忍者ブログ

印度の小噺。

計画的のつもりで、 無計画に飛び込んだインド生活の、 テンヤワンヤなコトの顛末を綴ります。

Home > 記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

自分大好き、インド人の巻。



多分間違いないと思うんだけど、
インド人の自意識過剰ぶりというか、
自分大好きっぷりは半端無いんだと思っている。

近所のショッピングモールやそこらを歩いてみても、
なぜソコで?何のために?ってな場所で自撮りしてるのを見かけるんだ。

トイレの洗面所では、
鏡を前にキメッキメなポーズで念入りにお手入れをする舞台裏が垣間見える。

ちなみにインド人には、
「ナチュラルテイスト」なんて薄味文化は無いので、
コテッコテの、つけていると一目でわかる整髪料が必須の様だ。

そしてサングラスが大好きで、レイバンなども激安で手に入る。(偽物)

そんな風に念入りにキメ込んで撮るセルフィーが、
多分フェイスブック上でシェアされているんだ。

実際、当方のフェイスブックでのインド人達の投稿は、
ほとんどがコメント無しのセルフィーである。
それも、本当になぜそこで?の不思議なセルフィーばかり。

そしてコメント欄には、
彼らの友人たちから、

「ナイスピック!」とか「グッド!」「ハンサム!」

などのコメントが寄せられ、

「サンキューブラザー」「サンクス」

みたいな返しをひたすらに繰り広げているのだ。

残念なことにコチラとしては、
寄せるコメントが見当たらず素通りするしかない。

もしかしたら、
逆に日本人がシャイで特殊なのかもしれない!?
他の国の人はみんなセルフィー好きだぜ!

とも思っては見たんだけど、
少なくともフェイスブック上でのセルフィー合戦は、
インド人の友人たちにしか見られない光景だなぁと観察している。

少なくとも個人的繋がりのある他の国の人たちは、
セルフィー載せたとしても、どこか行った記念とか、
誰かと一緒に記念撮影とかそういった類いの投稿がほとんどだ。

そんな訳で、
そんな風に思いながら今日も我がタイムラインには、
インド人たちの自己愛に満ちた投稿がたくさんポストされているんだよ。

【参考資料】
グーグル検索:indian selfee

https://www.google.co.in/search?q=selfie+indian&espv=2&biw=914&bih=1060&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=V4kOVenwIIP-ugTQ0IGwAw&ved=0CBwQsAQ&dpr=0.67





にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村
PR

日本食といえば、何か?



この前唐突にインド人のおたくにお邪魔した。

時間は深夜2時前の丑三つ時なタイミングである。
何だか良く解らないが、お酒も用意してあるらしい。

それに釣られて一緒にお宅に向かってみたんだが、
やはりと言うのか、用意なんかしちゃいないご様子で、
とっくにシャッターの閉まった深夜の酒屋を叩き起こすコトから始まった。

インドではもちろんコンビニなんてありゃしないし、
12時を過ぎたら大抵のお店は閉まっちゃうのは当たり前だ。
飲み屋だって1時を過ぎたらほとんどやっていない。

何件か閉店済みの酒屋を訪ね歩いた挙げ句、
閉店している筈なのにヒッキリナシに車が集まる、
とある酒屋に辿り着いた。

どうやらインドでは、
この手の風景はよくあるお話で、
夜中に営業してると怒られるので、
シャッター越しに夜営業をしている店があるのだ。

実は一度利用したことがあるが、
コチラが外国人だからってのもあるだろうが、
いつにも増して先方の言い値がはびこる殿様商売である。

そんな訳で、
ウイスキーを買い付けて先方への家路を急いだ。

皆でウイスキーを片手に、
タンドーリチキンとピリ辛どころではない人参サラダをついばみながら、
宴はようやく始まった。

酒も入り、ヨモヤマな話は次第に何故か日本食の話題になって来た。

一方が云う、

「オレは日本食をよく知っている。巻き寿司と握り寿司の違いも知っている。」

「刺身が大事なんだ、刺身が。オレは日本食が大好きだ!」

それに対しもう一方も得意げに、

「オレは寿司はそれほどじゃないが、鉄板焼きなら知っている。他の料理も色々知っている。」

何だか実に微笑ましい会話でグラス片手に一人和んでいたんだが、
こちらが入れる日本人目線のお話などは誰も聞いちゃいなかった。

要するに延々と知識自慢が続いているご様子で、
ソレ以外はどうでもいいのか、気にしていないようである。

話は段々熱を帯びているし、コチラも放っとかれてるし、
眠くもあり、どうでも良くなって来たのでおあともよろしく、
日本人不在の日本トークに別れを告げて眠ることにしたのであった。

それにしても他の国は知らないが、
日本料理といえば、寿司と鉄板焼きがポピュラーなんだね、やっぱり。

「それだけじゃないんだよ、君たち。」

ってコトを言いたかったんだが、
好奇心溢れるそぶりを見せるワリに、
かたくなで保守的なスタンスは良く解らないなぁって思いながら、
赤ちょうちんとか行きてぇな〜と想いを馳せた未明の出来事であったのさ。


にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

めまぐるしく動いてく現代社会。〜グルガオン篇〜

我らが住むハリヤーナ州グルガオンは、
毎日の風景が刻一刻と急激な音を立てて変化している忙しい街だ。

それは例え話なんかじゃなく、
本当に轟音ケタタマシく毎日毎晩工事中な訳なんだ。

そもそもどんな街だったかなんて知りゃあしないが、
どうやらど田舎のガオン村だとか、サトウキビ畑だったんだろう。※要出典


それが横一線のヨーイドン!
で一斉に整備を始めているからてんやわんや過ぎてワケが解らない。

要するに、
電気や水道などのライフラインと同時進行で道路と高架線とビルとが建設中なのである。

何だかインド人らしいといえばらしいんだけど、
ソレらをやっつけ具合ハンパ無くキッタハッタする仕事っぷりで、
新築現場は廃墟のような有様なのはご愛嬌なんだと観察している。

そんな御陰さまで穴を掘ったり埋めたり、舗装や建設具合の都合上、
毎日車のルートや人の導線がめまぐるしく変わってくる。

いつの間にか片側一車線になっていたとしても、
もちろんお互いクラクションの鳴らし合いな ごり押しで突き進むのは言うまでもない。

そんなセワしく煙と埃にまみれながら、
地面を掘ったり埋めたりしている忙しそうな人間様の営みの横目には、
相変わらずの牛豚犬が行ったり来たり横切ったり寝そべったりしているんだよ。

もろもろ本当に不思議な光景なんだけど、
一体今後この街がどんな風に変わっていくのか!?

