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印度の小噺。

計画的のつもりで、 無計画に飛び込んだインド生活の、 テンヤワンヤなコトの顛末を綴ります。

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【タウンわたらせ掲載】日々つれづれessay 最終回





そうそう、
随分前に完結を迎えていたマイコラムですが、
ついつい、
現物を紛失しちゃってアップし損ねておりました。

なんだか入稿遅れた上に、
酔っ払い的脈絡の分かりにくい文章と、
ありきたりなオチな気も致しますが、

まぁこれも、
個人的総括の一つではあるなぁw

と改めて振り返らせて頂いた良い機会で御座いました。

というわけで最終回、宜しければご一緒下さい〜

☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★

日々つれづれessay
【DIYだよ、人生は♪④】

思わずインドで働いてみて、多分一番鍛えられたのは、
『無けりゃ作る』というシンプルな姿勢だった気がする。

日本で当たり前に手に入る食材が、
インドではなかなか思うようには揃わない。

例えば、
とんかつソースやらマヨネーズ、調味料、更には焼き鳥の焼き台まで、

必要なモノは何から何まで自家製もしくは現地でオーダーメイドする。

日本の食材は一応輸入食材屋さんなどで手に入るっちゃ手に入るし、

もちろん、食材屋さんの苦労も手に取るほどわかるけれど、
日本の二倍や三倍の価格なので、あんまり買いたくないのが心情である。

それでもインドでは、
食材の価格(特に野菜)自体は日本よりずいぶん安いのだ。

そんな訳のおかげさまで、
何から何まで必要なら何でも作るっていう『DIY』なスタンスが出来上がった。

今思えばそれらの経験が、
『無けりゃ、作る』し、『何でもやれる!』と思えたキッカケかも知れない。

そんな調子で、
いつもスタッフと冗談半分で口癖のように使っていた言葉は、

「エブリシング・イズ・ポッシブル」

と、

「ナッシング・イズ・インポッシブル」

であった。

日本語で言えば、

「不可能なことなんてない」

ってことなんだけど、
コレは僕の人生の中で重要な言葉だなぁと改めて噛み締めている。

要するに、自分の人生は不細工だろうが不器用だろうが自分自身で作りたいんだよなぁ、僕は。

そんなこんなでインドでの経験と、
自身の『あったら良いな』という、
『僕らの暮らし』を実現するために、
インドから帰国後『移動焼き鳥屋』を始めた。

おかげさまで、始めて一年。
少しづつ、根を張りはじめた気がしている。

という訳で兎にも角にもインド生活を経て思うコトは、

今もインドで奮闘している多くの日本人の皆さまや、
これから駐在や帯同するかも知れない皆さま、
インドに興味がある皆さま、
そしてこんなコラムを読んでくれた皆さまにも、

心からのエールと、

『どんどん外へ出て行った方がいいよ!』

ってコトと、

『人生楽しんだモン勝ち』

って言葉を勝手に贈りたいと想う。

ほんとインドは不思議な国で、
日本ではあり得ない体験だらけだし、
喜怒哀楽色々ぶちまけたんだけど、
多分またそのうち行くんだろうし、
実はすでに、計画を始めているんだけどさw

身構えると緊張して味わえないけれど、
心の眼を開いたその時に、きっとインドは貴方に微笑んでくれるよ、多分。

さぁどうぞ、インドでもいってらっしゃいよ‼︎
きっと、人生の見方が変わるキッカケが沢山あるはずなんだと想うんだよ。
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【タウンわたらせ掲載】日々つれづれessay 『DIYだよ、人生は♩』第3話




早いもので、
どうやらコラム第三弾。
よろしければ、
再度ご一緒下さいまし〜。
☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★
とにかく日本とは価値観も何もかもが違う、
インド生活。
日本で伝えられるニュースといえば、
「熱波」
とか
「レイプ」とかネガティブなモノばかりで、
僕もチョいと家族や友人から安否を気遣われたモノだ。
それにしてもギャップが凄すぎて
「日本じゃコレが当たり前」
とか思っていると、
足元すくわれるどころか
気が狂ってしまうかも知れないw
とはいえ、
インドにはインドの面白味が山ほどあるコトは、
元在住者として声を大にしてフォローしておきたいと思う。

とは言えコレもまぁ面白いもので、
あの国の何処を褒めようか思いあぐねてしまうんだけど。
例えば、
僕が住んでいたわずか数年間で恐ろしくインドは変わった。
日本に住んでいると、
「日本は先進国だから」
とか
「インドは遅れている」
とか平気で語られているけれど、
特に都市部では、
新しい技術やサービスが続々と始まっていて、
例えばタクシーは、
もはや携帯で目的地までキャッシュレスで行けちゃうし、
レストランの決済も現金いらず。
路上の売店ですら携帯で払える塩梅だ。
グルメサイトで目的地周辺のレストランを検索し、
予約やデリバリーの発注まで携帯でポチっとなである。
ソレもまぁ、
個人的経験では近所のレストランのデリバリーが3時間かかったコトもあったけど。
何事も新しいモノ好きで、
兎に角まずはやってみる!
という姿勢は好感が持てるし、
その点で日本は腰が重過ぎな気もする。
そして特に印象的だったのは、
子供たちに対して超絶おおらかで優しいスタンスであった。
よくイメージされる過積載な長距離電車は別として(僕は見た事がない)、
都市部のメトロは日本とほとんど変わらない。
携帯をじっと見つめる若者たちがいたりするのは同様で、
かなり日本よりおしゃべり満載で賑やかではあるけれど。
そんな中でも子供たちが大声をあげようが、
動き回ろうが、ソレを見ている大人たちの顔がニコやかなんだよ。
マナー云々とかが国によって違うのは承知するけれど、
子供が声を上げたらしかめ面をして、
ベビーカーを邪魔にするような国では、
何が何だか申し訳なくなっちゃって子供が育てにくいのは考えるまでもないと思うんだ。
インドには野良犬や野ブタ、野牛、
更に言えば物乞いは都市部でも沢山いるけれど、
考えてみればさっきの話と同様で、
『そこに居る』
ってコトが許されている。
ってコトなんだろう。
要するにインドは、
色んな価値観を受け入れてシェアする寛容さがある国なんだなぁ。
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【タウンわたらせ掲載】日々つれづれessay 『DIYだよ、人生は♩』第2話





