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印度の小噺。

計画的のつもりで、 無計画に飛び込んだインド生活の、 テンヤワンヤなコトの顛末を綴ります。

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旅のゆくえ。

『年末年始はどこへ行こうか?』

毎度が毎度イキアッタリバッタリな我々ではあるが、

一応の年越し計画を立て始めたのである。

ケララもいいけど、ちょっと高値じゃないか?

それならチェンナイ、バンガロール辺りはどうだろう?

近場でゆっくりリシケシ、ハリドワールってのも悪くないけど、

ボクはこの前一人で行ってきたんだよねー。とか。

計画段階が一番楽しいとの話もわからなくもないし、

確かにそのようにも思わなくもないんだが、

そのあたりの想像力に欠けるボクは、

「とにかく行ってみなくちゃ解らない!」

が基本姿勢の予習が出来ない典型的な駄目パターンである。

そんな中、

妻の鶴の一声で行き先はネパールに決定した。

さて、

予習の苦手な駄目男ではあるが、

先日の中国での反省を踏まえ、

事前にどれだけ予習をするのだろうか?

折角だからネパールに住む友人たちにも会いたいし、

大雑把なルート位は想定しておきたいところである。

とは言え、

旅の大師匠・車寅次郎先生が耳元でささやくんだ、

旅というものはな、行き先を決めてから、出かける、というもんじゃねぇんだよ。

てね。

はてさて、行く末はいかに。

楽しみなのであるよ。

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インドのトラック野郎との邂逅。

近頃インド人青年の運転で、

ハイウェイを走ってもらうコトが増えたんだが、

インドのハイウェイは、

流石に一筋縄ではイかないのである。

まず、

ホントにハイウェイなのかが解らない。

料金所があったり無かったりでゴチャゴチャである。

そして、

牛やチャリンコ、人もいるので要注意である。

さらに、

ウインカー不使用はもちろん、

車線なんて関係なしでクラクション鳴りっぱなしの、

インド人も認める無法運転の巣窟なので、

個人的には絶対運転したくはないのである。

そんな中、

新旧織り交ぜたヒンディ音楽を聴かせたくて仕方ないご様子の運転手君は、

イントロでこちらの様子を伺いながら、

矢継ぎ早に次を聴かせるDJプレイを仕掛けてくるのだ。

ついウタタネすると、

「寝るのか?」

と残念がるので寝るに寝れない。

それより何より気になったのは、

インドのトラック野郎のデコトラがダさカッコいいのであるよ。

もちろん以前から知ってはいたが、

多種多様なデコラティブトラックたちはなかなか個性的で面白い。

コレはずっとハイウェイ沿いで観察していても飽きないかも知れない。

とは想ってみたが、

身体を壊しそうなのでやる事は無いだろうとは思うんだがね。

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インドで日本映画に想いを馳せる。

 


詳しいってほどじゃ無いし、
語れるほどのウンチクも大して無いが、
日本映画が好きでよく見ていた。



特に寅さんは全作何度も見ていたり、
この前の一時帰国の際は、
仁義なき戦いを食い入るように目に焼き付けて帰ってきたのである。



お土産には、
オズさんの数作品をパソコンに仕込んだんだが、
どうやら覚えてくれてなかったらしい。


そんな折、
ふと立ち寄ったインドの本屋さんで、
何作品かの日本映画DVDを見かけたんだ。


世界のクロサワさんや、ゴジラ、
成瀬巳喜男やオズさんの作品が、
ボリウッドやハリウッドと並んで置いてあったんだ。



妻と二人で大盛り上がりで、
オズさんの「ジエンドオブサマー」
(邦題 コハヤカワケノアキ)
を買い込んで一路家路を急いだ。


インド国内限定販売って書いてあるし、
もしかして、
まさかヒンディー吹き替えだったらどうしよう!?
とか、
あの淡々とした笠智衆の喋りや、
美しすぎる原節子の言い回しが、
英語で覚えられるなんて!!



と息も洋々だったんだけど、
いざ見てみればなんてコトは無い。


英語字幕のストレートな表現ぶりに、
情緒のカケラも感じられない気がしたのだった。



むしろ強く感じたのは、
方言も含めた日本語表現の多様さであり、
バックグラウンドを知っているか否かでも理解が変わってくるコトであった。



昔の日本映画を見ていると、
そこらへんの時代背景を知らないと、
意味が解らない部分が多かったりするんだ。



幸い?父が面倒臭いうんちく野郎なので、
酒を飲み交わしながらの
当時の被差別事情やヤクザ事情を聞きながら、
仁義なき戦いを見たりして、
より世界観が鮮明になったりしたものだ。


そこら辺は、
もちろん世界中のどんな映画にも、
もちろんノンフィクションのココ浮世でも通じる話であり、
知らないコトは山ほどあり、
深く知れば知るほど面白いものであるなぁ。


とありきたりながら感じ入ったひとときであったのさ。
いやー映画って、
本当にイイものですねー。

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食生活に想うエトセトラ。



和食が無いと嫌だとか、
やっぱり一日一回は味噌汁が飲みたい!とか、
個人的には特段思い入れは無いと思って居る。


インド料理は美味しいし、
バスマティライスも結構好きだからだろうか?


