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印度の小噺。

計画的のつもりで、 無計画に飛び込んだインド生活の、 テンヤワンヤなコトの顛末を綴ります。

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インド生活サスペンス劇場。




それは、ふとしたことから始まった。

バスルームにメトロカードが落ちていた。

妻が見つけ、また落としてる!と渡された。

平謝りで確認すると、メトロカードがもう一枚。
つまり僕のものでは無いようだ。

妻も荷物を確認するも、
お互い落としていない事が判明した。

それで「良かった良かった」で済む話ではない。
じゃあ誰のなんだよ!てな訳で、
深夜の推理サスペンスが始まったのである。




落ちていたカードを調べてみると、
妻のカードと共通する



「3/2014」



という日付のような数字が刻印されており、
僕の新しいカードにはソレが無い。



また、
8桁ある数字の冒頭何桁かも妻のモノと共通する。



ココで恐ろしい仮説が脳裏をよぎる。
つまり、



以前失くした荷物一式の一部を、
犯人が自らの犯行を誇示するように、
ワザと落としていったのだ!」




というのは幾ら何でも妄想甚だしいとしても、
僕の亡くしたカードだとしたら、
犯人は非常に限られてくる。


以前記した通り、
我が家には完全なプライベートは無い。



入れる人間は、我ら以外に最低二人
おり、
管理人と掃除のおねいさんがソレである。



掃除おねいさんは、
荷物一式そこらに置いてやって来るので、
ポッケすら存在せず落とすとは考えにくい。



とはいえポッケがありそうな管理人も、
上半身はタンクトップか裸だし、
ワザワザ持ち歩いた挙句に落とすか?普通。であるが、
悪いが犯人候補筆頭に躍り出た。



ここで、
管理人部屋のガサ入れと行きたいところだが、
深夜帯だし、容疑も固まった訳でもない。



そこで、
まさかと思いつつも、
キッチン内の彼が占有している棚を開け放ってみるが、
流石に物証は挙がらなかった。



それでも憶測はいつの間にか疑念となり、
疑念は疑念を呼び、人間不信数秒前のスパイラル状態に加速して来る。



まぁそれでも疑ってばかりじゃ世知辛いので、
一息入れようと洗面台に向かうと、
そこには見知らぬ香水が置いてあった。



もはや何が何だか分からないんだが、
もう一つの仮説を立ててみる。



実は先週、便器の蓋を不在時になぜか壊されており、
修理を依頼しているはずなんだが、
作業はいっこうに進まず始まる様子も無い。


それが昨日から便座の金具が亡くなっているので、
作業員が来たのかもしれない。



そいつが撤収時に香水を振り、
それを忘れ、メトロカードも落として行った。



とでもいうのだろうか?



全く意味が分からないし、
どちらにしても不在時のコトなので、
気味が悪いし、後味も胸糞も悪い。



とりあえず、メトロカードを調べてみて、
管理人に問い合せてみたいと思う。



「次回、衝撃の展開が!!」



ってことになるかもしれないし、ならないとは思うが。

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インドのお酒の付き合い方。



インドではお酒はおおっぴらに飲めないし、
なんだか後ろめたさがあるらしいとか、
禁酒なドライ州があるからとか、
飲酒に対しネガティブな印象があるかもしれないが、

なんだかそうでもないらしい。



もちろん都市によっても違うだろうが、
だんだん随分変わってきている(場所がある)ようだ。



先日行ったルーフトップのレストランでの光景は、
そんな風に感じさせるひと時であった。



入店当初、
スローテンポだったDJが次第にギアを上げ始め、
会話が大声になるクラブ状態になるに連れ、
客の目線はDJブースに注がれる。



そして英語の曲がヒンディー語の曲に変わった瞬間、
客のボルテージは一気に最高潮に。



仲間とともに酒を回し飲み、肩を組んで騒ぐ面々。
手を取り合って歌いながら飛び跳ねるカップル。
テーブルの上でお立ち台を楽しむおにーさん。
横のテーブルで静かに呑んでたおっさん方も揺れている。



「おいおいココはドコなんだぜ?レストランじゃねーのかよ!?」



ってなくらいのハッチャけブリである。


ドアマン的なおにーさま方にも、


「踊らないの?」


と誘われ折角なので、
一緒に踊って会計を済ませたのだった。



店の外でも陽気になったグループにナンパされ、
入れ替わり立ち替わりひたすら集合写真を取りまくられて来た。





それからまもなく、
それほど距離もなく到着する最寄り駅と我が家周辺は、
既に丑三つ時か?な静けさで、

こんな近くに随分な別世界があるものであるなぁ。

と感じ入り、
次は是非!ご近所そこらじゅうにあるクラブにも潜入してこよう。

と、コッソリ心に決めたのであるよ。
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オート運転手とのやり取りに想う。



朝、妻との何気ない会話の中で,
インドの子供たちは授業中、
兎に角積極的に手を上げるが、
いざ指名されると、それから考え出したりするらしいということを聞いた。


その後、
たまにはちょいとグルガオン巡りをしようかというコトになり、



ランチがてら、
オールドグルガオンのサダルバザールとハヌマーンマンディルを目指してオートに乗った。



運転手は、



「オッケー!50ルピーだ。」



と行っていざ出発したのだが、
途中で何やらヒンディー語でけしかけてきた。



どうやらやっぱり遠いから、
50じゃ足りないような話プリだ。



乗合オートなら10ルピーで行けることを知っている身としては、
100ルピーと言い出したこの男に付き合うつもりは無いので、
20ルピーを手渡しその場で降りた。



丁度そこは、イフコチョーク。



乗合オートが交差するジャンクションである。



「ハヌマーンマンディル!」



と行き先を告げ、



「オッケー!乗れ」



てな具合に気を取り直し再出発!!



