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印度の小噺。

計画的のつもりで、 無計画に飛び込んだインド生活の、 テンヤワンヤなコトの顛末を綴ります。

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聖地プシュカルを歩く。〜レンタルバイク編〜



という訳で、
どうやら聖地らしいプシュカルにやってきた。

右も左も解らないながら、
とりあえず帰りの便を確認し周囲を見渡してみる。

どうやらココは西欧人が多く来ているらしいコトが判った。

オートの熱烈なお誘いを振り切りながら、
ふらり街を散策して見る前に、
レンタルバイク屋を発見したので借りるコトにした。

お代200ルピー&ガソリン込みの500ルピーで一丁あがりであった。




実に爽快半端ない心地で、
店のおっさんに街の見どころを伺ってみると、

「あっちを曲がってしばらく行くとモンキーマンディルあるでよ。」

とのコトなので、
とりあえず言われた通り進んでみるコトにした。




確かにモンキーがたくさんいらっしゃるところに着いたんだが、
どうも僻地に違いなく、何だかよくわからないままに用水路みたいな道をかっ飛ばす。

ガソリンは満タン!ドコにでも行ける心地で用水路を遡っていくと、
どうやらソコは湖?の河口にたどり着いた。

察するに、ココが聖地の中心地に違いない。

予想通りソコは、
整備されたガートで覆われた人工池みたいなサドゥと巡礼者の溜まり場だった。




バイクを降り、
その湖の周囲を徘徊して見るコトに決めたのだ。








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聖地プシュカルへの道程。〜オンザロード編〜



思いの外?朝はあっという間にやってきた。

予想の範疇というか目覚めた瞬間思い出したのは、
そう、バスや車の移動はこんな手荒な作法で揺り起こされるってコトだった。

要するにきっと、
悪路やノーサスペンションなどのおかげさまで身体が宙を舞うのである。

目覚めの悪い眠気まなこが次に立ち向かう敵は、
強烈に効き過ぎなクーラーの刑である。

どうやら我が1畳間的寝台には二口の通気口がある。

その一つは親切にも?開閉式で閉められるのだが、
二つ目は開きっぱなしの不親切な確信犯である。

普段布団から足を出して寝るくらいのマイスタンスでもコレはたまらない。

あり合わせいっぱいの衣類やらなんやらを引っ張り出して、
カーテンも一緒に掛け布団代わりにしながら寒さをしのぐ羽目となった。

本当になぜ?インド人の皆様方は平気な顔して耐えられるんだろう?
暑いお国に長くお住まいだからでしょうか?
暑すぎる過酷な環境のリバウンドで冷やしまくるのがステータスかなんかですか?
それにしては水とか常温好きだし、未だ謎な領域である。