数年後には全く違う街並になっているだろね〜と。

散歩や車窓、オートに揺られながら、
非常に興味深く眺めている訳なんだ。




にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

一人旅と二人旅はどっちが楽しいか?について。




ダラムシャラーから妻が帰ってきて独り言が減った。

ってのは大げさだけど、
土産話のお裾分けをいただいたり、
互いの進捗を共有しながらよもやまに話したりして、
居てくれるのはホントに有り難いなぁと素直に想う。

そんな彼女は、
仕事を辞めてから糸の切れたタコの様に方々旅行へ出掛けるし、
ボクも折角なので行ってこい!とけしかけている。

そしてさんざん楽しんできただろうにこう言うのだ。

「一人旅はおもしろいけど、独りはつまらない!」

と。もしかしたらコチラを気遣っての発言かも知れないが、
コレは良くない!と想い、何となく考えていた。

思い出してみると、
一人旅の醍醐味と二人旅の醍醐味、団体旅行での醍醐味は、
当たり前ながらそれぞれ違う。

一人旅は自分自身の決定が全てだから、
勝手気ままに針路を変更するのも誰に相談すること無く決められる。

二人旅はそれが二つのパートが設定されることが多いと想う。
ザックリ云うと、プランする側と乗っかる側である。
もちろん二人で相談しながら進めるのは楽しいし、
なによりその体験をシェアできるのはすごく嬉しいことだ。

団体旅行は、
どちらかと言うとその体験をシェアしあうのが目的だろうと思う。

もちろんどれをとっても楽しいことは間違いないんだけれど、
それぞれの楽しみ方に徹しないと、妻の様に感じてしまうのかも知れない。

要するに、
勝手気ままさを楽しむべき一人旅で、
二人旅のシェアする楽しさを求めても寂しくなっちゃうし、

二人旅なのに一人旅の楽しさを求めたら、
お互い邪魔になっちゃうんだよね。

だからどっちが楽しいか?ってよりもたのしみ方が違うんだよね。

そんな訳で、
そういう風に頭で解ったつもりになって、
今後の独居生活を割り切って楽しんでしまおう!と意気込んでいるんだ。






にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

ズボラな夫婦とサーバントの共存関係2。





アレから数日、
朝のセレモニーは収まって、
平和を取り戻した代わりと言ってはなんだけど、
部屋はどんどん原生林に近づいていくようなもので、
そもそもの引っ越し荷物やら、
先述の乾いた泥が残ったまま手つかずの保存状態になっていた。


そこでようやく気づくのが、
掃除道具が無いってことだった。


まぁなんと申しましょうか、
失って初めて解るありがたみって奴とでも申しますかねー!?


ってな訳で行動を開始しようにも、
洗濯モノを自分でヤルのは全く構わないが、
どうやって掃除するかが目下の課題となった。


そんな風に考えながら朝着替えをしていると、
管理人がこちらの名前を呼びながらドアを叩いてくる。


嗚呼またか、と想いながら、
そういえば、水を頼んだのに払いをしてなかったコトを思い出し、
仕方無くドアを開け、50ルピーを渡す。


毎度のごとく何事かけしかけてくる管理人の後ろには、
見慣れない女の人がコチラを不思議そうに眺めていた。


その後のやり取りは全くもって言葉が通じない中の超訳トランスレーションではあるが、
多分こんな風な流れだったんだろうと書き連ねてみよう。


管理人/お前の部屋床が泥だらけだろう、掃除しといてやるからな。
こちら/いや、前にいらないっていったじゃん!?


管理人/いまカピラ(掃除のオネーさん)は休暇中だから、洗濯掃除はこの子がやるからよろしくな!
こちら/いや、だからこの前断ったでしょ!?自分でやるから。


管理人/そうか、洗濯はいいんだな、じゃあ掃除はまかせとけ!この子がヤルから。
こちら/(次第にメンドクサくなってくる)あ、そう、じゃ、じゃあよろしく。


管理人/嫁さんはどうした?最近いないじゃないか?
こちら/前も言ったけどダラムシャラーにいってるよ、今いない。


管理人/なんで?なんで?
こちら/その後にほんにかえるんだよ。
管理人/なんで?なんで?
こちら/…


てな具合で面倒臭いながらも、帰ってきたらきれいさっぱりの御陰さまだったんだけど、
やはり不在中に勝手に立ち入ってもらっちゃう至れり尽くせり環境は好みではないなぁ。

と想いながら少しきれいになった部屋で,
いつもの様に酒をあおって寝たって訳さ。



にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

インドのイメージってなんだろう?



近頃、日本に住んで10年近いというインド人男性と話す機会があった。

彼は言葉の節々で日本とインドを比べていて、
コレだからインドはいやだよね。的な物言いをするんだ。

ソレは中々徹底しているようで、
インドの一大フェスであるホーリーの喧噪が嫌いだから、
その日を避けてインドに来たんだそうだ。


そして数日でお腹を下し、
既にホームシック(日本に帰りたい病)にかかっているらしい。


彼はいう、


「わたしのまわりのニホンジン、みんなインド来たがらないよね、
旅行だけならともかく、働きたいなんて人いないよ。」


「イメージよくないからね。どうせ働くならイタリーとかの方がいいでしょ?」


なかなか率直な物言いに爆笑してしまったんだけど、
確かにきっとソレは間違いないし、
ほとんどの人が具体的なインドのイメージなんて湧かないだろうと思い至った。


個人的にもインドに来る前は、
数十年前の、死体が転がっていても当たり前だった的なバラナシの思い出話や、
本格派ヒッピーのガンジャーライフなおすすめ話など過激なイメージばかりを頂いていたなぁ。


もちろんソレを期待してきた訳ではないけれど、
今眼前に広がるインドライフや職場環境など想像できてはいなかっただろう。


在住歴の長い先達にお話を伺っていても、
この数年で(特にここグルガオン辺りは)劇的に変わってきている様だし、
今後更に劇的に変わっていくのは間違いないだろうと思う。


とはいえ近頃妻曰く、


「ココは働く場所じゃない、旅行で来るくらいが丁度いい」


というのも分かる話だし、旅行でグルガオンに来る人もいないだろうと思う。


個人的には、
先述の通り一度は土着を試みて外に出る必要なんか無い!とも思ったけれど、
いざ出てみると、もっと色々見てみたいし、もっと様々飛び出してみたい!