と思いきや全然違うところへ向かうので、
何度もこちらの目的地を伝え確認するが、
問題無い!と意に介さない。



こちらも急ぐ旅路でもないので、
様子を伺うことにしたんだが、
それにしても間違い無く明後日の方向へ向かっているんだ。



もはや半分以上諦めながら、
それでも意外と遠回りで行くのかねぇ?



と淡い期待で話していたんだが、
運転手が得意気にアゴで指した
終着点は全く違うハヌマーンマンディルだった。



まさか乗合オートの行動範囲内にハヌマーンが二人もいたなんて!!



もはや時すでに遅く、後悔は先に立たない。



仕方なしに気を取り直して、
通常オートに言い値でお願いすることにした。



先ほどの反省を踏まえ目的地は、



「シビルライン」

と「サダルバザール」、

「ハヌマーンマンディル」

「ホテル パークイン」



の4種類を用意。
ケータイの地図も何度も見せながら、盤石の構えである。



順調に目的地に向かい、
半分以上が過ぎた辺りで何故か?
小道に入って行く。



そして運転手は得意気にアゴで何かを指した。



その何かが全く理解できないんだが、
兎に角運転手は、僕らの目的地に着いたぞ!
とアピールしている。



「いやいや、(話聞いてたか?)シビルライン近くのサダルバザールだぞ!?」



ああそうかっテな具合で再出発し、
目的地に近づいてくるが、
またも道をロストして道ゆく人に確認して回り始めた。



(走行中のチャリンコ力車の客にショップカード渡して聞いてたのにはビビった。)



そして、多分この辺りだよ。
と地図を見せながら話をするんだが、



「大丈夫、任せろ!」



と言ってはまたまた迷走し始めたんだ。
気がつけば何の因果か、
ウンザリするほど通ったFRROの目の前に到着。



流石に電話で目的地のパークインの和食屋さんに救助を願い出たんだ。



「アッチャー、アッチャー!(ok.ok)」



と、
どうやら場所を理解したような口ぶりの運転手は、


結局何も理解しちゃおらず、
そのまま道を通り過ぎようとしたところを、
辛うじて妻がホテルを見つけてお役御免となったのだった。




インドの子供たちは授業中、
兎に角積極的に手を上げるが、
いざ指名されると、それから考え出したりするらしい。



道中ずっと、
そんな冒頭の逸話が、
自身の頭を実感として巡っていた。



そしてそれに付け加えるなら、


奴らは得意気に大間違いをして、
悪びれることもなく、開き直るんだ。



ってことだ。

ちなみに片道総額140ルピーで一時間半かけた、
本日のグルガオン周遊ツアーは、
帰りは30分かからない10ルピーの
乗合オートで幕を閉じたんだ。
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インドの不思議な職業について。



世の中にはたくさんの仕事があり、
たくさんの仕事っぷりに支えられて、
世の中は回っている。



そんなことは誰でも分かるだろうし、
僕も解ってるつもりではあるが、



個人的に絶対世話にならない、
なるつもりはない、
ならない自信がある職業がインドにはある。


それは、
「体重測り」と「耳かき屋」である。



きっと気がつけば、
もっとたくさん出てくるだろうけれど、
今日そんな風に想いながら、
彼らのコトを眺めていたんだ。



そう言えば、
数年前初めてインドに来た時には、
駅やそこらにもっと体重測りがいた気がする。



需要が無くなった訳ではないだろう。
何せ近所のショッピングモールには、
オートメーション体重計があったりするんだ。



どうやら機械化が進んで離職も進んだのかも知れない。



まぁ、そもそも何で出先で体重測りたくなるかは知らないが。




そして耳かき屋なんだが、
彼らはなかなかコミカルな存在だ。



彼らは大抵赤い帽子をかぶり、
耳の上に綿の塊を載せている。
そして耳かきを手に売り込んで来るんだ。



未だヤって貰っている人を見たコトが無いので、
どんな光景になるのか?興味も沸くんだが、
やってもらう気は毛頭無い。



以前勧誘を受けた際は、
断ったらハシシを勧められた。
(もちろんそれも断ったが。)



それにしても、



「立ったままやってもらうのだろうか?」



「それとも膝枕なのか?」



「ハシシも一緒に頼んだら、どうなるのか?」



想像してみると、ちょっと見てみたい気はするんだけどね。
(検索したらいっぱい出てきた。みんな痛そうってのも意味が解らないね)



でもやっぱりどっちも世話になるコトは無いだろうと思う。
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遥かなるビザ再取得の道 【エピローグ】