突然始まった海外生活を振り返ってみると、

とはいえ当時から痛感していたんだけど、

「海外旅行」



「海外生活」

は全く別個のモノのように思う。


それは何も「海外」に限ったものでもないので、


「旅行」



「生活」

で比較するともっと分かりやすいだろう。


そして僕の場合なにせ、

「人生観が変わる!?」

とか言われるインドである。


例えばの話、

旅先の安宿でお湯が出ないとか、
停電しちゃったとかあったとしても、


「きっとコレでこそインド!」


とか言いながらネタとしてやり過ごせるだろう。


でもソレが日常生活の一部になった途端、
笑うに笑えず、
苦笑いと涙でひたすら対峙するしかない現実問題として立ちはだかるのだ。



それにしても、
さすがインドというしかないけれど、色々あった。


多分最初に出くわした驚きの出来事は、

「牛肉流通禁止」

だったように思う。

常々その可能性は聞いていたんだけどソレは突然やってきて、

明日から一切の提供を禁止するっていうんだから寝耳に水ってのはこのコトである。


幸い?
僕の勤めていた焼き鳥屋はオーナーが牛肉提供をそもそもNGだったから
問題なかったのだけれど、

近所のステーキ屋は、水牛の肉を提供するようになったw


そういえば、街の名前も突然変わった。

「グルガオン」

から

「グルグラム」

になったようだ。

そしてトンデモない極め付けが、
高額紙幣の流通禁止であった。


レストランの営業終了後にインド人マネージャーが笑いながら話しかけて来る。


「山本さん、知ってるかい?明日からこの千ルピー札使えなくなるんだよ」


「え、なんの話?」


「さっき、首相が演説したんだよ、明日からコレは紙切れってコトさ。」


そんな訳で、翌日から本当に流通停止。


朝から銀行には両替の長蛇の列で
数少ない新紙幣を奪い合うカオスがしばらく続くコトになり、


レストランでも旧紙幣での支払いはお断り。

決済は全てカードか小額紙幣のみという状況になったのだ。


更にカード決済までシステム異常なのか、停止する羽目になった。


ソレにしても面白いモノで、
インドでの日本人社会は小さいコミュニティというコトもあるだろう。


旧紙幣もカードも使えないというあり得ない状況の中で、名刺を貰いながら、


「今回はツケってコトで、次回ご来店の際にお願いします」


という日本では考えられない対応で難局を乗り切ったのである。




そんな訳で僕は、

「価値観が変わる」

ってほどでもないけれど、
どうあっても動じないスタンスが鍛えられた気はしなくもないかも知れない。

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【タウンわたらせ掲載】日々、つれづれessay 『DIYだよ、人生は♪』



このブログを締めくくろう!

と思いつつ、なかなか重い腰があがらずに、
随分と時が経っておりました。

そんな折、
縁あって、地元群馬は桐生市のタウン情報誌にて、
コラムを担当させて頂くことになりました。


折角なので、
この機会とこの場も借りて、
インド滞在の総括と締めくくり
にしたいと存じます。

では全4回の第1話、張り切ってどうぞ〜

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★



人生とは本当に不思議なもので、2014年(平成26年)から2017年(平成29年)にかけての丸3年、


僕はインドの日系焼き鳥屋に就職した。


キッカケは、妻がインドでの日系美容室の立ち上げに、インド日本人女性美容師第一号として渡印する事を決めたからだった。


実はその随分前からインドに行く事は決めていて、その準備として地元の寿司屋さんで見習いをしていたのだけど、


なにせ妻が突然渡印を決めて来たもんだから、その夜に決意し、翌日には退職届け、一ヶ月後には日本を引き払う手筈を整えたのだ。



そもそもなぜインドなの?



よく聞かれる話だけど、正直個人的には、特にこだわりは無かった。


新婚旅行で行った初インドでは、首都デリー、世界遺産の城塞都市ジャイプール、同じく世界遺産でお馴染みタージマハルのアグラ、


ガンジス川で有名なバラナシでの滞在で、


最終的には、かの国のカオスっぷりに半ば食傷気味で逃げるように帰って来たっけ。



とはいえ、インドあるある的なお話で、


帰国後数ヶ月して妻が、インドに帰りたい!と言い出した事もあるし、


その当時進めていた自分達のお店開店計画が紆余曲折を経て頓挫した事、


そして東日本大震災もキッカケといえば、キッカケになったと思う。



実は結婚前、僕らは前橋と桐生でそれぞれお店をやっていて、


僕は喫茶店、彼女は美容室を経営していた。



震災を経て僕らが感じた事は、


それぞれ桐生と前橋で、そう遠くないとはいえ、別個に店舗と生活を続けて行く事への不安感だった。



そして、準備していた一緒にやる筈の桐生のお店が出来ないのならば、


いっその事県外で?何なら国外でも!?それならインド!と妄想は一気に飛躍を遂げ、


僕らにとって渡印は必然の選択だった!(かな?)