と風来坊の血が騒ぎだしたので、もう少し様子を見てみたいと想っている。


「じゃあ、あんた、将来のこと、どう考えているの?」


だなんて言われちゃうと元も子もないんだけれど、
しばらくココ(インド)で持参金を貯めて日本に帰った暁には、


トレーラー移動店舗付き可動式住居を購入してさ、
諸国漫遊+半定住型ムーバブルライフスタイルでも提案してみようかしら。


折衷案としては、
常設住宅に、移動可能な店舗カーが横付けできたら可能性広がるよねーとか。


多分あの人、意外と悪い気しないと想うんだよねって一人妄想は広がるばかりなんだ。
にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

思い出しながら、未来を想う為に。



もう四年も経ったのか、
まだ四年しか経ってないのか?

イマイチ実感は湧かないけれど、
あの日のことはよく覚えている。


とは言え、
あの時しばらくは、まだ他人事のテレビの向こう側の話であったように思う。


当時とある地方都市の市街地で小さな喫茶店をやっていたボクは、
アノ当日に予定されていたイベント準備ミーティングで関係者一同の到着を待っていた。


周囲のアーケードがヒドく音を立てて揺れ、
周りの商店主一同が様子をうかがいに外に飛び出した。


それでもたいした被害も無く、
何の気なしに普段見ないテレビを点けて動向を伺った。


段々伝わって来る様々な情報とは裏腹に参加者が集まらない現状に、
次第にコトの大きさが身に染み渡ってくるのを感じていた。


どうやらボクらのまちは、
市街地以外が停電しているようで、
ほとんどが大混乱の中にあったのだ。


そして、
自らの最も身近な問題として降り掛かったのが、
その後のガソリンショックと通信手段の頼りなさであった。


当時、
中距離恋愛中であった現在の妻とは30kmの距離があり、
それぞれが自らの店を持ち、地に足付ける生活を試みていたのであるが、


いざと言うときに互いの安否がわからなくなる、
あの時の不安感はその後のボクらの在り方を大きく変えたのだった。


その後、
壮大な紆余曲折を経てふたりインドに生活の場を移したのも、
もちろんそれだけが理由ではないけれど、
大きなターニングポイントになったのは間違いないと思う。


相変わらず様々な情報が錯綜する中、
一体日本が今後どうなっていくのかわからないけれど、
個人的にはアノときを境にして世の中の見え方が変わったのも間違いない。


元々フラフラしていたキリギリスが、
地道なアリに憧れて土着の道を志したはイイけれど、
ちょっとしたキッカケのせいにして志を投げ出しただけかも知れない。
そんなコトは判っているつもりなんだけど、
正直全く後悔はしていない我ら馬鹿夫婦は、
風の吹くまま、気の向くままに針路を取り、


自身が納得する為に、
自らも予想だにしない展開で、
不確かな未来を手探りに暗中模索する七転八倒な選択をしているんだ。

本当に家族をはじめ、快く見送ってくれた友人各位。
ご迷惑とご心配をかけまくりな我らの動向ではあるけれど、
どうぞこれからも馬鹿夫婦をよろしくお願い致します。


そんな訳で、
我ら夫婦のエクシダス第2章が間もなく始まる年度末な新展開なのであるよ。


【参考文献】10年前の個人ブログにて。
http://ameblo.jp/beng-teng-life/entry-10006523968.html




にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

チベットの新年に想いを馳せる。



3月10日
ボクらはふらりイキツケと言っても過言ではないかもしれない
お気に入りのチベタンコロニーに向かった。


とはいえ、
今回の目的はソコが目的地なんじゃなくって、
そこから出発するのが目的なのである。


要するに、
インド北部チベット臨時政府があるダラムシャラーに向かうのだ。


かといって、
実は出発するのは妻だけで、
今回ボクは見送るだけの何ともセンチメンタルな役柄なのではあるが。


ちなみにココの難民キャンプ。

名前だけ聞けば何だか物騒で掘建て小屋が立ち並んでいそうなものなんだけど、
在住チベット民たちは至ってオシャレでインド人の比ではないし、
激安で美味しいレストランや小洒落たカフェがあったりする不思議なスポットなのだ。

散策し、食事も済ませ、お茶をしながらバスの出発を待つこと数時間。
同時刻に同様のバスに、僧侶や旅行者、見送りの人々が集まり始めていた。
訊くところによると、どうやら先方はお正月的な暦(ロサル)なんだそうである。


そんな中、
なにやらプラカードを持ち、マスクをした若者集団が静かに行進をしているのに気がついた。


彼らはチベットの自治を訴えるプラカードを掲げている。


どうやら1959年の3月10日、
ラサで民衆蜂起がおき中国軍と対峙、
これを機にダライラマ14世は亡命を余儀なくされたんだそうだ。


そんな事実を知ったのが帰って検索してからであった。


それにしても相変わらず状況は変わらず、
先日もダライラマと中国当局とのやり取りがニュースであったけど、
自己中ごり押しが国名の由来な某国の傍若無人な振る舞いにはホトホト困ったもんだ。


チベタンコロニーにも溢れる大量の中国製品を眺めながら、
そんな風に何だか複雑な想いを巡らせて、
彼女の旅の無事と安全も併せて祈ったチベット新年だったのであるよ。


NEVER GIVE UP 
No matter what is going on
Never give up
Develop the heart
Too much energy in your country
is spent develop the mind 
instead of the heart
Develop the heart
Be compassionate
Not just to your friends
but to everyone
Be compassionate
Work for peace
in your heart and in the world
Work for peace
and I say again
Never give up
No matter what is happening
No matter what is going on around you
Never give up
H.H.The 14th Dalai lama