もはや何回目の訪問かなんて考えたくもないが、
実に七回目のFRROでのやり取りである。


以前ブログに記したように
四苦八苦の末ファイルをアップロードすると、
今度は警察への確認状みたいなのを渡された。



どうやら当該の交番に行けという訳だ。


文面もチンケなもんで、



「こいつに紛失証明書発行したか否か」


って、そんなコト電話かメールでやり取りして、
速攻終わらせて欲しいところだし、
既に結末が見えている気がしながらも、
仕方なしに交番へ向かったんだ。



結果は予想を超えて交番にはおまわりさんは居らず、



「明日来い」



とあしらわれその日は早速終わったんだ。



そして翌日おもむくと、
パスポートと家の賃貸契約書コピーの追加注文を頂き、
テンヤワンヤで書類とサインをかき集めて何とか提出。



明朝来るようにとのお達しを受けた。



そんなわけで翌朝交番に行くと、
既に書類はFRROへ向かったんだそうだ。
意味がわからないが早速の無駄足をひとつ数えた。



その日のFRROはデスクのパソコン不調につき、
回転二時間経過で、出番が2番の罰ゲームデー。



そんなもんには、
付き合いきれないし、
書類も提出済なので、
横から促し確認してもらう。



結果は、
まさかの書類無しでのファイナルアンサー。



警察に確認しろ!と突っぱねられた。



電話するも、ヒンディーのみの対応で、
何言ってんのか?サッパリ解らず、
無駄足その2な本日2度目の交番訪問を果たすコトに。



そこでの答えも、
まさかの送付済みで、
確認の電話をしてもらったところ、



「さっきついた。」



との御回答で、無駄足三昧の一日を存分に味わったんだ。




そして、そして本日である。



到着時間は10時前、
既に長蛇の列である。



念のため手にしたナンバーは18番。



しかしコチトラは、
番号なんぞ関係無しにカウンターに身を乗り出し、
到着済みの書類を漁る。(経験上怒られないし、無駄が減る)



自分の書類と感動の再会に喜びつつも、
手続き中のヒゲ青年に確認を促す。



すると、
正面の偉そうなオッさんのところへ行けとの指示が出た。



そこでサインして貰ってようやく終了!!なんだと思ったんだが、



どうやら本当に問屋は簡単には降ろしてくれなかった。



まさかいつもの「順番を待て」で、2時間が経過。



仕方なしのランチタイムと、
その後再度の書類の確認、
二枚のドキュメント作成を経て、
おっさんのサインを貰い、
一通りの手続きを終えたんだ。



どうやら2週間後の発行らしく、
それが今回最後のFRRO訪問になりそうだ。



ちなみに聞かないと、それすら教えてくれない。
今回学んだのは、そこらへんのサバイバルさかも知れない。



それにしても、
まだ終わっちゃないが、
長い長い旅路であった。



自身の不注意が招いたコトで、
それは猛省するとしても、
何度彼らに殺意が沸いたことか。



帰り際ひとり道端で、
瓶ビールで祝杯を挙げ、
一路乗合オートで家路に着いたんだよ。



ちなみに冒頭の写真なコトは、
よく要求される有名な話らしい。
幸い今回は縁がなかったが、
無かったから手間取ったのか?
あったらもっと早かったのか?


真相は、知らないけどね。
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インドの物価と暮らし方。



自分も含めてインドを知らない人や、

昔のインドを話す人にとっては、
インドの物価は安いと思ってるだろう。
 

もちろん、
場所によって違うだろうし、
一概に言えないことは間違いないんだが、
そんな事は無いのも、間違いない。
 
例えば、
とあるインターン生は言う、
 


「インドの物価は思いのほか高かった」
 


と。
 
思うにインドは幅が広いので、
どのスタンスで臨みかで、
全く違う世界が拡がるんだ。



 
例えば外で食事をするにしても、
 
屋台やローカル食堂なら、
幾らでも安く済ませるコトも出来るだろうし、
涼しいレストランでの外食は、
なかなかそれなりの出費になる。



 
更にはもちろんセレブな上流階級のラグジュアリーなレストランも存在する。
 


それらは日本でも当たり前なコトであるが、
選べる自由が日本人にはあるように思う。



 
インドじゃ露骨に階級で出入りする場所が違うから、
なんだか面食らってしまうんだ。



 
ちなみに地場野菜は、
マーケットでもスーパーでもそれ程変わらず非常に安く、
オーガニックはちょっと高い。


 
輸入品や舶来種なモノは、
仕方ないとは言え、すこぶる高い印象だ。


 
シメジやエノキが400円以上とか、
日本酒小瓶が3000円、
おーいお茶のパックが2000円超えたら、
そりゃなかなか手が出ないよねー。
 


そんな訳で我が家では、
やむにやまれずって程じゃないけど、
地産地消を推進する結果になっているんだ。
 
 
 
 
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インド人の間合いについて想いを馳せる。


人間には「パーソナルスペース」という間合いがあるらしいんだが、
どうやらと言うか、
案の定と言うべきか、
インドでは一切そんなモノは関係ネーようである。



そんなコトは、
見なくてもイメージで解っちゃうかも知れないし、
一目見れば分かると言えば判るコトかも知れない。



例えば乗合リキシャを見てみても、
トンデモ無いコトに気が付くだろう。



あの乗り物に最大13人位が「自発的に」詰め込まれるんだぜ。





ちなみに以前乗ったローカル中距離バスでは、
運転席を囲むように設けられた、
囲炉裏スタイル?の座席で、
膝と膝を突き合わせるドコロか、
絡み合わせながら一切身動きが取れない二時間を経験した。



メトロでもよく友人どころか他人同士で、
身体を絡ませながら座席を譲り合ったりしているし、


寝台車では、
横になっている我がひざ下を、
脇に抱えて寝ようとした2人組のヤカラに出くわしたが、
流石にソレは追い出した。



満員電車の車内では、
一度掴んだ吊り革は、
ナゼかなかなかみんな握り直さないので、
おっさんの脇の下をクグッって絡み合う、
ツイスターゲーム状態になる訳だ。



なんだか例を挙げると切りが無いが、
電車内で とあるカップルが
隣の見知らぬおっさんに
水のボトルを貰って飲んでたのを見て解ったんだ。



ソレはきっと、
この国では空間から食べ物、何から何まで
当たり前にシェアしているってコトかも知れない。



要するにプライバシーは無いんだけれど、
膝と膝を付き合わせるケンケンガクガクコミュニケーションは、
人間味には溢れているし、
コミュニケーション不全が叫ばれ、
自殺や孤独死が取りだたされる
某国とは真逆の存在感があるように想う。



まあどちらにしても、
あまりに極端過ぎるのは、
いかがなモノかとは思うけれどね。
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突撃!インドの誕生会。の巻