とはいえ、
これまでの食生活と、
日本からのお土産具合を勘案してみると、
まだまだ困るほど、
渇望するほど飢えていないからなのかも知れない。


そんな風に想いながら、
インド料理屋で日本人とランチを食べた。


ウチの妻が根っからの和食好きなのもあり、
ウチにはタラフクの出汁はあるし、
この前の一時帰国で
味噌やら醤油を貰ったり
買い込んで来て居る。



そして昨晩は、
妻が作ってくれた天ぷらで晩酌だったんだ。


あれあれ何だ!?
やっぱり困ってないからだよね。


道理で、
土産で貰うインスタントものには手を出さないし、
コレは完全に非常食のようなものだ。



非常食ってコトは、
困った時に食べるんだろうから、
やっぱりボクは困ってないんだな。


この前知り合ったダンディさんは、



「長い駐在を経て日本に戻り、
今回のインド滞在でバスマティライスを持ち帰る」


と仰った。


近頃はビリーを銘柄指定で吸っている僕は、
それを吸っているコトに突っ込んでくるインドの知人に、


「どうせ吸うなら、
インドならではのタバコがイイから。」



と答えた。


多分そういうコトなんだと想う。


それはキット、
失ってみなきゃ解らないモノゴトの有り難みなんだろう。



和食は確かにおいしいけれど、
折角インドにいるのだから、
知らないモノゴトにチャレンジし、
ソレを覚えて忘れないコトを大事に生きて行こうと想う。

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我ら生活の柄 〜冬のお風呂事情篇〜



寒くなってくると、

流石に水じゃ身体を洗えない。

当たり前じゃないか!

と言われそうだが、

意外と身につまされる話なのである。

何でインドのお湯事情ってのは、

瞬間湯沸かし器くらい無いのだろうか?

ずっと疑問に思っていた。

インドでポピュラーなのは、

ギザっていう湯沸かしポッドみたいな代物なんだが、

使える水量も限られているし、

どうも効率悪いように感じられるのだ。

「パロマとかリンナイとかぼろ儲け市場じゃないか!!?」

そんな中で事情通の話を伝え聞いたのは、

「瞬間湯沸かし器は水圧が必要なので、ココでは使えない」

んだそうだ。

確かにかつて日本の我が家でも、

自分で水道工事したら水圧が落ちてしまい、

お湯が出にくくなった事があった。

そしてココインドの水道事情は、

まずボロタンク車がやって来て、

屋上へその水をポンプアップし、

それを重力でチョロチョロ各家庭に供給している訳なので、

そんな圧力なんて耐えうる構造では無いのであった。

あたりを見渡すと、

管理人や居住者の一部は我が家横の共有トイレで身体を洗っている。

よくよくソコを覗いてみると、

そもそもギザも付いていないコトに気がついた。

っていうか、

シャワーも無いし。

それって要するに只のトイレじゃねーか!!?

確かに鍛錬込みの行水として捉えたら、

ありなのかも知れないし、

そもそも我らがワガママなだけの話と言われたら、

返す言葉が無いかも知れないなぁとも想わなくもないかも知れないと思うのだった。

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インドの師走ブライド事情

どうやら聞いたところによると、
近頃がインドの結婚式のハイシーズンなんだそうだ。
 
言われて、なるほどあれか!
 
と気づくのは、
毎週末に鳴り響く花火や爆竹のたぐいである。
 
そして時にはゾウを先頭に、
鼓笛隊と列席者一同のバカ騒ぎ、
白馬や馬車に乗った新郎新婦ごいっとうさんの盛大なパレードが、
路上で渋滞の原因を作っているんだよ。
 
そんなセッションに間の手を入れるかのように、
いつも通りのクラクションがいつも以上にケタタマシく鳴り響いているんだ。
 
そういえば先日、
ふと立ち入った駐車場の横のだだっ広い荒れ地でさ、
白馬と馬車とラクダがソコで飼われて?いたんだ。
 
飼い主らしきお兄さんと目が合うと、
 
『ラクダ乗る?』
 
的なジェスチャーをしてくれるんだが丁重に断った。
 
それにしても、
年中ソコで寝泊まりしているんだろうか?
シーズン終わったら国に帰るんだろうか?
 
そもそも移動するとして、
まさか車じゃあるまいし、
馬とラクダに股がってのんびり帰って行くのだろうか?
 