ネバーギブアップ【グーグル翻訳】
どんなに何が起こっているのか
ネバーギブアップ
心を開発
あなたの国でも多くのエネルギー
心を開発に費やされている
代わりに心の
心を開発
思いやりのあること
だけでなく、お友達に
しかし誰にでも
思いやりのあること
平和のために働く
あなたの心に、世界で
平和のために働く
そして私は再び言う
ネバーギブアップ
どんなに何が起こっているのか
どんなに何があなたの周りで起こっていない
ネバーギブアップ

H.H.The14日ダライラマ
にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

インド人の「気にしない」ことについて。




何が何だか知らないが、
近頃我が家への管理人の出入りが激しくなった。

朝9時くらいにコチラの名前を呼びながらドアをノックしてくる割に、
その後顔を出すと特に用が無さそうだったりする。

何を話したいのか知らないが、
特段用がないワリに同じアパートのおばちゃんまでセットで押し掛けてくるんだ。

妻曰く、
先日はエアコン掃除と称して押し入って、
床が乾いた泥とホコリにまみれた上に、
シャワールームはフィルターを洗ったご様子で随分汚れたまんまであった。

更にはタオルとかも勝手にお使いのご様子で、
さすがに何が何だか判らない。

「ついでに冷蔵庫も動いてないよ!」

と伝えた筈なんだが、
冷蔵庫にはケアをせずエアコン掃除が優先されているようだ。

相変わらずお互い言葉が全く通じない上に、相互理解も乏しいので、
全く釈然としない日々を過ごすハメになっているんだ。

それにしても、
これら我らプライベートへの遠慮のない侵入加減や、
散らかして使いたい放題での放置プレイの数々は、

もはや、「きにしない」とか「ケンチャナよ」の域を超え、
「気づいていない」「当たり前だと思っている」世界の認識ダヨネー!

と妻と二人、
頭をかしげながら合点し合っている訳なんだ。
にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

ズボラな夫婦とサーバントの共存関係。



我が家には毎朝激しくドアを叩かれるモーニングセレモニーがある。


ようするに流しのサーバントことカピラさんがやってくるのだ。
そもそも頼んでやってもらったつもりも無いんだけど、
むしろ頼まれて頼んでいるようなものだ。


とは言え、
我らはモノグサグータラ夫婦である。


雑だろうが彼女がやってくれないと散らかり放題なのも確かなのだ。


通常、サーバントをちゃんと雇うと1万ルピー前後掛かるそうなんだが、
我が家にそんなお金も意志も微塵も無い。


そんな訳で毎月500ルピーでやってもらっていたのだが、
いつの間にか値上げして700ルピーになっていたりした。


しかしながらいつもタイミングが合わない。
流しの都合上やや時間がマチマチなコトや、
我らが気まぐれに浴びるシャワー時間など。


こちらも一切合わせる気もないが、あちらも全く気にしないのである。


そんな訳で実働半月分くらいなのもあり、
今月はお役御免と言うことでお願いした。


それにしても、
お互い共通の言語がないのも相まってではあるが、
そういうインド人の理解力と想像力の無さはコチラの想像力も凌駕する。


どんなに順序立てて、相手に判るようにシンプルに話しても、
判ったようで、実は全くと言って理解していないのである。


仕方無いので、
先述の大家に事情をメールをし、説明をお願いしている筈なんだけど、
その後も相変わらず毎日ドアを叩くセレブレーションは続いているんだ。

まぁ目覚まし時計代わりには良いのかも知れないけれどね。








にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

インドで引っ越し交渉篇



いよいよ引っ越しの日取りが視野に入ってきた。

先日大家に呼び出されて話し合いを持ったんだ。
コチラ側の都合を話し、日程を告げた。

先方の大家は座っていても管理人の身長に迫る大男だ。
彼は穏やかに、でも確実に

「一度決めたらキャンセルできないぞ!」

というニュアンスで迫って来る。

「もちろん気変わりなんかしやしない。むしろ遅かったくらいだ!」

とコチラも強気に応じる。

さらに門限が突然設定された件や、
ソレに対して管理人に突きつけたヒンディー語で書いた手紙が、
今さらながら管理人から大家に手渡された途端、

「コレが原因なのかい?もっと早く言って欲しかった、話し合ってお互い納得し合おう。」

「なんなら、居たいだけ居ても良いんだよ!」

と随分態度が変わってきて、まるで別れ際の女々しい男状態になった。

そもそもこの件に関しては、大家にも何度か掛け合っているし、
その都度強気に出て行くなら構わないよ!的なスタンスだったくせに、
最後は

「誰か知り合い紹介してくれないかい?」

だなんて、あんた、何でコチラが出て行こうとしたかって聞いていたのか!?
ソレを理解した上で言っている筈なんて無いんだからなお呆れてしまうってもんだ。

と言う訳で今月末に引っ越しが決まり、心機一転新生活といくのだろうか?

ちゃんと彼はデポジットを言った通り返してくれるんだろうか?
最後まで揉めないことを願っている訳 なんだ。


にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

ホーリーと、インド人のさじ加減。



噂では、
かねがね伺っていたホーリーがいよいよやって来た。

前日から集落の集会所では、
護摩炊きの準備と楽団がやってきてプージャが始まった。

となりではサウンドシステムのチェックがてらなのか?本番なのか?
カラオケ大会が催されている。

ソレを横目に職場に戻り、
そのまま普通に翌朝を迎えそのまま夜を迎えただけで、
我がホーリーは、何の感慨も体験も無く過ぎ去ってしまった。

街を行き交う人々が極端に少なくなり、
そんな彼らがみんな身体中色をまとっていたのを確認したくらいであった。

と、思っていたら最後の最後で折角なので水に溶かしたパウダーを顔に頂いた。

それがまた、想像以上にヒドいモノだった。

なにせ、とれないのだ。
洗剤を使えば使う程色は広がっていくし、全然落ちやしない。

何で一体インド人たちはもっと加減が出来ないのか?
何でこんなヘビーな染料使っているんだ?
もっと落ちやすいのとか、あるだろう?