そんな訳で、


準備していたようで突然決まったインド生活は、テンヤワンヤと火蓋は切って落とされて、


右も左も分からないけど、だからこそDIYでしのぐサバイバルな展開が始まったのである。



「旅というものはな、行き先を決めてから出かけるもんじゃねえんだよ。」



とは「男はつらいよ」の寅さんの言であるけれど、


どうやら僕たちは、一応の目的地を決めてからジタバタする展開を臨んだようであるんだよ。



コトの詳細は、「印度の小噺」で検索いただけば、コマゴマと書き連ねてあるけれど、


今回のコラムでは、印度生活のダイジェスト&諸々総括としてお読み頂けたらと想い、


自戒も含め改めて、徒然に書き連ねてみたいと思う。



☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

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インドあるある!?バスのエンジントラブルあるある!について。





はてさて、チェンナイに戻ろうかな!?
と意気揚々に思っていたまでは良かったんだ。


それにしても、何から何まで思うように行かないのは、
すでに慣れ浸しんでいたので、苦にはならないハズだ。
それにしてもどうにもならないので、毎度びっくりしてしまう。


要するに、いつも通り、問題が発生したんだ。


最寄りのバスターミナルからチェンナイ行きは無いというのだ。
まぁ、それくらいなら苦笑い程度でいつもの通りのハズなんだけど、
今回の問題は、トントン拍子に次から次へと降りかかってきたんだょ。


苦笑いしながら進む、若干元来た道を戻って行くバスは、
しばらく進んだのちに、ナショナルハイウェイをチェンナイ方面へ舵を切った。




さてさて、一安心!と思う暇もないほどに早速事件はその場で起きる。




ナショナルハイウェイに入った瞬間、
ボロボロバスの前方のエンジンが止まったらしい。


それでも、数百メートル進んだのちに、再び停止して乗客シラケムード。
結局乗客全員が、その場で降りて、ソコで次のバスを待つ羽目となった。






それでも意外と次のバスはスムースにやって来て、
調子の良いボクは、他の乗客を横目にすぐにソレに飛び乗った。




なんだかおかげさまで、毎度トラブル続きだなぁ!
だなんて感慨深くなる一歩前で、
さらに、というか再びおんなじ問題が再浮上したのには、
感慨ではなく憤慨する気持ちも解る気がする、気がするミラクル。

マハバーリプラムからチェンナイまでは車で二時間弱なんだけど、
そろそろチェンナイに入ったかな?ってな時間帯にも再び同じトラブルが発生したんだよ。





もはやこれまでか!!ってな位、要するにボロボロなバスって訳なんだけど、
乗客みんな適当に、何故か?その場にやってくるチャイ屋のチャイを飲みながら、
相も変わらず、フタタビミタビ、ボロボロバスは改めて出発したんだ。



はてさて、予定より随分遅いチェンナイに戻って来た訳なんだけど、
特段もはや、チェンナイにも用事はない訳ってことで、
多分もはや忘れたんだけど、空港にそのまま帰ったんだっけな!?



そんな調子で、感慨深いはずのインド滞在は終わりを迎えようとしていたんだ。



多分、もうちょっと物語と事件は続くので、
ダラダラと物語は続けて行って見ようと思うんだ。

















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世界遺産なマハーバリプラムへ行く、のお話。






駐車場近くでずっと待ってくれていたリキシャワラと合流して、
そのままポンディ戻る?とかささやかれつつも、
約7kmの距離でおかげさまに表通りに戻ってきた。


ホントにココでいいのか?送っていくぞ!?
と後ろ髪引きつったおっちゃんを横目に、
速攻でローカルボロバスを引っ掛けることに成功し、
そのまま次の目的地であるマハーバリプランへ向かう。



確かに海辺沿いを走っているはずなんだけど、
あんまり海岸線は見えないスレスレのエロチシズムを垣間見ながら、
途中で大してお腹も空いてないけど葉っぱのミールスをついばんだりして現地に到着する。





ソコはクリシュナバターボールでお馴染みな世界遺産の観光地。


それ以外にも海岸線までの仲見世とか、隣の寺院とか見所はソコソコ。





フラフラ歩いていると丁度、
何のパレードか存じ上げないけれど、南インドな儀式に立ち会えた。






そんなわけで、一応世界遺産なんだけど、
インドお馴染みの散らかった感じのローカルな公園といった風情で、
一通りビーチサイドや近所のお寺を経て、バターボールとご対面。





ソコもまた、インドあるあるではあるセルフィー大会を眺めながら、
一回りして再び参道?沿いのチェティナード料理屋でお腹を膨らませたんだった。





考えてみれば、数時間程度の滞在だけど、
想えばせっかちな個人的には、
インドの観光地は長居するほどでもないんだよ。


そんな訳で早々にチェンナイに戻って、
家路への準備でもするか!と思ってたんだけど、
そうは問屋さんが降ろさない、オカシナ展開が待っていたんだ。


まぁまぁソレは次回の投稿で、
恥ずかしながらなの恥を晒してしまおうと思っているんだよ。





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オーロヴィルの過ごし方について。




とりあえず潜り込んだオーロヴィルの敷地内はなんだか観光地だった。

インフォメーションセンターや、
敷地内カフェなど随分充実した内容だった。


そして随分広いらしい敷地内を黄金の球体を求めて歩き始めた。


なんだかちょっと分かりズラい道を進んでは、
不安になりながらちょっと戻る工程を重ねながら、
ようやく黄金の球体を遠くから眺めることになった。


もちろん予約してないからなのか?近くには進めない。

遠巻きにその姿を眺め、
ボクの脳裏には既にドライバーが待ちわびていた。


そそくさとドライバーと合流して、
そのまま次の目的地であるマハーバリプラムに向かったのである。




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インドじゃないみたい!? オーロヴィルに行ってみる、の巻。