そう言えばこの前、
インド人の友人の誕生会にお呼ばれして行ってきた。


パーティ好きな印象のインド人は、
どうやら誕生会は大事なイベントの一つである。



主催的な役回りの友人は、
スナックやケーキ、飲み物一式を用意して、
僕らに一切持ち込みや、
プレゼントも用意する暇を与えてくれない。



ちなみにその主催的な友人の誕生パーティは、
クラブで盛大にやったようだ。



今回の会場は彼らのシェアハウスで、
仲の良いインド人たちと、日本人数人の少数精鋭スタイルであった。



早速お約束のケーキを顔に投げつけるセレブレーションに始まり、
宴はたけなわに至って行く。



それにしてもインド人、
ケーキ投げセレブレーションも大好きな印象で、
この前もビジネス街のランチタイムの一角で、
ケーキにまみれた顔をトイレで洗う姿を目撃したばかりだ。



そんなインド人のホスピタリティは、
何だか日本の東北人のそれに似ているのかも知れない。(友人談)



要するに、アレ食べろ、コレ食べろの満腹おもてなしホスピタリティなのだ。



ちなみに写真を撮るのも大好きで、
至る所で撮りまくっている気がする。



そんな訳で、
サルマンカーンで踊って歌って飲んで写真を撮って、
気がつけば散会したプレシャスなバースデーイベントであったンダヨ。
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遥かなるビザ再取得への道 スリー



FRROから収穫なしで戻る午後のひととき。

早速改めてドキュメントアップロード作業を開始する。


まずログインは、
おそらくできないんだと理解するしかない。
存在はしているが、「アポ発行済み」の一点張りで、
全く意味が分からない。


仕方ないので、
かなり気が進まない再入力の新規アカウント取得を始めるしかない。


そしてようやく書類をアップロードできるかと思ったら、
またも面倒臭い案件が発生する。


まず、
印刷屋のおっさんに作ってもらったPDFが、
7枚まとめてヒトファイルなので、
解体する必要があった。

そして、
解体しても200KB上限なので、
すべて軽量化する必要も出てくる。

更には、
PDFの圧縮ソフトをダウンロードしても開けない不運も続き、

仕方ないので、
JPEG変換してアップロードしてみるも、
PDF限定とのことで再度調整。

JPEGを軽量化してからPDFに変換する羽目になった。


パソコンに疎い当方だから、
要らぬ手間と行程を踏んじまったのかも知れないが、
停電による再々入力作業の追加や、
インターネット不通の不運などもアイマッテ、
随分時間を要したアップロードのひとときであったんだ。
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遥かなるビザ再取得への道 ツー



二度あることは三度あるが、
三度目の正直と云うコトで、
毎度お馴染みになりつつある、
グルガオンのFRROへ行ってきた。




前回よりも空いている印象の今回は、
前回の経験を活かし軽妙に番号札を受け取り、
現在進行中の番号を確認し、
そのまま近所のお店でパランタ(具入りチャパティ)でワンブレイク。




戻れば丁度自分の番号で、
実に快調!文句のない滑り出しである。



ところが、
本題である手続きで、
呆れる程アッサリと、
一刀両断にバッサリ切って棄てられた。



「全ての書類をアップロードして出直してこい」



とのお達しで一発KOである。



ここでオメオメ帰るのは、
やはり腹が立つし、
そもそも来た意味を失ってしまう。



そこで、
朝食を採った隣の店にパソコンがあったことを思い出し、
そこでアップロード作業をすることにした。



全ての書類をデータ化し、
FRROのサイトにログインしてもらう。(全ておっさんが操作している)

ところがココでまたも壁にぶつかった。



本日予約済みと云うコトで、
アカウントにアクセスできないのである。



オイオイ、じゃあどうやってアップロードするんだよ!?



てな話であるが、
次第に周囲に集まった順番待ちに押し出され、



「10分待て!」



と云うコトで再びの順番を待つ羽目に。
(なにせパソコンが一台しかないのだ)



こういうのは不思議なもので、
さっきまでラミネート加工にばかり客が殺到していたかと思うと、
パソコンを使い始めた途端、
パソコンに客が殺到するんだよね。



結局1時間近く待って、
自分宛にデータ化したファイルをメールして、
本日も敢え無く退散した訳なんだ。



なんだか本当に牛歩というか、
進捗を感じられないやりとりが続いており、
次回は決着を付けたいと思っているが、
結果は如何に!?乞うご期待なのであるよ。
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インドの路上観察入門。 ツー



近頃随分涼しくなった。
涼しくなったとは言い過ぎで、
まだまだ十二分に暑い日々ではあるのだが、
九月に入ってかなり過ごしやすくなった。


そんな陽気に誘われてかどうかは知らないが、
路上で寝泊まりする人たちが増えてきた気がする。

もちろん普段から路上で寝泊まりする人たちは居るし、
それ程珍しくもない光景で、
色々感じない訳ではないが、

一先ず、
ただ単純に素朴な疑問が湧いてくるのだ。それは、

「ねぇねぇ、何でそんなところで寝泊まりしてんの?」

である。
彼らは何故か?車が行き交う交差点のど真ん中や、縁石、
中央路側帯に寝転んだり、集落を形成したり。
雨の中雨を避けるでなく、
水が溜まってくる場所や、
ドブ板を枕にし、
ぬかるみにハマりながら横になっていたりする。

これは、個人的あり得ない光景認定リスト入りの代物で、
本当にわかり得ないギャップが我々の間に横たわるのをヒシヒシと感じる訳なんだ。

色々事情はあるにせよ、
もっとひと気のない場所や、
寝心地のより良い場所があろうに。

と想いながら、
不思議は不思議のままにしておいた方がいいのかも知れない。
と思うことにしよう。
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遥かなるビザ再取得への道。