みるみる素朴な疑問がふつふつ湧いてくるんだが、
これはきっと数日間はカラフル顔に付き合わなきゃいけなそうである。

本当に改めてこの国の【加減】というものに向き合った気がするホーリーであったんだ。





にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

インド流ミネストローネの作り方。【レシピ付き】

縁あって知り合いのインド人シェフに料理を教えてもらった。

どうやらインド人シェフは、インド料理部門とコンチネンタル部門に分かれるらしい。
恐らくインディアンチャイニーズもコンチネンタル扱いなんだと思う。


今回教えてもらったのは、「ミネストローネ」というスープである。
知る限りミネストローネって、
イタリアンで、具沢山っていう意味のトマトベースなスープだと理解していた。


興味津々で調理風景を見る限り、
正直何を作っているのか?よく判らなかったので、見たまんま再現してみようと思う。

インド流ミネストローネの作り方 【レシピ】
1湯を湧かし、ざく切りトマトを茹でる。
2塩砂糖を溶かし、ニンニクとトマトピューレ、ケチャップで味をつける。
3コーンスターチでとろみを付け、別鍋で茹でたショートパスタを入れる。
4完成!


何と言うかまぁ、見たまんま予想通りの味であった。


感慨深く味わいながらも、おや待てよ、
そもそもオリジナルに忠実な料理が良いのか?アレンジして地場に馴染んでいくのが良いのか?
どっちがどっちにとって良いんだろうね?と立ち止まって考えてみた。


海外で受け入れられている和食や寿司の類いだって、スーパー亜流の邪道ラインだし、
おそらくチャイニーズが世界中で受け入れられているって言ったって、ローカライズな味付けだ。

日本のナポリタンだってナポリ人が憤慨するカテゴリーなんだろうし、
日本仕様のインド料理もインド人にとってはスパイシーさに欠けるって話だ。


そんな訳で、インディアンチャイニーズのメニュや味付けもそうだけど、
インド人が好きで気に入っているんだったら文句は無いのかも知れない。


もちろん間違いや誤解は解いた方が良い気がするし、するべきな気もするけれど、
そもそも世界は相互理解ってよりも、誤解と決めつけな思い込みで出来あがっているじゃないか!!


っていったらそれは言い過ぎで、飛躍し過ぎだろうか?
何だか良く解らないが、知らぬが仏なのか?まずは知る事からなのか?
様々思いを巡らせて、悶々と想いを馳せていたんだけれど、


ドチラにしても得意げにドヤ顔で提供してくれる彼の顔を見ていると、
料理名名乗らなくていいから、もういっそのことオリジナルって言っちゃいなよ!
と言いたくなる自分を確認したのだった。
にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

シバラートリにまつわる、個人的エトセトラ。




先日どうやらシバラトリーだったコトに気づいた。

シバラートリーってのは、
アバウトながらその名の通りシバ神のお祭りなんだけど、
バラナシが本場な一大イベントな様だ。


なぜ?意識したのかって、
それは数年前新婚旅行のバラナシでそのタイミングを迎えたからであった。


数日前から毎日ガートで顔を合わせる少年に、
その盛大さと素晴らしさを説かれていたんだ。


迎えた当日、
毎日のガート沿いのプージャーが心無しか盛大なくらいで、
なにがおこるのか?心待ちにしていたんだが、


パレードからはじまり、
見渡す限りのガンガー沿いに巡礼者が溢れる夜を迎えた。


大盛り上がりでバラナシにやってくる巡礼者たちは、
途中にあるダンススポットで踊りながら、
ひたすら踊ったり歩いたりして盛り上がっていた。


結局イマイチ「はてな?」なお馴染みインドなイベントだったんだけど、
そういえば、そこで不思議なご縁があったコトを思い出した。


そんな前後で話しかけてきたインド人が、
訊けば日本で働いた事があるらしい、よくある話をしてきたんだ。


話半分で聞き流すコチラの耳に、
彼はコチラの同郷しか知り得ないローカル話を投げかけてくる。


身を乗り出して真意の程を聞きただすと、
どうやら日本人妻と子供がわれら同郷に住んでいるんだそうだ。


思わず意気投合して色々話した挙げ句、
思わず彼と日本で再会する奇想天外な結末を迎えることになった。


帰国数日後、地元のとあるイベントに参加していると、
むこうに見覚えのある顔が目に留まった。


それはもう、ビックリしてテンション高めに声を掛けたんだけど、
こちらの予想を遥かに上回るウルトラQのリアクションだったんだ。


「うぉー、何してんの?おぼえてる?先週バラナシであったよねー!?」


「あんたの嫁さんこっちの人だって言ってたね?いつ来たの?暫く来ないって言ってたじゃん?」


大盛り上がりでけしかけるコチラのテンションどこ吹く風、


「ああ、そうだけど、おたくは誰?確かに嫁はソコのカレー屋に並んでるけど。。。」


「色んな話したじゃん!その時話した知り合いのカレー屋って、
おたくが並んでるカレー屋なんだけど!」


「ああ、そう、で何か用?」


それ以上いう言葉も見当たらず、
あがった筈のテンションも風とともに去っていったとしか言いようが無い。


一体アレは何だったんだろう?
記憶不明にも程があるし、ノリで話したとしても全く覚えていないって意味が解らないし、
もしかしたらアレ以来、インド人は信じちゃいけないって不文律が出来たのかも知れない。


そんなコトを思い出しながら、
そんな数年後インドに住んでいるだなんていう不思議な展開を噛み締めてみたんだよ。
にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

インドのバレンタインデー。



ちょっと前の話で恐縮だけど、
ヴァレンタインだなんてイベントってのは、
日本規格の商業主義的なイベントなんだと思い込んでいた。

何だかどうやらココインドでも、
チョコレートを贈るのかどうかは知らないが、
若者が大騒ぎする一大イベントなのかも知れない。


とある東北出身の女の子に訊かれたんだ。
「ヴァレンタインはどう過ごすの?」


逆にどう過ごすのか?訊いてみたところ、
恋人たちのメローでスイートな一日なんだそうだ。(邪推込み)


別にどうだって構いやしない訳なんだが、
確かに今日はいたるところで花を求める人々や、
この日にカコツケタ色々様々なセール各種、
着飾ってダンスをしに行く皆様方を見かけたような気もするんだ。


