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印度の小噺。

計画的のつもりで、 無計画に飛び込んだインド生活の、 テンヤワンヤなコトの顛末を綴ります。

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旅の醍醐味について(2)



前回の続き

我ながら、土地勘だけは何だか勝手に自信があると思っている。 
一度来れば、おぼろげだろうが右も左も察しがついてるつもりでいる。

余談であるが、間違っていようが、間違いなかろうが、
その点の思い込みの強さと勝手さは妻にも引けを取らない。


途中で気まぐれに降りるその駅は、
確か前回来た時はアシッドアタック食らった人が
物乞いをしていたのを強烈に覚えている。

その当時の記憶を紐解きながら進行方向へ舵を取り、
駅の隣に出来たらしい、前回の記憶には無いショッピングモールに向かう。

駅から百メートルも無い位の距離を歩いただけで、
何だか奇妙な居心地に気持ちとお腹が一杯になった。

とはいえそれはきっと、インドでは至極当たり前な現実なんだと想う。
とはいえ何だか露骨過ぎてダイジェスト版を見たような気分になった。

要するに、
ボディチェックを受けて初めて入場を許可されるショッピングモールの横には、
ボディチェック以前に弾かれた貧民達のセルフビルドな街並みが横たわっていた訳だ。

興味本位でそういった集落にズケズケ立ち入るのは趣味ではないんだけど、
あまりにも興味深くて「境界線だから」という理由を心にこじ付けズケズケ入ってみた。
 
その境界に入るやいなや、地域住民の耳目は僕に集中するし、 
同時に目も開けられない位、小虫がわんさか飛び交っていた。
 
強いて例えるならこのギャップは、 
バンコクのクロントイスラムや、横浜の寿町、南千住駅から南下した泪橋の風景を、
もっと急激に凝縮したような、ジェットコースター的アトラクション施設であった。


その後至極快適なモール内を一通り一周し、  
万国共通で同じような店が立ち並ぶ町並みを堪能して、
オートでかつて歩いた路上を改めて眺めながら家路に着いた訳なんだ。


旅の醍醐味ってきっといろいろあるだろうけどさ、
僕にとっては、そこかしこで感じる楽しさや違和感を拾い集めて、
どうあったら楽しくできるかなぁ!?こうできるんじゃないかなぁ?って、
その後のあり方を創って行く可能性を見つけるきっかけなんじゃないかと、
改めて感じ入りながら、折角のインド生活と将来に想いを馳せるワケです。   
 







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旅の醍醐味について。〜思い出行脚編〜


【画像】かつて歩いた道程より。


折り返しの電車にそのまま居座ったまま、
とはいえ来た時と同様に座らず吊革に掴まり、
両サイドの視野を確保しながら挙動不審な塩梅でもって、
見渡す限りを見渡して行く先々を見届けてみた。
 
そういえば、
こんな風に挙動が不審になるのはきっと、
我らがイエローラインのように地下ばかりではないからだろう。

そして実は、
以前にこのブルーラインの中程まで来たことがあったのである。

それは、
インドの電圧に一瞬で壊れてしまったコーヒーミルの修理を依頼した電気屋が、
結局直せなかったクセにこの沿線の駅まで取りに来いとせがんで来たからであった。

そういえばきっと商売となると踏んで、
うちの近所の駅まで取りに来たけれど、
結局直せなかったので、
うちから1時間半以上の道のりを要求してきた一件であった。 

そういえばあれから1年半以上の年月が過ぎていたんだなぁ。

だなんて思い返しながら、
このブルーラインの車窓から見える風景を観察していたんだ。 


そんな訳で降りる駅が決まった。

あの時降りて、あの電気屋と待ち合わせた、あの駅の隣の駅にした。

あの当時、
せっかく来た見知らぬ土地をそのまま帰るのがなんだが勿体なくて、
しばらく沿線上をひたすら歩いて遡ったことを思い出したのである。

降りた駅は、
見た目が変わっている訳でもない、なんの変哲もない、ありがちが駅だった。

とはいえ、
なんだか駅の構造や、あの時はこんな物乞いのおっさんがいたなぁとか、
当時の記憶を紐解きながら微かな土地勘を頼りに歩き出してみることにしたのである。

【追記】
インドの東京⇒大阪ショートトリップ/インドの小噺
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デリーの車窓から




「旅なんて何処どこへ行って見ても、
同じような人間が同じような村や町で、
同じような単調な生活を繰り返しているだけで、
どんな旅にも興味とロマンスをなくしてしまった。」

【猫町より適当に抜粋


と云った萩原朔太郎のお話を最近よく思い出す。

ソレは、インドだから?
なおさら感じる気がしなくも無い気もしている。

ソレは要するに、
正直どこへ行っても格別な特徴も、
穴場で素敵な街並みやお店があるワケでも無いからだろう。

そんな物思いに耽りながら、
とある休日の昼下がりメトロの駅を指折り数え、
車内と車窓を眺めながら未だ見ぬ終点を目指してみたのである。

インド生活もハヤ二年目に差し掛かり、
その割になかなか遠出もままならず、
せめてデリー界隈をくまなく見知っておきたいと、
暇に任せたタダのふらり途中下車の旅である。

在住の方はご存知だろうが、
デリー界隈はどこもかしこも開発中で、
メトロや高層マンション建設ラッシュの真っ只中である。

今回の終点•デュワルカに差し掛かる辺りからは雑多な街並みを抜け、
だだっ広い一面に整然と団地が建ち並ぶ殺風景な景色になった。

一通り終点までを垣間見て、
何だかさっきまでの雑多な喧騒が恋しくなった気がした。

そのまま終点から新設のエアポートラインに乗り換えも考えたものの、
折角なのでこのブルーラインの何処かで途中下車すべく、
再び同じ電車に揺られて戻るコトにしたのである。