 

朝も早よから乗合リキシャを乗り継いで、
着いた先はグルガオンのFRRO。

無くしたVISAの再発行を申請しに行ってきた。


色んな人に訪ね歩いて辿り着く外国人窓口は、
10時の時点で満席御礼状態であった。


それにしても、
イマイチ状況が理解できない。


待合所のイスの真向かいには、
警官風のおっさんが座るデスクがあり、
おっさんは、いかにも暇そうにしている。



奥のカウンターでは、
またもや暇そうなおネーサン二人と、
ひとり忙しく人に囲まれるおにーさんが居た。


取り敢えず、そのおにーさんの列に並ぶ事20分。
ようやく番号札があることに気付いた。



恐らく開始から1時間は経過しているが、
その時点で番号札三番が手続きしている。
薄っすら自分の番号20番の出番はしばらく来ないコトを理解した。


どれくらい時が経っただろうか?
まさか昼休みを挟むワケはあるまいな!?
と思い始めた頃、
予想の斜め上を行く展開が待っていた。



おもむろに出入り口に赤いテープが貼られ、
テープカットセレモニーが突然始まったのだ。


そして関係者一同が待合所に流れ込み、
お菓子やジュースが振舞われ始める。



楽しそうに写真を撮るインド人たちと、
ただでさえ待ち惚け苛立っている上に、
意味不明な展開にキョトンとする外国人のコントラストは、
もはや見事としか言いようがない。


隣の韓国マダムは無表情のママ、
振る舞いお菓子を断り続けた。



その横で昼飯代わりにお菓子とジュースを補給して、
更に待つコト一時間。
ようやく自分の出番がやって来た。



番号札を渡し、事情を説明することモノの2分。



「まずは、ウェブサイトで登録しろ。」


との一言を賜った。


事前に何度も聞いていたんだ。


「どんな手続きが必要か?」

「どんなドキュメントを用意したらいい?」


その都度返って来るのは、


「順番を待て。」


だった。
だから仕方なく二時間半も待ったんだ。


それでこの仕打ちとは…。


もはや出る言葉もなく、
半笑いで呆然と引き返すFRROの建物の外は、
土砂降りの大雨であった。
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インドの電気事情に想うコト。

日本ではそうそう経験ないし、
なったらなったで大騒ぎな話だけれど、
ここグルガオンでは停電なんてしょっちゅうである。


家での停電はもちろん、
スーパーやモール、出先でも突然真っ暗になるだなんて、
朝めし前の日常茶飯事だ。


皆が皆噴飯ものだ!!なんて怒る事も無く、
大抵すぐに復帰するか、ジェネレーターが作動して、
何事もなかったかのようにモノゴトは進んでいく。


もちろん顔色変えて怒っている人もいるかもしれないが、
暗いから知るよしもない。


個人的には、一時停止して通電するのを待つ次第である。(暗い場合)


確かに困るといえば困る訳で、
改善の余地は山ほどあるだろうが、


常時電気使い過ぎの日本になる必要は無いのでは?

と思うようになった。

衛星写真からもクッキリ見える日本列島は、
別に他の国に真似されなくてイイじゃないん!?

こちらの大都市候補グルガオンやデリーの夜景は、
意外と?質素なもので、
夜景だなんて言葉すらあるのかも知らない。

それでも恐らく人の欲望には限りがないので、
そういう破廉恥な日本を目指すんだろう。

そんな姿勢を責められる訳も無く、
悪い大人代表の日本は、
更にヤバイ「とぶクスリ」を勧めるのだ。


せめてインドには、
ジャンキーになって欲しくはない。


その持ち前のテキトーさと大らかさでもって、
違う道に進んで欲しいと切に願いながら、
アベ&モディさんのやりとりを眺める訳なんだ。

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インドの横断歩道とわたし。




そう言えば、この界隈には信号が無い。
コレは、オラ東京さ行くだ。の世界では決してなく、
むしろ、交通量が多過ぎて?咳き込む世界での話である。




我が家から買い物をしに、
マーケットやらモールやらに向かうには、
この大通りを横断する必要がある。


そこには本当に申し訳程度に、
横断歩道の白線が引かれているのだが、
利用しようにも、
車は決して止まらないし、
クラクションの嵐を真っ向から受けて、
文字通り命懸けで糸を縫うように渡るのだ。



もしかしたら超ポジティブに捉えると、
コレはそれぞれがそれぞれに主張しあい、
時に折り合い、自分がなすべきことをなし、
結果として共存している、
成熟した民主主義のあるべき姿なのかも知れないネー!



だなんて思う暇なんて、渡ってる時にゃ関係ネー訳で、
けたたましくクラクションを鳴らしながら、
遠慮のカケラも無く飛び込んで来る車の群れに、
石でも投げつけたくなるのを堪えながら夢中で渡る毎日の道程な訳であるよ。 


【参考資料】


▼インドのカオスモス:イルコモンズのふた

http://illcomm.exblog.jp/3141621/

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インドの路上観察入門




ご存知かもしれないが、
この国には、いろんな野良が居る。



犬や猫はもちろん、猿、豚、牛にエトセトラ。
果ては、言い方悪いが人間も入るだろう。

犬や牛なんかは、
人の行き交う路上で平気で寝そべっているし、
むしろ、よくそこまで平気なものだ!と感心すらする様相である。


そんな有様を観察していて気付いた事がある。



それは、日本での同様の風景とは何だか違う気がする。
ということだ。
それはきっと、殺伐感が無い。と云うコトかも知れない。



野良は野良でも、露骨に排除されて居る訳では無いんだよね。

もちろん無視されたり、邪魔にされたりするんだろうが、
それでも近くで餌を貰い、すぐ横で生活しているんだ。



そんな訳で、
駅の通路も座ったり寝そべったり出来なくするオブジェや構造物は置いていないし、
施しをしたりされたりする文化があるのかも知れない。



それで何だか大らかな感じがするのかなー?
飼われているのと、野良なのと、どっちがイイのかねー!?