八百万(やおよろず)の神な日本では当たり前の、
神仏習合どころじゃない宗教ゴチャマゼ文化なんだけど、


インドも負けず劣らず神様だらけのチャンプルー文化なようで、
意外と似ている部分があるのかも知れない。


例えばインド人も結構、『オーマイガー!』って言うんだけど、
ところでおまいさん、『フーズユアゴッド?』って話なんだよね。


ちなみに翌日はビンタされる日だったって噂をきいたんだけど、
因果関係があるのか?どうかはイマイチ良く解らない。


ドチラにしても週末のサタデーナイトってコトもあるけれど、
いつにも増して盛り上がっている気もする目出度い聖夜だったんだよ。
にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

コルカタディープ散歩案内




結局なんだかドコに居るのか判らないままに、
折角なので歩き回ってみる事にしたんだ。

制限時間は三時間のショートトリップである。


恐らく現在地は、
コルカタエクステンションなチョイと外れたポイントだと想う。


なんだか不思議な不通で廃墟なメトロ具合を横目に見ながら、
メトロ沿いを歩きはじめて見たんだよ。

早速建設中のメトロが袋小路になったので、
横道それて池を囲むスラムな集落に飛び込んだんだ。


ちょっと入っていくには勇気がいって、
人々の生活現場に入り込むのは趣味じゃないんだけど、
折角なんで、ズケズケ入ってみたんだよ。


そこの込み入った集落は、
池だか沼だかを生活用水に使って洗濯や水浴びをしている。


おいおい、ヤバい集落に飛び込んじまったなぁ!と想ったけれど、
もしかしたら結構普通の生活模様なのかも知れない。


だって子供たちは制服を着て学校へ向かっているし、
小さい商店や駄菓子屋みたいなのもある。


もしかしたら要するに、
日本でいうところの長屋住まいみたいなものなんだろうか。


その長屋を抜けると目の前には
ハイアットホテルがそびえ立っていて、
なかなか壮絶なギャップ具合である。



どうやら池を囲む集落の向かいにも、
何件か高層マンションもあるんだけど、
ドコの金持ちたちもきっと高いところが好きなんだろう。


そんな訳でまちの一部を歩いてみると、
きっと色々な階層の暮らしが横たわっていて、


どれが「普通の暮らし」なのか?
そもそも「普通」って一体なんなのか?


一人押し問答に自問自答する散歩になったって訳なんだ。

にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

コルカタのマザーハウスで物思い。



御陰さまの縁あって、
コルカタに一泊二日の弾丸ツアーで行って来た。


全くもって土地勘も無く、
さりとて毎度の事ながら、
何の事前学習も無いままに飛び込んじゃった今回の旅路。


ドコが市街地で、現在ドコに居るのか?
ソコから始まる手探り過ぎるツアーであった。


まず向かった先は、マザーテレサのマザーハウス。


コルカタのタクシードライバーも例に漏れず、
目的地をちゃんと理解しないままに走り出した。


空港から1時間以上走っただろうか?
同じ道をグルグル回りながら、
明らかに道をロストしている上に、
誰かに電話した上でやってないとか、
何を言いたいか判らないが、兎に角行けない理由を語って来る。

仕方が無いので、
信号待ちのタイミングでコチラが隣のタクシーに道を尋ねる展開に。


親切に大声で道を指南してくれる傍らで、
コチラの運転手は判ったのか判らないのか無言で再び走り出した。


ようやく辿り着いたマザーハウスでは、
自称ガイドのおばちゃんに10メートルくらいガイドしてもらい、
謝礼を要求されるインドの毎度な光景に出くわした。


それにしても、
マザーテレサの活動の素晴らしさは勿論言わずもがなであるし、
自身の周囲をケア出来てないようなボンクラが言う事でもないのは承知だが、


観光地になっちゃって、
物見遊山な旅行者がふらりと立ち寄って、
お土産まで貰っちゃうこのシチュエイションを彼女は望んだのだろうか?


何だか申し訳なくなっちゃって、
その自称ガイドのおばちゃんにアリバイ的にお金を渡した自分を確かに感じたんだ。
インドの貧民事情って、
政府がどうするつもりなのか知らないが、ずっと変わらないんじゃないか?
と頭でっかちに想いながらその場を後にしたのであった。







にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

仕事でのインド人との関わり方考。



近頃インドで働く日本人の方々のお話を伺う機会が増えてきた。

業種はそれぞれなれど、
どうやら感じるところが同じようなお話で、
色んな意味で涙を流しながら興味深く伺っている。

大抵の共感ポイントは、

「インド人との接し方」と「彼らの行動パターン」である。

大抵が知ったかぶりと上下関係で構成される彼らインド人は、
懇切丁寧身振り手振り説明したつもりの日本人にとって、
まさか予想外の結果を提供して下さる摩訶不可思議な存在だ。

正直自身の周囲のインド人の方々は、
言われる以前にしっかり機敏に動いてくれるので、
それほど身がやつれるコトも無いんだけれど、

ときたま先走り過ぎた前衛的な結果を提供してくれるんだ。

例えばそれに対し突っ込んだとしても、

「ああ、知ってる、判ってる。やろうと思ってたし、もうやった。」

てな反応が帰ってくるのが関の山のようである。

要するに、言い訳が先にたち過ぎて、
問題解決へのプロセスが有耶無耶過ぎて意味が無いんだよね。

更には仕事自体がカーストによって分断されているらしい都合上、
日本人には理解を超えた分業体制が当たり前に敷かれているんだ。

正直そこらへんの事情は勝手にやってくれって思っているんだけど、
散らかすだけ散らかす側と、ソレを従順に片付ける側が必要な様だ。

きっと察するに、
それら現場の猛獣たちを使いこなすのが猛獣使いの仕事なんだろうが、
そんなルールを作って制御する現場の方々の心中をおもんぱかってる訳なんだ。

ホント、異文化コミュニケーションとか言っても、
正直インドは想定外があり過ぎてファンタスティックな展開に、

「ご苦労様です。」

としかいいようが無いよねー!と心中察してネギライタイと心から想うのであるよ。






にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

インドの魅力ってナンだ?