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ディープスポット?ダンダマレイクの巻。



そういえば、
ちょいと以前の話なんだけど、
職場の同僚たちとワンデーチュッティー(休日)を共有してきたんだよ。

かつて日本人がどれだけ行ったことがあるのかは存じあげないけれど、
多分グルガオンの南の端の方にあるんだろうダンダマ湖(レイク)へ行ったんだ。

どうやら当該パンフレットには、

「デリーから90分!緑あふれるアスレティック体験!!」

みたいな謳い文句で、
行ってみると実に香ばしい僻地の観光地だったんだ。


前日視察に行って、翌日決行する突貫ツアーだったんだけど、
要するに個人的には二日間同じ遊びを繰り返す素敵なホリデーだったのかも知れない。

それでも、
平日の視察と、休日の当日は人の入りが歴然と違ったりして、
なかなか興味深い二日間だったのでした。


アスレチックで年甲斐もなくはしゃいだり、
皆でバドミントンやサッカー、バレーボールやクリケットに興じたり、
湖でボートを漕いでみたり、折角を満喫してみたのです。

いつもなんとなく感じていたけれど、
全く他人同士がいつの間にか一緒にバレーボールに参加したり、
一緒にクリケット始めたり、
人間同士の距離感が日本人の感覚とは桁違いに近いのは実に興味深いかもね。

それにしてもまぁ、
なんの情緒もへったくれもなく小汚い湖とか、
ホントにに突拍子もないアトラクションとか、
ゴミとラクダのウンコとかが溢れる環境とか、
それらを一切気にしてないインドの皆様とか、

ああ、これがインドだよねぇ、わかる気がするわぁ。

てな風に合点承知した気がする旅路だったような気がしたんだよね。




ともあれ、
一番感動&びっくりした観覧車の映像を思わず拾えたので、
記念に思い出紀行文をしたためた次第なわけです。




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インドの路上で髪を切るの巻、第2弾。

さて、更新が滞っていたようだ。

そういえば、いろいろあった気もする昨今だけど、
とにかく見違えたのは、気候変動なんだと思うんだ。

冬が終わり春が駆け抜けて、
いつの間にやらあっという間に夏が来ていた模様なワケだ。

その間僕はといえば、
さしてとりとめのない日々や休日を過ごしていたんだけど、

そういえば、以前立ち寄ったことのある路上ヘアサロンに立ち寄ったんだった。

前回立ち寄ったのは、もう半年以上も前のことなんだけど、
同じおっさんに前回と同様にハードなモヒカンの横だけ刈ってもらったんだ。



実はこの間ほぼ毎月どこかしらの様々なローカル美容に飛び込んで来てみて、
値段の格差や設備の割にどこも大差ないことに気がついてしまっていた気もする。

そんな訳で、
買い物の道スがら思い出したようにこのおっさんに会いに行ってみたのである。


前回と違うことといえば、
このおっさんの路上美容室の近所に越して来ていたコトと、
前回数十ルピーだった支払いが、今回200ルピー払っちゃったことだろうか。

まぁ、こちらの勝手な感慨と、
普段物乞いな皆様に一切バクシーシしない手前、
オートなど含め関わって頂いた皆様には、
言い値でキップ良く支払いたい気前の良さを、
たまには発揮しておこうと見栄を張ったのであるョ。

まぁいずれにしても、
作業がラフ過ぎて首まわりがかゆかったんだけど、
お金の使い道は、自身の心持ちと、物語次第だねぇと自己満足してる訳なんだよ。


★参考
インドの路上で髪を切るの巻

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デリーのディープスポット巡りの旅。

この前デリーの友人を訪ねに行ってきた。

集合場所はコンノートプレイス。
どうやら彼のお家のご近所らしい。

とはいえ、
集合時間も適当で、場所も適当なインディアンスタイルである。

「1時頃に着くよ!」

と言った僕も3時頃に到着するオッペケペーだし、
迎えに来る方も電話に出ないスーダラ野郎な展開である。



そんな訳でダラダラ集まる展開で、
ちょっとした休日の幕は切って落とされたのである。


結局集合場所はコンノートプレイスのパリカバザール。


集合時間前にカフェでビールを煽りながら呼びつけて、
彼が着いても暫く飲み続けてたのは内緒ではある。

ようやく合流し、バイクにニケツでデリーを走る。


以前行ったこともあるシク寺院を参拝しながら、
前回来たのとは明らかに違う、
アムリトサル帰りの本場感を漂わせながら、
感じることは一人での旅路と誰かと訪れる場合の違いである。

何から何までアテンドしてもらいつつ、
次なる目的地は大使館街をバイクのニケツで抜けながら、
結局酒場にたどり着き、酒を調達し彼のお家に向かう。

それにしても、ちょっと戸惑ってしまった。

彼のお家は予想以上にスラムな一角のお家だった。 
別に気にしやしないし、僕の今までのお家も大した差はない気もするんだけどね。


それはかつてコルカタで見た集落のようだった。 
地域住民も外人が来て浮き足立つくらいアウェイ感満載である。


【コルカタディープ散歩案内】
http://india.no-mania.com/Entry/96/


要するにプレハブで覆われた下町オブ下町な長屋エリアであった。

 
そんな彼の部屋はベッド一つが収まれば半分が埋まる狭さで、
さらに狭いキッチンでは奥さんがご飯を作ってくれていた。

そんな中、ぞろぞろ彼のおかーさんやら親友、近所のガキンチョが集まってくる。

お家の外で聞こえてくる悲しげな歌の理由を聞いてみると、
旦那が遠くに出征するから嫁が泣いているんだとかそんな話になる。 


それでみんなで近所を散歩しながら話していると、
さらにご近所のお友達が集まってくるわけなんだ。


そんなどうでもいいような大事なような会話をしながらいて見ると、
どうやら何が大事なのか?ありきたりながら察する居心地であった。


道を行けば誰かしらに会い、語らい、場合によっちゃご飯に誘い、
界隈を行き交う人たちはみんな知り合いで顔馴染みなんだよね。



今まで日本のそんな集落に育てていただいてた僕としても、
なんだか懐かしく、羨ましくなっちゃうくらいの親密感で、
トイレ共同な有様だとか、兎に角懐かしくなっちゃったよね。


結局酔っ払ってお家まで車で送ってもらう道中でも、
幼馴染同士の今や昔の友情会話とか思い出話しを聞きながら、
ノマドな僕には興味深いやり取りをずっと眺めながら家路に着いたんだよ。


改めて、家族や友達、故郷のことを思い返すセンチメンタルな居心地だったんだ。
 




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前回の続きの不思議な展開のインドな事情。



前回の続きというか折角なので、
不思議な結末について一応記しておこうと想う。

ふと垣間見る、グルガオン発展の現場事情


その後数日経って改めてあの道のりを進んでいた。

そしたら何だ!?ありゃ何だ!?