きっとポンディシェリーに来たからには、
たぶんオーロビルに行っといたほうがいいだろう。

だなんて失礼ながら随分ぶっきらぼうに想っていた。


せっかく寄宿させてもらったオーロビルのアシュラムで、
事前に聞いていた前日予約じゃなきゃ入れない、
黄金の球体ことマトリマンディルの予約をお願いしてみた。


すると現地での予約でないと受け付けられないとのことだった。


迂闊にもそろそろ夕方というのに加えて、
一旦進んで戻るのってのが苦手な当方は、
オーロビルに行ってからポンディに戻って来るのがなんだか辛い。
そして翌日同じ道を辿るのも面倒臭いんだ。



そんなモノグサな当方は、
翌朝発の適当なローカルバスに目的地を告げ、
オーロビル最寄りのバス停まで連れて行ってもらったのだ。


着いたバス停はどうやらオーロビルまではまだまだ遠いようだ。


更にはいつものように集まり来るリキシャは、
外国人目当てに当然のようにふっかけて来る。



とりあえず一目散にリキシャを蹴散らして、
目的地であるオーロビルを目指してみることにした。



一本道をひたすら歩いてみると、
段々にそれらしいお店やカフェが立ち並び始める。



もう少しで着くかな?だなんてソコらに聞いてみたら、
まだまだ序の口だよってんで、通り掛かったリキシャを拾った。



おかげさまでグイグイ飛ばすリキシャさんにゲートまで連れてって貰い、
往復でディスカウントしてもらった都合上、




「どれくらい掛かるか解んないけど、すぐ帰って来るからさ!」




と言い残して、ボクはオーロビルの森に消えて行ったんだよ。




【南インドのエコヴィレッジ オーロヴィル まとめ】
https://matome.naver.jp/odai/2146047380124750501

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ポンディシェリーの過ごし方について。





チダンバランから次の目的地であるポンディシェリーまでは二時間弱である。

先述のアクシデントで随分出発は遅れたけれど、
余裕でのんびり過ごす旅路であった。



昼前には到着し、バススタンドから海岸沿いまでオートを乗り継ぐ。


目的地はもちろん、ビーフが食べられるお店だ。


別に好物って訳でもないけれど、
なにせ普段禁止されているものってのは、
手を出したくなるのが人情ってもんだろう。






昼間っからビールも頂きながら、
お宿でレンタサイクルもお借りして、
街を徘徊してみるコトにした。


今回の滞在はせっかくなので、
ご近所オーロヴィルが運営するアシュラムに寄宿した。



だらだら徘徊しながら気づくことは、
海岸線近くのフレンチテイストな街並みはそれほど広くないコト。
それを取り囲むようにイツものインドな街並みが広がっていたコトである。



大抵どこの観光地的な場所に行ってもそうなんだけど、
大抵インドの旅行者は、食では冒険をしないんだよね。



大抵同じようなメニューのレストランで、
同じタンドーリとカレーを食べているんだと思うよ。


それにしても時間があるので、
碁盤の目のような街並みを碁盤の目に沿って走り倒した気がする。


普段見慣れたインドな風景とは違う、
フレンチスタイルのRUE なんとかなストリートを満喫した。





そして夕方のビーチサイドは、
ローカルな観光客がごった返す街並みになった。



そして各種音楽イベントで賑やかそうなお店には、
男独りでは入店不可という、残念な結末とともに、
イツものようにそこらのバーで独り
お酒をかっ喰らってお宿に戻ったのである。


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チダムバラムであった面倒臭いヒトコマ。について。






飛び込みで泊まったチダンバダンの宿舎は、
街の中心のティライナタラジャテンプルの目の前だったんだけど、


久しぶりにオゾマシイと感じちゃう部屋であった。


何せ、トイレとシャワーの電気が点かない。
そんな暗がりの端っこをゴキブリが徘徊しているのがうっすら見えるのだ。


更には夜中シャワーを浴びようとしたら、
停電して真っ暗闇の中での行水となった。



さすがに恐れオノノイて、シャワーを中断。
仕方なく、そのまま寝入って、朝を迎えた。


翌朝速攻チェックアウトして次に向かおうとしたんだけど、
どうやらレセプショニストが居ないらしい。



仕方ないので錠前を閉めて、
朝の参拝をしようと思った瞬間気がついたんだ。


「おいおい、錠前の鍵を部屋に置いて、鍵閉めちゃったよ!」


ちょっと焦りながら、
ただ座っているだけのレセプション代行親父に声を掛けると、


「ああ、大丈夫!伝えておくから。参拝でも行って来たら?」


と、一安心のお言葉を頂いて、改めて参拝をするコトにした。


一時間半ほど経っただろうか、
宿舎に戻り進捗を伺うと、何も進んで居ないコトが判明した。


まぁまぁ、アリガチだし、悪いのはコチトラである。


それでも思わず憤って、


「それで、どうするつもりなワケ!!?」


と憤慨して恫喝すると、工具を貸してくれた。


貸してくれたのは、
マイナスドライバーとバールであった。


「さて、これでどう外せばいいんだい?」


考える前にソレらを使ってネジを外し、
とりあえず色々試してみるんだけど一向にラチがあかない。


舞台は、朝なのに陽の当たらない暗がりである。


居合わせた周囲の宿泊者をも巻き込んで、作業は白熱し始めた。
一向に進まない作業と共に、一向にオーナーからの返信も無い。






ちなみに既に町中の鍵屋に問い合わせをお願いしてたんだけど、
そもそもこの街に鍵屋だなんて居やしなかったコトも発覚した。


もはや、違約金とか鍵の交換代とかどうでもいいからさ、
兎にも角にもコノ鍵をブチ開けないと話にならないんだ。



作業開始からどれくらい時間が経ったんだろう?