色々考えてみると、
疑問や不思議な事だらけで面白いものだなぁ。
 
と結婚式の舞台裏から表舞台を覗き見て楽しんでいるんだよ。


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越冬に向けて、2014。〜はじめての冬〜




日本に比べりゃ屁でもないかも知れないが、

ココいらデリー界隈も随分寒くなって来て、

休みの日には掛け布団を探してる訳なんだ。

とは言え、

オススメしたくなるような土産物も正直滅多に見当たらないお国柄である。

購買意欲をソソラレルような、

お気に入りの素敵な逸品だなんてお目にかかれないので困っているんだよ。

謎のキャラクターものやケバケバしいデザインのものなら幾らでもあるし、

モノが無い訳では決して無いんだが琴線に触れる事が滅多に無いのである。

相性が悪いといえば、そうかも知れない。

素直に妥協する事も、必要かも知れない。

寒いのは向こう二ヶ月くらいだそうだから、

現状のブランケットと以前旅行で買った布でしのげるかも知れない。

涙ながらに泣き寝入りするか?

そのまま凍えてただ寝入るか?

そろそろ正念場なのかも知れないのであるよ。

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インドの野良犬事情と、あたし。



近頃犬を観察している。

何て暇なんだろう?って程ではないんだが、

道を歩けば必ず見かけるんだから仕方が無い。

彼らは本当にどこにでもいて、

とはいえ行動範囲はそれほど広くなさそうだ。

子供の頃から顔なじみの犬などは、

その成長を垣間みながら、

実家に預けた柴犬を思い出している。

思い出しながら思い描くのは、

多分うちの柴君ではこんな世界で生きて行けないだろう。

ということだ。

それはきっと彼に限らず飼い犬のもつ宿命だなんていったら言い過ぎだろうか。

こちらの飼い犬は、

なぜか年寄りなのか?よちよちよぼよぼのんびり散歩していることが多いんだが、

とはいえ喧嘩は売らないし、

売られる事も少ないように見受けられる。

むしろ後ろから野良犬たちが楽しそうに?追走していたりする。

うちの柴君は喧嘩は売らないが、

売られた喧嘩は買うタチなので、

きっと怪我だらけになるんじゃないか?

更には道路の真ん中で寝転がって保護された経緯の持ち主なんだ。

でももしかしたら、

生きて行けないだなんてコトは無いのかもしれない。

うちの柴君も含め、

リードに繋がれて大事に管理されている日本の犬たちは、

世間を知らないだけなんだろうと想う。

走り回って喧嘩したり、

道路を横切って轢かれたり、

人間に蹴られたりしながら弱々しくも逞しく生きている野良犬たちをみるにつけ、

そんな風に想うんだ。

道を歩けば犬たちは、

右みて左で様子を見、

人間や車との間合いを観察し、

付かず離れず生活している様なんだ。

そういえば、

この前立ち寄った屋台で、

何だか優しい光景を目にしたんだょ。

閉店間際、

スープで煮崩した鶏ガラを犬たちに与えていたその店主たちは、

恐らく轢かれて後ろ足を骨折している負け犬君の為に、

他の犬たちを諭しながら鶏ガラを負け犬君から与えていたんだ。

そんなんだったら病院連れてってやれよ!

と思うかもしれない。

でも僕らに出来る事はなかなか限られているし、

多分やる人も少ないだろう。

意外と貧しい人間ほど、

他の人やモノコトに施す気持ちがあるようにも想う。

そんな訳で野良犬たちは、

そんな風に日々を過ごし、

遠吠えや喧嘩、事故や飢餓を乗り越えて、

子孫を残して命を繋いでいるようなんだ。

そんなやり取りを眺めながら、

物見遊山で傲慢な当方は、

その印象をインド人の生き方に重ねて連想し、

そのクセ自分の子孫を残すコトをしてないだなんて、

何て破滅的な生き方なんだろうか!!

弱肉強食って何?

適者生存って何?

だなんて考えながら、

頭でっかちなコウベをぶら下げて、

平気な顔でホッツキ歩いている訳なんだ。

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西も東もわからず進む、北京の街並み。



日本までの家路を前に、
欲張りな当方は北京を経由する事に決めた。

正直、
目的地として単品で設定するコトは無い気がするのも後押しし、
物見遊山でチョイと垣間みれれば満足な旅路のつもりであった。



とはいえ、
早速目算がひとつ狂った。




トランジットホテルを断られたのである。



用意したチケットは、
サイトの進めるがままに最安値に飛びついたあげく、
当日午後のフライトを避け、
翌日朝のフライトをチョイスしていたのだが、
問い合せた電話越しにこちらがきつい調子で詰問される歓待ぶりに、
あえなく空港で夜を明かす事を決めたのだった。



往復それぞれ立ち寄った北京の街並は、
行きは、中心地周辺をローカルバスで周遊する謎の格安ツアーで満喫し、
帰りは、空港周辺に出来る高所得者向けの新興住宅街建設現場巡りを楽しんだんだ。



振り返ってみれば、


「もう少し事前に言葉も地理も理解して行った方がよかったなぁ!!」


と いう当たり前のコトに気がついた後の祭りの感想なんだが、


デリー周辺の方がわかりやすく空気が悪いケド、
北京もなんだか空気がスッパイし水ヤバいよねー!