相変わらず、
よく判んないけれど不思議な光景が広がっていた。

しばらく首を傾げているとドライバー曰く、

「ハリヤーナ州は緑を前面に打ち出したいんですサー!」
 
「はぁ、そうですかー、へー!」

てな具合にそう言われるがままに眺めてみると、
要するに、廃墟が絶賛撤去中を後ろに見ながら、
何だか唐突な気もしなくもない様なベンチとか、
ジム的なフィットネス器具とか何とか色々とか、
更には恐らく本命の緑に着色された木材の数々。
そんな素敵な公園らしきな跡地利用のアトラクションが並んでいる。
 

そう、そんなハリヤーナ州がヤりたいコトはただ一つ。

緑あふれる雰囲気なここハリヤーナを演出したいのだろう。
 
いや、わかる!君の気持ちは良く判る!!

空気が悪いとか環境が悪いとか住みにくいとか色々問題はあるだろう。
そんな風評被害!?をどうにかしたいんだよね!?わかるわかる!!

だなんて思うと同時に、きっと本当に理解したことは、
実に短絡的で近視眼的なインドならではの付け焼刃な現場の有様である。

木や葉っぱをペンキで緑に塗って緑が大事だよ!とか、
いやはや中国でもそんな話し聞いたことがあるなーとか想うけど、 
いや、もしかしたらこの場合は超長期的な視野なのかもしれない。

日本の少子高齢化だなんかとはいざ違い、
この国はこの地域は、人で溢れるコトが間違いないレベルで進んでいるし、
日本のおかげでメトロ開発しまくってどこもかしこも開発中のバブルだし、
そのうちコンナ些細な現実だなんて誰も彼も忘れていくものなんだろうね。
 

そんな調子で、
どのみちこのみち貧民たちは駆逐されてなかったことにされるんだろうね。
個人的には彼らがさてどこに行き着くのかを興味深く眺めているんだよね。

日本見たくなっちゃいけないよ!!だなんてトグロを巻きながら、
あくまでも車内から眺める傍観者を気取りながら進む荒れたオフロードなんだ。

   








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ふと垣間見る、グルガオン発展の現場事情。

ふといつもの道を進んでいると、
なんだか騒がしい一帯があるコトに気がついた。

警察が大挙して来ているようで、
随分と見物人が集まって来ているようだった。
 

しばらく様子を見ながら、 
当初何が何だか判らなかったが、
どうやら様子が解ってきたんだ。


それは、
州政府による強制退去の一部始終だった。

それは、
清々しいくらいに圧倒的な力での公開処刑なんでびっくりしてしまう。 
道端で陶器や雑貨を売っていた貧民の寝床が一軒一軒ことごとく潰されているんだ。

一瞬、
突風でも吹いて災害救助に来てるのかと思った位だ。
当の貧民たちも清々しいくらいに対して気にしていない!?
ように見えるのは何故なんだろう?実に不思議な毎度の光景だ。

インドで見るどんな人たちにも悲壮感を感じたコトがない気すらするのは、
僕が鈍感なだけなのかもしれないが、あながち間違っていないと思うんだ。

道理で恵まれてるのに悲壮感漂わす日本人とか少子化に成るよねって思うよね。

まぁともあれこれから先、
このグルガオンがどうなっていくのか?
どんどん拡張しまくっているこのメトロラインとともに、
インドらしくスカスカで無計画に進んでいくと思っているんだけど、
写真の六本木もそんな風に森ビルとかDLFとかの地上げとかから
今のように様変わってきたんだね 。
  
はてさて、


今後のグルガオンはいかに?

ラピッドメトロは随分繋がってきたようですよ。



 

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パハールガンジにやって来た。



随分と久方ぶりにデリーに行った。

そんな気もしたんだけど、
そうでもないことに気がついた。

とはいえ、
ここオールドデリー界隈は随分久しぶりだったので、
そう感じだんだろうと改めて噛み締めながら、
パハールガンジでビールを煽って家路に着いたんだよ。



色々インドも巡ったけれど、
やっぱりこんな雑多で旅人が行き交う雰囲気って他にないよね。





映像は、最寄りの始発駅での日常模様。
5分ごとに行われるセレブレーション。


【参考】
優先席をめぐる悲喜こもごも
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インドの温水事情と、文明開化の巻。



我が家に凄いのががやってきた。

我が家のギザは18lだった。
それが50lがやってきたんだ。

なんの話だったっけ?

インド在住の人なら解るだろう?

もちろん、我らが湯沸し器の話なんだ。

インドでお風呂なんか、ありえないし、
我が家の温水はポトポト落ちる霞を拾い集める作業だったんだ。

それが50lがやって来て、
全てが一切合切何もかもが変わった。 
コレはエポックメイキングな大事件なんだ。

今までシャワーを浴びるのも諦めていた筈が、
シャワーの出までよくなっちゃったよ!!

事情を知らない人には何が何だか解らないかも知れないが、
要するに暖かいシャワーが浴びられる環境に感動している訳なんだ。


今までシャワーを浴びるのは無理として、
ギザの電源をつけ30分、
その後チョロチョロ出てくるお湯を拾い集めて更に暫く待ってから、
集ったお湯を浴びる毎日だったんだけど、
それがあっという間にしばらくお湯が出てくるんだよ!


これをエポックメイキングと言わずしてなんというんだろう!?