もう、いいや。ってちょっと諦めかけ始めた頃、
やっと、全てのネジが外れて鍵も開いたんだよ。



随分、けたたましく怒鳴り散らして、
当たり散らした自身の不祥事を振り返りながら、
少し反省もしてさ、ソソクサとその場を後にしたんだよ。



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多分、チダムパラムの記憶から。。。





思わず?ハヌマーン天国だったラメシュワラムで、
念願でだったハヌマーン人形も大量にゲットして、
気分も旅路もずいぶん満喫した挙句、そこを後にするコトにした。





狙う先は、ポンディシェリーなんだけど、
そこまで行けるバスだなんかありはしなかった。






めげずに色々聞いてみると、
ラーマナタプラムというところからバスが出ているらしい。



とりあえずそこまで行かないと、話にならないよね。



そのままソコにあったバスに乗り込んで、
そのラーマナタプラムで乗り換えて、
行けるところまで行っちゃうコトにしたんだよ。



本当に、ゆっくりと、ゆっくりと進むバスハイクである。

結局ポンディシェリー手前にチダンパラムまでしか行けなくて、
そこで宿を取るコトにしただよ。


とはいえ、ハイシーズンなので意外と宿は取れない。


いろんなホテルを巡ったんだけど、
全く相手にされずに、思わず巡礼者用のワンルームが取れて、
宿泊するコトになったんだけど、
翌朝、随分な面倒を被るコトになったんだよ。



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ラメスワラムでの過ごし方について。




カライクディでのランチをゆっくりと堪能したのち、
改めてボロボロなバスに乗り、のんびりと次へ目指すコトにした。


次の行き先は、ラメシュワラム。


スリランカ方面へ細長く伸びる半島の岬で、
インドの神話「ラーマヤーナ」の中で、
我らがハヌマーンが活躍した聖地である。



海なし県出身者としては、
やはり海沿いの道中を期待してたんだけど、
到着直前まで海は見えないルートだったようだ。


それでも次第に目的地に近くにつれ、
ココが細長い半島の先端に近づいているんだと実感する風景になった。




到着したバススタンドからオートに乗り継ぎ、
ようやく聖地の真っ只中の海岸沿いにやって来た。





この聖地は、
ラメシュワラミー寺院を中心に宿坊が囲み、
すぐそこに海岸がある小さな街である。





せっかちなコチトラは、
街を一周し海岸での沐浴をのぞいた後、
スリランカに伸びているはずの、
点々とした島方面を目指して歩いてみるコトにしたり、
バイクをヒッチハイクして元来た鉄橋を目指してみたんだけど、
どちらも挫折してクタクタで宿に戻って酒を煽った夜であった。


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君はチェティナード料理を知っているか!?




マドュライに来てみて、というか、南インドに来てみて、
そういえば、友人が語っていた美味しい地方料理を思い出したんだ。


それは、チェティナード料理!!



南インドに期待しがちな、
アッサリめなベジミールスとか禁断のビーフ料理ではない、
結構南らしかなぬスパイシーなコッテリ料理である。


一応マドュライでも食べたんだけど、
それって、大阪で明石焼きを食べるみたいな感じだろうか??
知らないけど。



そんな訳でマドュライの夜にふと思い出して、
せっかくなので翌日はソコに行くコトにしたのだ。




マドュライからその中心地カライクディまで三時間くらい、
朝出発なので昼飯がてら立ち寄るコトにした。


どう出発したのか?もう覚えてないけど、
着いたバスターミナルでタクシーのおっちゃんにオススメを聞いた。


そしたら案の定?というか周囲のドライバーも知る由もなかった。




それでも道ゆく人も巻き込みながら話を膨らませて、
なんだか街で人気のレストランに連れて行ってもらったんだ。



ソコは、南インド風なバナナリーフを置いて行く以外は、
南インドらしからぬ?チキンやらお魚やら色んなバリエーションを用意している。



次々とラジャスターンのご飯みたいに、
お代わりいかが?あれ食べる?これ食べる?てな具合で、
椀子そば状態でお代わりが盛られて行くけど、一応コレは課金制ではある。


少しずつ色々いただいて、
はしご用の胃袋の空き容量も考えて、
次の場所を目指すコトにしたのであるよ。



色々回ってみたけれど、
なんだか一番気に入ったのが、
バスターミナル横のしみったれた食堂ってのは一体なんでだろうね。



価格もお味もsすこぶるよろしかったことをよく覚えているよ。











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マドュライの過ごし方。






チェンナイをそれとなく堪能した翌朝。


タミルナードも満喫すべく高速バス乗り場にやって来た。


いつもなら事前にレッドバスとかで予約していたんだけど、
今回は全く予定を組まないで気ままに回るコトにしたのである。


ターミナルに停まっているバスの目的地を一通り見渡したのち、
行き先はマドュライにするコトにした。


最南端のカニャクマリは以前行った手前、
マドュライから少しずつ北上する計画である。



ざっと見積もってマドュライまでの道のりは10時間弱。
その日は殆どが移動で終わってしまう。


そんな訳でさっさと移動したいんだけど、
それにしても意外とバスの数は多くもなく、
しばらく待つハメになった。


夕方に辿り着いたマドュライは、
噂どおりというか、南インド!ってな感じで、
北ではあんまり見かけない様式のお寺のオンパレードで、





中心にあるお寺の周辺をひとしきり周りながら、
ホテルを決め、近所のおっさんに勧められるママ、
地元の食堂を数件はしごして、






インドお馴染みの真っ暗なバーに篭って夜を過ごしたのであるよ。




 