と体感できたコトも良かった事にしておこう。

中国飯はおいしいし、お酒も安いし、無愛想だけど意外と中国人優しいんだけどね。





それにしても、
偽物だらけの街並みは、
どこかインドを思い出させる。

っていうか、

中国人とインド人って似てるんだと想うんだ。




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外国人登録所とあたしの蜜月関係。


1ヶ月振りにFRROへ行った。
今回の案件は外国人登録である。


諸々面倒臭そうで、
一抹の不安がよぎる訳なんだが、
同僚曰く、

「簡単ですよ!前回五分くらいで終わったし、予約してるから」


とのことでいざ到着してみると、
確かにひと味違うかも知れない。


窓口が目的別に分けられており、
事務員も増員している。


乱雑に捨て置かれていた書類たちは、
引き戸の棚にしまわれて居るようだ。



そして何故か最前列でフンゾリ返る巡査殿も3人に増えているではないか!

やれば出来るじゃないか!
コレは期待できるかも!?


少しでもそう思ったのも束の間、
よくよく観察していると手続き作業を進めるのは、
アイも変わらずヒゲ青年独りだし、
その横におっさんが増えただけで、
おねーちゃんはいつも通りクッチャベッて居るだけだった。


結局2時間が経過してようやく書類は受理された。

それでも一回の訪問で片が付くなんて、
素晴らしいじゃないか!



もう来なくてイイように、
パスポートは持ち歩かないようにしようと思う。


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ラジャスターンへの道のり

ジャイサルメールのまちなかは、
ディワリのお祭り騒ぎの余韻を差し引いたとしても、
ゴミがいたるところに散らばるインドお馴染みの光景だった。


そんな路地の一角では、
その余韻に浸るガキンチョどもが、
牛のウンコに爆竹や花火を指して遊んでいる。


吹き飛んで来はしないが、
なかなか爆音けたたましい迷惑な遊びだ。


それらをひととおり眺めながら、
ジャイサルメールに別れを告げ、
通り過ぎて来たジョードプルに向かった。


そしてジョードプルで迎える最終日の朝。
前夜入りして見ることの無かったブルーシティの街並みが眼下に広がる訳なんだが、
何だか正直イマイチ綺麗では無い。


確かに仰る通りブルーシティには違いないが、
城の上から眺める位が丁度良いかも知れない。

そのお城もインドらしく仰々しく、
とはいえジャイサルメールとはまた違う城塞は、
これもまた実に興味深く面白く楽しめた。
そんなこんなでその晩そのままバスに飛び乗り、
行きより更にボロいボルボで
悪路に揺られながら、
グルガオンをうっかり通過して、
デリーの知らない土地に早朝到着したなかなかヘビーでハードな旅路であった訳なのさ。
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キャメルサファリ体験記


翌日、
城砦都市のまちなかをフラリと一周したのち、
ホテルで予約したキャメルサファリに向う。

どれくらい進んだだろうか?
どうやらパキスタン国境付近のタール砂漠の一角で、
ラクダ達とおにいさん方に迎えられた。
オイオイ何だか電線とか情緒がねーなー!
とも思いながら馬なんかより随分高いラクダに揺られ、
砂漠の中へ進んで行ったんだ。

段々それらしい風景になって来た頃、
どうやらココらで一泊するらしいと告げられた。
砂漠越しの地平線に落ちてゆく夕陽をひととおり遊んだ後、
おにいさんが作るワイルドターリとヌルいビールを楽しんだ。
それにしても、
「毎日客連れて来てるんだったら、
もうちょっと段取りやら設備やら用意出来んじゃないの!?」


とツイツイ思ってしまう程の野営ぶりではあったが、
ありのままのワイルドな展開として楽しんだんだ。

暗くなれば寝るしかなく、
遠くから聞こえる他のサファリの賑やかな演奏をBGMにそのまま眠りに付いた。

何時間経ったのか?
ふと目を醒ますとソコは、
さっきと全く違う別世界が広がっていたんだ。
コレが世に聞く満天の星空か!
と感心する暇も無く、
気が付けば?夢中になって星を追いかけた。
そして再び気が付いた夜明け前。
もう普通の星空に戻っていて、
もう本当に夢のような気すらした真夜中の出来事だったんだよ。

日の出を愛でたその後、
ワイルドな朝食を済ませ、
乗り馴れ始めたラクダに揺られながら、
一路クルマの待つシャバに戻って行った訳なんだ。
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ローカルバスの乗り心地と、ジャイサルメールへの道のり。



遅れ馳せながら、
ディワリの話でもしようか。

花火や爆竹吹き荒れるイフコチョークで何とかバスにありついたボクらは、
足場の悪い高速道路を、居心地の悪い個室で一路ジョードプルに向かっていた。
途中辿り着くトイレ休憩は、
深夜とは思えない爆音けたたましいドライブイン。
トイレには行列が出来、
その先の野原では連れション野糞のオンパレードだった。