相変わらず水の供給は毎日セルフメイドなんだけど、
そんな手間を手間と思わせない位、感動する境地ではある。

それにしても未だにそのギザって奴の仕組みを理解できなんだけど、
ともあれ、こんな些細な幸せを噛み締めて僕の幸せに加味してやろう。

何でも無い様なコトが、ホントに幸せなんだとホント思う訳なんです。

不便が高じて、嫌になっちゃったりしかねない環境だけど、
些細な幸せを拾い集めて感謝できる環境って言えばそうだよね。

と、感慨もひとしおな近頃の生活な訳なのです。

本当にありがとうございます。




 

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旅の終わりに。 〜国境線に想う独り言〜



アムリトサルからグルガオンへのバスでのご帰宅時間は、
記憶が正しければ、午後10時過ぎ位だったように思う。

何だかヤるコトなすコトやり遂げた気もしないけれど、
大して何もしちゃいない気もする不思議な道中であった。 

そんな色々諸々の感慨を持ち込んで、
折角なのでパンジャブの酒屋さんで、
一杯引っ掛けてから家路に臨むコトにした。

何度も道を行き来していた手前、
何処に酒屋があって、何処に何があるか?
おぼろげながらもよく覚えていたのである。

そんな訳で、
入ってみた酒屋は見慣れないビールで溢れていた。

色々あったワインの各種はグラスがあるかは疑わしいが、
マハーシュートラ系南インドワインだったので用はない。

特段見慣れた感じしかないインド料理たちをつまみに、
見慣れないパンジャビビールを引っ掛けながらバスの時間を伺った。



羊系の脳みそカレーとか、
アフガニチキンとかついばみながら、
どうやらここインドでは、
おつまみな感じのライトミールだなんて望みようがないコトを実感する。

遅刻しないように、
毎度早めに店を後にしたんだけれど、
集合場所が曖昧過ぎて改めて笑ってしまった。

ニアーステーションとしか書いてないんだが、
どうしよう!?てな塩梅で、
事前にバス会社の場所を確認していたんだけど、
再度先方に電話で確認することになった。

とはいえ、ヒンディーでよくわからないので、
チャリンコリキシャに拾って貰いながら連れて行って貰ったんだ。

着いた先は結局駅の周辺なんかじゃ決してなく、
事前に確認していたバス会社の所在地であった。

それもそもそもバスですらなく、
トヨタ製のイノーバで隣町まで2時間の道のりを経て、
そこから乗り換えデリーのカシミールゲートのはずが、
気がつけば問答無用にデリーの空港まで連れて行かれた旅路であった。

別に構いやしないし、道中一番後ろの席で、
それほどお客が居ないコトをイイコトに横になって過ごしたんだけど。

今回の旅路を改めて振り返ってみると、
1月1日のデリー入場制限から始まって、
境界線を色々思い巡らせた旅路だったように想う。

要するに、
何だって勝手に決められたデリーとグルガオンの境界線に翻弄されて遅刻しそうになり、 
何だってワガボーダーみたいにさ、どの国の人間もそんな国境線に熱狂するんだろね?
そんなコトを考えている僕もボーダーなんだよなー!?
だなんてね。

色んな意味でボーダーのそれぞれのあり方を考えちゃったよね。
 
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%B7%E8%B5%B0%E7%8E%8B_%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC

 
 






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アムリトサルでスターウォーズを探す旅の巻。



新年早々するコトといえば、 
何度も黄金寺院を詣でるコト位しか思いつかなかった訳なんだけど、


思い出したように、
映画館を巡ってみるコトにしたんだ。

いざ目指すは、噂のスターウォーズ上映会場である。

直前に妻からオススメされていたコトもあり、
正直全作観た覚えも無い位のニワカっぷりではあるんだけど、
折角なので、新年映画始めとしてアムリトサルの映画館を探してみたんだ。

相変わらず黄金寺院辺りから、
チャリンコリキシャのおにーさんに目的地を伝えてみる。

事前に調べておいたシネポリスという映画館である。

どうやら駅を挟んだ北側のちょっと行った位にある筈なんだけど、
予想通りというか、これまた予想以上に辿り着けない旅路の始まりであった。

まず、チャリンコお兄さんが目的地を知らない。
こちらの記憶を頼りに向かってみるものの、
道中行き先を尋ね廻ってみても、誰一人として知らない。

「映画館行きたいって!?何だって行きたいんだ?4キロ以上あるぞ!あっちだ!」

てな風に明後日の方角を示されるのは当たり前。
ついにはお兄さんからおっちゃんリキシャに乗り換えて、

「いや違う、この周辺にある筈なんだ!」

と駄々をコネまくり、
行き着いた先はドメスティック映画館。

近頃の映画館とは明らかに一線を画す古めかしい風体な上に、
新年で上映もしていないし、何やらおっさん達が佇んでいた。

そのおっさん達に改めて目的地を伝えると、
ソレはあっちだ!と教えてもらうものの、
相変わらず運転手おっさんは理解していないご様子。

結局更に二件ほど映画館をはしごした挙句、
ようやく目的地に辿り着いたのは探し始めて2時間後、
上映開始時間を30分をゆうに過ぎた頃であった。



どうやら近頃よくあるシネコン系映画館なんだけど、
これまたよくある廃墟みたいなスカスカのショッピングモール内の不思議スポットだった。

それにしても、
日本じゃ2000円の入場料が話題だったみたいだけど、
コチトラ180ルピー(350円位)の破格プライスでのご入場である。
  
【参考】 
TOHOシネマズはなぜ『スター・ウォーズ』の入場料金を2000円にしたのか?
http://bylines.news.yahoo.co.jp/soichiromatsutani/20151116-00051488/


日本であるのかは知らないけれど、
中休みの休憩時間に買い求めた特大ポップコーンと特大コーラ、
ホットドックを合わせても1500円未満のインド相場であった。

むしろポップコーンとかが多過ぎ高過ぎな印象すらあるし、
コーラも一リットルサイズでデカ過ぎて胸焼けするレベルだったんだけどね。

何だか途中入場な上に、
英語の理解も半分位な塩梅で、
何が何だか判ったような解んないような印象なんだけど、
多分、昔の話を知ってる人が喜びそうな映画だったような気がする。 

まぁ今度、ちゃんと順番通りストーリーをおさらいしてみよう。

そんな訳でアムリトサル滞在も終盤に差し掛かった訳なんだ。





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パキスタンとの国境線を垣間見るの巻。



午後も3時半を廻った頃、
そういえば噂で聞いていたワガボーダーに向かうことにした。

ワガボーダーってのは、
パキスタンとの国境で毎日セレモニーをやっているんだそうだ。

黄金寺院への入り口あたりでオートに声を掛けると、
往復で500ルピーだなんて返答を頂いた。

うむむ、どれだけの距離なんだか知らないが、
そんなお値段だなんて腑には落ちない訳なんだ。

半笑いでその場を後にすると、
後を追ってラストプライス!と連呼してくる彼らに加え、
思わずチャリンコリキシャおじさんが僕の後を追いかけてきた。

おいおい、
チャリンコで行ける距離じゃないコト位知ってるぜ!?