そんな訳で気がつけば、きっとそこはジャイプール。

空もだんだん白けてきて、外の様子が見え始めてきた。

それにしてもまぁ、清々しいとは程遠い寝起きと外の光景は、
インドならでは!っていえば本当にそんな気がする朝の幕開けだ。

相変わらずホップジャンプするバスに揺られながら、
気がつけば次の目的地、アジメールに着いていた。

ソコではドアを叩かれまたもや手荒な朝のセレブレーションが始まる。


「どこへいくんだ!?降りないのか?何だその茶色いペットボトルは!?酒か!?」


てな具合にけしかけてくる。


「は?なんか文句あんの?乗る時チケット見せただろプシュカルだよ!プシュカル!!」


てな塩梅で朝のご挨拶を済ませたところでおかげさま、完全に目も醒めた。


そんなやりとりをしながら、
ラジャスターンの朝は早速暑そうなコトをエアコンの効き具合で察したのである。





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プシュカルへの道程 〜イントロダクション編〜





先日の国民の休日、厳密に言うと前日、意を決して外に飛び出してみた。


実はガンジー誕生日にはニムラナへ行く用事があったので、
その前日マイ休日に合わせ、深夜バスに身を委ねたのである。


目的地はラジャスターン州プシュカル。
何があるか?調べてないんだが、
行くコトだけを決めてチケットを取った。


あいも変わらずイフコチョークで待つバスは、
時間の感覚が、ココはインドなんだってコトを思い出す作業から始まった。


待てども待てどもバスはやってこず、
待てない性格を再確認しながら、
大らかに気にしないインディアンスタンスを眺めては、
時計を気にして気を揉んでしまう。


そんなコトじゃあツマラナイので、
気持ちのスイッチを気ままな旅人スタンスに切り替えて待ってみる。


そう、ココは、ハレとケの境界線なターミナルであった。


普段なら何気なく通り過ぎる日常のイフコチョークが、
途端に意気揚々な出発の門出となり、
目の前の光景がいつもと違う色でイロメキだした。


「旅行と在住の違いはこんなにも違うのか!」


だなんて妄想とお酒が脳細胞にほとばしった気がした。


予定より1時間ほど待っただろうか。


とはいえバス到着時にはホロ酔い加減で、
寝台で横になりすぐ寝入ってラジャスターン入りしたのである。


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聖地へのショートトリップ 〜マトゥラ後編〜

  
【前回のおさらい】

ふと目を醒ますとソコは、
どうやらもうマテュラが近いようであった。

とは言え、
毎度の迂闊夫婦は、地図やガイドブックの類いはもちろん、
携帯も電源が切れていたり、インターネットも不通な上に、
事前にドコに行きたいか?すらも持ち合わせてはいなかった。


かろうじて持っていたもの。
それは、
前回三年前に来たコトのあるハズのオボロゲな記憶だけである。


それでもどうやら、
土地勘があるらしいドライバーの御陰さまで、
色々な寺院を回ることができた。


まず通されたのが、
どでかいドゥルガー神がお出迎えしてくれる寺院であった。


なかなかリアルに作り込まれたその足下に辿り着くには、
まず財布も含む全ての荷物と靴をクロークに預け、
無料の受付で名前と出身国を登録しなければならない。


とはいえ、ココはインド。なんも厳密なことは無い。


「おまえジャパニか?トーキョーか?」


「イエス(ホントは違う)」


で終了である。


そんな勿体ぶった上で入場した先にあったのは、
毎度お馴染みシバ神とインドの神々の生い立ち壁画と、
チープな神々紹介アトラクション洞窟で過ごす数十分の滞在であった。


その後も同様のアトラクション寺院をハシゴしたり、
かつて訪ねた猿だらけ寺院再訪や外国人僧侶だらけのインターナショナル寺院やら、
マテュラならではの寺院探訪三昧を過ごしたんだ。


それにしても、
流石宗教国家の宗教都市なマテュラでは、
豪華絢爛な新築寺院が建設ラッシュだし、
寺ガールやら御朱印ガールどころでない、
寺サドゥなハードコアじいさんたちが闊歩するスピリチュアル満載の風景を楽しめた。


とはいえキットうちの妻は、
どうやら道中出会ったトイレの衝撃が忘れられないらしく、
帰りの道すがら、ズーっとその光景の壮絶さをトウトウと克明に語ってくれた。


前に来た時に立ち寄った、
美味しいアルーティッカ屋さんに立ち寄れなかったコトもあるだろう。


恐らく彼女の記憶には、

「マテュラ=地獄のトイレ」

として他の記憶が割り込めない悪夢が刻み込まれたようである。
多分ソレ以外の思い出は、
トイレ事件に吹き飛ばされて覚えていないんじゃなかろうか?な勢いだ。


そんなワケで、
彼女は数年前に初めて訪れた時の初心(衝撃)を再び思い出し、
初心に立ち返って日本に帰る段取りと相成ったのであるようであるよ。
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聖地へのショートトリップ 〜マトゥラ編〜



近頃そういえば、
休みの日にも家か近場でダラダラ過ごすコトが多い気もしていたんだけれど、

「タマにはどっかフラッと行きますか!」

ってな具合に前夜に決めながら相変わらず何も決めず。
朝起きてから段取りを組むというなんともスロースタートな日帰り旅行を決行した。

目的地はマテュラ。
タージマハルがあるアグラにほど近い、ビシュヌ神の出身地である。

ソレにしても驚くほど段取らない呑気な我々は、
まずタクシーをチャーターすることから動き出した。

普段であれば、
電車とかのチープな手段を取りがちな貧乏旅が身に染みた我々なれど、
折角なので、ちょっと豪華!?にタクシーに身を委ねてみたのである。


そんな訳で、
自分たちが段取らない割には、
人に厳しい自己中具合を発揮して、
ナルハヤで迎えにこい!とけしかけてタクシーを呼びつけた。

住所をメールし、最寄りのランドマークに着いたら連絡する様に言った筈なんだが、
どうやらなかなか先方からの連絡が無い。

しびれを切らせ、コチラから連絡したところ、
既にランドマークに着いている。
というインド人らしいカウンターパンチを喰らって出発のゴングが鳴ったのだった。

普通に考えて、
着いているなら連絡するだろうし、
連絡しないでいつまで待つつもりだったのだ?

