった。


その後グルガオンに戻り、
気まぐれに現地サロンで髪を切ってみるコトにした。


前回は路上で切ってもらったのだが、
今回は涼しい室内で電動式のバリカンが登場して、
横を刈るだけの簡単な作業はものの五分もしないうちに終了した。


お代は確か360ルピー程だっただろうか?


路上では60ルピーくらいだった気がするので、
300ルピーは電気代だとおもうことにしよう。


そんなコトを考えながらオートを捕まえようとしていると、
チャリンコリキシャが俺に任せろ!と息を巻いて話しかけてくる。


「おいおい、結構遠いんだぜ!?大丈夫なの?」


てなやり取りをした挙句、
折角なので彼に家路を任せるコトにした。


そんな訳で話は戻り、
額に汗かき家路を急いでくれている割には随分遠回りな道のりの中、
コレら取り留めの無い1日のやり取り振り返っては我に帰ってみたのだ。


ソレはきっと洒落たチェーン店より地元のローカル食堂で飯を頂き、
涼しい店内でのバリカン君カットより路上のハサミマスターに頭を委ね、
アっという間に到着するオートよりもチャリンコリキシャに家路を託す。


そういう自分にわたしはなりたいのだなぁ。
ソレが自分なりのインドならではの醍醐味のようにも想う。

そんなこんなで、
彼の言い値を聞く前に、
オートよりも多めに150ルピー握らせたんだが、
間に合ったのだろうか?よくわからない。


その後観た寅さんも言っていたけれど、

「働くってのはな、博みたいに女房のため子供のために額に汗して、

真黒な手して働く人達のことをいうんだよ」

第39作 「寅次郎物語」





どちらの職業も、この先どれくらい存続するのか判らないけれど、
どうせお金を使うなら、
そっちのニッチで額に汗する方に使おうと改めて決めたのである。


まぁ、とはいえ、
あの国旗三百ルピーは他の投資に比べても高いなぁ。
と面白おかしく思い出しているんだけどね。
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