と話を聞いてみると彼は、

「バスで行けばいいんだよ!安いぜ!バススタンドまで連れてってやる!」

てな具合でなかなかの商売上手なのである。

実際、
バススタンドから目的地らしき場所まで50ルピーで辿り着くコトになった。



道中、満員御礼過ぎて人間が溢れ出ちゃう風景なんかは、
まぁ、聞きしにも勝るインドならではの風景ではあったんだ。




そんなこんなで詰め詰めなバスに揺られるコト小一時間?
どうやら終点にたどり着いたようなんだ。

とはいえ、何だか様子が違う。

人の流れに乗っていけば辿り着けるだろう!
と踏んでいたコチトラの意に反して、
ほとんどが地元住民のご様子で、
声を掛けてきたチャリンコリキシャに揺られ、 
更に30分ばかりの孤独なロンリートリップを経てようやく目的地に到着した。

ソコは予想以上な観光地っぷりで、
多くの観光バスや車たち、土産物屋と荷物預け屋台など、
多くの観光客でごった返すスポットだったようだ。



更に観察していると、
どうやらセレモニーが終わっちゃったようで、
人の流れが帰宅モードで押し寄せて来ていた。

相変わらずタイミングの悪い我がご来場に呆れながら、
折角なので、ボーダーを目指すことにしたんだよ。



終わったとはいえ、
熱気冷めやらぬセレモニー会場は、
国境警備隊的な軍人さん達を囲む記念撮影会でごった返していた。



なんだか両国の友好セレモニーというよりも、
国威掲揚的なナショナリズム煽り合いイベント会場だったんだけど、
それにしてもかなりの盛り上がりのご様子であった。
 

結局一周しただけでトンボ帰りのショートトリップだったんだけど、
帰りは予想通りの予想以上な大渋滞で、
往復5時間以上の家路となったって訳なんだ。

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徒然なるままに行く、黄金寺院の巻。



スウィートな夜が明け、
ガラス張りのスイートルームには街の喧騒が飛び込んで来た。

外に飛び出してみれば最早早速カオスの様相で、
パンジャブまで来ればデリーの曇天模様から抜け出せる!
だなんて考えが甘いってコトを噛み締める朝の始まりである。

オートに誘われるまま、
駅前のお宿からゴールデンテンプルまで足を運ぶ。

滞在中何度も足を運んだけれど、
正直この街はそれ以外に大した見所はない気もする。

それにしてもカオスな街並みである。
他の町も色々歩いて来たけれど最上級のカオスっぷりである。
言葉足らずな当方はそれ以外褒め言葉が見当たらない。
 
大勢のパンジャビさんたちの人ごみに流されるように、
大まかな進行方向に向かって歩いてみると、
さらに人だかりが激しい入り口を発見した。



どうやら世に聞く、虐殺広場ことジャリワンワーラバーグ事件現場のようだ。

悲惨な事件の現場を前にして、
みなさま記念写真やセルフィーで大忙しなお馴染みの光景が広がっていた。

【参考】
自分大好き、インド人の巻。







ただでさえセッカチな当方は、
特段その後の予定もないくせに、
人ごみから逃れるかのようにソソクサと一周して外へ出る。

すると今度は、
豪華絢爛な黄金寺院ことハリマンディルサイーブが見えてくる。

靴を預けて頭を布で覆い足を清めて参拝するんだけど、
まさかのお湯でのお心遣いあるお出迎えに感動してしまった。



無料らしいお食事とはこれなのだろうか?
よく解らないけれど100ルピー位お布施をして多分ココナッツ風味なペーストを頂いた。
(実は食べずにあげてしまったので味は知らない。)

それはそうとタダでさえ並ぶのが苦手な上に、
この行列に並ぶ信心が足りない当方は、 
とてもじゃないが黄金寺院内参詣を早々に諦めてしまった。






とはいえ折角なので、
夜にもお邪魔してみたけれど、
やっぱり大盛況なので横から眺めるだけの、
仁和寺の坊さんみたいな初詣となったのである。
 

【参考】
徒然草 仁和寺にある法師
http://manapedia.jp/text/1195

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アムリトサルで過ごす、元旦模様の巻



今年の新年早々は、
アグラか?アムリトサルか?と思いあぐねた挙句、
アムリトサルへの初詣を実行することに決めた。

大晦日、
楽しい宴に混ぜていただいて意気揚々な当方は、
新年早々早速一発目の粗相を働いてしまった。

深夜3時半のバスをスッぽかしたのだ。

ソレは楽しい大晦日の宴からほろ酔い加減で家に帰り、
身支度を整え荷物をあつらえたまでは良かったのだが、
そのまま着の身着のまますっかり寝入ってしまったようだ。

気がつけば朝7時。

相変わらずの体たらくぶりを嘆きながらも、
気を取り直し、飛行機で向かうことにした。

何ともまぁ、
3時半出発の深夜バスが到着するであろう同時間帯に、
ものの1時間ちょっとでご到着のお気楽フライトであった。

どうやら新年元旦のアムリトサルは、
シク教徒の皆々様が大集合な様相なのか?

普段の人ゴミ具合は知らないけれど、
どこもかしこも人だらけな印象で、
結局お宿も何件か断られた挙句、
自称スイートルームなる2500ルピーのお部屋に通されるコトになった。

それにしても不思議なのは、
外国人だという理由で断られるパターンに幾つか遭遇した点である。

前回の反省もあり、
パンカード(納税カード)以外にパスポートを所持していたんだけど、
パスポートを見せた途端に断られるのだ。

どうやら外国人だとお役所に届出をしなくてはならない為、
面倒くさいのか?何なのか?色々たらい回されたみたいだね。

結局今回はパンカードがあり、インド人扱いで宿泊するコトになった。 

【参考】
チャンディガールのナイトライフと事の顛末



そんなこんなで、
個人的に宿泊のお宿に思い入れはないし、(お一人様なら尚更である)
アムリトサルならではの寄宿舎的なドミトリーでも結構だったんだけど、
思わず真逆な?スイートルームで、
スイートではない夜を一人かも寝た長々しい夜だった訳なんだ。