と、大まかに勘ぐって観ている訳なんだ。



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インドの近所付き合いと間合いについて考。

ウチのキッチンは共同である。


朝晩のご飯を支度しようとして、
タイミングがアウト、
三家族揃い踏みでガスが使えない。


まぁそこは、
日本でもそうだったように、
昔ながらの長屋住まいだとでも思えば、
醤油の代わりのスパイス貸し借りだったり、
何も大したコトは無い。



そしてウチには掃除洗濯をしてくれるオネーサン(カピラ)がいる。


朝9時頃にドアを叩き、
僕らのプライベートタイムが終わったコトを教えてくれるのだ。


ついでに管理人(シンジー)が、


「キャセホ〜!」


と顔を覗かせ、
水の入った2Lペットボトルとチャパティ用の練った小麦粉を冷蔵庫に詰め、
それを当たり前のように、
夜取りにくるのが日課であった。


どうやら、事務所の冷蔵庫は壊れているようだ。


でも「それは」いつからか過去形になった。


二軒隣の青年が引っ越したからだと、
しばらくしてから気がついた。


どうやら空き部屋の冷蔵庫を使い始めたようだ。


電気代をどうしているのか知らないが、
それにしても、
うちの管理人(シンジー)はフリーダムだなぁと感心してみている。


シャワーも事務所向かいのと、
ウチの隣の共用シャワーを使い分けているし、

よく腰巻タオルの半裸でふらついている。
そう言えば数え始めりゃキリが無いが、

内装工事があった際、
大工の棟梁とそのテコと
三人共同生活していたのには、
さすがに驚いた。


同じ釜の?チャパティを食べ、
事務所で川の字で寝泊まりをしていたんだ。



インド人の懐の広さというか、間合いには、
しばしば理解を超えるモノがある気がしている昨今でアルヨ。
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インドと我が家の水事情




毎日汗をかいている。


毎日驚くほど汗だくで、
日本にいた頃には記憶に無い程、
水を飲んでいる。


もはや、汗をかくから水を飲むのか、
水を飲むから汗をかくのか判りゃしない。



家では20Lボトルを頼んでいるのだが、
(電動の冷温蔵タイプではなく、手動のでタンクをぶち込む奴)
三日四日で終わってしまう。



ちなみにそれらの水はフィルタードウォーターで、ミネラルウォーターではない。
1リットル20ルピー、20リットル50ルピーで買っている。



水道水はご多聞に漏れず、
評判が悪く、
周囲のインド人も飲まない。
(道往けば、飲んでる人たちは沢山いるが。)


そもそも水道水は、
どうやら電気で建物の天井にあるタンクに貯められているんだが、
どうやらそのタンク、蓋がない。


更には年の大半が炎天下の中、
何故か?熱を吸収しまくりそうな真っ黒なカラーリングが大半なのは、
本当に不思議だ。


おかげで水をひねってお湯が出る日々を悶々と過ごしているのでアルヨ。
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ロード TO  ゲッタ ニュー パスポート。



戸籍謄本を取って来てもらった翌日。
近所の写真屋?でパスポート用の写真を撮影し、
日本領事館に行ってきた。


それにしても、
近所の写真屋?でデジカメパチリでフォトショ加工してくれるんだが、
どうも全体のバランスが違う気がする。
普段だったら間違い無く気にしないし、
インドで使う分には、


むしろ他人の写真だって相手は気にしないんじゃないかって思う程なんだが、
今回の相手は、潔癖で神経質な、あの日本である。

写真屋は言う、
「安心しろパスポートサイズだろ?知ってるよ、顔の範囲は70%だ。
任せろ!6枚で50ルピーだ、OK?」


「で、インドのパスポートでいいんだろ?」


「……。」


てな具合にフォトショでグイグイ加工して行く。


前に並んでたおっさんなんかは、
白髪処理やら、美白、しまいには
シャツの色まで手を加えてもらっていた。


こちとらは、
とにかくサンプルに忠実に、

  

しつこいくらい単位やサイズを確認し、
もしものためにUSBにデータまでもらって、
約束の50ルピーを支払った。
領事館で一通りの申請用紙に記入をし、
写真もどうやら無事受理されて、
三日後以降に受け取ることになったのだった。


残る問題で、
また厄介なのは、
FRROとのやり取りである。


無くしたビザ通りの滞在を望んではいるが、
どのような反応が返ってくるのであろうか?