「インドの魅力って何?」

ってよく聞かれるんだけど、
何だか答えに窮してしまう。

よく考えると不思議な現象なんだけど、
在住の方や来た事ある方なら何となくワカル感覚ナンじゃないだろうか。

例えば良いところをあげてみようにも、
なんだかイマイチパッとは出てこない。

もしかしたら理解を超えた世界だから、
違和感だらけで面白いんだろうなぁと想っている。

そんな風に想っていたんだけれど、
インドのイイところと言えそうなコトが或る事に気がついた。

それは、
人に対して冷たくない、放っとかないってコトだと思う。

メトロでの年長者や女性、障がい者に席を譲るのが当たり前だし、

困っていたら解決できるかどうかは別として、
面倒を見てくれようとするし。

余計なお世話も含めて決して優しいってワケじゃないけれど、
無関心だったり無視を決め込んでいるような感じじゃないし、
追いつめ追いやる冷徹な感じじゃない大らかさがあると想う。

そんな訳で、
キット野良犬や物乞いたちも生きていケルンじゃないだろうか。

大変だろうけどきっと彼らは自殺とか、孤独感とか絶望感とかなさそうだし、
恐ろしくも逞しく路上で子だくさんに今日も物乞いをしているんだよね。

この界隈に自己責任って言葉があるのかは知らないし、
そもそも自己責任じゃないのかも知れないが、
きっと彼らはそんなことを言わないんじゃないかと勝手に推測しているんだ。


要するに、
懐が広すぎてカオスな懐だけど、ソレも含めて何だか面白い。

ってのが魅力ナンじゃないかと、良く解らないけど想っているんだ。





にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

インドに家族がやって来た。



近頃寒さが抜け出して、
春な陽気になってきた。

そういえば、
我らインドへの新婚旅行も今時分だったなぁと感じ入りながら、
そんなタイミングで妻の親族ご一行様ご来印を迎えたのである。


なんだか、
義理の兄妹従姉妹だけのご来印ならいざ知らず、
ほとんど海外初体験な義理母叔母までご一緒だなんて、
メイクミラクル必死のレアで不思議な珍道中に違いない。


今回のルートはデリー、アグラ、ジャイプールのおなじみトライアングル。
出来る限りストレスの無い、無理の無いスケジュールをご用意し、
当方は初日のデリー観光にだけ同行する運びとなった。


グルガオンから車でデリー方面を北上しながら、
世界遺産のクトゥブミナール、
土産物市場のディリーハート、
インド門を経てフマユーン廰。
サケットのセレクトシティウォーク、
最後はグルガオンの居酒屋で〆る周遊ツアーである。


道中クラクションけたたましい交通事情や、
車窓から覗く物乞いや路上生活者達の生活、
ちまたで噂のインドのアレなトイレ事情とか、
豪華なショッピングモール横に廃墟が横たわる壮絶なギャップなど。


いたるところで感嘆の声をあげる義理母叔母の素直な反応に、
日本とインドの違いや、自分自身も身を置くこの環境を改めて見つめ直す道中であった。


それにしても、
みなさまの買い物の豪快さにコチラが感嘆しながらポーターとしてならず、
改めて旅行者としてちゃんとデリー観光が出来たのも御陰さまであった。


そんな訳で、
翌朝ご一行様のアグラ行きをお見送りし、自身の日常に戻ったのである。


その後どうやら皆さまは、
色々ケンケンガクガク悶着しながらも、
インド滞在を楽しんで頂けたようで、
なんとか無事帰国の一件落着でミッションコンプリートに相成ったのであるよ。
にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

インドの結婚式に潜入するの巻。



毎週末ともなると、
いたるところでドンパチちんどんパレードとともに、
白馬の王子様が徘徊しているワケなんだけど、

自身が関係者として、
その結婚式に立ち会うのは初めての経験であった。


どうやら、
夕方辺りから始まっているらしいんだけれど、
主役の登場はジラしにジラすのがインド流なようだ。


10時前後の到着でも主賓はおらず、
軽食をつまみながら特設ステージでダンスをして待つ事に。

11時辺りから、
爆音とともに新郎が白馬に乗ってやって来て、
花火や爆竹が鳴り響き大騒ぎのセレブレーションが始まる。

新郎入場後、
しばらくすると新婦の入場シーン。
写真をとられながらすこしづつ新郎に近づいていく。


そんな感動的なシーンを横目に隣のダンスホールでは、
おなじみヒットチャートが爆音で流れ、
新郎新婦とか、
そもそも結婚式とかってコトを忘れてるんじゃないか?

ってくらいに盛り上がっている。


さらになんだか知らないが新郎の衣装がすごい。
胸元に紙幣が大量に張ってあるんだよ。


きっとお金に苦労させないよ的な演出なんだろうけど、
ストレートな表現に舌を巻くしかない。


ホントなら感動のシーンなハズなんだけど、
不謹慎ながら色々突っ込みどころ満載だなぁと感無量な居心地だった。

ちなみに主催者によって違うんだろうが、
料理はベジタリアンで酒も無いスタイルでの式典である。


そこからは新郎新婦との記念撮影会。
何時までやるのかは知らないし、
宴もたけなわだったんだけど、
12時前には退散しためでたい夜であったんだ。



にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

インドの肉食について。



ご存知の通り、
インドでは神聖らしい牛とか食べないし、
ムスリムは汚らしい豚なんか食べないし、
食べる選択肢ってチキンとマトンなんだ。

料理屋でも、牛豚どちらか売っていたら、
ヒンディ、ムスリムのどちらかが立ち寄ってくれないので、
どっちかと言えばどちらも扱わない店が多いそうだ。


ちなみにスーパーには、
チキンとマトンが主に並んでいて、
外国人が使うような店で冷凍の牛豚は手に入る。


貧乏性なコチトラは、
それでも、それらはなかなかのお値段で、
なんだか、毎度肉コーナーでタジロイで、
250gで1200円?相当の豚肉とにらめっこしてしまう。


そんでもって、
肉の代わりに大豆ミートを選んでしまうんだ。



どうやらつまり、
インド人はチキンのスキンレスなモモ肉と、胸肉くらいしか食べないようだ。


もしも焼き鳥屋にインド人連れてったら、
ハツやらレバーやら内臓系のゲテモノ具合に、
すぐに根を上げるに違いないんじゃないか!?


そもそもインド人には、
タンドーリ文化があるし、
サイズも小さいスパイスレスな焼き鳥文化は合わないのではないか?