写真はアムリトサルのとある風景。
過積載過ぎてリキシャおっちゃんに同情しちゃうよね。





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鍋にまつわるエトセトラ。



近頃毎日鍋を食べているのです。

年末が近いからなのでしょうか?
日本のような年末感は一切無いモノの、
そんな気分を少しでも味わってみたい気もあるのかも知れません。

ほぼ毎日、というより毎食鍋をつついているのです。

ちゃんこ鍋、水炊きなどチキン系はもとより、
豚でハリハリ鍋、インドで育てた水菜がたまりません。 
カムジャタンやコリアンダーと柑橘たっぷりにタイ風鍋にもしてみます。

デリー北部のチベタンコロニーとかで火鍋をつつくと、
ビーフなのかバッファローかの肉にもありつけますし。

そんな風に過ごしてみたら、
とあるコトに気がついたのです。

カニやエビ位は手に入るけど、
海鮮系の鍋の存在にはたどり着けないんだというコトを!

こちらで手に入るバーサ(白身)では心なしかバーサチリはする気にならないし、
石狩鍋位だったら出来るけど、かき鍋とかアンコウ鍋とか出来る筈がないぜ!!

近頃は、ケララから鮮魚が届くサービスも出来始め、
随分便利にはなって来ているようですが、
当然といえば当たり前ながら、海鮮鍋は海無し県には難しい現状です。

http://freshfishkerala.com/

https://www.freshtohome.com/

そもそも鍋っていう定義って説明するとしたら大変ですね。

鍋ってクレイポットだとしても器の話しかしてないし、
素材も味も具材も多種多様で何でもありな上に、線引きが日本人ならでは気がします。

そんなコトを想いながら、
『好きな鍋は?』って周りに聞いてみたら海鮮系か牛鍋だったっていうお話。

要するにどっちもコッチじゃなかなか手に入らないし、
やっぱり人間無い物ねだりに欲しくなっちゃうよねー!!って想う一幕な訳です。

 




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北京を超える大気汚染最悪の都市 年1万人超の死亡報告:朝日新聞デジタルより。



日本ではここずっと北京のPM2.5が話題沸騰のようですが、
いよいよ真打登場とでも言いますか、それにしてもニューデリーは別格だったようです。


去年北京行った時も、
いい勝負だなー!とは思ってはいた訳ですが、
まさかのトリプルスコアだとは恐れ入谷のおば様もビックリのダントツっぷりですね。


二度目の冬を迎え、コチトラ何だかいつも通りの曇天具合で、
地上10階の知人のお家から見える向こう1キロも無い筈のビルヂングが霞んでいたり、
そんな光景にだんだん慣れている気もしないけれど、やっぱり慣れる訳にはいかないし、
慣れる訳もありませんが、モールの中まで曇ってるのは正気の沙汰ではないと思います。


同僚と話していたけれど、
今夏のトゥーマッチ酷暑ニュースやら、レイプ事件やら、
とかく遠く日本に伝わるインドのアレやコレは一切イイ話ないよねー!


実施数日前にドラスティックな思い付きを発表とかもパネ過ぎてビックリだよね。
道理で誰も皆来たがらない訳だぜ!!遥かな世界すぎるよね、ここんチの西国浄土!

ともあれ、
どこにあるのかユートピアではありますが、それでも楽しく生きています。

遅くなりましたが、
ハッピークリスマス&ハッピーニューイヤー!
どうか皆さま良い年末をお過ごし下さいませ。

 
【参考】
◆北京を超える大気汚染最悪の都市 年1万人超の死亡報告:朝日新聞デジタル
■主な都市のPM2・5の年間平均濃度
・ニューデリー 153
・アブダビ    64
・北京      56
・ソウル     22
バンコク    20
ベルリン    20
・ロンドン    16
・ニューヨーク  14
・東京(千代田区)10
(WHOの2014年の統計から。単位はマイクログラム/立方メートル)
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あったかい布団で眠りたいよね。



どうやら世間は師走らしく、
それどころかクリスマスイブイブな、
天皇誕生日イブに今月初の投稿だなんて、
やはり師走は忙しいようである。

前回の投稿以来、日々を重ねて思うことも多いんだけど、
特段出かけることもなくお家でシッポリしていたのだが、
その間周囲の環境は一気に寒さがやってきて、
それに比例してモクモク煙幕漂う夜の到来だ。

「煙が充満する」って言葉ってさ、
せいぜい部屋とか何やらのリミットがあるってもんな気がするんだけど、
その範囲が街中とか市内一円とか意味がわかんないよね。

至る所で焚き火をしていて、
その原材料は恐らく木炭ベースの何でもござれ。

家の周囲はゴムあたりの香り(アロマ)が広がっていて、 
鼻をホジレば真っ黒なティッシュに意気も消沈である。

どうやら暖かいとそれほどでもなく、
寒くなればナルホド空気の循環は滞るようだ。

そんな訳で近頃の寒さに立ち向かうべく、
ポタポタお風呂と、あったかいお布団が恋しくなって、 
今日はお値打ち市場サダルバザールに駆け込んだんだ。 

残念ながら我が家のお風呂はもはや機能はしておらず、
あったかいお湯がポタポタこぼれるのを必死に拾うしかない。
 
もはやそんな幸せなお風呂幻想は既に諦めるしかなく、
せめてあったかい布団で眠りたくて決死の思いでやってきたんだよ。

同じ思いでやってきてるかは知らないけれど、 
サダルバザール周辺は渋滞と人ゴミにまみれる大繁盛具合だった。

どう転んでもどれもダサい衣料品たちをあらかた見届けて、 
適当に550ルピーの毛布と4セット100ルピーの靴下を買い求めて、 
クリスマスのタイミングもあり、
ついついサンタさんのどデカイ飾りも買っちゃったりしながら、 
逃げるように職場に戻る一時の買い物セッションだったんだよ。


まぁ恐らく多分、日本ほどは寒くはないんだろけどさ、
こちらもそんな感じで寒さをこじらせ凌ぐ季節になったんだよね。

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インドのバス事情にまつわるエトセトラ。



帰りのバスは12時ちょうどの寝台車。

ちなみに時刻は午後7時前。
時間はまだまだあるものの、
暗くなる前に場所だけでも確認しておこうと、
自身の適当な?イメージを覆すほど堅実で周到に準備を整えるコトにした。