次第に夜も明け出して、
車窓には様々な風景が飛び込んでくる。
遠くに見える城壁はきっとメヘランガーフォートかも知れないと想いつつも、
到着後すぐにジャイサルメール行きのバスに乗り継いだんだ。

夜のバスとは違い、
横になることは出来ない普通の車内では、
ラジャスターンに来たんだなぁと思わざるを得ない風貌の、
ターバン親父がこぞって乗っている。

どうやら言葉も違うようで、
少しばかり覚えたヒンディー語も良く通じない。

随分遠くへ来たもんだとも想いながら、
インド全体に比べれば、
ほんの一部にしか過ぎないちっぽけな移動だなんて面白いもんだ。

それにしてもジャイサルメールの城塞から眺める地平線は、
砂漠をひたすら進んで来たんだと実感するには十分な風景だった。

 
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インド再上陸に想う


久々降り立ったインドの様相は、
いつも通りの通常運転であった。



空港では、
早速タクシードライバーもどきの荷物運びバクシーシを請求されたり、


道中前輪を全摘出な自損ボロトラックで渋滞したり、


ありもしない高速料金やチップを要求されるタクシー代、

マニュアルありきな日本では、
到底運転出来ないだろう舵取りで、
ようやくたどり着く我が家を前に、
既に満腹感でイッパイな気がするショートツアーであった。




実はそれより何より、
いよいよ北京など敵ではないような一寸先は闇ならぬモヤな大気事情は、
恐れや不安を通り越して、
もはや笑うしかない視界になった。


周りは既に咳が蔓延しているし、
それも納得な大気の仕上がりに、
もはや打つ手はないのだろうか?


それはそうと、
改めてインドに戻ってきた実感はホントひとしおでアルヨ。
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ディワリ休暇の過ごし方



いよいよデュワリがやって来る!


デュワリってのは、
インド的に盆暮れ正月のミクスチャーセッションなんだそうで、


花火を打ち鳴らし騒ぎに騒いで、
結果として外国人が嫌気を刺して居なくなる、
なんともインド人らしいイベントとも言える。




それはそれで、
体感して見たい気もするんだが、
僕らも折角なので外に出て見ることにした。


とは言え、
目的地はお隣近所のラジャスターン州。


場所は違えどヒンディーな人間の巣窟だ。
どんな旅になるか非常に楽しみである。



ちなみに人によってはこの時期は、
海外はもちろん、
他宗教の多い地域に逃げるらしい。


そんな風にインドの地図を眺めていると、
改めてこの国のとてつもない広さに気づくんだ。


目的地の一つであるブルーシティことジョードプルまでバスで半日ってのは朝飯前で、
ムンバイまで電車で、16時間。
東北のマニプールまでは片道4日もかかるらしい。



もちろん飛行機使えば違うだろうし、
むしろ南に行くには
時間が無けりゃ飛行機の方が良さそうだ。


南方へもいずれ行きたいとは思いながら、
とはいえ鹿児島だって行ったことない当人であるが、


行くと決めなきゃどこへも行けない訳なので、
滞在中には行きたい、いや行こうと想うことにしよう。


という訳で、
まずは西の砂漠へラクダに乗りに行くのであるよ。
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遥かなるインドビザ再取得への道 最終回



どれだけオートを乗り継いだだろう、
どれだけココに通い詰めただろうか。
もうお互い顔も覚えて、
また来たアイツ!と思われていたに違いない。


そう、本日遂にビザ再取得が完了したんだ。



まず今日は、
日本大使館に一報入れることから始まった。

目的はもちろん、
散々催促した挙句の返答の有無である。

「これでようやく終わる。」

と淡い期待を握りしめながら、
受話器越しの歯切れの悪い説明を聞いた。


結果は、
未だ応答無しの手詰まり状態との事。


待つしかないのは重々理解しながら、
待つことばかりじゃ進まないコトを痛感した今回の一件。


意味があるかどうかは知らないが、
具体的な行動に出ることに決めた。


デリーにあるMHA(内務省)に押しかけて、
現金握らせて直談判して来よう!


鼻息荒くメトロに乗り込み、
一路セントラルセクレタリアート駅を目指した。

まもなく目的地に着こうとした車内で、
握り締めた携帯電話が鳴る。


相手はFRROのちょび髭警視。
先方にようやく書類が届いたとの連絡だった。


大急ぎでグルガオンにUターンし、
喜び勇んで警視に声を掛ける。


警視は大声で担当のアゴヒゲ君を呼び出して、
ようやく終わるかと思いきや、
結局それから一時間以上待たされるという、
最後までジらしにジらす相変わらずの展開を味わされた。