本当にインド人は、こういうコトを平気でヤルし、言ってくるんだ。
と頭と首をを傾げながら、
フロントガラスに入ったヒビに可愛らしく?
デコってあるタクシーに揺られること数十分。

さらにドライバーがインド流の追い打ちをかけてくる。

「だんな、ガソリンが無いんでお金!」

「は?普通、満タンとかにしてから迎えにくるよね?」

「運賃以外払う気無いよ!会社に確認しろ!」

といらだちを包み隠さず却下すると、
シュンとしてそのまま走り出し始めたんだ。

覗いてみるとガソリンタンクはエンプティ手前である。
流石にこのまま行けばどうなるかだなんて察しがつき過ぎる位、オチが見える。

仕方無く1000ルピーを渡し、ガソリンを入れさせたんだが、
ここでも何故か?ギリギリ分しか給油しないって一体どういう了見なんだろう?

そんなこんなで早速疲れた訳でもないけれど、
日帰りの遠足道中は、
夫婦そろって後部座席で寝て過ごす快適なドライブから始まったのだった。


後編へ続く。。
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旅の終わりに。



旅も半ばにさしかかり、
セッカチな我々は次の目的地を決めかねていた。

残すところ3日では、
先に進むにゃ短いし、
戻っちまうにゃ惜しい訳で、
何とも中途半端な日取りである。

更には、
雨模様でロープウェイが暫く止まる位の気候では、
何をするにも何だか面倒臭くなってきていたのだ。
妻も段々ブーブー言い出したりで手に負えないし、

普段なら欲張って色々歩いて動き回りたいコチトラも、
以前に一度一通りは歩き回って疲れ果てた経験があり、
特段それを妻と共に再現したいとも思いやしなかったのである。

そんな訳で、
丁度良くバススタンドでグルガオン行きのバスを見つけ、
再び悪路に揺られながらしばらく夢路につくこと数時間。

日程よりも随分早めに今回の旅路に幕を下ろしたのであった。

【聖地篇 第二部 完】



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聖地と聖地のあいだで、お食い初めの巻。



年末から新年に掛けて、
先述の通りの前代未聞な
ノンアルコデトックス巡礼を続けて来た我々は、

次の目的地・ハリドワールへ行く前に、
地球の歩き方に書いてあるナントカ?って言う場所の酒場に立ち寄るコトにした。

時間はまだまだあるのだ、のんびり行こう。
むしろソコで一泊したってイイじゃないか!?

と言う訳で、
リシケシのバススタンドでバスに行き先を告げて歩いた。

なんだかタイミングが合わず、
バススタンドを行ったり来たりしていると、
リキシャーのおっさんに声をかけられた。

声を掛けられるなんて毎度のコトであるが、
折角なので行く先を告げてみたところ、

「ああ、酒場に行きたいのか!乗れ!」

みたいな対応で、
どうやら同類が結構いるのかも知れない。

200ルピー位で30分は走っただろうか?

リキシャーは、
とある建物の前でボクらを降ろした。

想像していたのは、

①街並があり、
②ノンベジ含めレストランが散在し、
③ホテルとかもあったら泊まっちゃおうか!

だったのだが、
目の前にあるモノは、

①ロードサイドで三階建て位のアパートの一階に酒屋があり、
 人がわんさか群がっており、
②ノンベジレストランも何件かあるようだが、
③ソレ以外何も無く、周囲は廃墟のような街並だった。

さすがに一瞬で、
泊まらずに一杯引っ掛けてハリドワールに向かっちゃおう!
と夫婦で目配せをして、
ノンベジレストランでタンドーリチキンのお食い初めをした。

店内は、
お世辞を弾んだとしても、
場末のボロ酒場としか言いようが無いカオスな空間で、
お酒は店員がチャージ無しで隣の酒屋から買って来てくれるスタイルである。

そんな中、
一杯だけと言いつつも、
ビール二本とラムの大瓶を頼んだ。

隣の席のネパール人らしき男達と身の上話をしたり、
帰り際、向かいの席の酔っぱらい達に行かないで!!
と哀願されるのも酒場の魅力といえばそうかも知れない。

そんな風に、
赤ら顔の夫婦は改めて、
オートでハリドワール・ハリキパイリガート前のボロ宿に駆け込んだんだ。








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と或る、アーユルベーダの受け心地について。


強制的なのか?