ひとしきり市街地であろう辺りを歩き散らかして疲れたので、 
オートのおっちゃんにバスのピックアップポイントを告げた。


するとおっちゃんは、いぶかしそうに答えたんだ。


「あんちゃん、この住所、おかしいよ。どっち行きゃイイんだい?」


どうやら話を聞いてみると、
東京で例えるならば葛飾区田園調布みたいな調子らしい。
確かにソンなんじゃどこに向かってイイか解りゃしない。


実は今回は周到なこちらも気がついていた。
それでも土地勘が無い為確認してみたらこの結果である。


とりあえず目的地であるデリー方面に近い方、
北側のメトロの駅にほど近い住所の方へ向かってみることにした。


メトロの駅が近いらしいということもあり、
きっと新市街地みたいな雰囲気なんだろう。



てな具合で軽い気持ちで向かったんだけど、
予想は当たり何とか手配先の会社を確認したものの、
それ以外何も無い、いつものインド的な風景が拡がっていた。


仕方なしにオートのおっちゃんに近所の酒場まで行ってもらう。
一キロほど先にあるホテルの付属的なよくある酒場に辿り着いた。



何と言うか照明が、ピンクシティだけど、ブルーであった。。



そんな訳で7時から閉店時間の11時まで、
相席や隣り合うインド人たちと行きずりの会話を繰り返していたら、
最後にやって来た若者3人連れに誘われて、
一台のバイクに4人でまたがってバスの発着所まで送ってもらうことになった。


それから出発予定まで一時間、
予想通りバスは定刻にはやって来ず、
帰りの便も結局1時間半後くらいの出発であった。


なんだかホント、予定通りには行かないモンだよね。
コチラが抜かりなくイけばイクほどヌカるんだからタチが悪いのである。


目的地であるイフコチョークに着いたと降ろされた先は、
真っ暗過ぎてしばらく立ち位置が理解出来なかったんだけど、
どう見てもイフコチョークではないコトだけは間違いなかった。


真っ暗な上に結構な交通量とスピードで突っ走る車を横目に、
乗り合いオートになんとか拾われて現在地をようやく把握した。

どうやらやや南に位置するラジブチョーク辺りだったようだ。
そんな訳で今回は、乗り物に乗ってるつもりが振り回される旅を楽しんだのであるよ。




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ジャイプールの街並みと、ブロックプリント編




彷徨いながらオートで辿り着いた先は、
何だか見覚えがある風景だった。

いつか来た道を記憶と共に辿りながら、
ラッシーワラとかピンクらしい街並みを歩いてみる。



まぁ、どう好意的にみても、
やっぱりピンクじゃ無い街並みや、
他の街並み同様に散らかりまくった有様は、
インド初級の観光地にしても違和感は半端無いだろう。


在住1年半の新米にとっても、
とてもじゃないが違和感しか感じないし、
慣れ無くてイイし、慣れちゃダメとすら思えてくる。



そんな訳で折角なので今回は、
行ったコトのないジャルマハルから始めるコトにした。


湖に浮かぶ宮殿らしいジャルマハルは、
アンベール城への道程の中間地点に当たる。


遠目に見ると荘厳ながら、
周囲は散らかりまくりの実にインドらしい観光地であった。



レイクビューで遅めのランチを頂き、
アンベール城方面にオートで向かい、
城はスルーで、アノーキーの博物館へ向かうコトに。



アノーキーってのは、
妻がよくインド土産で買って行く洒落たブロックプリント製品のお店なんだけど、
お店にこの博物館のフライヤーがあって、
ずっと気になっていたのである。




ブロックプリントの成り立ちや、その工程、作品群や実演おじさんなど。
流石なインドの職人芸は、適当なインドのイメージを少しは覆すかも知れない。

プリントしたての布を頂き、オートを待たせていたこともあり、
足早にひとしきり周って再び街場へ戻ることに。



ピンクシティ内をフラフラ散策した挙句、
念には念を入れるべく、
帰りのバススタンドを確認しておくコトにした。

そこで再び、
改めて予定をフィックスしておいたコトを後悔するコトになるのである。



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ジャイプールへの距離感と過ごし方。



朝の寝台に揺られ寝入るコト数時間。

間も無くのジャイプール入りを前にして、
不在着信の存在に気が付いた。

2度の着信元は恐らく搭乗予定だったバスに違いない。

着信時間は8時半。
寝付いて気が付かなかったが、
当初の出発予定時間の1時間後である。

この野郎!!と文句を言ってやろうにも、
相手はヒンディー100%で話が通じなかった。

どこにいるんだ?と言っているようだったが、
後でメールでクレームを入れるコトにして、
目的地であるジャイプールへの到着を待った。

ソレはソウとソウいえば、ジャイプール旅行、
妻との新婚旅行以来約4年ぶりである。

近頃ウダイプールやプシュカルへの道中で通ってはいるが、
目的地として設定しなかったのは、
いつでも行ける気がする距離感だったんだろうと思う。

とはいえ流石は大国インド。
400キロの移動が気軽って言えちゃうんだから堪らない。

そんな訳で到着後、
立ち位置を確認してから、
いつも通りレンタバイクを探すも、
巡り巡ってやってはおらず、
歩きとオートでのんびり過ごす滞在となったのである。


【追記】
下の何の変哲もない一枚の写真、
おかしな点にお気づきだろうか?




お分かりいただけただろうか…

画面右のインパクトあり過ぎるおじさんも大概ではあるが、
画面中央の横断歩道に注目して頂きたい。
真ん中でクッキリ分断されて、渡るに渡れないのである。

コレが世に云う、
誰も気にしてなんかいないであろう、
インドの日常なあるある風景の一つなのである。

嗚呼、実に釈迦牟尼、南無阿弥陀仏。
オーマイジーザスクライストだよね。

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チケットを予約する意味について。〜ジャイプールへの道程〜



チケットを予約する意味について考えたコトはあるだろうか?

考えるまでもなく、
予定をスムースに運ぶ為の手段だと当たり前に思うかも知れない。

残念、ソレはインドでは正解じゃないかも知れない。

むしろ足かせになる場合がある。

現に今、困難に直面しているじゃないか!?