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チェンナイの過ごし方、パートツー




広い広いチェンナイの海岸線を歩いて歩いてみるコトにした。


本当にだだっ広い海岸線をひたすらに歩き散らしてみると、
観光地めいたエリアから、随分散らかったエリアに行き着いたようだった。






インドでは、どこでもそんな感じがするんだけど、
漁港でも別に魚が食べれる訳でもないし、
まさかの!新鮮さも大して望むべくもない。

写真を見てわかると思うんだけど、
なんだか買う気すら失せるんだよ。

そんな海岸線を眺めながら適当に進んで行くと、
観光客目的のオートリキシャに声を掛けられたんだ。


暇を持て余している僕なんかは、
暇ついでに付き合ってみるコトにしたんだよ。



正味二時間ほどだったんだろうか。
色んなお店をたらい回しに連れまわされて、
結局何も買わないツアーに連れ回されたんだ。


そのまま瞬く間に夕暮れ時を経て、
どこに進んでいいのか判らないママに、
電車を乗り継いで、ホテルの最寄り駅まで来たけれど、
右も左も判らぬママに迷いに迷って、
そこから随分タクシーとかで乗り継いだ
エキサイティングな道のりだったんだよ。

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チェンナイの過ごし方について、パートワン。



思い立ったが吉日で、
速攻チェンナイ行きのフライトを取った。


期間は一週間。


インド滞在最後の旅路が思いの外
ズイブンと長引いているんだけど、
インドが僕を離してくれないってコトで理解しておこう。


初めてのチェンナイ初日は、
折角なのでインドで活躍する某日系居酒屋さんへお邪魔するコトにした。


聞くところによると、
チェンナイ在住日本人は約500人。
ちなみに韓国人は5000人規模なんだそうだ。


滅多に出向かない5つ星ホテル内のレストランで、
日本式イタリアンピッツァをシコタマ頂いた後に、
右も左も解らないママにチェンナイ観光を始めるコトにした。





とりあえずホテルから見えたメトロに乗って海の方へ向かってみよう。


そう思って駅についたものの、
なんだか様子がオカシイというか、
目当ての海方面へのチケットが買えない。


駅員に問い合わせると、
どうやらまだそっち方面へは開通していないそうだった。


そんな訳でいつもお世話になっているオーラもウーバーも、
こちらではソレほど普及してはいないようで、
結局その場で暴利をフッかけてくるリキシャーにお世話になった。


そういえば久しぶりの海だったんだけど、
それにしても随分広い砂浜ビーチである。


っていうか、こんな広いビーチは見たことがないよ。



とはいえ他のインドの風景というか、
いつも通りに散らかった光景が広がっていたんだけどね。







随分長い海岸沿いまでの参道?みたいな仲見世通りを抜けてみると、
改めてインドなカオスの海岸が広がっていたんだよ。





野良犬のドザエモンを横目に、
波打ち際で横一線に着衣で水を掛け合っているインド人を眺めながら、
ボクは足早に元来た道とは別の道を一目散に戻って行ったんだよ。














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忘れない為に、思い出す、あの時の流れ。





もう毎度のコトだし、
いつものコトながら忘れてしまいがちというか、
すでに忘れ始めているので、
やっぱり書き記して記憶に留める為に書き連ねておこうと思うんだ。



そう確かアレはダージリンから帰ってきたタイミングだったんだろう。

もうすっかり日本に帰る気満々というか、
用意もしっかり周到だったつもりが手続きの都合上、
更に一週間くらいの時間が必要になった。



こちとら日本への送金も済んで、
要するに手持ちも無くなった状況だった。



でも折角なのでお金を借りて、
もうちょっとインドの滞在を楽しむコトにしたんだった。



さてコノ臨時な手持ちでもってどこに行こうか?
頭の中でインドの地図に想いを巡らせてみようではないか。


どうやら思い返してみると、
インドの外周は一通り回った気もしたんだけど、
そういえばタミルナードはちゃんと廻っていなかったんだ。


もちろんこの広いインドで行っていない場所なんて山ほどあるんだけど。



そんなわけで、
最後の最後なインド滞在最終章は、
南インドでシッポリと過ごすつもりでチケットをとったんだよ。










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外国人登録の解除手続きの巻






東北旅行から戻った翌日に帰国の途に着く予定だった筈なんだけど、
どうやらインド生活の締めくくりをすっかり怠っていたようなんだ。



そんな訳で今回の印度締めくくり儀式は、
FRRO(外国人登録)の抹消手続きと相成ったのである。




聞くところによると、
以前はソレほど手続きをして帰る人ってのは少なかったらしいんだけど、
一応した方がよろしかろう!とのことでアポイントを取って貰ったのだ。




もうすっかり帰る気満々だったのではあるが、
どうやら手続き開始が一週間後とのビッグオファーを頂いたので、
折角なのでもう一踏ん張りインド国内旅行を画策するコトにした。【後述】




そして一週間後の帰国便前日に訪れたFRRO事務所は、
いつもの通り番号札を取ってからジックリ待ち続けるご修業なスタイルであった。



朝9時頃の到着で20番台。
経験上三、四時間は待つだろう。



「どうせなら、事務の彼に任せて順番になったら呼んで貰えればいいのに。。。」

 

だなんて同僚達と共に談笑しながら待つコト数時間。
なんだかんだでやったコトと言えば、書類にサインするだけであった。




まぁそれにしても、
毎度ながらヒゲのにいちゃんしか仕事をしない事務作業である。



【参照|ビザ問題:印度の小噺】




ともあれ同時進行で進めていた銀行口座解約手続きも済み、
どうやら晴れて日本への帰国を迎える手筈が整ったのであるよ。




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ダージリンからネパール国境線での動向。

 