隣では妻が、

「アタシの予想だと、すぐに帰国させられると思うな!絶対。」

と意地悪く笑っている。


そうなると面倒くさい上に、
更に無駄金を上乗せする羽目になるわけで、
判決のその時を、祈るように待つばかりであるよ。
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インドでDIY生活。



チョイと前の話なんだが、
テーブルセットを作ったわけ。
「作った」と言っても、結局指示して、
自分で塗装しただけなんだが、


その一部始終を記すことにする。



アレは、まだ暑い夏のはじめの頃だった。
カフェっぽい椅子とテーブルを作ろうと、
まずは木材屋に向かったんだ。


インドでは、
ホームセンターだなんて超便利で合理的で理想的なお店なんて存在しない。



街角のコンパネが並んでる店らしきあばら家を覗きに行くのだ。

そこには、材質とかあまり存在しない。
あるのは、「厚さ」だけである。


よくよく観察してみると、
インドでは家財一式コンパネであつらえてあることが多い気がする
(コンパネは表面に色々文字が書いてあるので分かるんだよ。)


そこで設計図を渡して、
必要な材木を整えて貰う事になった。(工具一式買うより安いから)




そしてカーペンターの登場である。
一度顔見せしてから荷物を取りに帰ること1時間余り、


ようやく作業を開始する。
木材を必要な長さに切り揃えているのだが、
しょっちゅう電話が来ては、作業がしばらく中断する。


木を6本、半分に切るのに既に二時間半が経過。


あまりに進みが遅いので、
一言モノ申そうかと席を立ったその時、
懐から秘密兵器が飛び出した。
カンナの登場である。

そしておもむろに(木の上で‼︎)研ぎ出すこと三十分。
研ぎ汁?で黒くなった木材たちにカンナをかけて行く。

そこでも材木屋の若い衆がカーペンターにちょっかいを出しては、
作業が中断する。

もうこの時点で随分な時間が経っているのだが、

「で、いつ終わるんだい?」

の問いに、

「フォーデイズ」

と帰ってきたので、僕も一旦帰ることにした。


催促に催促を重ね、
3日後に様子を見に行くと、
仰天の仕上がりが待っていた。


確かにテーブルとベンチなんだが、
なにかが違う。
っていうか、設計図見てねーだろ状態である。


兎にも角にも、もはやそこで作業はできないので、
一式オートに括り付けて持ち帰る、驚きの展開に。(最初の写真である)


細かく言えば色々あるが、
明らかに問題なのは、天板であった。

要するに、一枚なんだよね。
オーダーでは、四枚並べて欲しかったんだけど。
確かに考えてみれば、
一枚でこと足りる天板をわざわざカットしたり、
アンティーク調にしあげるって、
理解出来ないオーダーかも知れないなぁ、
とヤスリがけやら塗装をしながら思ったのであった。
それにしても、
材料費だけで10000ルピー近く掛かった。
日本の3倍位高くついたかもしれない。
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どっどど どどうど どどうど どどう

 

なんというか、
なんとも言い得えなんだけど、
なんとも怒涛の三週間であった。



要するに妻が不在の間に、
パソコンが壊れ、豪雨に撃たれ、
晴天と排気ガスと下痢に見舞われ、
所持品一式がツユと消えた日々であったのだ。


残されたのは、
妻への愛しさと、
切なさと、心苦しさと、
申し訳無さばかりである。


まるで冗談じゃ無いんだが、
せめて一旦は笑い話にでもして、
三つ指立てて一心発起、
改心して進みたいと切に誓う、
実に呆れたオフロードだなと、
今はただただ反省する日々であります。
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インド警察との面倒くさい一部始終 パートツー



更に汗だくと埃、ついには咳まみれで着く先は、
先ほど僕を無為にフェイズワン送りにした警官が、
初めてかのように事情を聴き、一応事務所に通された。

ようやく本格的?な現場での事情聴取を経て、
言われるがママに調書を書き、
裁判所へ行けとの裁きが出た。

ようやくコトが進んできたぞ!
と息も揚々でも無いが、
それを持って一路裁判所へ乗合オートのハシゴで急ぐ。


うわさ?の裁判所は、
一見廃墟は言い過ぎたとしても、
どっかの地方スタジアムの跡地利用な趣きのある、
円形の、要するにボロ屋であった。

「裁判所へ行け」

とのお達しは、
どうやらソコに有象無象に居る
司法書士らしきおっさん方に、
調書をタイピングしてもらうことらしい。


何をしに来てるのか?
随分な人数のギャラリーと、
何故か?土産物のひき売りと、
チャイ売りやら薬売りや、
体重測りが殺到するこの空間に、


レトロ雑貨屋でジャンク品扱いみたいなタイプライターで、
仕事をする司法書士らしきおっさん方がいるんだよ。



無用とも思えるチャイブレイクを挟みながら、
一時間程で再び一路オートで同じ交番へ戻ったんだ。



そして、
そこでまたもや、
ファンタジーな展開を迎えることになる。

ようやく出来上がった書類を見せ、
タバコ休憩やら、雑談やら、
別件の処理に置いてけぼりにされること1時間。


また、裁判所へ行け!とのお達しを賜ったのだ。


「おいおい、いい加減にしろ!
そこはさっき行ったばっかりで、
遠いコト知ってんだろ!!
それならあらかじめ言えってんだ!」

といきり立つも、
もちろん話は通らない。

「なんだこのジャパニは、バカなのか?」

てな具合で面倒臭そうにするのみである。


どうやらそこの三階にアルらしき外国人登録所?窓口へ行かなくてはいけないらしい。


さっきの行程の残像が鮮明に残る余韻の中、
改めてオートを乗り継ぐのが馬鹿馬鹿しくなり、


まだ必要ないと言われながらも、一応ワンブレイク。


念のため、大使館に連絡を入れて指示を仰いだ。


曰く、

「確かにそこに行くのは必要であるが、パスポート再発行後に行くべし」

であった。
なんだか、
久しぶりに冷静で的確なアドバイスを聴いた気がして、
何も解決していないのに、何かが少し救われた気がしなくもなかった。


という訳で、
現在書類と妻の帰りを首を長くして、待っているのである。


おわり。
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インド警察との面倒くさいやり取りの、一部始終。



警察に行った話でも、しようか。

ながくなるし、いつだったか、
随分世話になったような、
まるでなってないような話なんだけど。


前夜、最寄りの駅から家までのわずか200mの範囲内で、
大事な荷物(パスポートと財布、携帯)を亡くした僕は、
交番にコトの次第を話に行った。
場所はフェイズ2、最寄りの交番である。
住所をいうなり、フェイズ1の交番へ行け!
と、跳ね返された。