予約したジャイプール行きのバスを待ちながら、
独りそんなコトを自問自答していた。

思い返してみれば、
アレは悪い予感だったのかも知れない。

出発前夜、予約しようとしてレッドバスの決済が進まなかった。
仕方なしにGOIBITOでチケットを確保したんだった。

それにしても、
ご丁寧に出発の20分前には集合してね。
とメールまでくれた割に連絡先の記載は無いし、
結局朝のイフコチョークで一時間の待ち呆けである。

早速出鼻をくじかれた心地ついでに、
左目のコンタクトレンズが乾いて落ちた。
最早コレは下駄の鼻緒が切れたのと同意としか思えない。

呆然とバスを待ちながら、
コノ旅行を中止するか?
次々と出発する他のバスに乗り換えるか?
二者択一を迫られていた。

諸々嫌な予感しかしないが、
岡本太郎氏よろしく、危険な道を取る!コトにした

予定のバスは既に着いているのか?
置いてかれたのか?まだ来てないのか?どうかは知らないが、
どちらにしても違うバスに声を掛け、
予定通りジャイプールへの道のりを進むコトにしたのであった。

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コチの居心地と観光巡り。




今回の旅の締め括りとなるコチでの滞在は、
レンタバイクでのちょっと足早な観光地巡りとなった。







早朝の宿近くのチャイニーズフィッシングネット周りから始まり、
バスコダガマのお墓、ダッチパレスにシナゴーク。






ダッチパレスは偶然なのか金曜休みとのことで、
歩き方には無休と書いてあるけれど要注意かも知れない。




一通り散策も済んだところで、
隣の島を経由して内陸エルナクラムも散策してみる。

ついでにボルガッティ島、ヴァラパダム島、
ヴァイビーン島を足早に駆け巡り、渡し舟で常宿に戻って来た。


そんな訳で、
今回は遅刻すまいと早めな行動で空港へ向かうも、
オートのにいちゃんが空港へ行ったコトがないのか?
しきりに人に聞いたり、インターナショナルか?ドメスティックか?
って聞いてくるものだから何だか到着するまでおっかなびっくりであった。

間違ってインターナショナルとか行ったとして、
デリーみたいに空港が分かれていたらアウトだし、
どちらにしてももう二度と遅刻なんてしたくはないのである。

とはいえ無事に空港へ到着し、
日本人をたくさん見かけるバンガロールを経由して、
ディワリ後のモクモクムードなグルガオンへ帰宅。

妻のインド滞在はついに残すところ1日となったのであった。 



※追記
空港でずっと気になっていた南インド風腰巻を
勢い余って購入&レクチャーしてもらい即装着したんだけど、
今後いつ着るんだろうね。
日本に帰る時着て帰ろうか。
まぁそうしよう。





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コチの居心地について。



数日前に辿り着いたあの時は、
知らなかった筈の未踏の地が、
ほんの数日後には忘れがたい地になっている。

ってのはまさに旅の醍醐味なんだと想うんだ。

そんな風に色んなコトを想い出しながら、
来た道と同じルートを辿るバスの車窓を眺めていた。


もちろん学んだコトもある。


トイレに行かなくてもイイように、
寒くなってもイイように、
簡単なコトながら我らながらに少しだけ学習したのかも知れない。



知った道は知らぬ未知より短くて、
あっという間にコチの市街地に辿り着いた。

本当ならば、終点前に乗り換える位のスマートさが欲しかったんだけど、
まだまだ修行は足らず、無残に終点であるバスターミナルに戻って来た。

そこから新天地であるコチフォートなる島に向かう。

コチの街並みは幾つかの島で分かれていて、
それらの島をジェッティとかいうミニフェリーで移動するんだ。

大してジェットとは言えないのんびりした船に乗り、
バスコダガマが一応眠ってるらしい新天地に到着した。

とは言え何だか様子が違うんだ。

持ち合わせの地図と現実が一切合致しないんだよね。

そのうち何とかなるだろうスタンスな僕らとしては、
しばらく気にせず適当にフラフラ歩いてみるコトに。

それにしても相変わらずに一切の土地勘が掴めずに、
次第にお互いイライラし始める悪い兆候が始まった。


実は我ら夫婦、一見のんびりなようで結構気が短い。
毎度どこでもこんな理由からピリピリいがみ合って、
あんたのせいだ!とか、うるさいな!とか勝手にしやがれ!とか始まるワケだ。


それでも宿を取って食事も済ませて後になって判ったコトは、
降りた乗り場が違うっていう実に単純な理由だったんだよね。

どうあれ、
いよいよ楽しい南インドの二人旅も終盤に差しかかってきたワケなんだ。






※写真は全てコバラムビーチあたりなのは悪しからず。
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コバラムビーチの過ごし方。



南に着いて数日間、
思ったよりも暑くもなく、
どちらかというと、
寒いくらいの体感温度と
時折やってくる雨模様に歓待されて、
夕焼けとかは見れなかったんだけど、

まぁ一言じゃとても言えないけれど、
とっても快適に過ごしていたんだよ。



当初の予定では、
バックウォーターツアーやらなんやら、
予定を詰め込めるだけ詰め込んでいたんだけど、


結局なんだか他に移動するのも疲れちゃうよねってコトで、
時間の許す限りしばらく居座るコトにしたんだよ。



毎日ふらふら近所を散策したり、
バイクを借りてちょっと遠くへ行ってみたり、
色んなビーチと人々の生活を垣間見たり。


1日に何回同じビーチを往復して、
何回同じタバコ売りとか客引き達と挨拶してんだろうねって話しながら、
懲りずに毎朝毎晩同じビーチを散歩して、
毎食魚料理ばかりを食べ歩いたり、
しまいに地元のおっちゃん達とも仲良くなって、
朝の地引網とか漁の手伝いに参加したりしながら過ごしてたんだ。







そのせいなのか、飲みすぎなのか、
腰を傷めちゃったみたいなもんで、
折角なんで本場なアーユルベーダのお薬を貰ったんだけど、
思わずウコンを飲んで養生するデトックス週間になったって訳なのさ。





そんなんであっという間に4、5日終わっちゃって、
何だか慣れひたしんだおっちゃん方や海岸線に別れを告げて、
残り2日は空港に近いコチの市内観光がてら北上することにしたんだよ。



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