そんな風に思いながら観察しているんだ。


ほとんどそれは間違いではなさそうなんだけど、
それでもこの前興味深い出会いがあったんだ。


グルガオンはMGロード沿いのサハラモール向かい、
セントラルアーケード内の、
酒屋を囲んだインド料理屋が立ち並ぶ一角で、
思わず、妻が流暢な日本語で声を掛けられた。


どうやらその声の主である料理屋店主は、
日本で10年近く働いた経験があるんだそうだ。


「インド人は内臓とか食べないけど、
正直砂肝とか美味しいよね、毎晩晩酌のつまみにたべてるよ。
あたしスーパードライも焼酎も好きだよね。
日本に住んでた時は、毎晩飲み歩いてたよ。
スーパードライ、ソコの酒屋で買えるの知ってる?」


みたいなことを流暢な日本語で矢継ぎ早に話してくれたんだ。
ついでにタンドーリレバーとタンドーリ砂肝をおまけに振る舞ってくれた。


まぁそんな訳で、
要するにようやく行きつけにしたい
立ち飲み屋を見つけたってだけなんだけど、


インドの食文化って独特すぎて、
これからどう変わっていくのか?
興味深く見守っている訳なんだ。


ケロッグが気長に頑張ってみたり、
ケンタッキーやマックがベジメニュー押し出したりしているけれど、


個人的には、
アクの強過ぎる独自の文化をかたくなに守ってほしいと思っている。


正直グローバルで日本のロードサイドみたいな街並は、
お腹いっぱいでツマライんだよね。
にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

インドのドローカルなマーケットでレンズクリーナーを探す旅。



はてさて、
どうしようか考えている。

コンタクトレンズクリーナーを持たないで出張にやって来た。

道中気づいたものの、
グルガオンやリシケシでも買えたんだ。
現地で買えば良いだろう。


と呑気に思ったのも束の間、
インドはそんなに甘くはなかった。

まず、
運転手の彼がコチラのニーズを理解してくれない。

そして、
わかったつもりで連れて行かれた先が眼鏡屋だった。

そこの彼もまた、
こちらの要望無視に目薬や検眼を勧めてきてくれる。

その後色んな薬屋に連れてってもらったんだが、
コンタクト用のレンズクリーナーが欲しいと言って、

「ああ、コンタクト用のクリーナーね。」

と得意げに店員が持ってきたのが眼鏡用のクリーナーだったりする。

皆が皆もしかしたら、
どうやらコンタクトレンズなんて知らないのかも知れない。

確かにドローカルなマーケットに、
コンタクトレンズのニーズなんて無いのかも知れない。

確かに都市生活者ならいざ知らず、
みち行く彼らがコンタクトレンズを毎日洗っている姿が想像できない。

そんな風に想いながら、
向こう三日の滞在で付けっぱなしの大冒険か、
裸眼で立ち向かう修羅の道か?どうするか検討しているのである。

とは言え、
二者択一ではなく、第三のみちを選びたいものだ。

出張先からさらに出張して、
隣町のマーケットに望みを託すことにしようと想う。






にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

ああわからない、インドのエトセトラ2


思い返してみても、
アレは一体なんだったのか?
良くわからない夜をこの前過ごしてきたんだ。

インド人の友人にせがまれるままに、
夕食後、彼の実家に足を運んだ。


ヤブ遅く、何だか悪いなぁと思いながらの訪問だったのだが、
やはりというか、
彼の両親、姉妹、妻と子は就寝モードで寝込みを襲う結果になった。


とは言え、何の悪気のかけらも無い彼は、
寝ぼけ眼の皆さまを一人ずつ紹介してくれるんだ。

そして今度は友人と弟を紹介したいとのご意向で、
友人が経営しているらしいホテルに通された。


ホテルとは言えど、
すきま風が通り過ぎるちょっとしたボロ部屋で、
みんなでウイスキー片手に世間話をすることになった。


するとホテルの地下でダンスをしようと言い出したので、
丁重にお断りすると今度は外に出掛けようとの展開になった。


何処に行くのか?良く解らないままに身を委ねていると、
着いた先は、少しだけ閑静な住宅街にある豪邸であった。


その庭で、深夜にも関わらず爆音でダンスパーティをしていたんだ。


何だか全くつかみ所の無い展開なんだが、
仕方無くも折角なのでダンシングな野郎どもに混ざって踊ってみると、
遠慮のかけらも無い野郎どもが群がってくるハメに。


今度は友人に腕をつかまれ逃げるようにその場を立ち去り、
同乗した友人たちは運転しながら身振り手振り爆音で踊り始めた。


おいおい、前見てちゃんと運転しろよ!


と想いながら合いの手を入れていたんだが、
いつになってもテンション高く終わる気配が無いので、
こちらから志願して家路についてもらったのだった。


インド人青年がダンスとヨーヨーハニーシンが大好きなのは良く解ったけど、
ソレ以外は本当に意味が解らない不思議な夜であった訳なのさ。


にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

ああわからない、インドのエトセトラ。



本当に、
いつもがいつも、
なんでもかんでもそうなんだけど、

なぜそうなるんだか?
全く理解が出来ないコトってのが、
よくある話でまかり通るのがインドなんだと痛感している。


要するに、
携帯電話のアクティベイトが終わらない。
終わらないってよりも始まらないんだよ。


もう既に契約してから10日間が経過している。


契約時、アクティベイトするのは三日後だよ。
と言われて長いなぁだなんて思っていたのも、
もはや過去の事である。


その後、
一週間経っても変化が無いので確認しに行ったところ、
何故か?今さら賃貸契約書の提出を求められ、
その日の夜にはアクティベイトするって言われて帰ったんだ。


そしたら、
もう一方のSIMが不通になって再訪するハメに。
今度は先方も理由が解らないの一点張りで無駄足を踏む事に。


結局その夜にもアクティベイトする事も無く、
原因だってワラリャしないし、ホントに意味が解らない。


更には、
現住所からチョイと遠いトコロで契約しちまったもんだから、
どうやらソコでしか話に応じてはくれなくて、
面倒くさくて途方に暮れている真っ最中な訳である。

相変わらずウィンドウズフォンの扱いにも手間取っているし、
使えないってことはiPhone共々Wi-Fi専用機二台も要らないし、
相変わらず毎晩管理人を叩き起こさないと家にも帰れないし、
洗濯オネイさんが絞らず干していく洗濯物も中々乾かないし、


ガッデム、メルドでクソッタレな心境を愉しむ日々を過ごしています。
にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

FBページ、あります。

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

求む、投票!