自発的なのか?


どちらにしても色々手放してしまったセルフ断捨離な年末を経て、


せめて新年だけでも清らかに過ごそうと、
聖地リシケシにやって来たボクらである。



新年早々の謹賀新年元旦は、


ノンアルコのベーガンスタイルはもちろんのこと、


更にデトックスなアーユルベーダマッサージを受けることにした。



もちろん厳密に言えば、


リシケシはヨガの聖地ではあるが、


アーユルベーダは恐らくケララ州の産物だし、


まるで広島風お好み焼きを秋田辺りでタシナムような話であるのは承知の上だ。



道すがら数あるアーユルベーダサロンを訪ねたあげく、


マッサージすら人生初の、


アーユルベーダトリートメントを受けることになった。



通された先は、


とあるホテルの一室だった。



まずは、


横になって目を塞がれ、


頭にひたすらオイルを注がれ続けるトリートメントから始まった。


(名前は忘れた)



目を塞がれて、


したたるオイルの軌跡を目玉が追い続ける不思議な体験の後は、


全身オイルマッサージの出番である。



ちなみにアーユルベーダ。



理論的で非常にまじめなマッサージであり、


男には男のマッサージ師、


女には女のマッサージ師が施術するれっきとした医術である。



それにしても、


オニーチャンにオヘそをグルグルされて、


悶えて声が出ちゃったのは内緒ではある。



だんだん慣れて来た気もしなくもない終盤、


恐らく使い回すオイルに異物が混入し始めていることを肌で感じていた。



だって、


ベッドシーツは毛布だし、


寒いからと掛けてもらうのも毛布なんだ。



そりゃ、


全身オイリーな身体の上に毛布を掛けたなら、


そいつのダマがオイルに混入するのは必然だろうと悟ることは容易だろう。



そんな訳で、


だんだんラフな印象を感じながらも、


初体験の面白みを味わっていたんだが、


さすがに最後にシャワーを浴びれないというトリートメントには鳥肌が立ったとしか言いようがない。



「はい、おわり!」



「(オイルまみれなので)シャワー浴びたいんだけど。」



「え!?まじで?ほっとシャワーは30分以上待つけど」



セッカチなコチトラは、


じゃあ要らない!と断ってしまったものの、


油まみれの頭と濡れたシャツで過ごすその後のヒトトキはなかなかの試練であった。



本来ならば、


数日を掛けてじっくり施術されるアーユルベーダを、


ものの数時間のテンポラリー体験だけの物見遊山なお気楽スタンスではあったが、



もしも施術されるならば、


シャワーの有無は確認した方が良いのかも知れない。



まぁ妻曰く、


はじめに確認したけれど、


有耶無耶にされて結局無かったことにされたってのもあるらしいけどね。



その後、


油が付着した衣類を洗うのは、


やや大変だったことだけは間違いないんだ。


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リシケシで過ごす、聖地の新年。



これでもか!