フェイズ1の交番は、
調べるに一路2キロはある。


再3金をなくした我が胸に、
オートという選択肢は最早無い。


行きずりの伝聞を便りに、
炎天下のみちをゆく、
頼り無いことこの上ない旅路である。

ちなみにインドは、
地図はあくまで目安であり、
実際見て見るまでワカリャシナイし、
人に聞いても明後日の方を指されるのが常である。


紆余曲折を経て、
汗と埃まみれで辿り着いたフェイズ1。

そこでまた、
夢のような現実を叩きつけられることになる。

コトの次第を聞く前に、
住所や職業、家族構成など
自己紹介的な尋問を受けるんだが、
そこで何故か?
「お前は嘘をついている!何故嘘を言う!?」
と突っぱねられるのだ。

「いやいや、嘘を付く必要なんて無いだろう!
てか、そもそもまだ、こちらの話、してないじゃん!!」



なんて無為な問答がしばらく続くんだ。


その挙句、


「その住所、フェイズ2だから、そっち行け!」


の唖然呆然問答無用な裁きが下り、


「ふざけんな!フェイズ2
の交番がこっち行けって言ったんだぞ!」

の抗議も虚しく、
改めてフェイズ2の交番に向かう羽目になったんだ。

つづく。
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聖地へのドタバタ道中記 最終回


一連の旅路の中で、
一抹の不安があった。

それは、「いつ、どう帰るか?」である。
前夜一応確認しては居た。

①AC付きの快適バス・ボルボバスは午前便しか無い上に、既に満席であるコト。

②電車は、寝台は全て満席。朝便もキャンセル待ちであるコト。

③どうやらスーパーボロっちいローカルバスが走っているコト。

一日に何便かあるらしいコト。
とは言え腹は決まっていた。
もはや取るべき手段は③しか無い。
あとは、いつ帰るかである。


朝を迎え、夜便のローカルバスに乗りたくも無い気がしてきた日曜日。
昼過ぎにバススタンドに向かった。
そこで速攻デリー行きに出くわして、
それで帰るコトにした。


とはいえいつ出発なのか解りぁしない。



10ルピーで押し付けられた生マサラキュウリを食べながら、
排気ガスをたらふく吸い込んで出発を待つ。
1時間程経ったのだろうか、
バスは出発し、物売りたちがソソクサと降り立って行く。
余程疲れていたのだろうか?
道中殆ど寝て過ごした。




それにしても、
カシミール門に着いた時にはもっと疲れ、
何故か声も枯れていた。(排ガスに違いない)
久々に?乗る快適なメトロでも寝て過ごし、
遂に、驚愕のフィナーレと、新展開を迎えるのである。
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聖地へのドタバタ道中記 パートフォー




リシケシの朝は、
超快晴であった。
あの悪夢のような大雨から一転、
それはそれは気持ちの良いお天気だった。


濡れ切った荷物を乾かしながら、
隣のテラスで展開するヨガお姉さんのトレーニング風景と、
相変わらずの濁流ガンガーを眺めてしばらくを過ごす。
そして再びガンガー沿いを市街地まで戻り、
ローカルな商店街とガートを巡り、
バススタンドを探した。



結論としては、
地球の歩き方に載っている場所に、
バススタンドはない気がする。


そこにあるのは、
ドデカイゴミ集積所みたいな集落なんだが、
まぁヨクワカラナイ。
結局、最初に降り立ったバススタンドでハルドワールに戻った。
ハルドワールのバザールは、
とにかく広い。
個人的に、特段欲しくなるようなモノは無いんだが、
おんなじようなお店が立ち並ぶ、
迷路みたいな仲見世街と言った印象だ。
祝日や週末のせいか?
人出が半端ない縁日状態のバザールを抜け、
駅近くの安宿でその日は早めの夜を明かしたのである。



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聖地へのドタバタ道中記 パートスリー



大して寝ていない旅路のせいか、

気が付き起きればリシケシだった。



一時間ほどの旅路だっただろうか、時計は9時過ぎで朝か夜か分からなかった。



そして悪夢は再び蘇り、大雨が吹き付ける、

決して全くの願っては無いシチュエイションだった。



更に、どこにいるのかわからない。

かろうじてiPhoneが場所を教えてくれた。

どうやら「地球の歩き方」にはない、バススタンドらしかった。

オートの誘いをすべて振りきり、

歩いてラーム・ジューラー橋、ラクシュマン・ジューラー橋を目指す。




その道程は、もはや雨季だからとか、そんな風物詩的なものではないらしかった。


なにせ、橋の上で河原在住の住まいが流されているのをみんなで唖然とみているんだよ。

メインロード呼ばれる道は濁流にやられた車が溢れ、

マンホールが裏返る直前の歩行者には厄介な道になった。

途中からガンガー沿いのリバーサイドの道を進んだのだが、

当たり前といえば当たり前の話で、川沿いのリバーサイドは更に暴風雨の真っ只中だった。

全身がずぶ濡れ、他に濡れる場所はどこにも無くなった。

沐浴なんてする気もなかったが、

全身清めてもらったと思えば悪い気はしないかも?

だなんてヨコシマなことも段々に考えることをしなくなる、

ガンガーサイドで滝行状態に陥っていった。

なんとかかんとか、びしょ濡れのケータイだけはビニールでかろうじて保護しながら、

ラクシュマン付近でようやく宿を確保し、

濡れネズミのまま周辺観光散歩を経て、

近所のカフェで世話になり、夜をなんとか過ごしたんだ。

 

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