そのくせチョイと席を抜けると、


「どこへ行った!?戻ってこい!」


と呼び戻される割に、
再び30分以上待たされる完全に罰ゲームだった。


もしかしたら、本当に罰ゲームだったのかも知れない。


聞けば、
インドでは賄賂が当たり前なので、
金銭無しの書類は後回しにされるらしい。
ちなみに今日は、名刺付きデュワリお菓子ギフトが飛び交っていた。


結局無一文のコチラは、
一銭も払わぬ代わりに莫大な労力と時間を掛け、
ようやくここまで辿り着いた。


アゴヒゲ君の作成書類と共に、
ちょび髭警視のサインをビザに貰い、
晴れて出国許可の書類が整ったのだ。


警察への書類提出に始まった今回の一件は、

FRROへの書類提出完了までに1ヶ月、

それが受理され許可が出るまでに更に1ヶ月、

まるまる二ヶ月を要し、

出国前1週間&デュワリホリデー前日というタイミングで
全ての手続きが完了するという、
タイトロープ甚だしい綱渡り加減であった。

失ったものは言わずもがなではあるが、
得たモノをあえて言うとしたら、



「このやり取りに比べれば、
茗荷谷(日本のビザセンター)なんて屁の河童」


だということだろうか。


近々行くんだが、
そう願いたいものである。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


以上の不毛な経験を踏まえて言えることがあるならば、


⚪︎パスポートは無くさないこと。
→当たり前ながら大事大事。


⚪︎FRRO(茗荷谷も含む)は閉店?直前に行くこと。
→ギリギリは人も少なく係員も帰りたくてウズウズしている!?


をオススメすることにしよう。
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終わらない夏2014



もう何だか、何が何だか意味が分からないんだが、
8月に亡くしたビザの再発行手続きが終わらない。
夏が終わらないのだ。

とっくに二ヶ月が経過しているにも関わらず、
話が前へ進まないのだ。
以前記した2週間後、
ようやく決着が着くかと浮き足立つその切っ先を、
いつも通り散々待たせた挙句、
「まだ来てない」の一言で蹴散らされ、
更に1週間置いた先週から本格的なバトルが再開した。
まず、
インド人の友人に助っ人で入ってもらい、
通訳を通して状況を再確認することに。
どうやら敵は、
ビザ発行元のMHA(内務省)から返信が無いの一点張りで、
実際確認してるんだかも定かじゃない。
更に何度も押しかけては急かしているうちに、
コチラの書類が見つからないだのタワケ始め、
わざわざ苛立ちを煽って下さる。
いよいよコチラも一時帰国の日程が確定し、
期限が既に迫っている手前、
もう悠長に待ってばかりはいられない、
文字通り待ったなしのシチュエーションである。
こうなれば最終手段として日本大使館にもご協力を賜り、
何度も押しかけては事情を話し念を押し、
同時に大使館からも電話で急かしてもらっている現状である。
実はもうリミットは2日しかないのだ。
明後日からは最悪のタイミングでデュワリが始まってしまうのだから。
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デリー周辺の大気事情

鼻の奥がつーんと痛い気がする。
とか、
目をツムルとシミル気がする。
とか日本じゃ無かった気がするんだ。
まぁ少なくとも自覚は無かったし、意識した覚えは無い。

そんな時にふと気になって、
ティッシュを鼻にグルグル突っ込んでみたり、
顔とか手など拭ってみると、
嗚呼やっぱりそだよねーって感心する訳なんだ。
それは、つまり見るからに空気が悪いからであって、
冗談じゃなくメガネが曇っているんじゃないか?

って疑っちゃうコトだったり、
いつも行き交うオートや車から黒煙まではいかずとも、
ダークなスモークを垣間見て納得せざるを得ない現実なんだ。

聞けば今後寒くなるにつれデリー周辺は、
スモッグ注意報があるんだか知らないが、
そんなスモッギーな空気が蔓延するらしい。



飛行機でデリーに近づくと、
その周辺が腐海ばりに違って見えるって言う位だから、
相当なモンなんだろう。


そんな中、
近々一時帰国するタイミングで、
折角なので北京に一泊するコースを選んでみた。

サッカーの試合で、
ブラジルとアルゼンチンが大変だったそうな、
世に聞く大気汚染ナンバーワン決定戦。

果たして挑戦者デリーと、
チャンピオン北京にどんな違いがあるのか?

身を持って目に焼き付けると大変なので、
ほどほどに体感して来たいと思っている。

もうホント、
この際それぞれの地で、
ミュータントが発生しちゃえば良いと思うんだ
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シク教と掛けまして、何と解く?

近頃風邪なのか?
季節の変わり目か?
咳をしている人が多い。

先日そんな会話を数人でしていた。

シク教の彼が言う

「日本じゃどうやって直すんだい?」

「ネギを首に巻いて…」

と返そうとしていると、
聞いていた女の子が笑い出した。

そして一言。

「シク教徒がシックって!(爆)」

なんとも言えない空気になったが、
なるほどそういう冗談も通じるのか!
と、つい僕も繰り返し暗唱したのであった。
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インド人は見栄っ張り?