と言わんばかりに、


骨盤を痛めるんじゃないかという程の悪路での、


アクロバティックな7時間のバス移動を経て、



リシケシに辿り着いたのは午後11時を過ぎた頃だった。



上流のラクシュマン・ジューラーへオートで向かうも、


辺り一面真っ暗閉店状態ではあったのだが、


橋を渡った辺りのホテルになんとか逃げ込んだ。



周囲のカフェもほとんどが閉店済みではあったが、


何とか閉店間近なリバーサイドのカフェで食事も出来た。



ちなみに今回の旅路、


反省を込めたデトックス聖地ツアーなので、


土地柄、酒はもちろん肉抜きのベーガンスタイルという、


個人的前代未聞なノンアルコールな年末年始の過ごし方である。



そんな訳で、


思わずリシケシで迎えた大晦日。



周囲を一通り散策していると、


いたるところでニューイヤーパーティのお誘いを受け、


何だかイマイチ実感は無いが、


やはりどうやら年末らしい気もしてくるというものだ。



夜になり、
対岸のホテルらしきところから、
爆音でインド馴染みの流行曲が聞こえて来るが、
ソレ以外は随分静かな印象だ。


夜も九時を過ぎた頃、


近所のカフェで催されていた演奏会に参加した。



タブラとアコーディオンみたいな不思議な楽器のセッションだった。



それにしても、


11時頃には参加者もまばらになり始め、


何かないか!?と期待していた部分もあったのだが、


本当に静かに年越しの瞬間を自室で迎えることになった。



そんな静かな年越しかと思いきや、


12時丁度からは花火がケタタマシく鳴りはじめ、


新年を祝ってるんだろう奇声を子守唄に、
そうそうに初寝入りとしけこんだんだ。

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バックトゥーザフーチャー2015



馴染みになりたくもないし、
イキツケにするつもりも微塵も無い訳なんだが、

二度目の手慣れた段取りで、
警察とのやり取りを済ませてはみたけれど、

失意に暮れて過ごす年末だなんて、
色んな意味でマッピらゴメンな訳である。


そんな訳で、
目的地も何も決まっちゃいないが、
意を決してドコかに行くことだけは決めたんだ。


ひとまずの目的地は、
デリー北部のカシミールゲート。

各地に飛び交うバスが集まるバスターミナルである。


そこで丁度出発間際のリシケシ行きのバスに飛び乗って、
行き当たりばったりの気ままな夫婦二人旅は始まったんだ。

想えば、
前回のパスポートを失くした事件の発端は、
夏のリシケシ暴風雨ツアーの顛末であった。

図らずも今回は、
失くしてみてから遡る、
初心を見つめ直す聖地への再巡礼ツアーになったのである。


ちなみに余談だけれど、
バックトゥーザフーチャーでの未来は今年ですね。

10月までに現実はフィクションに追いつくか!?
要チェックであるね。

 
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聖地へのドタバタ道中記 最終回


一連の旅路の中で、
一抹の不安があった。

それは、「いつ、どう帰るか?」である。
前夜一応確認しては居た。

①AC付きの快適バス・ボルボバスは午前便しか無い上に、既に満席であるコト。

②電車は、寝台は全て満席。朝便もキャンセル待ちであるコト。

③どうやらスーパーボロっちいローカルバスが走っているコト。

一日に何便かあるらしいコト。
とは言え腹は決まっていた。
もはや取るべき手段は③しか無い。
あとは、いつ帰るかである。


朝を迎え、夜便のローカルバスに乗りたくも無い気がしてきた日曜日。
昼過ぎにバススタンドに向かった。
そこで速攻デリー行きに出くわして、
それで帰るコトにした。


とはいえいつ出発なのか解りぁしない。



10ルピーで押し付けられた生マサラキュウリを食べながら、
排気ガスをたらふく吸い込んで出発を待つ。
1時間程経ったのだろうか、
バスは出発し、物売りたちがソソクサと降り立って行く。
余程疲れていたのだろうか?
道中殆ど寝て過ごした。




それにしても、
カシミール門に着いた時にはもっと疲れ、
何故か声も枯れていた。(排ガスに違いない)
久々に?乗る快適なメトロでも寝て過ごし、
遂に、驚愕のフィナーレと、新展開を迎えるのである。
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聖地へのドタバタ道中記 パートフォー




リシケシの朝は、
超快晴であった。
あの悪夢のような大雨から一転、
それはそれは気持ちの良いお天気だった。


濡れ切った荷物を乾かしながら、
隣のテラスで展開するヨガお姉さんのトレーニング風景と、
相変わらずの濁流ガンガーを眺めてしばらくを過ごす。
そして再びガンガー沿いを市街地まで戻り、
ローカルな商店街とガートを巡り、
バススタンドを探した。



結論としては、
地球の歩き方に載っている場所に、
バススタンドはない気がする。


そこにあるのは、
ドデカイゴミ集積所みたいな集落なんだが、
まぁヨクワカラナイ。
結局、最初に降り立ったバススタンドでハルドワールに戻った。
ハルドワールのバザールは、
とにかく広い。
個人的に、特段欲しくなるようなモノは無いんだが、
おんなじようなお店が立ち並ぶ、
迷路みたいな仲見世街と言った印象だ。
祝日や週末のせいか?
人出が半端ない縁日状態のバザールを抜け、
駅近くの安宿でその日は早めの夜を明かしたのである。