随分あいだが空いたけど、
たまに突っ込まれるので、
最後までお付き合いいただけたら幸いです。


今回のインド東北部シメの旅路はネパールに入るコトにしたんだった。


ソレはどんな”折角”って言葉を思い描いてみても、
今回友人の住むソッチに行く機会はほとんど無いと思ったからに他ならないだろう。


ダージリンから西の国境を無事に抜け、
国境が切り替わった途端に酒の売り場の風景が一変した。


コレまでの牢獄みたいな酒屋から、
ソコらの商店でも普通に扱う合法飲料に様変わりした様だった。




その代わり?なのか?
見覚えのあるエナジー飲料もネパリ仕様になっていたのは一興だよね。




ダージリンサイドのインドから、
川を一つ越えれば国境という、島ん人からはイメージも出来ない環境のソコは、
とはいえ何も大して変わらない茶畑と農村が広がる地元の生活圏であった。



そういえば、この旅で一貫していたのは、
自身のセッカチな過ごし方に対するアンチテーゼなんだろうと想う。



普段ならイチベツしてそのまま次に向かうばかりの旅路を過ごしてきたんだ。


ソコで友人たちの子供にペースに合わせノンビリと同じ場所で数日を過ごし、
”ドコヘ行く”というよりも、”どう、誰と、過ごす”という、
ずいぶん忘れかけていた価値観に向き合ったんだと想う。


ホント、楽しかったよ!ありがとう。


いずれにしても結局は、
外国人の僕はデリーだろうがドコヘ行っても旅行だし、
どこで何をしてもキット思い出の類になるんだろうね。






茶摘み体験や、摘んだ茶葉の換金作業、牛豚などを観察したり、
池の金魚を釣ったり、食べたりして過ごす涼しい日常を経て、
熱波なシリグリから更に熱波なデリーに向かったその日が、
思わずどうやらネパールの年末大晦日だったんだそうなんだ。






翌日インドを発ち日本に帰る、ちょうどその日が新年元旦だなんて、
ずいぶん出来すぎているなぁ!って思ったんだけど、
やっぱりそうは問屋が降ろさない展開に引き摺り下ろされて行くだなんて、
ホントその時は思いもしなかったよねー。


まだまだ続く。

















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ダージリンでの(食)生活を振り返るの巻。





ダージリンでの日々は、


ほとんどを送金した手前、
手持ちが極端に少なかったのもあるけれど、



手頃なチベタンダルバートとモモを中心に、
お酒もかなり控えめで過ごす、
心身ともにデトックスな日々を過ごしていた。




朝ちゃんと起きてパランタとかの朝食を頂き、
お昼はご飯大量食べ放題ダルバート。




おやつに肉まんやモモをツイバンで、
夜もダルバートで満腹コースという、





書き連ねてみるとあんまりデトックスじゃなさそうだけど、
辛くもなく丁度よい美味しさがそこにはあったのだ。






そしてご飯の間に散歩や動物園、
ロープウェイはやってなかったけど、
トイトレイン観察をして過ごしたんだ。



丁度僕らの滞在中だけ天気も良かったんだそうだ。



実に快適ハンパない心地ではあったんだけど、
そう言えば一つやり残したコトがあった。



早く起きても結局布団でひとり戯れちゃって、
3日とも朝日を見に行かなかったんだヨネ。



まぁ仕方ないとしておこう。



今まで朝に動き出す習慣が全くなかったからとはいえ、


でもまぁ、動けるなら動けよヤれよホトトギスだよねー。
と少しだけ反省している気もするんだよ。


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シリグリからダージリンの道程。




熱波なデリーとそれほど変わらないような気もする?
暑さのシリグリの街並みで、
ゆっくりとウォーミングアップした後、

いよいよ今回の本題第一弾
のダージリンへ向かうコトになった。


移動手段は自身初の4WD仕様のジープタイプである。

とは言え今までの乗り合いと対して変わらない、
逆に心配になる位チープな旅費での移動である。



道中、有名なマカイバリ農園の視察や、
トイトレイン停車駅探索を挟みながら、
次第に高度は高くなり、道は狭くなっていく。



どうやら本格的な観光シーズン到来の、
世界的有名なこの避暑地は本当に涼しくて、
涼を求める印度人の皆様が殺到して来ていた。



そんな4月初旬の今回はここダージリンで、
のんびり3日ほど滞在することになったんだ。



同じ街に数日いるなんて、
せっかちな自身の過去を振り返ってみても
記憶に無いし、記録にも無いだろう。



こんな滞在にこそ、


"のんびり"


という言葉を使いたいもんだよね。



そんな訳で、
それ位ホントにのんびり過ごすコトにしたってワケなのさ。





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ダージリン行きの旅路に向けての心構えについて。





そういえば、ブログをずいぶん更新してなくて、

もう帰ったの?とか、もう更新しないの?
って言われてた気がするんだけど、
実はまだ居るし、折角なので更新しておこうと想う。


随分前の気もするんだけど、
実は先週くらいからインド生活の最期な旅路ってコトで一週間ほど、
シリグリからダージリン、ネパール国境線の旅に行ってきたんだよ。


今までゼロ泊数日を繰り広げてきた旅路の僕が、
一週間も時間を取るってコト自体滅多に無いし、
我が欲張りな自我が、貪欲なまでに欲張ってさ、
色んな場所に行きたい!ってな気分にもさせるんだけど、
折角な方向性は在住友人家族と合流するコトにしたんだ。