インド人は、見栄っ張りなんじゃないか?と思っている。
体裁を整えるコトだけ意識しているのではないか?
と観察していて想うのだ。

それは例えば、
毎日通る工事現場を見ていると、
見るからにアバウトな足場づくりに始まり、
一族郎党揃い踏みの住み込み作業で続く手仕事施工作業。
とても新築現場とは思えない廃墟感漂うレンガのお家。
それが最終局面でオシロイ仕立てで綺麗さっぱり新居に様変わりする訳だ。
コレはまるでビンボッチャマのお家を思い出すと言えば言い過ぎだろうか。
細かく見てみても、
蛇口が逆だろうが、
ガラスの上下が違ってようが、
細かいコトを気にしている様子が微塵もない。
気にするこちらを不思議そうに見つめてくる有様だ。
それでも兎に角、仕上がりは派手でゴージャスな印象だ。
そんなハリボテショッピングモールでは、
派手で立派な箱は沢山出来たけど、
テナントスカスカの不思議な景色を見ることができる。
何だかインド人のそこら辺の感覚が、
他のことにも全て共通している気がするんだ。
そんな風に物思いに耽りながら、
近頃適当に修理されて、
文字通り座りの悪い我が家の便座に座っているんだよ。
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デリーと上野界隈の妄想相関図



以前記したコト
もあったけど、
我らフーフは何故か気が付くとメインバザールに辿り着く。
旅行者でもないのにココまで界隈をフラつく日本人も少なかろうな気すらする程だ。
そしていつも想うのだ。
『ココって上野だよねー』
ってさ。
なんだか地方からやって来て、
自動改札とか分からず行列ができる初々しさや、
いたるところからやって来る人々のエネルギッシュな感じ。
一本入っただけで感じる、いかがわしい猥雑な雰囲気。
よくわからない土産物屋が立ち並び、
方々から聞こえるシガレタ啖呵売りの声。
近頃の近代化した上野が無くしたものが、
ココにあった!!てな具合である。
そしてツイツイ安酒場で一杯やって、
家路に着くのもいつもと一緒なのである。
するってぇと、
専門店が建ち並ぶカオスなオールドデリーが、
合羽橋あたりから浅草だとしたら、
ジャマーマスジットが浅草寺?

そう言えば、近所に小さな遊園地があったなぁ!
そう思い始めると、
不思議といつも見かけるチャリンコリキシャーが、
人力車に見えてくるというもので、
こじつけ妄想旅行は続くのであった。
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ゴミとの付き合い方


インド人は清々しいくらいにゴミを投げ捨てる。

どうりで街はゴミだらけだし、
建物と建物の間もゴミだらけだし、
レイルウェイの車窓からの風景は、
きっと「世界の車窓から」では取り扱われない様な車窓になるんだろう。

かつて乗った二等車の車内も、
ピーナッツの殻を足元に、
それ以外は車窓から投げ捨てる。


だなんて具合に相当なものだったが、
とにかく分別も何も無いし、
工事中の下水道が新規のゴミで埋まっちゃう位の勢いなのだ。


それはもう、至るところにゴミを捨て、
ゴミチリの至らぬ里はなけれども状態なのだ。


もちろん張り紙での警告や啓発が行われてはいるが、
そんなことは啓発する側も!?
される側もお構いなしな現況である。


コレにはもしかしたら、
きっとカーストが色濃く影響しているんじゃないか?
と勝手に推測している。


インドにはカースト制度が色濃く残っており、
社会はそれを前提に分業している節がある。


だからウチの掃除をしてくれる女子は、
ゴミを扱いたがらないし、
ゴミはゴミで回収の人たちが
チャリンコにワンサカ詰めて周回している訳だ。


捨てる側も拾う側も当たり前過ぎて、
疑問すら抱かないシチュエイションなのだ。


それでもそんな彼らが家に持ち帰り、
分別して換金することで、
彼らの生活が回り、社会も周っているんだろう。


インドはそういった伝統的な社会分業を前提に成り立っている気すらする。


それにしても想うのだ。
「 捨てすぎだよ、君ら…。」

ってさ。


散々好き勝手捨てた上に、
捨てられないゴミを抱えてる国の人間に言われたく無いかも知れないがね。
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乗り合いオートの選び方



インドには乗合オート(リキシャ)というものがある。

どうやら区間運行で同じルートを行き交う黒いオートで、
パンパンに詰め込んだ最大積載人数は、
12人以上の過積載バンザイの移動手段である。



お値段は一律10ルピーで最近までは5ルピーだったようだ。



そんな乗合オートを日々の移動に使うことが多いんだが、
毎日毎日乗っていて、気付き始めたコトがある。



それは、



【満席寸前オートを選ぶと早く目的地に到着する】



というコトだ。



まぁ当たり前といえば、
当たり前のコトかもしれないが、
そんなの出来れば選びたくないのが心情である。



それでもどうやらインド人には、
そんな心情は関係ないようで、
自ら進んで人と人のわずかな隙間に潜って行くんだよ。



そしてスカスカで快適?な乗合オートには、
なかなか人が寄ってこず、
運転手のおっさんが呼び込む声が虚しく響く。



大抵の場合、
諦めて先へ向かうか、粘っても警察にケツを叩かれるか(比喩じゃない場合もある)
で先へ進んで行くんだが、



先ごろ乗った乗合運転手のおっさんは、
なかなかしぶとい粘り腰の持ち主だった。



人が行き交うとあるメトロの駅前で、
次々オートが訪れては去って行くさなか延々叫び、
周りのオートを蹴散らして、
通常の三倍近くの時間を費やした訳なんだ。



まぁそれも、
さっさと行けよ!とイライラしてても切りが無いし、
そもそも文句があるなら違う手段を選べばイイだろう。

これも醍醐味と味わい噛み締めて、楽しく朗らかに生きて行きたいと想う。
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インドの電化製品に想いを馳せる。