最終回を読む
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聖地へのドタバタ道中記 パートスリー



大して寝ていない旅路のせいか、

気が付き起きればリシケシだった。



一時間ほどの旅路だっただろうか、時計は9時過ぎで朝か夜か分からなかった。



そして悪夢は再び蘇り、大雨が吹き付ける、

決して全くの願っては無いシチュエイションだった。



更に、どこにいるのかわからない。

かろうじてiPhoneが場所を教えてくれた。

どうやら「地球の歩き方」にはない、バススタンドらしかった。

オートの誘いをすべて振りきり、

歩いてラーム・ジューラー橋、ラクシュマン・ジューラー橋を目指す。




その道程は、もはや雨季だからとか、そんな風物詩的なものではないらしかった。


なにせ、橋の上で河原在住の住まいが流されているのをみんなで唖然とみているんだよ。

メインロード呼ばれる道は濁流にやられた車が溢れ、

マンホールが裏返る直前の歩行者には厄介な道になった。

途中からガンガー沿いのリバーサイドの道を進んだのだが、

当たり前といえば当たり前の話で、川沿いのリバーサイドは更に暴風雨の真っ只中だった。

全身がずぶ濡れ、他に濡れる場所はどこにも無くなった。

沐浴なんてする気もなかったが、

全身清めてもらったと思えば悪い気はしないかも?

だなんてヨコシマなことも段々に考えることをしなくなる、

ガンガーサイドで滝行状態に陥っていった。

なんとかかんとか、びしょ濡れのケータイだけはビニールでかろうじて保護しながら、

ラクシュマン付近でようやく宿を確保し、

濡れネズミのまま周辺観光散歩を経て、

近所のカフェで世話になり、夜をなんとか過ごしたんだ。

 

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聖地へのドタバタ道中記 パートツー



どうやらインド人という連中は、

暑いとか、寒いとかの感覚が間違いなく日本人とは違うんだと痛感する船出である。


車内はガンガンに冷房が効き、

こちとら万が一に持ち込んだ厚手のブランケットで必死に寒さをしのぐ横で、

肥満体のネーチャンが、せいぜいシーツを被って寝息を立てている。

AC無しのスリーパーもなかなかの地獄だが、コレはコレで拷問である。

いつも思うんだが、要するに極端なんだよ、インドって。

 

朝の四時に地味に着くハルドワール駅は、

何だか知らないが、プラットフォームどころか駅構内に横たわる家族連れで賑わう?

一見奇妙だが、インドでは当たり前の光景から始まった。

むしろ僕の頭をよぎるのは、

雨季に対する危機感の欠如そのものだったと言って良い。


もちろん住んでいるハリヤーナ州でも、雨季はとっくに始まっているし、

とは言え、それほど降ることもなく舐めてかかっていたコトを猛烈に後悔し始めていた。


街の中心のガート、ハリ・キ・パイリーに着く頃にはずぶ濡れ寸前で、

ガート前でおばちゃんが売るビニールと、超早朝からやっているカフェで雨を凌いだんだ。

ようやく雨も落ち着き朝らしくなってきた頃、

ガートでは既に大入り満員の大賑わいであった。


異教徒の僕には、相変わらずよくやるなぁ的な印象なんだが、

普段はきっともっと綺麗なんだろうけど、

大雨の濁流の中、みんなで泳いだり、潜ったりする訳で、

まぁ、下流のヴァラナシよりは気持ちが良さそうに感じた気もするんだがね。

完全に日も明けて街も起きてきだした頃、

マンサーデーヴィー寺院をロープウェイで登りご挨拶を済ませ、

その足で、バススタンドからリシュケシュへ向かったんだ。



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聖地へのドタバタ道中記 パートワン

  

日本でいうところの「終戦記念日」は、
インドに言わせりゃ「独立記念日」に当たる。

とは言え両者のプロセスは、それほどキット関係なく、
そもそもインドの独立が47年の出来事だってのは、
勉強不足な僕にとっては、トリビアみたいなお話だった。

 

そんなインドで初めてのお盆で、
サービス業に身を置き続けた自身も初めてのお盆休みを過ごすこと
になったのだ。
 

聞くところによると、
どうやら15日は戒厳令じゃないけれど、
交通封鎖やら色々面倒があるらしい。
(モディさんがレッドフォートで演説したらしいね。)


 
そんな訳で、前夜に急遽、デリーを脱出することにしたんだよ。

 
狙う先は、リシケシ&ハルドワル。
ニューデリー駅の外国人窓口に閉店間際に滑り込んだ。
 

兎にも角にも金のない、ザ・貧乏人の僕は、
事前に調べた200ルピー前後のセカンドスリーパー狙いだったんだが、

敢え無くブックフルの憂き目を経て、
引くに引けずエアコン寝台のVIP待遇?の850ルピーを支払う門出となったのだった。
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