今までの旅路を振り返ってみるとそういえば思い返すコトってのは、
僕はひとり旅ばかりの気まぐれ旅ばかりを繰り広げてきたんだよね。


たまに妻と一緒の旅とかはあったけど、
別居して居るうちに、随分勝手気ままさが先立ってきたようにも想うんだ。


旅というモノは、それにしても楽しみ方が色々あるんだと自覚して居る。



第108話/ひとり旅とふたり旅はどっちが楽しいか?|印度の小噺




そんなワケで今回はリハビリがてら、
久しぶりな団体旅行っていう気分を味わってみるコトにしたんだよね。



シリグリの空港で友人家族と落ち合って、
そのままシリグリ一泊から始まる、のんびり旅行が始まったってワケなんだ。














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蚊の到来と、緊張の夏。〜エピローグ〜





近頃家に帰るとまずすることがある。



四隅をくまなく見渡して、
蚊が襲来して来ていないか確認するのだ。



実に残念なコトなんだけれど、



幸いなコト?に新居の壁は白い。



某ゴルゴ氏よろしく背後を取られない様に構えながら、
白い壁一面を見渡して先制攻撃を仕掛けてたんだけど、
残念ながらソレで勝てたのは初日だけだった気がする。




そしてソレをやると白壁に鮮血が滲むコトにも気づいちゃった。



更には敵も進化している気すらするのだ。



毎晩丑三つ時辺りで寝込みを襲われて始まるこの深夜の攻防戦で、
奴らは暗くしていると近寄って来るし、
電気をつけると白壁以外に身を伏せる。


白壁に居るところで目があった奴も、
ハッと気づいて一歩動き、黒いドアノブに移動した。




そしてわざわざ耳元で宣戦布告してから特攻を仕掛けてくるのだ。



ソレにしてもいつまで続くんだ?
この狭い室内に一体何匹隠れて居るんだよ!?




倒しても倒してもクリア出来ないこのゲームのせいで、
身体じゅう掻きむしりながら敵の襲来に怯える、
疑心暗鬼でサバイバルな夜を過ごして居るんだ。



おかげさまで朝まで続く攻防戦に近頃すっかり寝不足気味である。


まぁ、ラスボスなんて出て来てくれなくていいし、
デングでゲームオーバーは是が非でも避けなきゃダメだ。 



とはいえ明日で新居ともお別れなのである。
そう思えばアノ深夜の攻防戦も愛しくなるかといえば、やっぱりならないよね。




ほんと、部屋に入ると蚊の存在を確認する癖がついちゃったって訳なんだ。






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インドに、「モッタイない」って言葉はあるかい?




「もったいない。」

という言葉は日本にしかない。
とかってよく見聞きする話だし、

褒められたくて仕方ない自画自賛で、
実際食品廃棄量世界トップクラスな、
日本なんかに言われたくはないけれど、


インドに「もったいない」って気分が無いのは身を以て知っている。



まぁインド発祥の仏教由来な言葉だろうが何だろうが、
仏教を排斥する身の上なんだからソレも仕方がないのかも知れない。


そんな風にヒネくれながらスタッフ達の食生活を観察しているのだ。




彼らはベジでもないんだけど、いつもベジのカレーを賄われている。
訊けば予算が少ないから!とか何とか愚痴をこぼしてくるんだけど、
その前に確認すべきコトがあんだろ!と毎度指差し確認をするんだ。



この大量に余って廃棄してる残飯の量を精々適正な量に制限してさ、
その余剰でいくらかでも肉だろうが買えるんじゃないのかい!!? 


そんな風に何故か必死に無駄根絶を訴える僕を、
彼らはポカァんと不思議そうな顔をして眺めてくるのだ。



「食べなよ、全部!ちょっと残ってんじゃん!」



「え、お腹いっぱいですしサー!!捨てますサー!」



こんな調子でいつも無残に捨て置かれるチャパティの活用法に頭を巡らせてさ、
ピザとかカティロールとかを作っては一人だけ肥える日々を過ごして来たんだ。



そういえば、
人が手をつけたものにも決して手を出さない気がする。
それはインド飲みをする理由にも起因するんじゃないかと邪推するんだけど、知らない。





ふと見かける貧しくて飢えたはずの路上でも、
チャパティや残飯は結構豪快に捨ておかれているけれど誰も手を出さず、
そんなスパイシーな味で牛や犬、豚が育って行っているのかも知れない。



嗚呼コレは食物連鎖の一環なのだ!食料の差別ない平等なシェアなのか!



といえば、いえそうな気がしてくるし、確かに路上でも太っちょはいる。
どちらにしても残飯漁りに毒物を散布して駆逐する鬼畜よりましだろう。



そう考えてみると、インド人の大らかさと適当な優しさが解って来る気もする。



日本に帰ったら改めてどう感じるのかな?



インドで覚えた違和感とか親近感は全部しっかり忘れない様にしたいと思うし、
ソレこそが自分自身への土産なのかも知れないよね!?って想うことにしよう。








 

第19話・インドの路上観察入門|インドの小噺






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ラピッドメトロの開通はイツだ!? 





そういえば近頃ラピッドメトロが開通したらしい。



そんな風にドライバーに聞いていたし、
実際運転しているのを見かけてはいた。
新聞でも四月もうすぐ!って言っている。



それにしてもまだなんじゃないか!?
アレはただの試運転なんじゃない!?
駅とかもインドならではの、新築なのにまだ廃墟じゃないか!?



そんな疑問を晴らすべく新居から職場までの1区間乗ってみようとトライした。



確かに何度も電車は往復してるけど、
階段とか本当に廃墟探索状態だしやってる訳ないよね!?



といぶかしながらも改札口が見えてきた。
自動改札も動いているようだし人も何人か居る。



そして切符窓口のおねいさんに隣の駅まで行きたいと告げると、
どうやらやっぱりまだやってなかったんだね。



それにしても、
僕がココに来た時には全く存在してなかった代物なので、
何だか知り合いの子供の成長具合を眺めるのと同様?に感慨深い気もする。



そんな風に感じ入りながら、
駅の関係者一同に取り囲まれて、
ゲラウェイ!とかなんとか言われながら、
現場から追い出されて外に舞い戻ったワケなんだ。






 


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