薄々気がついているんだが、
インドの電化製品は極端な気がするんだ。

例えば、うちの冷蔵庫。

入居したては暑すぎたせいか、
全く機能せず、
天井のファンで冷やしながら?使っていた。

近頃じゃ最弱設定の筈なんだが、
冷蔵庫でもモノが凍ってしまうんだ。

テレビで言えば、
ボリューム1じゃ小さすぎるんだが、
ヒトメモリ上げただけで十分な爆音になる。

扇風機もファジーなちょうど良さなんかありゃしない。

そう言えば、
メトロやモールの冷えっぷりも半端ないし、
ガスの出力もそういやそうだ。

要するに、出力が弱か強しかない感じなんだ。

加えて言えば、
料理も辛いか甘いかの両極端とも言えるだろう。

もしかしたら、
電化製品や料理などのモノコトだけの問題なんじゃないかも知れない。

それらを操るココの人間そのものが極端なんじゃないだろうか!?

更に言えば、
その人間を育んだ気候ソノモノが極端な気さえしてきた。


どちらにしても、
単純で駆け引きの苦手なコチトラにしちゃぁ、
わかり易くて良いかも知れない。

日本人の繊細さも捨て難いが、
ジメジメネチネチの温床と紙一重、
とも言えるだろう。

やっぱ、環境がヒトを創るんだよねー!
環境って、大事よねー!
と感じ入り向き合う毎日なんだ。
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旅と日常のあいだに。

 

嬉しい知らせがあった。

友人が旅の途上で会いに来てくれたのだ。

何年ぶりの再会だなんて思い出せないが、
そんなことが全く気にならない、10年来の友人である。

という訳で、空港まで迎えにいって来た。


しかしさて?
どうやらグルガオンから空港までは州を超えるので、
オートでは行けないらしい。



タクシーは呼ばなけりゃ来ないし、流しもいない。
そもそもケチンボな身上としては、
片道500ルピー払うなら酒を買ってしまいたい。



そして無計画なコチトラに残された時間は1時間しかなく、
いつ来るかわからないタクシーを待っている心理的余裕は無いのである。



それならイッソ!てな勢いで家を飛び出し、
そのまま乗り合いオートに飛び乗ってまずはイフコチョークのジャンクションへ。



そこからNH(ナショナルハイウェイ)8沿いを走るオートに乗り換えた。



目的地を告げると案の定運転手は、



「そりゃー行けねーよ旦那!ハリヤーナのオートはハリヤーナだけでしか走れねーんだよ、
タクシー乗って行ってくんな!(恐らくそんなことを言っている)」



と断わられたが、そんなことで諦めるわけにはいかない。



ほかのリキシャで目的地を「デリー方面」と改め、
とりあえずハイウェイ沿いを北に向かうことにした。



しかしハイウェイの料金所あたりでやはりオートは引き返すようで、
次の方策を考えながら車が行き交う道路の様子を伺っていると、
何かを運搬中らしき三輪配送車のオニーちゃんと一瞬目が合った。



彼は目的地を聞かないうちから自ら扉を開け、乗るように促してくれた。



予想外にすんなり進む空港までの道中、
知る限りのヒンズー語を駆使し自己紹介やらのプレゼンと彼の個人情報を引き出し、
彼の厚意に感謝の意を告げて、あっという間に空港までの一本道を残すのみとなった。



どうやら味を占めて来たコチトラは、
完全バックパッカーモードで親指を立てて路上を歩きながら車の動向を伺い始める。



そしてものの数分で1台の車が止まってくれた。



どうやら運転手は、空港まで家族を迎えに行くオジーちゃん。



こちらもスーパー片言なヒンディ語で自己紹介と空港に行く目的を説明しながら、
あっという間に空港へ着いたのだった。



そしてお待ちかねの友人と感動?の再会を果たし、
滞在時間数時間の近況報告ショートツアーを敢行。



日常になりつつある我らグルガオン生活に、
旅の息吹を運んで貰ったそれは楽しい数時間であった。

旅人を見送った後、
滞在者夫婦の我々は、
初心に返ってエアポートメトロで一路デリーを目指し、
初めて地上に出た時のアノ感動(違和感)を改めて確認しながら、



パパールガンジで夕食をとり、
再びメトロで日常へ帰り、今回のプチ旅行に幕を閉じたのだった。
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